2014/07/20 - 2014/07/20
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amstrobryさん
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3日目。今日から最終日までの3日間は利尻島に滞在。その理由は利尻山に登頂するため。
これまで天候に恵まれずに登頂断念していたので、3日もあれば1日くらいは晴れるのではないか。と悲観的なスケジュールを組んだが、上陸初日から登れそうな天候。
9時過ぎから登り始めとなる初日の登山は時間的にタイトだが、機会を逃すとまた次回に持ち越しとなるので、思い切って登頂を試みた。
3日目
稚内港7:15~利尻島鴛泊港8:55
【利尻山登山】ホテル利尻宿泊
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー ANAグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 バイク AIR DO
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
さて、3日目。今日からが今回の旅行のメイン。
それは利尻島の利尻山に登ること。とりあえず晴れて眺望のよさそうな日を狙い今日から3日間利尻島に滞在する。
稚内駅前6時30分頃、天気はまずまずだ。 -
利礼航路は利用状況の変化から2013年ごろに減便。ダイヤ変更で稚内から利尻島到着が遅くなってしまった。
この天気なら今日から登山を検討すべきだが、日帰り登山だと時間的にきつい。
フェリーの時間までは周辺を散歩してます。稚内港北防波堤ドーム 名所・史跡
-
稚内港にある大型の防波堤。
北海道遺産にも認定されています。 -
防波堤ドームそばからの海岸風景。
ちょっと薄い雲がかかっているような気もするが、昨年までとは考えられないくらいの好天。 -
7時過ぎ、ようやくフェリーの出発時刻が迫る。
以前は6時30分発だったので45分出発が遅くなったことになる。
この差は登山においては結構大きいと感じる。 -
さて、利尻島が近づく。
気になるのは利尻山の天気。
ここからの雰囲気だと雲がまとわりついていてちょっと惜しい。
ただ、この後雲が切れる可能性もあるわけでこの時点で今日に賭けてみると決心した。 -
が、港に近づくにつれ頂上が全く見えない状態。
これはかなり低い位置から真っ白な風景の中の登山を強いられそうだが、、、
ただ、山の周辺以外に雲はかかっていないので一過性の雲かな、などとプラス思考を持って山に入る意思は変えなかった。 -
利尻島鴛泊港に到着。
昨年夏以来の訪問。改修中だったフェリーターミナルはすっかり近代的な施設に生まれ変わった。鴛泊港 乗り物
-
鴛泊港の到着は9時過ぎ。利尻山を日帰りで登るにはすでに遅い時間の部類。
登山口のある北麓野営場まではタクシーで時間短縮を試みた。
9:18登山開始。 -
利尻山鴛泊登山コースの最初にして最後の水場、甘露泉水。
評判の水でぜひ飲んでみたいと思っていたが、想像していたのとちょっと違い水をすくうのが難しい。
水たまりからくみ上げれば簡単だけど土とかも入りそうだし、、、
おいしい水なのだろうけど、汲み方がわからなかったので今回は見送った。甘露泉水 名所・史跡
-
甘露泉をすぎるとすぐに3合目の標識に着く。
登山開始後初めての標識だ。9:28. -
3合目を過ぎるとポン山・姫沼と利尻山山頂方面への分岐に着く。
これは利尻山の方向に進む。 -
標高が低いうちは森の中のコース。
上り坂が続くコースだが斜度がきついわけではない。
4合目、9:48. -
ちょっとだけ木々の切れ目があり、振り返ると結構高いところまで上っていた。
もっとも、山頂まではまだまだ高度を稼がないといけない。10:00 -
まだまだ森の中の道は続きます。
木の幹が細いものが多くなり多少高度が上がってきているのだなという実感も。 -
5合目、10:14。
まだ1000メートル以上高度を上げなければならない。 -
5合目は振り返ると正面に礼文島が見えた。
今のところ天気はまずまずの登山が楽しめている。 -
木々の背丈も少し低くなっています。10:30
-
そしてこの景色。第一見晴台という眺望スポット。
ここまでも木々の切れ目などで麓の風景を楽しめるがここはちょっと景色を眺めるのには最適なスポットだ。 -
ということで10:36、6合目第一見晴台到着。
ここからしばらくはハイマツ帯の登山道。標高が上がり、教科書のような典型的な登山道だ。 -
第一見晴台からの眺望を少々。左側に突き出た岬はペシ岬。フェリーが発着する鴛泊港の近くにある岬である。
-
そして礼文島も見ておく。こちらはペシ岬よりもさらに西側のアングル。
利尻空港や富士野園地、ポンモシリ島も見える。 -
7合目、胸突き八丁。その名の通り急斜面が展開する骨折りの道があったようだがあまり印象に残っていない。むしろ9合目から山頂までが険しかったので、、、。
10:57 -
11:07、徐々に遮るものの無い視界の良い風景が広がるかと思いきやちょっと雲が重たくなってきた。
-
フェリー乗船中に見た雲の広がりの中に突入しつつあるのか、麓の風景も雲ですこし見えづらくなってきている。
-
11:24第二見晴台。ここは7合目と8合目の間に位置する眺望スポットなのだが、、、
この先の登山道も霧の中になりそうな雰囲気、、、 -
そして第二見晴台からの眺望。ペシ岬や鴛泊港の方角も雲に覆われてしまった。
-
11:27、まもなく霧の中に突入する雰囲気の登山道。
このまま山頂までこの状態かという不安もよぎる。今日登山したのは失敗? -
11:40、すっかり真っ白な世界の中8合目の長官山に到着。
-
利尻山途中にある山頂で、石碑がたっていた。
-
ちょ、眺望は、、、霧でほとんどきかない、、、
-
ここからしばらくは尾根上のルート。山頂まではまだ上りそうな雰囲気だが霧の中の世界だ。
-
ハイマツとかササが左右に広がるコース。
長官山をピークにいったん下る道となった。11:56 -
晴れていれば見晴らしの良い登山道だろうに、、、ちょっと惜しいなと思っていた所、この後奇跡が起こる。
-
!?、高度が上がるにつれて雲の中を脱出、青空が見え始めたのだった。11:58
-
あれが山頂か、、、今上がればばっちり景色が拝めそうだ。
-
が雲の動きがかなり激しくすぐに山頂を覆い尽くしそうな雰囲気。
-
この地点からだとまだまだ距離もあるし高度も稼がないといけない感じだ。
-
雰囲気的には山頂までは尾根道または尾根付近を上がっていくような感じ。
とりあえず天気は持ってほしいが、12:07 -
それにしても雲の中に入った後に青空が見えるとは思わなかった。
-
さっきから山頂が見え始めているがそれにつれて登りの方も結構きつくなってきている。12:14
-
9合目はまもなく。パーティと思しきリュックがたくさん置いてあった。
ここから山頂までがかなり険しい道と聞く、荷物を軽くして山頂に向かうのだろう。 -
9合目到着。12:16
ここからが正念場と標識にあるようにここからは崩落の進む急登がある。
そして雲のかかり具合も油断ならない。
なんとかいい天気で山頂を迎えたいのだが。 -
岩もごつく登りもきつい。
左右に広がる高山植物の花々は貴重な風景。 -
そして9合目の風景。
ここで休んでいる登山者がたくさんいました。 -
天に昇っていくような感覚を覚える青い空。
-
高山植物を見るにはいい時期です。
いろとりどりの植物の花々が見られました。事前に下調べしておけばよかった、、、 -
12:28山頂はもうすぐかな、、、
-
ごつい岩場や滑りやすい砂地を登っていきます。
山頂は見えているはずなんだが思いのほかつかない。 -
先に山頂に到達した登山者たちとすれ違う。
7月の時期、人気の山だけあってかなりの登山者とすれ違った。 -
12:38。沓形登山道との合流地点に到着。
沓形コースは上級者向け、登山道の崩落も進み険しい箇所が多いとか。 -
このあたりの足場も不安定で歩きづらい。
まさに9合目からが正念場。 -
深くえぐられた道を通って
-
どうやらあの先が山頂のようだ。
もう天気の心配はいらないだろう。このあたり雲は見えない。12:48 -
山頂への標識が見える部分、登山道はかなりえぐられていた。足取りは慎重に。
-
そして13:04、登山開始から約3時間50分、念願の利尻山山頂に到着した。標高1721メートル。
山頂の祠、青空をバックに絵になる風景だ。利尻山(利尻富士) 自然・景勝地
-
山頂までの登山道、これは絶景。
-
そして礼文島方向。手前には利尻空港の滑走路が見える。
空気が澄んでいるからか青空がきれい。 -
北海道本土も見える。
ここから見ると本土も近いなという印象だ。 -
ところどころまとまった雲がある。
この雲はさっきの霧の道中か。 -
幸いだったのは登山開始時間が遅かったので山頂にはほとんど人がいなかったこと。決して広くはないので、時期と時間帯によっては渋滞もできると聞く。
これだけの絶景をほぼ独り占めできたのは幸いというほかない。 -
山頂の滞在時間は20分だが下山を開始する。
すばらしい山頂からの眺めでした。
13:25下山開始。 -
山頂が遠くになっていく。
斜度が急なのでどんどんと遠ざかっていきます。 -
急坂なので足元をよく見て降りていく。
このあたりは雲が多少広がっている。13:32 -
9合目のあたりまでは急な坂道。体力をすでに使っているので転倒にも注意。
それにしても雲がかかっていない登山道、先までよく見渡せる。
小さく見える小屋は避難小屋。 -
ペシ岬とか姫沼とか礼文島とかいろいろなものが見える風景。
-
だいぶ高いところまで登ったのだなあという実感を持ちながらどんどん下っていく。13:49
-
このあたり登山道の崩落が激しい。転落しないようゆっくり、慎重に進む。
-
振り返るとさっきまでいたところは雲がかぶっていた。
登山はタイミングが大事なのだと。 -
下山方向は雲も少なく見晴らしがよい。写真は自然とこの方角が中心となる。
-
長官山の先までコースが良く見える。
登山はこの先どこに進んでいくかを観察することも重要だ。 -
振り返ると雲はどこかにいなくなって再び眺望がきくように。
天気は不思議だ。14:12 -
14:26、ようやく9合目に着いた。
下り方向の景色も絶景でゆっくり写真を撮りながらだったのでちょっと時間がかかった。 -
再び山頂方向は雲の中。
恐らく今山頂にいても景色は望めないだろう。最も今山頂にいると明るいうちの下山は結構厳しいかもだが。 -
そして9合目の広場からみた礼文島。青空の鮮やかさが何とも言えない絶景。
-
さて、次は8合目の長官山だ。いったん下ったあと山頂だけにちょっと登りがある。ここからも目的地が良く見える。
天気が良い登山は最高だ。 -
14:38木で整備された階段を下っていく。
-
尾根上を歩いているので見晴らしがよい。
このあたり登りの時は霧で視界不良だったので、下りでちゃんと景色が見られて最高である。 -
本当に登山はタイミングであることを実感する。
山頂付近は雲をかぶっている。
フェリー到着時も雲をかぶっていて、ちょうど山頂にいた時間帯は雲がなかったのだから運がいい。 -
長官山はまだ遠い。
ハイマツ帯からの撮影。14:42 -
ここから見るといったん下ったあとの登りが結構長い。
-
さて、木々の隙間から赤い屋根が見えてきた。
-
こちら利尻山避難小屋。14:58
-
さて、避難小屋から離れいったん長官山に向かっての登りが始まる。
これまで下ってきた登山道だがご覧のとおり雲に覆われている。
ちょっとしたタイミングで登山道は霧の中だ。15:03 -
長官山の碑が見えてきた。
山頂から9合目、9合目から8合目と結構な距離というかボリュームがある気がする。 -
そして礼文島。
思えば登山中、礼文島の景色をたびたび見ているにつけ、ちょっと行ってみたくなってきた。
今日無事に下山できれば利尻山登山は達成となるわけで明日は何をしようかと考えたり。 -
ここが長官山の山頂。
-
8合目、長官山。15:12。
こうして時間がたってから振り返ってみるとゆっくり下山していたのが結構時間を要しているなと。写真は下山時のほうがたくさん撮っているのもあるが。 -
青空も海の色もとてもきれいな風景。
-
正面にはペシ岬と鴛泊港。
このあたりはまだまだ見晴らしのよい登山道だ。15:16 -
ハイマツ帯が続く登山道、先の見晴らし台には多くの登山者が休憩している様子が見える。
-
前にも書いたが、視界が良い時は先のコースを見通しておくことが確実に登山を進めていくポイントの一つだと思う。
-
ハイマツ帯の登山道をふりかえる。
一気に下ってきた感じだが、登るときはそんなに気にならなかった。 -
15:30第二見晴台に到着。
-
登りの時は雲で視界が遮られていましたが、今は礼文島までくっきり。
まさに見晴台。 -
ここからは木々の中に入っていく。
が、まだ見晴らしの良いところもある。 -
15:54.胸突き八丁に到着。
-
森の中を下って行って、、、
-
ハイマツ帯の登山道を通って、、、
-
6合目、第一見晴台に到着。16:11.
このペースでいくと下山は17時過ぎか。ちょっと山頂から8合目までゆっくり下山しすぎたかも。いつもせかせかする割にはゆったり歩いていたので。 -
第一見晴台からの眺望。
今日は特に海と青空の色がきれいなのではないだろうか。 -
6合目から再び下山方向を進んでいきます。
-
5合目、雷鳥の道標。16:32.
-
このあたりからは森の中の登山道が中心。いよいよ下山が近づいてきたなと思う。
-
4合目、野鳥の森。太い幹の木々が増えていきます。16;34。
-
そして3合目を記録漏れし甘露泉水に。ここまで来れば下山も同然。17:11
-
そして17:20.登山口となる北麓野営場に戻ってきた。
下山時刻3時間55分。下りは景色を楽しみながら結構ゆっくりしてしまった。 -
野営場からはホテルの送迎バスが泊まる鴛泊まで約4kmを歩く予定だった。
確かフェリーの時間に合わせての送迎でぎりぎりの時間。
道路を歩いていると親切にも別の宿の送迎車が自分を拾ってくれ鴛泊まで送ってくれた。
別の宿に宿泊するのに宿の方、同乗されていた方の親切に感謝である。 -
さて、浮いた時間を利用して島の名物を味わっておこう。
フェリーターミナル前の食堂が一件開いていたのでこちらでうに丼を。
2010年にも入ったことがある店だったが、多少ウニが少なくなった気が、、、
あと値段が↑。気のせいかもしれないが。さとう食堂 グルメ・レストラン
-
ということで送迎の時間。
沓形岬にあるホテル利尻まで送ってもらう。 -
ホテル利尻に到着。町営の宿泊施設で温泉はにごり湯が特徴。
食事も島のものが出されてなかなかのものでした。ホテル利尻 宿・ホテル
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