2014/08/16 - 2014/08/17
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ぱんスキュさん
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2014年8月8日~24日
バルト諸国+ポーランド、WW2関連のダークツーリズム・旧ソ連とナチスの痕跡を巡る旅(12)
ヘルシンキin→タリン→リガ→シャウレイ→ヴィリニュス→カウナス→クライペダ→ニダ→【カリーニングラード】→グダンスク→ワルシャワ→クラクフout
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2014年8月16日
ついに、ついに、ついに。
カリーニングラードに行く日がやってきた。朝から緊張と興奮が隠しきれない。この街で起こることを、余さず見届ける義務があるのだと勝手な使命感に燃える東洋人、それが私(←何者だ)。
★
皆様はカリーニングラードをご存知でしょうか。
中世にはケーニヒスベルクと呼ばれ、ドイツ騎士団由来の赤レンガ造りの美しい街並みが広がり、東プロイセンの首都で【王の城】を中心とした城砦都市だったこの街は、WW2後に非情な運命を辿ることになった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ケーニヒスベルク_%28プロイセン%29
当時ドイツ領だったケーニヒスベルグは、WW2での激しい戦いでソ連軍によって粉々に破壊された。生き残ったドイツ人は追放or抑留され、代わりにソ連邦の各地より入植者が住まわされた。そして無機質なコンクリ仕立ての軍港都市・カリーニングラードへと名前も姿も変えられ、歴史的に完全に引き裂かれたのだった。。。
■
不凍港でもあったこの町は、ソ連時代には閉鎖都市として外部からの侵入者を拒んできました。ロシアになってそれも解かれ、ようやく一般人も入れるようになりました。
…しかしリトアニアの独立により、ロシア本土から切り離された飛び地になると、バルトの4国目になるのではと期待を囁かれつつも、高い失業率と麻薬汚染された治安最悪の土地となる…。
こんないわくつきの街、どの国からも引き取り手があるわけなく(泣)。プーチンが首相になり、彼の奥さんがカリーニングラード出身ということでテコ入れされた結果、ようやく経済成長をみたという…。
そう、鬼っ子都市なのである。
★
さて、観光で訪れる人間もドイツ人以外はほぼ皆無というこの街、ロンプラ・ロシア版にやや記載があるのみで、とにかく情報が少なすぎる!!!
しかも街はホテルのフロント以外は100%ロシア語!観光案内所ですらも英語が怪しい…知らずにいったら往生しまっせ、あーた。
ということで、人柱となって潜入してきましたよ、リトアニア・ニダinのポーランド・グダンスクoutの陸路で。
辛うじてキリル文字は読めるものの、ロシア語とかほとんどわからんちんの東洋人がカリグラで生き残るためには…。その術をどどんと大公開!
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1.ビザと旅行会社との交渉
2.カリグラ潜入~脱出のバス
3.カリグラ現地事情
文字、通貨、天候、交通、ホテルetc...
観光スポット訪問については、次の旅行記にまとめたよ。
では張り切っていってみよーう!いざ潜入、バルトの秘境・カリーニングラードへ!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 2.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
まずはこれを読む9割の方の疑問であろう、『カリーニングラードってどこよ?』の説明から。
カリーニングラード(以下カリグラ)とは、リトアニアの南西・ポーランドの北東にあるロシア共和国の飛び地です。ロシア本土からは1飛行機2列車3バスで行き来可能。ロシア人がカリグラに入る場合、2と3はリトアニアの通過ビザが必要となるそうです。
余談ですが、在リトアニア・ロシア大使館でロシアビザを申請する場合、日本人でも比較的ビザが許可されやすいと旅の途中で耳にしました。これはカリグラ―リトアニアを巡るこの事情も影響してるかもしれません(大使裁量が大きそうな感じ!)。
とりあえず観光局のサイトが役立ちます。
http://www.visit-kaliningrad.ru/en/ -
カリグラ=ロシアに入るためには、当たり前ですがロシアビザを取らねばなりません。そのためには、ロシアの旅行業者が出す旅行確認書&バウチャーが必要。
前回のモスクワ旅行ではネットの空バウチャー業者を使いましたが、今回は旅人が極端に少ないカリーニングラード。空バウ業者ではツッコまれる恐れもあると判断し、カリグラご当地の旅行会社に頼むことにする。
その中でもロンプラやネット上で評判よさげな【BALTMA TOURS】に、ホテル&バウチャーをお願いしました。
http://www.baltma.ru/eng/
しかしこれが…
とりあえず英語のできる担当の方がいたのは良かった。
しかしサインを要求された書類が改変不可のPDF形式だったり(じゃあPDFで送るなーっ)、支払いするクレカの両面写真を送れと言われたり(怖ー!!!)…。
やり取りのメールは30通以上、半月に及びました…。疲れた…。 -
ようやく出してもらったバウチャーと観光確認書。
これも当初来たやつは、パスポート番号が違うわ、『支払い済』の一文がないわ(←これがないとビザ下りない可能性あり)…。催促してちゃんとしたやつに変えてもらったが、それにしてもロシアクオリティ過ぎる。。。 -
バウチャーと同時進行でカリグラin-outのバスチケットの手配。
inのリトアニア・ニダ→カリグラ便は、リトアニア側のバスチケット予約サイトで割と簡単に取れました。
http://www.autobusubilietai.lt/index.php?cl=&lang=0
23.9LT=約1000円。
ちなみにBALTMAに見積もりお願いしたら、13ユーロ=約1720円でした。 -
難関だったのが、outのカリグラ→グダンスク便!
カリグラ観光サイトからバス運行会社【kenig auto(=キョーニングオート)】のHPを発見。ネット上で予約可能みたい。
http://www.kenigauto.com/?lang=english
しかーし!最後のクレカ決済のページでエラーが!どの種類のカードで何度試してもNG…。仕方なく決済代行業者に問い合わせると、なんとCIS国以外で発行されたクレカ決済はNGとのこと!…ガーン…最初から書いておくれよ…(泣)。
ロシアの電子マネーの支払いならOKらしく、某ロシアサイトの電子マネー口座を作ったりしましたが、レートが悪く最終的にはBALTMAにお願いしました。。。
しかしサイト予約なら350ルーブル=約1000円の所、なんと15ユーロ=2100円かかるという…!(涙)ちょっとぼったくり過ぎやしないかっ、オロシャ!
サイトを見てると直前には売り切れてることも多かったので、悩んだ末に予約をお願いしました。嗚呼。 -
こちらが現地で手にしたチケット現物。
泊まる宿のフロントにチケットを預けておいてくれた。しかしここのフロント、こちらが請求するまでチケットのことを忘れており。。。わー、焦った…。無事にカリーニングラード→グダンスクのチケットGET!
しかし最後まで何があるかわからない…速攻で日時を確認。8月17日6:30乗車。よし合ってる!一安心。 -
なんとか必要書類がそろったので、東京にあるロシア大使館にビザ申請に行きます。ビザ申請の詳しい説明はこちら。
http://www.russia-emb.jp/japanese/consular/service/index.html -
お昼の11時過ぎに行くと、なんと番号札に13人待ちの表示が!
えーっ、12時までの申請時間に間に合わないかも…(泣)と思ってると、3番目くらいにあっさり番号を呼ばれる。どうやら機械が故障していた模様。…ここからロシアクオリティw -
今回の必要書類…パスポート原本(預けます)・顔写真1枚・電子査証申請書・そして旅行確認書&バウチャー。
前2名が申請拒否されてたのでドキドキしましたが、これまたあっさり受領される。日が迫っていたので1週間後の受取を依頼、4000円也。写真のような引き換え用紙貰えるので無くさないように。
ちなみに2週間後だと無料、3営業後だと10000円かかる...これまたロシア式。 -
1週間後。受領の窓口に行き、引き換え用紙を出すとパスポートを返してくれる。無事にロシアビザゲットー!写真は領収書です。
★
補足…ネット上で調べると、カリグラを訪れる旅行者には【72時間ビザ】なるものを国境で取得できるとの記載が、ロシア外務省HPにありました!今回は指定された国境ではなかったので申請不可でしたが、試してみる猛者、いませんかー?!
http://kaliningrad.mid.ru/en_GB/web/kaliningrad_en/home/-/asset_publisher/CyfIP6GPijdC/content/short-term-visas-%E2%80%93-%C2%ABtourism-72-hour-1?_101_INSTANCE_CyfIP6GPijdC_redirect=http%3A%2F%2Fkaliningrad.mid.ru%2Fen_GB%2Fweb%2Fkaliningrad_en%2Fhome%3Fp_p_id%3D101_INSTANCE_CyfIP6GPijdC%26p_p_lifecycle%3D0%26p_p_state%3Dnormal%26p_p_mode%3Dview%26p_p_col_id%3Dcolumn-1%26p_p_col_count%3D1 -
さて、ここから現地でのレポです。
8月16日朝8時過ぎ。リトアニア・ニダからバスに乗り、カリーニングラードへと向かいます。
これはニダのバスターミナル、停まっているのがカリグラ行きのバスです。バス ターミナル バス系
-
バス車内。乗客は10人いないくらいでした。他の乗客の国籍は、ロシア・リトアニア・ラトビア。ちなみにヴィリニュスからポーランドに入るまで東洋人皆無でした。
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車内には【クライペダ】という名前の新聞が置いてあった。リトアニアの地名がついているのにロシア語表記で摩訶不思議。
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道路にあった標識。いざカリグラへ!
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ネリンガ・クルシュー砂州の土地をニダからさらに南進。林に囲まれた道路を走ること5分ほど…
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リトアニア側の国境に着きました。出国手続きなのでそんなに大変ではないのですが、パスポートを集められてチェックがあります。
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免税店があり、ロシアに帰ると思しき観光客が酒類を買っていました。
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15分くらいでパスポート返却。続いてロシア側の国境。いよいよ入国!
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入国審査の建物。荷物をすべて持って下りるように指示がありました。もちろんオールロシア語なので、雰囲気で察する。
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2列に並んでパスポートを提示。意外にあっさりと審査終了。運ちゃんのパスポートチラ見したら、入出国のスタンプだらけでエライことになってました…。
奥に荷物検査とセキュリティチェックがありますが誰もしませんでした。なんかゆるいな! -
無事に入国。先にはインフォメーションと入国カード用紙置き場がありました。しかし入国カードはロシア語・ドイツ語版しかなかった。うわあ。
そういえば入国カード書いてなかった…。でも通してもらえたので大丈夫らしい。
45分後、無事に国境通過しロシアに入国。出入国にかかった時間は、合わせて1時間くらいでした。乗客が多いともっとかかるのかも。 -
ロシア・カリグラ側へ抜けると、同じような防砂林が広がる道を抜けた先はのどかな郊外の田園風景。
ロシア側のクルシュスカヤ砂州のHP
http://park-kosa.ru/ -
ニダを出発して約3時間後、カリーニングラードのバスターミナルに到着。リトアニア-カリグラ間の時差は-1時間のため、現在時刻は10時過ぎ。
★カリグラのバスターミナルについて★
中・長距離路線バスのターミナルは2つあり、どちらなのか注意が必要です。こちらは【南バスターミナル】、大きい方です。
もう一つはモスクワスキー通りにある、【kenig auto=ケーニッヒオート社】のバスターミナル。グダンスク行きは後者からです。(と思いきやこっちのバス停にも寄ってた…何故だ)
そしてこの2つ、結構距離が離れているので注意が必要!カリーニングラード バスターミナル バス系
-
バスターミナル内部。当たり前だけどオールロシア語(泣)。キリル文字読めないと出口がどこかも迷うのであった…。うっうっ。
★ここで大事なこと、お金!★
ここはロシアなのでルーブルになりますが、両替所らしき場所は構内には見当たりませんでした…。前もってルーブル持ってたので困りませんでしたが、みんなどうしてるんだろ…日本から持参するのが良いかな。
ATMはホテルやスーパーにありました。クレカでキャッシング可能ですが、機械によっては同じVISAでもOKなのと駄目なのがあった。何故に。 -
バスターミナルの隣には鉄道の【南駅】が。なんと鉄道駅も【北】と【南】の2つあり、行先によって発着所が異なる!これまた大混乱…。北は近郊線、南のこちらは遠距離・国際線が止まるようだ。
カリーニングラード南駅 駅
-
南バスターミナルを出ると、真ん前に【ヴィクトリヤ】という巨大スーパー有。食料品も日用雑貨もなんでも揃います。
このチェーンは市内にいくつかありますが、別の店には内部にATMもあったので、お金に困ったらとりあえず行ってみましょう。ヴィクトリヤ スーパー・コンビニ
-
これは宿泊したホテルにあったATMです。銀行によって使用できなかったカードもあった。
-
カリグラ市内の街並み。地図持たずに歩いたら多分相当迷うと思います…。
典型的な共産圏の計画都市のため、街のサイズが大きい!道幅広い!似たような建物でいっぱい!いきなり放り出されると泣きたくなります。
…しかーし、こんなこともあろうかとiPhoneにロンプラのロシア版PDFを入れておいたのだーっ!天下のロンプラ様、ちゃんとカリグラの地図と基本的観光スポットを載っけておられて神!2014年時点でカリグラ唯一のガイドブックなんじゃないでしょーか。
しかしそれ見ても迷いまくるって、一体…(白目) -
…と道を歩いていると、旅行者用の地図表示がありました!!!観光客皆無のこの街に、なんと!
しかし不親切な街のシステムの前では、全くもって焼け石に水…。とりあえず作ってみた感が漂ってるが、街の様相と相当アンバランスだ。
とりあえず写真に収め、この地図を頼りにしばらく歩きました。 -
その後、宿で地図ゲット!!!しかし英語verが無くなりキリル語ver...。
★街の位置関係★
緑丸=バスターミナル×2
青丸=鉄道駅×2
赤丸=宿泊ホテルおよびフィッシャーマンズヴィレッジと呼ばれる一帯
数字=自分が行った観光名所
(次の旅行記で数字と各施設の解説有) -
と思いきや、観光局のHPで英語版の地図を発見?これは便利ですなー。
http://www.visit-kaliningrad.ru/en/brochure/
このページ、観光案内のPDFが多数ダウンロードできますが、なかなか面白いテーマで紹介しています。ケーニッヒスベルク城址を巡る、グッバイ・レーニン!などなど、タイトルも良い! -
★カリグラのホテル事情★
目下経済成長中のカリグラには、新旧あわせて大型ホテルがいくつもありました。BALTMAに見積もりを取ってもらった3件のうち、設備と値段とが釣り合ってると思えた【HELIOPARK KAISERHOF】にしました。
4Starsでシングル朝食込72ユーロ。宿泊者には無料でスパ利用がついてました。HPから予約できてビザサポートもあるようです。ただしロシア語のみ。料金はそんなに変わらず。
http://www.heliopark.ru/hotels/kaiserhofカイザーホフ ホテル ホテル
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ただしこの地域はウェディングで有名な記念スポットのため、宴会が行われていると騒がしくて、それが難点。あとアメニティが有料だったこと。それ以外はそこそこの設備で良かったです。
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他の2つの候補だったホテル
その1:【カリーニングラードホテル】
設備は旧式だが街の中心部にある。多分旧ソ連時代からのインツーリストホテルと思われる。内部に観光案内所が併設されていたが、スタッフの英語が怪しく、さらに地図が品切れとのこと…。えー!
ホテルのHPから直接予約でき、VISAの書類も出してくれそうだった。HPから直予約で約5000円ちょい、BALTMA価格だと65ユーロ=7200円と高め。
http://hotel.kaliningrad.ru/eng/kaliningrad/Kaliningrad Hotel ホテル
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その2:【ibis カリニングラード】
世界的に有名なホテルチェーンのibisがなんとカリグラにも!HP見た感じだと綺麗で新しく設備も良さそうだったので候補の1つに。
HPからの予約はできるが、VISAに必要な書類は出せなさそうなシステム。HP予約で約6000円、BALTMA価格69ユーロ。3つ星にしては高い。よって却下…。
http://www.ibis.com/ja/hotel-7258-%E3%82%A4%E3%83%93%E3%82%B9-%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC/index.shtmlイビス カリニングラード センター ホテル
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★カリグラの公共交通機関★
カリグラの公共交通機関は【トロリーバス】【トラム】【マルシュルートカ】【バス】の4つ。そのうち実際に乗ったものの紹介を。
【トロリーバス】=電線付きの路面バスで、カリグラ内に5つの路線を走らせてます。ある車体の運転手はなんと女性でした。旧共産圏らしいなと思う。カラフルな車体もあり。
公式HPで路線図を発見しました。ただしロシア語のみ…。
http://vokzal39.ru/municipal-transportation/trolley-bus.html -
トロリーバスに乗ると、すかさず1人の女性が近づいてくる。料金徴収の係員でした。15ルーブル払ってチケットをもらうという、なんか独特のカリグラシステム!
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トラム内部。右斜め前方に料金徴収員の席が見える。
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とある車内の料金徴収員の席…電卓とか見える。
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車内にあった路線図。でも見てもよく分からない…自分で何度も乗って確かめるのが1番だと思う。
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続いて【トラム】=路面電車。こちらは市内に3路線。写真のはこれまたカラフルな車体。料金はトロリーバスと同じく15ルーブル、路線図は下記参照。
http://vokzal39.ru/municipal-transportation/tram.html -
車内。2車両連結型の大きいタイプ。料金システムはトロリーと同じく徴収型です。
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この車両の料金徴収の係員は若い男子でした。しかし一回払ったにも関わらず、しばらくするともう一回徴収にきた。顔を覚えておく、とかいう概念はないらしい…東洋人皆無でかなり特徴的なんだがなー…。
この時チケットが無いと再度払うハメになるので注意。(チケットはかなりチャチくて無くしやすい) -
大き目の停留所でイラストつき路線図発見!これは分かりやすい!主要路線だったからみたいです。
全部の路線図がこういう感じなら良いのになぁ… -
トロリーおよびトラムの駅は決まっており、停留所には青い電車の看板があるところも。
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続いて【マルシュルートカ】。
旧ソ連圏でおなじみの小型バン。小型バスのような存在で、料金は20ルーブル。
路線がたくさんあり、色々なところに行ってくれますが、路線図がよく分からないためどこに連れて行かれるのか分かりません(爆)
公式HPに一応どこ間を走るのかは乗っているけれど、地名がよく分からない…
http://vokzal39.ru/municipal-transportation/minibus.html -
マルシュ内部。10人も乗ればいっぱいです。フロントガラスの上に運行表示らしきものがあったが詳細不明。
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マルシュの大きな停留所には看板が。乗りたい/降りたい場合は、運転手さんに合図して停めてもらう方式。
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主要な停留所には路線図らしき表示がありましたが、一見の観光客には地名が分からず意味無し。難易度高いな!
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トラム同様、すべてのマルシュに路線番号と行き先が一応書いてあるのですが、一見の観光客には地名が分からず(以下略)
すべてまとまった公式HPはこちらを。
http://vokzal39.ru/municipal-transportation.html -
★カリグラの天気★
バルト海沿いにあるため、バルト三国・特にリトアニアとほぼ同じ気候です。つまり天気は変わりやすく、晴れてると思うとスコール→また快晴、みたいな。天気予報はあまりあてにはならない感じ。
夏でも涼しいときがあるので、長袖の羽織るものは必要かも。 -
さっきまで快晴だったのにいきなりどしゃ降りあうこともあるので、折り畳み傘持参がベター。
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ざっとカリグラの実情を紹介したところで、最後にカリーニングラード→グダンスクの出国の様子を。
★
こちらがカリグラ→グダンスク便が出る、【ケーニッヒオート】のバスターミナル。【南バスターミナル】と間違えないように。
大聖堂付近のホテル〜ケーニッヒオートまで、タクシーを頼んだら200ルーブルでした(早朝の迎車料金込み)。一応公共交通機関(マルシュ)もあるらしいが、よく分からずじまい…。ケーニッヒ オートバス バス系
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早朝発のため、予めホテルで朝食ボックスを作ってもらいました。バス待ちの間にMGMG。
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バス会社の表示。あのHP予約できなかったkenig autoの表示が!ちなみにロシア語読みだとキョーニックオヴトという発音になる。
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グダンスク行きのバス車内。ケーニッヒオートを出た時には空いてたのですが、何故か【南バスターミナル】にも寄り、そこで一気に人が乗ってきて満席状態に!ひょえー、予約しててよかったです。
カリーニングラード南駅 駅
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カリグラ出国時の国境。見える車はポーランドからロシアに入る反対方向の車列で、結構混み合っていました。グダンスクの宿のスタッフ曰く、ロシアへはガソリンを買いに行くんだそうな。安いから。
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ここでも荷物検査等はなし。人数が多かったこともあるのかも。
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途中に免税店あり。フィンランディアのウォッカ各種をはじめとする酒類とか紅茶の葉とかお菓子とか水とか。でもそんなに安いって感じではなかった。確かユーロ払いだった。
-
ポーランド側の国境。遠くにポーランド国旗が見えます。
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さよならロシア、ようこそポーランド、EU!
ここの出入国審査は時間がかかり、合計で2時間弱取られたなあ…。バス車内が満員だったせいもあるか。 -
この先にはポーランド、グダンスクへ続く道。カリグラには1泊2日の短い滞在でしたが、かなりインパクトの大きい街でした。
-
4時間ほどで、カリグラのお隣にあるポーランド・グダンスクに着きました。同じドイツ騎士団由来の街で、歴史の重みを感じさせる古き良き景観。昔のケーニヒスベルクもこういった街並みだったんだろうなぁ…ああ…
聖ミコワイ教会 寺院・教会
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大聖堂内の展示で見つけた、在りし日のケーニヒスベルクのジオラマ。ドイツ騎士団の都市に特徴的な赤レンガ造りの建物たち。この古都が失われたのは、ドイツのみならず人類にとっての損失だったとしみじみ思う。
★
これからカリーニングラードへ行かれる方、本旅行記が少しでも参考になればと思います。観光の様子や感想は、次の旅行記で!ケーニヒスベルク大聖堂 寺院・教会
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ホワちゃんさん 2015/02/18 16:35:06
- 確かに!
- ぱんスキュさん
行くことに意義があるところですね。
私も前から気にはなっていました。
部屋の世界地図を見て、「へえ〜」と思いながら。。。
賄賂などの要求はありませんでしたか?
次も楽しみにしています。
ホワ
- ぱんスキュさん からの返信 2015/02/18 23:11:13
- Re: 確かに!
- ホワちゃんさま
〉行くことに意義があるところ
カリグラをご存知とはさすがです!
まさにこの言葉の通りで、自分の目で見て、自分の足で立つ必要があった場所でした。
次の旅行記でご紹介しますが、今のカリグラはプチブルのような様相もあり、普通に観光する分には安全な場所で、賄賂や危険な目には会いませんでした。
ただ、観光地ではないのでとにかく観光しづらかったです…ソフト的にもハード的にも。
この旅行記が、カリーニングラードに行かれる方へ参考になればよいのですが。
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旅行記グループ 2014夏 バルト4国+ポーランド・WWⅡと独立の軌跡
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