2014/08/12 - 2014/08/14
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ぱんスキュさん
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2014年8月8日~24日
バルト諸国+ポーランド、WW2関連のダークツーリズム・旧ソ連とナチスの痕跡を巡る旅(7)
ヘルシンキin→タリン→リガ→シャウレイ→【ヴィリニュス】→カウナス→クライペダ→ニダ→カリーニングラード→グダンスク→ワルシャワ→クラクフout
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2014年8月12-14日
リトアニア・シャウレイで十字架の丘の観光を終えた後、列車に乗ってヴィリニュスへ。バルト3国最後の国の首都は、タリンともリガとも異なった雰囲気だった。地理的にも近いせいか、他2つに比べて東欧に近いという印象。未だユーロ加盟国でないところやゴチャゴチャした街並みも含め、不思議な居心地のあるこの町、そしてリトアニアが大好きになりました。
他2つの首都の旧市街が城壁で囲まれているのに対し、ここヴィリニュスには明確な城壁がない。ロシア帝国の支配下に入れられた際に壊されてしまったからだ。この町が地勢的に重要な場所にあり、ドイツにもロシアにもポーランドにも近く戦乱に度々巻き込まれてきた歴史を、街を歩いて体感したのだった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%B9
ここでの目的も、もちろんその歴史にゆかりのある博物館を巡ること。リガ同様、ヴィリニュスにもソ連の情報局=KGB跡が博物館として一般公開されていたのだが、リガのものよりもさらに凄惨で陰鬱な展示内容...特に地下牢がアウシュビッツに次ぐ衝撃だった…。
別に戦時下にあったわけではないのに、ソ連(スターリン)体制下の支配体制が本当に苛烈を極めていたんだな、と。背筋が凍る内容は本文にて…。
(本当はヴィリニュス郊外にあるソビエト体験ミュージアム「Soviet Adventure Park 1984」に行ってKGB的な尋問も体験したかったのですが、時間の都合で断念。現地で調べたところ行き方が面倒そうですが、次回は絶対行ってみせる!)
http://www.afpbb.com/articles/-/2388885?pid=2907271
前半は軽いタッチな街歩き(リトアニアのジビエ料理やワインも含む)、後半はKGB博物館の紹介です。この旅行記がリトアニアとヴィリニュスの深い一面を知る手助けになれば幸いです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月12日
夜22時、列車はシャウレイからヴィリニュス駅に到着。夏だけど日は沈んでとっぷり暗い。緯度が大分と下がってきた証拠だ。バスターミナルと隣り合うリトアニア国内最大の駅 by ぱんスキュさんビリニュス駅 駅
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いやーーー、街灯はあるけど少な目で真っ暗。普通なら治安等の不安が頭をよぎりますが、なんせここはバルト。治安の良さを信用しあえて夜到着便を選んだのですが、予想通り何事もなく街歩きができた。
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ヴィリニュスの宿:HOME MADE HOUSE
その名の通り、一軒家を改装したホステル。入口が分かりにくいこと以外は、この旅で最も快適な宿でした。
夜10時半くらいに着くからベッドをキープしておいて、とメールしておいたら、なんと若い女性スタッフ(実はホステルの主人)が宿の外で待っていてくれました!一軒家改装型のホステルは、居心地の良いワインの館! by ぱんスキュさんGreen Orange House ホテル
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着くといきなりワインパーティーががが!しかもワインマニアには垂涎のリトアニア産のワインですよ…!
『あなたもどう?…えっ、飲めないって?じゃあ味見くらいはできるよね^^』と言ってグラスに注がれて渡されます。うわー、なんてウェルカム過ぎる計らいなんでしょう!
着いて早々でまだ街をろくっすぽ歩いていないにもかかわらず、さっそくヴィリニュスが好きになった笑 -
おはようございます。ホームメイドハウスの外観です。本当に一軒家!
あとここは朝ごはんが豪華!一人一人に温かい食事を作ってくれます。しかも日替わりで。あああ、天国はここにあったんだなー!とか呟くと、宿のみんなに笑われました。超居心地良い★ -
朝9時、宿で知り合った日本人Yさんと一緒にヴィリニュスの旧市街を回ります。この旅行で誰かと一緒に行動したのはここだけだったな。楽しかったな。
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ヴィリニュスの街の地図。
まず市庁舎広場をめざし、そこから通りを北へと歩いて大聖堂へ。その後ゲディミナス塔の丘でシティービューを楽しんだ後、丘を降りて聖アンナ教会&聖ペテロ・パウロ教会、そしてウジュピス共和国へ。お昼はLoky'sという有名ジビエレストランで取りました。
ヴィリニュス旧市街地はタリン・リガとは違い城壁がなく、かなり異なる雰囲気。
リトアニア観光局によるビリニュスの街紹介
http://www.dtac.jp/baltic_eeurope/lithuania/entry_243.php -
ヴィリニュス旧市街地の中心地、市庁舎前広場。休日ではないけれど、お祭りが行われていたようでパレードが開催されていた。
18世紀後半の、大聖堂と対をなす建物 by ぱんスキュさん旧市庁舎 (ビリニュス) 史跡・遺跡
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市庁舎のすぐそばにある聖カジミエル教会。実はお城の頭に真黒な王冠があるのですが、うまく撮れず…
頭に金色の王冠をかぶる教会 by ぱんスキュさん聖カジミエル教会 寺院・教会
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市庁舎広場から広がる通りを北に進みます。この辺りはお店もたくさんあり、華やかな雰囲気です。今までのバルト旧市街地な雰囲気。
バルト旧市街地らしい、賑やかな通り by ぱんスキュさんピリエス通り 散歩・街歩き
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ロシア正教教会。ヴィリニュスではロシア正教の教会をチラホラ見かけました。歴史的にロシアの影響が強く、実際にロシア人が少なからず居住している証ですね。
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ヴィリニュス大学のあるピリエス通り。向かい側にはFORTO DVARASという有名伝統料理屋がある。
Etno Dvaras 地元の料理
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10分ほど歩いてヴィリニュス大聖堂に到着。18世紀の改築により、今の姿になったそうな。
ヴィリニュス旧市街の北側にある、精神的中心地 by ぱんスキュさん大聖堂 (アルキカテドゥラ) 寺院・教会
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外にそびえる聖ミカエル像。なんと大きな像が、しかもポーズがイケてて恰好いいじゃないか。
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中は真っ白で広い空間で圧巻です。
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大聖堂を西に少し進んだことろにあるドラマ劇場。ここで演劇など上演されています。と、上を見上げると…
リトアニア1の国立劇場 by ぱんスキュさん国立ドラマ劇場 劇場・ホール・ショー
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うぉ、謎像発見!しかも3体も!
実はバルトって謎像好きだよね。もちろんヴィリニュスでもいろいろ見かけたぞ!謎像マニアにはニンマリ、たまらない街ですな。 -
街中ではセグウェイが。この先のポーランドでもちょくちょく見かけたな。
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それからレンタサイクル!事前登録が必要なようでしたが、ヴィリニュスの街はスケールが大きいので、使ってみるのも良い手だと思った。
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この旅初めてのユダヤ教のラビを見かけた。リトアニアと言えばユダヤ人というイメージを抱いていましたが、それは杉原千畝氏のことが頭にあったからだ。
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さて大聖堂の北側の川から東へ、ゲディミナス塔の丘目指して歩きます。…って橋にも謎像が!
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ゲディミナス塔の丘。ケーブルカーで登れるらしいが、2014年夏の段階で故障していた…徒歩で頂上を目指すことにする。丘の上までは軽いハイキング。10分もあれば着くと思います。
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ゲディミナスの塔。かつてはここにヴィリニュス城があったらしいが、今では面影はありません。監視台だった塔が残るのみ。塔は展望台と博物館を兼ねている。入場料5Lt.
ヴィリニュス屈指のビュースポット by ぱんスキュさんゲディミナス城 城・宮殿
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ヴィリニュスの旧市街ビュー。赤い屋根と聖カジミエル教会のコントラストがなかなか良い光景です。
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丘の南側を降りて街歩きを再開。
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聖アンナ聖堂。ゴシック調のレンガ造りが名前とは裏腹に雄々しい印象。
ゴシック調のレンガ造りが格好よい! by ぱんスキュさん聖アンナ (オノス)教会 寺院・教会
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内部。黒いラインが質実剛健なイメージながら装飾も凝っており、厳しくも美しい。ヴィリニュスの教会で一番気に入りました。
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聖アンナ教会の向かい側にある、聖ミコロ教会。中は教会遺産博物館となっている。
旧市街の東側、教会が並ぶ一角にあるレオナス・サピエガ建立の教会 by ぱんスキュさん聖ミカエル (ミコロ)教会 寺院・教会
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さらに南下してウジュピス共和国入り口へ。ここはなんちゃって国を名乗っており、4月1日には入国にはパスポート提示が必要という、ふざけた国であります。なんと面白けしからん。これは是非潜入調査せねば!
ウジュピオ カフェ
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かつて『川向う』と呼ばれたウジュピス地区は、今はアーティストたちが『ウジュピス共和国』を名乗るなんちゃって国となっています。地区全体がギャラリーみたいでカラフル!楽しい場所でした★
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ウジュピス共和国にある、手のモニュメント。思わず手を載せて面白ポーズを撮ってみたよ!
し、シビれる〜(嘘 -
ウジュピス共和国内には、もっとも有名な『天使の像』はじめパブリックアートがそこかしこに!残念ながら『天使の像』までの道は工事中でしたが、代わりに色々な像を激写したよ!
にょ、女体…。これは…。 -
もういっちょ女体…なんかニケちっくでもある。ウジュピス共和国、かなりキテますなー…。
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ヴィリニュスを気に入った理由の1つに、謎像の多さがありました。ウジュピス共和国内に限らず、この町は本当に謎像スキなんですよねー!こんなやつとか。
タイトル:『よーしパパ名前付けちゃうぞー!』みたいな。(もういいって)
参考旅日記:
謎像の旅・マケドニア、スコピエ編
http://4travel.jp/travelogue/10767922
謎像の旅・インド、カジュラホ編
http://4travel.jp/travelogue/10900238 -
謎像だけじゃなくて、謎オブジェもたんまり。
宿の近くにあった卵オブジェ…なんつーか、ヴィリニュスの街はタリン・リガとは異なり、どこか若くてうらぶれてて前衛的でややカオス。大いにこの町が気に入る。 -
謎像のみならず、謎肖像画の小道がありました。うぉうヴィリニュス最高!
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中心部のヴォキエチュウ通りに戻ってきました。ここから小道を散策、のちに昼食へ。
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一本入ると入り組んだ道があるのも、今までの旧市街地と同じ。でも圧倒的に人通りが少ない…。
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と、今までのバルト旧市街地に似つかわしくない、ぼろっちい(失礼!)建物を小道で発見!荒みっぷりが超東欧っぽい!
こんな生活感たっぷりすぎる建物は、タリンやリガにはなかった。こういうところに魅力を感じてしまうんだな。もう性分だ。ヴィリニュス、いいじゃん。 -
懐かしのソニック・ザ・ヘッジホッグ!リトアニアでは現役なんでしょうか…
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カワイイ落書き。道に落書きをするというのは古今東西同じらしい。
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タリンやリガと同じく、ヴィリニュスたくさんの博物館・美術館がありました。これは演劇と映画の博物館です。
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お昼はジビエで有名なLoky'sというレストランへ。クマがお出迎えしてくれました:)
ジビエ!ジビエ!&地ワイン!地ワイン! by ぱんスキュさんロキス 地元の料理
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何はともあれ!ってことで、同行者はリトアニアワインを使った自家製スパイスワイン。これがまたベリーmeetsスパイスでバッチリの相性!
わたしは自家製クヴァスを頼みましたが、なんとこれが黒じゃなくて黄色い!最初間違えてオーダーしたかと思いましたが、合ってました。ほのかにアルコール分が残ってフルーティーで美味!
旧共産圏は散々旅行してきましたが、黒くないクヴァスを見たのはここだけです。 -
これは期待大!ってことで前菜:キノコのサラダ
ただのキノコじゃなくて、形はマッシュルームなのに味と食感がナメコなの!凄くビックリ。こんなの初めて食べました。ヌルウマ系! -
メインはもちろんジビエ。
Venition=鹿のステーキの蜂蜜焼き、クランベリージャムとワインソース添え
ゴロっとしたこぶし大の鹿肉、独特の癖をベリーソースで上手くさわやかに仕上げています。野性味溢れてジューシーな一皿。 -
もう1つのメイン:ゲディミナス大公お気に入り、猪のロースト
洋ナシとコケモモが添えられ、これまた独特の個性を発揮した一品。野性味が炸裂していて生命力をもらった感じ。 -
食後にはハーブ酒のサービスが。アルコール度数強めだけど、口当たりはなかなか良いです。バルト海の名産品・アンバーの色にそっくりでした。
とっても大満足のランチ! -
続いてお酒の話題。
隠れワインの産地・リトアニア。リトアニアワインって葡萄のほかにもベリー類からできてるのもあって、全体的にとても美味しかったです。酒屋もたくさん見かけました。泊まった宿の状況や同行者がイケる口だったもあり、この町でだけは飲酒してた。最高だったな! -
リトアニアはベリーが豊富で、もちろんジャムもとても充実していて美味しかった。
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そしてもちろんビールもたくさん見かけた。たくさんの種類がありラトビア以上の品揃えだったかも。
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さあ、この辺りで今回のメイン・KGB博物館へ。ゲティミノ大通りを北西に真っ直ぐ行きます。中心部から歩いて20分くらい、結構遠かった…ピーリモ通りからトロリーバス1.3.7番に乗ってもいけるらしく、そっちにすればよかった…。
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徒歩で行く途中にユダヤ博物館(通称グリーンハウス)があった。しかし工事中につき残念ながら休館でした。あー残念!
国立ユダヤ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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道路沿いには看板が出ているので、それを頼りに進むと良いです。
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着きました。かつてのKGB跡を利用した古めかしい建物です。
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入口。扉の上には明確に『ジェノサイド博物館』と書いてあった。つまりリトアニアは旧ソ連およびKGBのやったことを虐殺だと見なしているということだ。
入場料6Ltで中に入ります。ソ連統治時代に弾圧されたリトアニアの人々の歴史 by ぱんスキュさんKGB博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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廊下。展示部屋に番号が振ってあり、自分が今どこにいるのか、見る順番がわかってよかったです。
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内部構造。1・2階はリトアニア独立までの戦いやKGB関連の展示になっており、地下はKGB prison、つまり牢獄部分となっている。
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ここには主にリトアニアの近現代史…WW?前後のナチス・ドイツとソビエト連邦との間で板挟みになりながらもリトアニアの独立を模索した様子や、ソ連占領下でのレジスタンス行為などの展示があります。
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このKGB跡に抑留された人々は、主に政治的な理由で逮捕されたのであった。リトアニアがソ連の支配下に入ると、スターリン体制の中でたくさんのレジスタンスたちが弾圧され、ここに抑留されて殺されるかシベリア等に送られたのであった。
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【不平等な戦い】
ソ連当局は、リトアニアレジスタンスを酷い扱いの下で不当逮捕していった。 -
リトアニアの戦いで活躍した女性たち。時には銃後、時には銃前に出て戦ったのだ。7博物館にはテーマ別の展示構成もあり、とても見やすく分かりやすい内容です。それだけアピールしたい内容なんだと思う。
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1階の途中には『処刑の小部屋』という、屋外にある壁で仕切られた小部屋がそのまま残されていた。…この辺りからこの博物館の凄味が分かってくる。
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『処刑の小部屋』外観。人が遷っているところが小部屋への入口。こういった小部屋が4つほど残されていた。
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小部屋の内部。
…ここで抑留された人々が殺されていった。21世紀の今なお生々しい跡が残されていて、人々がどのように処刑されたのかが一目見てわかってしまった…背筋がうすら寒くなる。少なくない他の見学者たちも、ここではみんな一様に黙ってしまっていた。 -
続いて2階へ。展示の後半部分がある。ソビエト体制下〜ソ連から独立までの軌跡。
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ソビエト連邦が崩壊しかけ、リトアニア独立の機運が高まっていく様子も展示されています。
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歴代のKGBの重要役職人物図。
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KGBが使用していたスパイグッズの数々。本当に小型カメラとか録音機ってあったんだな。不謹慎なれどちょっとワクワク。
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展示を見学し終えたので地下の牢獄部分へと入ります。ここからこの博物館のメイン。ソ連当局に敵なすものは、ここかシベリア送りかという究極の罰が待っていた。
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内部の様子。狭くて暗い地下牢の廊下は、歩いてるだけで気が滅入る…さて部屋を回ります。当時の様子がそのまま残っていたり、展示部屋があったりする。
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階段そばにある事務室みたいなところ、多分尋問室だ。机と椅子が固定されている。
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取り調べ室っぽい。ここで写真も撮られたらしい。
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2人部屋の内装。うす暗く暗くて冬は寒く夏は蒸し暑い。これは地獄だ。同じように4人部屋というのもあった。
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ここから食事が配給されたようだ。光のささない生活…劣悪すぎる。
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懲罰房。人1人が立つのがやっとの部屋に閉じ込めておくとか…想像するだけで頭がおかしくなりそうだ。
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内部には様々な展示がある部屋も。ここで命を落としていった人や、当時の様子、重要人物紹介etc...
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ユダヤのシンボル六芒星。ソ連当局によって犠牲となったユダヤ人たち。
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廊下にもある展示の数々。
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シャワー室。簡素過ぎる。
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トイレ。プライバシーとかいう言葉は無いらしい。しかも洋式ではない。。。
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それから衝撃だった懲罰室というか拷問室。丸い片足ほどが乗せられる台を残し、下面は冷たい水を張ったらしい。冬の寒い時期に入れられれば間違いなく命に係わる事態につながると思われる…。こういうのを考え付くKGBの頭はどうかしてる。
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拷問部屋その2.中央に置いてある服は拘束衣で、骨が折れるほど締め付けられるようにできているそうだ…部屋一面にクッションが張られており、うめき声等が漏れないようになっている。
これまた背筋が寒くなる・・・・ -
最後は『初期の処刑部屋』へ続く階段。
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足元はガラス張りで、オリジナルの床は保護されている。靴が残された足跡は入るときのものだけで、この部屋に入ったら生きては出てこられなかったことを物語っている…。
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処刑部屋内部。最初のころはこの部屋で抑留された人々の処刑が行われていた。処刑された人は分かっているだけで1000人以上とされている…。
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処刑後はこのダクトから死体が引き上げられていった。部屋にあるモニターでは、ラトビアのKGB跡と同じくワイダ監督の『カティン』の処刑シーンが繰り返し流されており、政治的に抵抗した人々がどのように処刑されていったかがよく分かる。
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『処刑は実行されねばならない』…処刑をしたソ連側の人間と、無念にもここで一生を終えた人たちについての展示がある。
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こうした戦いの中で大きな犠牲を払いながら、1991年にはとうとうリトアニアは独立を果たすのでした。
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今は平和なリトアニアですが、大国と大国に挟まれ、近隣諸国からの支配を受けてきたリトアニアのあり方として、今の状態はとても奇跡的なものなのかもしれません。
また理想的な社会を掲げた社会主義の裏で、凄惨な人権侵害が行われていたことも忘れてはいけないと思いました。
ただ面白いだけではなく複雑な歴史を経てきたことが分かり、ますますリトアニアという国がスキになったのでした。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- dubronikaさん 2014/12/31 22:54:13
- ナイスポージング!
- ぱんさま
バルト三国周辺を巡る旅行記、楽しく拝見してます!
若干意味不明なモニュメントの数々、スコピエの素敵な旅行記を
思わず思い出してしまいました(笑)そう、スコピエとかスコピエとか(笑)
お酒もおいしかったみたいで、良かったですね♪
野生な感じのお肉料理も気になるところです!
さて、なかなかに重たいミュージアムですね。
写真だけでもゾワっとするところはありますが、
現地だと、その場の雰囲気やかおり、音などすべての
感覚からずしりと入ってきそうで、気合いのいるところなのかな
って思いました。
リガでもこのジャンルの施設に行かれてるとおもいますが、
感覚的に違いなどはありましたか?
さて、今年もあと少しですね!
来年もぜひ、素敵な旅をされてください(^-^)/
よいお年を!
- ぱんスキュさん からの返信 2015/01/11 01:45:21
- RE: ナイスポージング!
- ニカさま
明けましておめでとうございます!
そして大晦日での書き込み、思わずニヤリとしてしまいました。個人的にはとてもうれしいタイミングでした!
> バルト三国周辺を巡る旅行記、楽しく拝見してます!
> 若干意味不明なモニュメントの数々、スコピエの素敵な旅行記を
> 思わず思い出してしまいました(笑)そう、スコピエとかスコピエとか(笑)
ぷぷぷ。ありがとうございます!
そう、わたしもついスコピエとかスコピエなどと比べてしまいましたが、ヴィリニュスはスコピエに比べて観光資源が豊富だったためサラッとネタにするに留めました(笑)。しかし突っ込んでいくと謎オブジェの宝庫な気がするこの町、さすが旧共産圏かつ旧ソ連だけあります!
次回訪問時にはこのネタだけで旅行記が一本書けそうな予感(笑)。
> さて、なかなかに重たいミュージアムですね。
> 写真だけでもゾワっとするところはありますが、
> 現地だと、その場の雰囲気やかおり、音などすべての
> 感覚からずしりと入ってきそうで、気合いのいるところなのかな
> って思いました。
> リガでもこのジャンルの施設に行かれてるとおもいますが、
> 感覚的に違いなどはありましたか?
違いは思いのほか大きかったです。
ラトビアKGB跡は現在大部分が閉鎖されているのに対し(訪問時はイベントにつき臨時公開)、リトアニアは博物館にと大々的に公開されています。建物の規模や建設時期などの関係もあるかもしれませんが不明です。
そしてリトアニアのKGB跡には地下牢が残されており、これが見学のメインとも言える展示箇所で。これはラトビアの方には無い、もしくは公開されていない箇所です。確かナチス・ドイツの施設をそのまま流用したとかという記述があったような...
ともかくバルトに残る負の歴史遺産としては、ヴィリニュスのKGB跡はベストだと思われます。機会に加え心の準備があれば見学してみてください。まあ背筋が凍ります。
新しい年、2015年にニカさまはどちらの国に旅されるんでしょうか。
また楽しい旅行記の数々、楽しみにしています!
今年も良き旅ライフを★
ぱんスキュ
-
- ホワちゃんさん 2014/12/07 12:14:07
- こんにちは!
- ぱんスキュさん
いや〜、リトアニアワインそそられます〜。
実は、ワインエキスパート(川島なお美さんも持ってるソムリエ協会認定のソムリエを職業としていない一般愛好家向けの資格です)を所持しており、ワインやジビエにはついつい反応してしまいますー。(笑)
。。。というか、夏でジビエなのですか?
狩猟解禁の仕組みがどうなっているのでしょうか?
こちらも興味ありますね。
あと、ベリー系のジャム!!!
こちらも、赤ワインのテイスティングの練習でお世話になりました。
日本では、なかなか普段からイチゴ、ブルーベリー以外の物を見つけるのって結構大変ですよね。
専門店にいかないと。
そして、KGB!!!
やはり、秘密系は知りたい意欲がでてきますね。
ポーランドも楽しみにしています。
ホワちゃん
追伸:冬のユーゴの氷点下に恐れをなして、というか、アメリカの異常気象にビビり、いや、日本も然りですが、暖かいポルトガルにしました^^;でも雨季なんですね〜(笑)
- ぱんスキュさん からの返信 2014/12/08 01:01:14
- RE: こんにちは!
- こんにちは。
やはりリトアニアワインにご興味ありますかぁ!わたしのワイン大好きな知人にも、かなり羨ましがられました。クオリティの割りには知名度が低く、また遠いのでインポーターさんもあまり入れないんでしょうね…
赤の割には飲みやすく、でもコクもあって美味しかったです。ベリー入りのものが主流のようですが、葡萄オンリーで作られたものもありました。バルトの中では一番バリエーションがあったと思いました。
夏のジビエは結構謎で、この時期に出るわけないよね〜と高を括っていたのですが、味は獣肉のそれでした。ひょっとして冷凍とかかもしれませんね。聞いてみればよかったなー。。。でも流石に種類は少なめでした。
KGBシリーズはひとまず終わりですが、ナチスvsソ連と巻き込まれた国々の博物館巡りはまだまだ続きます。。。重いので皆さんが匙投げはじめてないか心配です笑
もうすぐ年末年始ですね。
旅のご準備されてるんですねー。
次回も安全に楽しい旅になることをお祈りしています!
ぱんスキュ
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