2015/12/08 - 2015/12/08
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ミズ旅撮る人さん
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2015年12月、オランダ・ドイツ・ルクセンブルク・ベルギーを巡る駆け足ツアーに参加しました。
第6回は、オランダからドイツに入ります。アムステルダムの朝は凄まじい通勤ラッシュです。
それらをすり抜けて、南下し、オランダの最南端へ。
アーヘンはオランダ・ドイツ・ベルギー3か国の国境に近い町です。なので、直前までオランダを走ることになります。
アーヘンは、古代ローマの時代から温泉の町として知られていました。
神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式を行った大聖堂が世界遺産に登録されています。
大聖堂のそばでは、ドイツのクリスマスマーケットが開かれていました。
ようやく会えたクリスマスマーケット。そしてシュトーレン。
ドイツのクリスマスの始まりです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
8:45。アムステルダムの朝です。
ホテルを出て、すぐそばのスキポール空港を見ながら走ります。
ようやく日の出を迎え、周りが見えるようになって来ました。スキポール空港 (AMS) 空港
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そして、目の前にあったのが、この渋滞です。
皆さん、9時出勤じゃないんですね。 -
高速道路わきにも風車です。
第3回のザーンセスカンス編でご紹介したように、このタイプは小屋ごと回転するドイツ方式で、ザーンセスカンスにあるオランダ式とは異なります。 -
この風車は、高速道路と鉄道の駅の間に立っていました。
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延々と続く車の列。やけにたくさん立っている照明が林のようです。
ヨーロッパは霧が多いので、日本より照明が必要なのでしょう。
その状況は、後日体験することになります。 -
現代の風車も活躍中。
運河の町アムステルダムともそろそろお別れです。 -
アムステルダムを離れても、当分はオランダ国内です。風車もまだまだ見られます。
これは、頭部だけが回転するオランダ方式ですね。ザーンセスカンスのに比べると小ぶりですが。 -
対向車線でおもしろいものを見つけました。車線規制を示す移動式表示板です。
この先で工事をしているので、一番内側の車線だけになるのを知らせています。
イギリス以外のヨーロッパは右側通行です。
高速道路では、追い越し車線が左側になります。遅い車は右側を走ります。
追い越し車線を走るような車は、時速200km以上は平気で出るので、日本のように「早く走りたい」車が走るのではなく、「早く走れる」車が走るので、大抵の車は道を譲ります。
ドイツの高速道路アウトバーンは、第2次世界大戦で航空機の発着を想定して建設されたため、舗装の厚みが75cmもあるそうで、勾配は4%以内に抑えられています。
どこを見てもゆったり感じられるのはそのせいです。
だから、制限速度なしでOKなんですね(最近では制限速度のある区域が増えています)。
ベネルクス3国とドイツは乗用車は無料ですが、トラックなどは有料になっています。 -
アーヘン(Aachen)の表示が出て来ました。
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ナンバープレートがオランダの「NL」から、ドイツの「D」に変わりました。
「AC」はアーヘンを表します。
いきなり三菱のランエボ?がお出迎えとは、嬉しいです。
後部ガラスの上部に、日の丸が貼ってあります。日本人なのか、日本好きなのか・・・ -
かつての城門と思われます。いよいよアーヘンの町に入って来ました。
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市立劇場(Theater Aachen)です。この脇でバスを降りて、大聖堂へ向かいます。
アーヘンというと、学生時代に学んだ「アーヘンの和約」という言葉が思い起こされますが、「アーヘンの和約」は実は2つあります。一つ目は、1668年5月のことで、南ネーデルランド継承戦争の講和条約が結ばれました。
これは、南ネーデルランド(現ベルギー)の領有権争いで、フランスがイギリス・オランダ・スウェーデンの連合軍に負けた戦争でした。
もう一つは、1748年のオーストリア継承戦争の講和条約です。神聖ローマ帝国皇帝のカール6世が亡くなった後、オーストリア・ハプスブルク家をマリア・テレジアに継がせることにフランスが異議を唱え、これにイギリス・オランダが参戦して拡大して行きました。
ヨーロッパの歴史は学べば学ぶほど複雑怪奇。
結局のところ、領土争い・後継者争いなどで、頻繁に戦争をし、国境が変わり、国が変わることの繰り返しです。
ドイツも初めは神聖ローマ帝国で、次はプロイセン、いつの間にかドイツになっていたように思います。市立劇場(アーヘン) 劇場・ホール・ショー
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市立劇場の前のカプツィーナーグラーベン通りは、2連結バスが行き交います。
アーヘンの町は、このカプツィーナーグラーベンやテンプレルグラーベンから成る内側と、1号線が形成する外側の二重環状線に囲まれています。
中世の時代から重要な都だったので、かつては城壁に囲まれていた名残ではないかと思います。
第二次世界大戦で、アメリカによる攻撃を受け、大きな被害を受けました。 -
まずは昼食です。市立劇場のすぐ前にあるレストランです。
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コンソメスープと、メインはこれです。
ビール小3ユーロ、大4ユーロ。ジュース2.5ユーロ、グラスワイン3.5ユーロでした。 -
お店の内装は、とてもいい雰囲気です。
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レストランの隣はアイスクリーム屋さんです。
ここのアイスは1ユーロ以下と安いので、添乗員さんがいつも寄るのだそうです。 -
なかなか激しい色使いのアイスクリームです。
観光終了後、再集合の際に、何人か買っていました。 -
カプツィーナーグラーベンを北に向かって歩きます。
この辺は、賑やかな商店街です。 -
お菓子屋さんの店頭が、クリスマスグッズであふれています。
ああ、これがドイツのクリスマスなんだなあ。見るだけで楽しい。 -
カプツィーナーグラーベンの先、フリードリッヒ・ヴィルヘルム・プラッツに入って来ました。
この辺は、市が立つようで、いろいろな物が売られています。
この店は、乾燥パスタを、隣の店では卵も売られています。フリードリヒ ヴィルヘルム広場 広場・公園
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日本では、露店の魚屋さんは見ないと思います。
フリードリヒ ヴィルヘルム広場 広場・公園
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露店の後ろに大きな古代ローマの遺跡のような建物があります。
これが、アーヘン名物の温泉です。
アーヘンは水の都。紀元前3世紀以降、近くのアイフェル火山で熱せられた最高74度の温泉が、30余りの源泉から湧き出しています。 -
こうした飲泉所がいくつかあります。
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以前、テレビの番組では、アーヘンに来たら、こうした飲泉を飲むために使うマイカップを市内で買う人が多いと紹介されていました。
ところが、今では飲めるけれど、あまりたくさん飲むのはお勧めできませんという注意書きがあるそうです。
触ってみると、結構熱いお湯が出続けていました。 -
フリードリッヒ・ヴィルヘルム広場の市には、観光客向けではなく、地元の人向けの日用品が売られています。
ラベンダーのポプリや石鹸もありました。 -
この時期、花屋さんの店頭には、こうした切り花になったアマリリスが多く見られます。
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カプツィーナーグラーベンから大聖堂に向かうハートマン通りです。
大聖堂に向かって、坂道になっています。 -
ハートマン通りにある、有料公衆トイレです。
しかし、こんなに汚いのでは、よほど困らない限り使いたくありません。 -
ハートマン通りは短かくて、すぐにミュンスタープラッツに着きます。
右手には芝生の広い公園があり、その向こうはおしゃれなショッピングゾーンの雰囲気ですが、ツアーは左に曲がって大聖堂に向かいます。 -
建物の右端に大聖堂の屋根が見えて来ました。
建物の手前には、クリスマスマーケットの屋台らしきものもあります。
ようやくドイツのクリスマスマーケットです。ワクワクして来ました。 -
ミュンスタープラッツを左に向かうと、すぐ正面が大聖堂です。
アーヘン大聖堂 寺院・教会
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大聖堂の周囲を見て歩きます。
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大聖堂の向こうにはかつて宮殿だった市庁舎が建っていました。
カチュホーフと呼ばれる広場にはクリスマスマーケットがいっぱいです。アーヘン市庁舎 建造物
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大聖堂のステンドグラス。大きなものです。
アーヘン大聖堂 寺院・教会
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大聖堂のモニュメントと世界遺産のプレートです。
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大聖堂の入り口です。
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左右の小さな戸口から中に入ります。
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中に入ると、高い吹き抜けの空間が現れます。
786年にフランク王国カロリング朝のカール大帝(シャルルマーニュ)が宮殿教会として建設を始めました。 -
イチオシ
当時、イタリアを除けば最大のドーム(高さ32m)であり、八角形をしています。
アーヘン大聖堂 寺院・教会
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ドームをぐるっと囲む回廊の天井部分です。ビザンチン様式の代表的な装飾が施されています。
とにかく豪華絢爛。贅沢の極みです。
なにしろ、936年(初代皇帝オットー1世)から1531年(フェルディナント1世)の間に神聖ローマ帝国皇帝30人の戴冠式が行われたのですから。 -
エキゾチックなアーチの奥の回廊部分は、ドーム部分に負けず劣らず、いやそれ以上に豪華な装飾で占められています。
縞模様のアーチは、スペインのコルドバのメスキータや、トルコのイスタンブールのアヤ・ソフィアなどでも見ることが出来ます。
なんともオリエンタルな雰囲気があって、とても好きです。
その手前に、クリスマスのリースが吊り下げられています。 -
タイル装飾の美しいこと。
9世紀初めという極めて古い時代のものなので、以後のキリスト教会とは違う雰囲気が珍しく、目を存分に楽しませてくれます。 -
建築当初は、このドーム部分だけでしたが、巡礼者の増加に伴い、カール大帝即位600年を記念して、礼拝堂が増築されました。
このマリア像の後ろの部分がそうです。 -
回廊を回って、礼拝堂へ向かいます。
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イチオシ
これがゴシック様式で作られた礼拝堂です。
高さ25mのステンドグラスが荘厳な雰囲気を醸し出しています。
これが、先ほど外で見たステンドグラスの内側です。
この構造のため、この礼拝堂は「ガラスの家」と呼ばれています。 -
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マリア様の足元には聖遺物を収めたものらしい箱が金色に光っています。
この大聖堂は、カール大帝が埋葬されているため、「皇帝の大聖堂」とも呼ばれています。 -
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こちらの聖母子像は、マリア様が手人形をしているみたい。
遊ばれているイエスが顔をしかめています -
イチオシ
説教壇の装飾です。宝石をちりばめた宝石箱のようです。
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この教壇の前面にもキリストの生涯が描かれています。
でも仏教徒の私には、なんとなくお釈迦様の絵に見えるのです。
(もちろん十字架はないですけどね)
ヘレニズム文化から、仏像を初めて作ったガンダーラ美術が生まれたように、同じヘレニズム文化がキリスト教に取り入れられてビザンチン美術が出来たので、源が近いからでしょうか。とてもよく似ています。 -
イチオシ
天井は、正にビザンチンです。
古代ギリシャ・ローマの装束の人物が優雅に横たわっています。 -
そのうちの一人の拡大です。「EUPHRATES」とは、ユーフラテスと読みます。
ユーフラテス川を表しているんですね。 -
この川の名前は「GEHON」。
調べてみると、この画面に描かれている川は、旧約聖書でエデンの園から流れている4つの川を表していることがわかりました。
チグリス・ユーフラテス・ギホン・ピションです。
前2つは、メソポタミア文明発祥の地として有名ですが、後ろ2つは、涸れてしまったらしいです。
だから、抱えている壺から水が流れ出しているんですね。 -
ドームの天井付近にも、たくさんの使途や弟子たちが描かれています。
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その上にはキリストが鎮座しています。
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最後にもう一度、「ガラスの家」を振り返って、外に出ます。
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左側が、建設当初からあるドーム部分。右が「ガラスの家」部分。
外から見ても、様式が全然違います。別の建物みたいです。それが歴史なんですね。 -
それにしても、統一性まったくなしの、寄せ集めといった感じ。それぞれはいいのですが。
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ゴシック部分は、それだけ見ると重厚で、いかにもパイプオルガンが似合いそうです。
そう言えば、パイプオルガンは見なかったような。 -
大聖堂の周りにはぎっしりとクリスマスマーケットが展開しています。
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天気が良すぎて、屋台が暗く写って困ります。
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屋台に合わせると、こんな感じ。背景が真っ白に・・・
ヨーロッパでは、晴天に恵まれることは少ないので、これはこれで大歓迎なのですが。
撮影の技量が試されます。 -
ガラスのオーナメントがいっぱい。
ドイツのクリスマスマーケットは、製品の質が良いので、見ても楽しいです。 -
ドイツのクリスマスマーケットでは、こうした木製の工芸品がたくさんあります。
手前のプロペラが付いているものは、下のろうそくに火をつけると、上昇気流でくるくる回ります。
奥の兵隊さんは、「くるみ割り人形」です。
奥の上や、上から吊り下げられているのは、窓辺に置いてシルエットを楽しみます。 -
こうした毛糸製品もよく売っています。
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「ガラスの家」とクリスマスマーケット。
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アーヘンのグリューワインのマグカップは、色違いがいっぱいありました。
普通は1色なんですけどね。 -
「REIBEKUCHEN(ライベクーヘン)」は、ポテトパンケーキと日本では紹介されています。
さすがはドイツ。ポテト料理の人気は高いですね。食べてみたかったな。 -
イチオシ
おお〜!なんて美味しそうなお店でしょう!
変な顔の人形が持っているのはクリスマス名物のシュトーレンというお菓子です。
これは、買わなくては。ウィンドーショッピングだけでも楽しくなるステキなお店です by ミズ旅撮る人さんノビス (ミュンスタープラッツ店) 専門店
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店内はお菓子でいっぱい。人もいっぱい。
あれこれ選ぶゆとりもないので、シュトーレンだけを買います。
大体1本千円前後ですが、ハーフサイズもあります。
中身のバリエーションは店によって様々で、何種類かある店もあります。
店や地方によっても違うので、出来れば、いくつか買ってみることをお勧めします。 -
「Nobis」という店です。
こちらは、シュトーレンをはじめ、お菓子全般を売っています。
店内が混んでいても、シュトーレンはカウンターの上に並べてあるので、手ぶらで列に並んで買うことが出来ます。ウィンドーショッピングだけでも楽しくなるステキなお店です by ミズ旅撮る人さんノビス (ミュンスタープラッツ店) 専門店
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こちらがパン屋さん部門。店内で繋がっています。
大聖堂の真ん前にあるので、クリスマスマーケットを出たら、寄ってみましょう。 -
屋台ではなく、普通のお店もクリスマスマーケットの一部と化しています。
巨大なウィンナーが不気味・・・ -
正面の全身金色の人は、こういう場所によく見かける大道芸の人です。コーラを飲んで小休止ですね。
本番中では、雪の中でも微動だにせずにいるのです。
プラハで見た人は、子供たちの求めに応じて大仰な挨拶をして見せていました。
スロヴァキアの首都ブラチスラヴァでは、超スローモーションで動いていました。
色々な芸人がいます。芸を見たら、チップは必然です。写真だけ撮って逃げないように。 -
集合場所へ向かいます。坂を上って来たハートマン通りを、今度は下って行きます。
おしゃれなブティックの前にも、それなりのツリーが置いてありました。 -
パトカーが停まっていて、なにやら争議中。
隣に停まっている立派なベンツのバンパーがボロッと取れていました。
何かにぶつかったようです。 -
ハートマン通りがカプツィーナーグラーベンにぶつかる所まで来ました。
行きに寄った飲泉所が見えます。 -
今、下って来たハートマン通りを見上げます。
ここからでも、大聖堂の屋根が見えるのですね。 -
再集合して、バスに乗るために市民劇場の前を歩きます。
この「dm」というスーパーの前に、ドイツ名物の標識がありました。 -
犬を繋いで置く場所です。
西部劇などで馬を繋ぐのは見たことがありますが、犬というのはドイツでしか見たことがありません。
初めて見たのは、ヴュルツブルクでした。犬も目のパッチリした歩くテリアで、とても可愛かったです。
「ドイツ・クリスマスの周遊記12」で紹介しています。 -
アーヘンの町を出ます。
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ドイツの風車は精悍な感じがします。
次回は、西ドイツ時代の首都であったボンへ向かいます。
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