2016/04/02 - 2016/04/02
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PHOPHOCHANGさん
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東京国立博物館の本館北側には、春の桜の季節と秋の紅葉の季節だけに一般に開放される庭園が在ります。庭園は池を中心に5棟の茶室を配し、四季折々の花や紅葉に彩られる憩いの空間です。かつてあった動植物の研究部門「天産部」の名残で、珍しい樹木や野草が植えられているのも特徴です。また、5代将軍徳川綱吉が法隆寺に献納した 五重塔や、石碑や燈籠などが遺されています。
庭園なんて在るんだ!って知ってから、なかなか丁度良い時期に招待券が手に入らず(自らお金を出して行こうと思わないところがセコい)、年単位で時間が経ってしまいました。
そして今回は、某百貨店が運営するコミュニティサイトの「東京国立博物館総合文化展観覧券プレゼント」に応募したところ、見事に当選し、ご招待券をいただきました。
この春の庭園開放期間は、2016年3月15日(火)〜4月17日(日) 10:00〜16:00です。
そのうち土日祝は3月20、21、22、27、28、4月2、3、9、10、16、17日ですが、最初の三連休は大阪の息子に会いに行く予定になってますし、27日は月の最終土曜日なので出勤、そして28日はバイトの旅行パンフレット配り、4月は9、10日がまたバイト。
って事は、この2、3日を逃す訳には行きません。天気は2日の土曜日ならば雨は免れそうです。
と言うか、ホントは2日に由比と掛川に行って、3日に庭園って予定で居たのです。
実際2日も6:11発の電車に間に合うように起きだしたのですが、朝ご飯を食べながら新聞を読んでいたら、何と夜7時からEテレの「地球ドラマチック」で、“イギリスの恐竜図鑑”なんてモノをやるじゃないですか!
普段テレビは見ない(陸上などのスポーツは別にして)PHOですが、恐竜物は別。
となると、それまでに帰宅するには掛川を14:35に出発しなくてはなりません。それじゃ掛川に滞在出来るのは最大でも2時間20分足らず。駅からの往復時間を考えると、ギリギリ2時間です。
う〜ん、厳しいな。
それで思い切って2日と3日を入れ替えました。
結果的には正解だったのですよ。混雑を避けたければ、東京には日曜日居ない方が良いのです。
写真的には冴えない旅行記となってしまいましたが、例によって朝早くから動き出して、お昼ご飯は帰ってから食べる、を実践しました。
だもんで、またも一銭も使わないお花見が出来て、満足なPHOです
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 徒歩
PR
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入館券を買い求めるお客さんの列を横目に、敷地内で開館待ちをします。
既に入館券を持っているお客さんも8割以上が特別展の「黒田清輝展」目当てで、平成館へ向かう為の行列を作っています。
PHOは庭園と本館の特別室に展示されている「縄文の女神」が見たいだけですので、取り敢えずその辺で〜扱いされてお気楽でした -
東京国立博物館は、日本と東洋の文化財の収集保管、展示公開、調査研究、普及などを目的として独立行政法人国立文化財機構が運営する博物館です。明治5(1872)年に創設された日本最古の博物館で、東京都台東区の上野恩賜公園内に在ります。
ジョサイア・コンドルが設計し、明治15年に開館した旧本館は大正12年に関東大震災で大きな被害を受けました。その後、昭和13年に昭和天皇の即位を記念して開館したのが現在の本館です。渡辺仁による設計で、コンクリート建築に瓦屋根をのせ、東洋風を強く打ち出し、「帝冠様式」の代表的建築とされています。平成13年に重要文化財に指定されました。本館では、日本の美術、工芸、歴史資料を展示しています -
本館前から正門方向を振り返って見ます。
公園内の桜は満開です。後で覗いてみようと思います -
庭園は10:00にオープンするので、その前の30分で「縄文の女神」を見て来ました。一番乗りだったので、誰も居ないところで心置き無く鑑賞出来ました。
そして、本館横からホテルオークラレストラン「ゆりのき」の前を通って中へ入ります -
本館裏の桜。これはソメイヨシノじゃないよね、葉っぱが出てるモン。え〜とね、オオシマザクラかな。
庭園にはソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、ギョイコウザクラ、ヤエベニヒガン、エドヒガンシダレなど、10種類もの桜が植えられているそうです。 -
普段このバルコニーに面した3つの扉は閉じられたままですが、この時期だけは開きます。但し、扉から出たお客さんはバルコニーまで、庭園からのお客さんは階段までで、庭園と本館の行き来は出来ません
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お天気が冴えないせいか、景色が映えません。
つか、池の色がねぇ・・ -
コーヒーが飲めたり、ホットドッグが食べられる移動車が出てました
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オオシマザクラのアップ
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枝垂れ桜はエドヒガンの一種?
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こういう構図好きなのです
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こちらは平成館の裏です。中央の窓が大きくて、其処から見える桜は一幅の絵のようだと言われています
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満開は過ぎてました。
桜って散ったところも風情有るよね -
花の密度が低い
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九条館。
もと京都御所内の九条邸にあったものを東京赤坂の九条邸に移した建築で、当主の居室として使われていました。昭和9(1934)年に九条家から寄贈され、現在の位置に移築されました。床張付、襖などには狩野派による楼閣山水図が描かれており、欄間にはカリンの一枚板に藤花菱が透かし彫りされています。
木造平屋建て、瓦葺き、寄棟造、間口15m、奥行き10m、2室、廻り廊下を巡らしています -
それほど古いようには見えません。何度も手を加えているのかな?
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外から覗き見するだけなので、重要さと言うか、建物や調度品の良さが良く判りません
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何かドラマチック
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2人のオバサンがず〜〜〜〜っとお喋りしながら居座っていました。5分以上待ちましたが(我ながらシツコイ)駄目でした
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寛永寺第二霊園
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応挙館。
尾張国(現在の愛知県大治町)の天台宗寺院、明眼院(みょうげんいん)の書院として寛保2(1742)年に建てられ、後に東京品川の益田孝(鈍翁・ 1848〜1938)邸内に移築、昭和8(1933)年に寄贈され、現在の位置に移されました。室内に描かれている墨画は、天明4(1784)年、円山応挙(まるやまおうきょ、1733〜1795)が明眼院に眼病で滞留していた際に揮亳したものであると伝えられています。松竹梅を描いた床張付がのこされています。
墨画は保存上の理由から収蔵庫で保管されていますが、2007年、最新のデジタル画像処理技術と印刷技術を駆使した複製の障壁画が設置され、応挙揮毫当時の絵画空間が応挙館に再現されました。
木造平屋建て、入母屋造、瓦葺き、間口15m、奥行き9m、2室、廻り廊下を巡らしています -
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此処は覗き見すら出来ません
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六窓庵。
慶安年間(1648〜1652)に奈良の興福寺慈眼院に建てられたもので、もとは興福寺大乗院内にあり現在奈良国立博物館に移された八窓庵、東大寺塔頭四聖房の隠岐録とともに大和の三茶室といわれました。明治8(1875)年に博物館 が購入、解体輸送中に伊豆で船が難破しましたが、幸い材は流失をまぬがれて明治10(1877)年に当館に移築されました。その後、第二次大戦中再び解体され疎開しま したが、昭和22(1947)年9月、数寄屋の名工木村清兵衛により現在の位置に再建されたものです。
入母屋造、茅葺きで席は三畳台目出炉、金森宗和(1584〜1656)好み。水屋、寄付、腰掛などは明治14(1881)年に古筆了仲によって設計、増築されたものです。
にじり口にある手水鉢は四方仏水盤といわれる形式のもので、延長3(925)年に関白 藤原忠平が建立した法性寺(山城国)の石塔のひとつでした。その後、銀閣寺を経て所有者が幾人か変わり、明治18(1885)年に当館の所有になりました
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正直、これを建物と言うのか?何処に腰を落ち着けて茶を喫するのか?全然理解出来ません
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不調法でスミマセン。いわゆる昔の花嫁修業(お茶、お花etc.)には一切縁の無いPHOであります。
そもそも抹茶を飲めるようになったのは息子が学童クラブ(働くお母さんの為に小学校1〜3年生を放課後預かってくれる施設)で体験して来てからで、普段も日本茶は全く飲みません -
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転合庵。
小堀遠州(1579〜1647)が桂宮から茶入「於大名(おだいみょう)」を賜った折、その披露のために京都伏見の六地蔵に建てた茶室です。1878年、京都・大原の寂光院に伝わっていた転合庵を、渡辺清(福岡県令、福島県知事、男爵)が譲り受け、東京麻布区霞町に移築。その後、三原繁吉(日本郵船の重役。浮世絵コレクター)へと所蔵者が変わっています。三原は茶入「於大名」も入手し、茶室転合庵とゆかりの茶入「於大名」がここで再び巡り合うこととなりました。その後、塩原又策(三共株式会社 今の第一三共の創業者)を経て、妻の塩原千代から昭和38(1963)年に茶入とともに此処、東京国立博物館に寄贈されました。
木造平屋建て、切妻屋根、瓦葺き、二畳台目向切席、遠州好み。4畳半座敷、水屋などがあります。
今日はお茶会の予約が入っている為、近付けません
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春草廬。
江戸時代、河村瑞賢(かわむらずいけん1618〜1699)が摂津淀川改修工事の際に建てた休憩所で、その後大阪へ、さらに原三渓(1863〜1939)に よって横浜の三渓園に移され、昭和12(1937)年に埼玉県所沢市にある松永安左エ門(耳庵・1875〜1971)の柳瀬荘内に移築されました。昭和 23年(1948)に柳瀬荘が当館に寄贈され、昭和34(1959)年に春草廬は現在の位置に移されました。入母屋(いりもや)の妻に掲げられた「春草廬」の扁額は、能書家として 知られる曼殊院良尚法親王(1622〜1693)の筆で、三渓が耳庵に贈ったものです。木造平屋建て、入母屋造、茅葺き、座敷は5畳と3畳からなります
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町田久成の碑。
初代博物局長(館長)町田久成(1838〜1897)の顕彰碑です。町田久成は天保(1838)年に薩摩(現在の鹿児島県)に生まれました。19歳で江戸に 出て学び、慶応元(1865)年に渡英、大英博物館などを訪れ日本での博物館創設を志し、帰国後初代博物局長として日本の博物館の基礎を築きました。文化財調査や保護を提唱し、自らの財産を投げうって書・古美術品を買い求め文化財の散逸を防ぐことにも尽力しました。明治15(1882)年に退職、仏門に入り、明治30(1897)年9月15日上野で没しました。寛永寺津梁院(しんりょういん)に墓があります -
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第二回内国勧業博覧会の碑。
明治政府は勧業政策の一環として博覧会を開催、その第一回から第三回の会場が上野公園でした。明治10(1877)年の第一回博覧会では、本館北側のバルコ ニーのあたりに、日本で初めて美術館という名の煉瓦造りの建物が建てられました。この美術館の前面にジョサイア・コンドル(イギリス 1852〜1920)設計の博物館旧本館が建てられ、明治14年の第二回内国勧業博覧会で使用されました。第一回は会期102日、入場者数は45万人を超え、第二回は会期122日、入場者数は82万人に上りました。博覧会は産業の振興におおいに役立っただけでなく、美術作品の出品も多く美術の振興にも寄与 しました。ちなみに、博覧会への出品物は特別に購入予算が計上されて博物館に買い上げられており、現在も明治期の工芸コレクションの重要な一部分になっています。此処に碑が残っているのは、この第二回のみです
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五重塔。
高さ5.7mの銅製の塔。最上部の相輪には龍が絡み付き、垂木、斗拱の組み物の細部まで入念に作られています。基壇に第5代将軍徳川綱吉(1646〜1709)が法隆寺に奉納した旨の銘文「大和国法隆寺元禄元年十二月日常憲院徳川綱吉」が線刻されています。綱吉の存命中に、院号と俗名を併記することは一般的にないため、没後奉納時の年号と施主の銘文が書き加えられたのでしょう -
実際の塔では有りません、と言うか塔には違いないのでしょうが、寺院などに建っているのとは違い、ミニチュアな感じです
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グルッと一周廻って日本館脇の出入り口へと戻ります
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朝一番の時と違って、だいぶ人が増えていました
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バルコニー。
この時には監視員が立っていて、庭園の訪問客はバルコニーの階段上までで日本館には入れず、日本館内の展示見学客はバルコニーには出られても庭園へは下りられなくなっていました。
よって、これはバルコニーと同じ高さの階段の一番上からの景色です -
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鉄燈籠。
石の台に据えられた鉄製の燈籠。火袋は松皮菱を透かし、竿には雲龍文を鋳出しています。しかし、鉄製のため錆が著しく付き、昭和57(1982)年1月の台風で、竿から上が倒壊し、現在各部は別に保管しています。今は基壇だけが、そのままの状態でおかれています。銘文はありませんが、作者は茶の湯釜師として有名な江戸名越家の6代目、名越建福(なごし けんぷく、1819没)と伝えています -
それでは庭園を出て、日本館(本館)に戻ります。せっかくの招待券なので、庭園だけでは勿体無いですからね。
「博物館でお花見を!」限定、桜をモチーフにした名品の数々を見て行きます -
東洋館1階にホテルオークラレストランゆりのきが在ります。
此処と日本館の間が庭園入口です -
和洋中、デザートも揃っています
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何となくファミレスっぽさを感じます、値段は高めですが
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入ろうかな、でもせっかくお金をかけずに庭園を楽しめたので、今日はお金を使わない事にしましょう。
続く・・
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