2016/07/06 - 2016/07/21
30位(同エリア100件中)
motogenさん
- motogenさんTOP
- 旅行記391冊
- クチコミ1件
- Q&A回答3件
- 382,814アクセス
- フォロワー45人
デット島にやってきた初めの3日間は、夜になると雨が降り、昼間でもときおり小雨が散らついて曇りがちであったのに、その後は朝からガンガンに晴れている。
雨の一滴もない。
川べりのバンガローといえども、激しい日差しにさらされて、部屋の中はいたたまれない暑さだ。
PR
-
朝はまだ曇っているが・・
-
日が昇るにつれて雲はかすんでいき、・・・
-
暑〜い日中となってくる。
カンボシアの山頂にかぶさっていた雲も消えている。 -
イヌもぐだっとなって寝転んでいる。
-
外出する気はもうとうないが、アエコンのある部屋はないかと、センさんと一緒に近回りを訪ねてみた。
-
大きくて綺麗なゲストハウスがあった。
何と読むのか分からないが、『MAMA LEURTH GH』の看板がある。 -
さっそく中を見せてもらう。
真っ白い部屋に大きなベッド。
もちろんエアコンはある。
天井も高く広々しているが、ベッド以外に家具や調度品はない。
ただただ広い部屋。 -
シャワー室も広い。
今はシーズンオフなので、1泊10ドルだという。
シーズン中には15ドルになるらしい。
-
エアコン付きで気持ちは良いが、メコンの流れは建物の屋根越しに、ちょこんと見えるだけ。
部屋に閉じこもっていればよいが、なんだかつまらない。
暑くて汚いけど、今いるゲストハウスの方が好きだ。 -
次に見たのは『Yommalai GH』
-
土足で上がるのがはばかられるような、綺麗な廊下に案内されて
-
入った部屋はこれまた綺麗。
天井は高く、のびのびしていて、部屋の広さも一人ではもったいない。
壁は染みは一つもなく、完成したばかりの部屋のようだ。
ここも家具や調度品はなく、あるのはベッドのみ。 -
シャワー室も広く、デザインがお洒落だ。
ここも10ドルで、シーズン中は15ドル。
気持ちよくて素敵な部屋だが、メコン沿いではないのが欠点だ。 -
プール付きのホテルもあった。
欧米人たちが朝から晩まで遊んでいる。
今のメコンは水遊びができず、暑い日中はプールが重宝されているのだ。 -
このホテルは『Little Eden』
センさんがプール使用だけではいくらかと聞くと、5ドルとの返事。
「う〜ん、3ドルならなぁ・・・」
交渉したけど、けんもほろろに断られた。 -
宿泊棟の方も立派なものだ。
立派過ぎて、中を見せてもらうのは遠慮した。
-
出てきたお客さんに料金を聞くと、「50ドル」。
びっくりして聞き直す余裕もなかったが、50ドルは聞き間違いで、もしかしたら「15ドル」かも知れない。
ここもメコンに接してはいなく、2階の窓から屋根越しに眺められる程度のものだ。 -
メコン沿いにあるものは、えてして物置小屋に毛の生えたようなもので・・
-
レストランはあるものの、何ら期待できない。
おじさんに案内してもらうと・・ -
狭い、暗い、汚い、湿っている、虫がいる・・・
と、ここは選ばないだろう。 -
ただメコンの上に浮いているような設定は捨てがたい。
それは今のバンガローも同じことで、エアコンなくても今のままで我慢しようと、結論づけた。 -
我らのバンガローには、気の良いイヌたちがたむろしている。
ゲストハウスの飼い犬なのか、野良犬なのか、あいまいなイヌたちだ。
基本はメスが3匹、オスが1匹の計4匹だが、日によって増えたり減ったりする。
メスの中の1匹がお母さんで、2匹のメスがその子供のようだが、子供の方が一回り大きく成長している。
オスはお父さんか? -
それらのイヌの行動を観察しながら、一日ぼんやりと過ごすのも悪くない。
エサを与えるわけではないのに、なついてしまい、外出する時には尻尾を振ってついてくる。 -
時々部屋に入ってきて、番犬として頑張っているが・・
-
ほとんどは寝てばかりだ。
-
庭にはたくさんのニワトリが、エサを探してうろつき回っていて、この観察も面白い。
みんな仲良しかと思っていたら、それとは大違いだった。
1羽の大きなオンドリが、威張りくさって仲間を支配している。
このボスが近寄ってくると、他のオンドリたちは目を避けて、エサをついばむのをやめて逃げていく。
朝の時の声を上げるのも、ボスが最初だ。 -
ヒヨコを育てているメンドリは1羽しかいない。
他のメンドリは、子育て中のメンドリを大事にしてやれば良いのに、親子に意地悪ばかりしている。
他のメンドリがヒヨコに意地悪すると、お母さんは果敢に追い払おうとするが、いつも劣勢だ。
ヒヨコがいるために、栄養不足になっているのだ。
ヒヨコは最初7〜8羽もいたのに、毎日減っていき、4日後にはたった2匹になってしまっていた。
イヌがじゃれついて殺してしまったようだ。
ゲストハウスの女将さんは、そのことが怒れて仕方がない。 -
親子ネコがいて、イヌの家族がいて、ニワトリがいて、これらの動物社会を観察しながら、日がな一日を過ごす。
-
センさんは得体の知れないものを持った人で、話をするたびに、新しい発見をさせてもらう。
片時も離さないのがスマホやタブレットだ。
タブレットの中には、何10年間かの膨大な旅の写真が保存されている。
その写真の一部を見せてくれた。
お子さんや奥さんと一緒に旅行した時の、超豪華なスイートルームで優雅に過ごす画像が入っていた。
グアムかパラオなのかは忘れたが、4部屋も5部屋もあるようなスイートルームで、親子がくつろぎ、バブル風呂に入り、超豪華な食事をしているのだ。
この時期は経営していた会社の事業が好調で、贅沢三昧な生活をしていたのだという。 -
PC関係の知識も豊富で、デット島のWifiはセキュリティーが脆弱過ぎると笑う。
こんなパスワードくらいすぐにハッキングできると、実演もしてくれるのだ。
一人でいる時は、いつもタブレットで映画を楽しんでいる。
3G通信の2GBや3GBの通信量はすぐに突破してしまい、トップアップを繰り返す。
ここシーパンドンの次は、どこに行こうかと思い巡らしているが、そんな野放図で無計画な旅をしているかと思うと、旅の情報や危機管理情報をしっかり押さえ、好き勝手な旅を続けているのだ。 -
ボートを見ているのも気が休まる。
色々な形の舟が、色々な人を乗せて通り過ぎていく。 -
観光客を乗せた舟もあれば、家族を乗せた舟、魚獲りをしている舟、荷物を運ぶ舟、スピードを上げて疾走している舟と、さまざまだ。
-
メコンの色も時間によって変わり・・・
-
波のたち方も変わるのだ。
-
時にはイヌも泳ぎだす。
-
いつもなら夕方は雲に覆わていたのに、今日は空は雲がぐっと減って、夕日に輝く鮮やな空が現れた。
サンセット通りの名に恥じない夕映えだ。 -
あいにくと太陽の沈む方向はカンボジアの山々で、水平線に沈む太陽は見えないが、満足できる茜雲だった。
その赤い雲に対比されて、青い空が冴えている。
一緒に眺めてくれる人がそばにいれば、なお感動ものだとは思うけれど、一人で眺める夕焼けの寂しさも、心に沁みて良いものだ。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
ラオス南部はオフシーズン
-
前の旅行記
ラオス南部はオフシーズン その17 コン島の最南端へ
2016/07/06~
シーパンドン
-
次の旅行記
ラオス南部はオフシーズン その19 デット島からパクセに戻って
2016/07/06~
パクセ
-
ラオス南部はオフシーズン その1 バンコクでドミに一泊
2016/07/06~
バンコク
-
ラオス南部はオフシーズン その2 バンコクでSIMをゲット
2016/07/06~
バンコク
-
ラオス南部はオフシーズン その3 ウボンに到着
2016/07/06~
ウボン・ラチャタニ
-
ラオス南部はオフシーズン その4 ウボンを少し歩くと・・
2016/07/06~
ウボン・ラチャタニ
-
ラオス南部はオフシーズン その5 ウボン・ムン川沿いには
2016/07/06~
ウボン・ラチャタニ
-
ラオス南部はオフシーズン その6 ウボン・足の向くままに
2016/07/06~
ウボン・ラチャタニ
-
ラオス南部はオフシーズン その7 待望のパクセに渡る
2016/07/06~
パクセ
-
ラオス南部はオフシーズン その8 パクセの暑さは半端でなく
2016/07/06~
パクセ
-
ラオス南部はオフシーズン その9 いよいよ本命・チャンパサックへ
2016/07/06~
チャンパサック
-
ラオス南部はオフシーズン その10 ワットプー遺跡に登る
2016/07/06~
チャンパサック
-
ラオス南部はオフシーズン その11 チャンパサックとお別れ
2016/07/06~
チャンパサック
-
ラオス南部はオフシーズン その12 シーパンドンのデット島へ
2016/07/06~
シーパンドン
-
ラオス南部はオフシーズン その13 デット島のバンガローで
2016/07/06~
シーパンドン
-
ラオス南部はオフシーズン その14 デット島の朝と自転車
2016/07/06~
シーパンドン
-
ラオス南部はオフシーズン その15 雨季のソンパミットの滝
2016/07/06~
シーパンドン
-
ラオス南部はオフシーズン その16 デット島のレストラン
2016/07/06~
シーパンドン
-
ラオス南部はオフシーズン その17 コン島の最南端へ
2016/07/06~
シーパンドン
-
ラオス南部はオフシーズン その18 デット島の空は晴れ渡って
2016/07/06~
シーパンドン
-
ラオス南部はオフシーズン その19 デット島からパクセに戻って
2016/07/06~
パクセ
-
ラオス南部はオフシーズン その20 奇遇、シーパンドン帰りの日本人
2016/07/06~
パクセ
-
ラオス南部はオフシーズン その21 体調不良、ウボンで静養
2016/07/06~
ウボン・ラチャタニ
-
ラオス南部はオフシーズン その22 鉄道の旅・列車に乗ってバンコクへ
2016/07/06~
ウボン・ラチャタニ
-
ラオス南部はオフシーズン その23 帰国・バンコクは通過点
2016/07/06~
バンコク
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (1)
-
- trat baldさん 2016/08/29 18:04:51
- 最高のシチュエーションだね、風景も抜群!
- こうゆう何も無い、ただ居るだけって大好き!
強烈な暑さの中で陽炎のように揺らぐ、川風に吹かれて漂うような毎日は悠久の時を感じます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ラオス南部はオフシーズン
1
37