2014/08/10 - 2014/08/12
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ぱんスキュさん
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2014年8月8日~24日
バルト諸国+ポーランド、WW2関連のダークツーリズム・旧ソ連とナチスの痕跡を巡る旅(4)
ヘルシンキin→タリン→【リガ】→シャウレイ→ヴィリニュス→カウナス→クライペダ→ニダ→カリーニングラード→グダンスク→ワルシャワ→クラクフout
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2014年8月10-12日
エストニア・タリンから、次なるバルト国ラトビア・リガへ。この都市から、この旅の主題・旧ソ連とナチス・ドイツを巡るダークツーリズムが始まった。
着いた瞬間に見たものは、道端で若者がビール瓶をラッパ飲みしていて、挙句の果てには落として割ってしまった光景。…すぐにここは酒飲みの国だと思った。ちなみにバルト3国では、道路上での飲酒は禁止されているけど、ビールはお酒じゃないとか…。わーっ。
リガはタリンよりも大都市で、バルト3国の中では最も大きい街だそうだ。旧市街も新市街もタリンに比べ雑然としており、人も多い。少し心細くなるけど、治安も大きな問題はなかった。
ここでは宿で見かけた【KGB RIGA(corner house)】に興味を惹かれた。旧ソ連&ロシアの秘密警察KGBのリガ支部が、100年ののちに内部を特別展示しているということであった。これは行くしかないじゃん!で突撃してきた。
http://www.afpbb.com/articles/-/3023175
そのベールを脱いだKGB内部で浮かび上がってきたものは、旧ソ連の横暴な暗部と、ラトビア独立への苦難の歴史。個人の歴史や持ち物を含めた展示には、きっとその時の犠牲や時代を忘れない、というラトビアの固い誓いが見て取れるのだった。
奇しくもこの2014年は、ラトビアが最も新しいユーロ加盟国となった年だった。未だに確実にあるロシアの影響を認めつつも、新しい国の形を描こうとしているラトビア。その歴史の一部が、少しでも体感できた気がする。
とはいえ、ダークツーリズムと題しながら、その他の戦争関連博物館(占領博物館・1991年のバリケード博物館)を見逃してしまったー…また行かねば!
http://www.latvia.travel/ja/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- アエロフロート・ロシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
17:00
タリン発のLUX EXPRESS、リガのバスターミナルに定刻より少し早めに到着。
緯度的には南下したのに、日がまだ高い。リュクス エクスプレス バス系
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リガに着いた途端、衝撃の一コマが…。道端で若者がビール瓶をラッパ飲みしていて、挙句の果てには落として割ってしまった。そして周りの若者たちが笑い転げているという…。うわあ。
ここは酒飲みの国だと確信!以後スーパー等で酒瓶コーナーをウロウロするように笑 -
バスターミナルに出て右に進んで橋を渡ると、すぐ中央市場があります。
バスターミナル バス系
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中央市場通路、たくさんの人で賑わっていた。
道路だけでなく4つある建物の内部も充実していた。食料品、日用雑貨、土産物…なんでも揃いそう。中央市場 市場
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バスターミナルを出て左に進んで鉄橋をくぐり、地下道を抜けるとリガ旧市街地です。
ちなみに地下道抜けずに鉄橋沿いに右に進むと鉄道駅およびストックマンなどの商業施設があります。写真右端ビルがそれ。ストックマン ショッピングセンター
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大通りを地下道でくぐっていく必要ありなので、スーツケースだとちょっと大変!
若い男子が年配女性の荷物を持ってあげているところ見かけました。心温まるなあ。酒飲みだけの国ではなさそうで安心する(笑) -
地下道を通り抜けると、そこはリガの旧市街。
今日の宿;シーガルズギャレットホステルは通りのすぐそこに見えた。立地がとても便利で、中も綺麗で良かったです。階段を上がる必要があるのが難点か。
http://seagullsgarret.comウィケット ウィーゼル ホステル ホテル
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シーガルズギャレットの入口。受付を済ませて宿の掲示板で見かけたもの、それがKGB跡の特別展示のチラシでした。
なんと普段は入場できない建物上部を使った、大々的な展示が行われるとのこと!元々行く予定でしたが、これで一気にモチベーションが上がりました。重そうな展示だったため、リガ観光最終日の午前中に見に行くことに。
http://riga2014.org/eng/news/40757-kgb-building -
さっそくリガの旧市街へ。
タリンとはまた異なり、旧市街内は広い!そしてなんとなく雑然としてて大都市って感じだ。さすがバルト1の大都市です。
左手に見えるのがGarelija Centrsという巨大デパート。旧市街内にデパートがあるのが驚きです。 -
内部も吹き抜けになっていて、経済的な豊かさを感じさせます。店舗はH&Mをはじめとする洋服屋が主で、その他に飲食店・化粧品・本屋・CD屋など。
http://www.galerijacentrs.lv/en/ツェントゥルス 百貨店・デパート
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リガ旧市街の様子。タリンと異なり、可愛い一色な感じではない。でも風情はある。歩いていて楽しいのは一緒だけど、迷う迷う!
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リガ旧市街の地図。こんな感じでぐるっと街を歩きました。
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旧市街の南側から時計回りにぐるりと、観光名所をサクサク回ります。
観光の中心地となる市庁舎広場。そこにあるブラックヘッド会館。タリンのものと比べて立派だ。ブラックヘッドの会館 建造物
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市庁舎。高い塔を持った大きい建物で、リガという街の規模がわかります。
市庁舎広場 建造物
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広場の東側にある聖ペテロ教会。タリンの聖オレフ教会と同じく、高い塔からリガの街並みを見下ろせる。
こちらはエレベーターで一気に上がれるので楽!聖ペテロ (ペーテラ)教会 寺院・教会
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塔の上から見るリガの街。どこまで行っても建物が広がり、さすがバルト1の首都だけある。
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街の南東にある、ダウガヴァ川とアクメネ橋。こう見ると大都会ですねー。
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街の北東方向。
ちょ、サムソンビル… -
教会の傍らのドーム広場にはブレーメンの像が。ドイツ・ブレーメン市と姉妹都市なんだそうで。
この辺りの動画を撮りました。アコーディオンの音色が良い雰囲気出してます。
https://m.youtube.com/watch?v=ie5A35z3G28スカールニュ通り 散歩・街歩き
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バルト名物・フリーwifi。バルト3国では、いつもどこでもwifiに困ることはありませんでした!
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塔を降りて再び散策。
リーガ大聖堂。バルトで最古の建物の一つ。ここはパイプオルガンが有名で、コンサートが開かれていました。リーガ大聖堂 (ドゥァムス) 寺院・教会
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さらに北に進んだドゥアマ広場。ここでツーリストカーを見かけました。これだけでもリガの旧市街は車OKな広さだということがわかります。
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さらに北に進むと、旧市街最北端の城壁沿い・トゥァルニャ通りに着いた。リガ旧市街の中で1番風情があると感じる通り。
城壁 城・宮殿
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北西の方向にあるリーガ城。工事中につき2016年までクローズだそうです。残念!
城壁沿いに東へと進む。 -
わ、なんじゃこれ。おっさんの頭石像が印象的な建物、これは【アーセナル展示ホール】だそうで。
タリン同様、リガもたくさんの劇場や博物館・美術館があった。 -
城壁沿いなので古い街の感じが出ています。この城壁の一角には、スウェーデン門という中世から残る古い門があり、悲しい恋物語が有名らしく観光客がたくさん訪れていました。
スウェーデン門 建造物
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3 Pavaru(トリース・パヴァール)というレストラン。名前は"3人のシェフ"という意味だそうで、フィガロでも紹介されていた人気店。今回は時間がなくて見送ったけど、入ってみたかったレストランの1つ。
3 パヴァール レストラーンス その他の料理
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裏手に入ったところにある、聖マリア・マグダレナ教会の近く。民族衣装を着たガイドさんが案内をしていた。
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イェーカバ通り。右手に見えるレンガの建物がラトビア国会議事堂。そしてそのさらに奥には聖イェーカバ(ヤコブ)教会がある。
国会議事堂 (サエイマ ビル) 建造物
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ぐるっと一周して、リーヴ広場の【猫の家】へ。この猫のハンザ同盟時代のエピソードが面白い。
猫の家 建造物
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リーヴ広場。
街の真ん中に位置するこの場所、変かわいいオブジェが目印。たくさんの人がいた。ちなみにここはクリスマスツリーの発祥の広場として、一部で有名らしい。 -
ラトビアの伝統的な手工芸品売り場があって、なかなか見応えありました。
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さて街中散策も一段落。ここで街中で見かけた酒コーナー。ラトビアの地ビール飲み比べなお店を発見!
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ラトビアのビールが並ぶ。値段はどれも1ユーロ前後と破格!
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ラトビアのビール。よく見かけたのは、LIVUとLACPLESISの2種類。しかも色々種類があった。
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ラトビアワイン。ワイン通の知人曰く、ラトビアはスパークリングワインが良いんだとのこと。日本で飲ませて頂いたのは、なんとかソビエツコエ、みたいな名前だった。旧ソ連!
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そしてラトビアの銘酒、ブラックバルサム。ハーブの味と香りが独特の薬草酒です。養命酒みたいなものか。(ただし度数は40度以上と高め!)
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ブラックバルサムを掲げる酒屋もチラホラ。結構人気あるみたいです。
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お店に並ぶブラックバルサムの瓶。すごい黒い。
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リガで食べたもの。
XLペリメニというセルフペリメニ屋。味が選べたのでトマトに香菜トッピング。あと揚げペリメニにチーズ。ここでも冷たいビーツスープを飲んだ。XL ペルメニ (Kalku店) 中華
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そしてディナーは【KEY TO RIGA】という伝統料理屋さん。クラシックな料理で重め・味付けしっかりな感じ。やや観光客向けなれどそこそこ美味。
KEY to RIGA 地元の料理
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おはようございます。いよいよ本旅行記のメイン、KGB跡特別展へ。
自由通り(Brīvības iela)にありますが、旧市街からは少し距離があるのでトラムに乗りました。
中央駅前のStacijas laukums駅から5番・11番などに乗り、Ģertrūdes iela駅で降りて東に歩きすぐ。近くには聖ゲートルード教会があります。
トラムの路線図はここがわかりやすかったです。切符は運転手もしくは自動販売機で購入。
https://www.rigassatiksme.lv/files/tram_18092014_preview_eng.pdfリーガ駅 駅
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KGB跡とリガの街の相関地図。旧市街地からはちょっと離れています。矢印線がトラムルートです。
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トラム駅から東に2~3分歩くと、左手に見えてきました。
ソ連・ラトビア地区KGB跡、交差点の角にあるため、通称【Corner house】=角の家 と呼ばれています。KGB跡 博物館・美術館・ギャラリー
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建物にはKGBビルディングの表示あり。
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ドキドキしながら入口に入ると、さっそくКГБなアレが迎えてくれましたよ。
Cheka(チェカ)=旧ソ連の秘密警察組織の総称。もちろんKGBもこの中に含まれる。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/チェーカー -
常設展示は入場無料です。中に入るとこんなチケットをくれた。赤いよ赤紙…。
裏面の解説によれば、1940~41年に発行されていたこの建物に入るためのセキュリティパスを模したらしいです。KGB職員や建物の改修工事者に出されていたとのこと。 -
展示の数々。ラトビアがソ連に併合される経緯やラトビア人による抵抗と弾圧、ソ連時代の統治とこの建物の使われ方、など。
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ソビエト連邦ラトビア地区の、いかにも共産主義的看板。
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年代順に並んだ展示を、老若男女問わない何人もの人が見ていた。
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中には映像資料もあり。
…しかし中のボロさもなかなか凄い。 -
KGBな方々の集合写真
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一般展示の最後にあった"処刑の壁"
ここで文字通り、KGBによってソ連に敵対する勢力が粛清されていったそうです。 -
処刑の壁の裏側にある処刑室。
薄暗い中でアンジェイ・ワイダ監督作『カティンの森』の粛清シーンの映像が…。
反乱軍と思しき将校がやはり薄暗い建物内に捉えられており、逃げようとするところをKGBが頭にピストル一発放ち、死体をダクトから引きずり出すシーンが繰り返し流されていた。
後日、まったく同じシーンがヴィリニュスのKGB跡でも繰り返し流れされており、実際にこのように殺されていったのだな…それだけリアルな場面なんだな、と思う。 -
展示を見終えて中庭に出ると、そこにはラトビア国旗が。重い意味を感じる。
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中庭から、本丸のKGB跡特別展へ。この建物内は普段は公開されておらず、中に入れるまたとないチャンスでした。
看板にはガイドツアーの表示。英語とラトビア語とがあった。 -
入場に別途チケットを買います。IT大国のバルトらしく、チケットは全てコンピューター経由で発券でした。
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チケット代=5ユーロ
入口で見せるとバーコードを読み取られた。どうやら入場者管理をしてるらしい。小さな受付なのに凄い。 -
入口を入ると階段が。一階は先ほどまで見ていた一般展示スペースで、2階以上に特別展示があった。建物はやはり年季が入っている。
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2階展示。
ここは旧ソ連時代のラトビアの暮らしを、市民から提供された展示品から追体験していく、というコンセプトらしい。さっそく中に入ります。 -
まず出迎えてくれたのが、1993年のラトビア独立とともに撤去されていくレーニン像の写真。ソ連と共産主義の父も、ラトビア国民には単に独裁のシンボルに過ぎなかったのだ。
この独立の瞬間に至るまで、ソ連支配下のラトビア国民がどんな暮らしをしていたのか。数々の展示品が語ってくれます。 -
同じ部屋にはラトビア時代のユニフォーム。独立してから日の目を見たものだと思われる。
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廊下には部屋が立ち並び、展示品がそれぞれのコンセプトに括られ並べられていた。
部屋の動画はこちら。BGMとセットで見ると、また雰囲気が分かるかと思います。
https://m.youtube.com/watch?v=C9naf7J67Zo -
こんな感じでソ連統治時代の家具や品物が展示されてます。当時を知る人にはさぞかし郷愁を誘うに違いない。
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印象的だった展示。当時のお人形を並べ、上から吊るしたもの。
人形だけが未だソ連時代からの夢から覚めてないように、フワフワと漂っていた。 -
当時のモノたちに当時の写真が添えられている。
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リガの地名が入った車のナンバープレートに旅行鞄。でもソ連国民は西側諸国への旅行の自由がなかったと聞く。それだけにステッカーペタペタの鞄は哀愁を誘う。
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そっか、当時はまだレコードの時代。並べられているものの曲名などはわかりませんでしたが、多分当時の流行歌などだと思われる。
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立派で日もたくさん当たる良い感じの角部屋。ここはKGBでも地位の高い人物の部屋だと思わされた。
当時のラトビア人将校などの展示だった…と思う。(記憶怪しげ) -
この部屋にあった、インパクト大の手芸作品。フエルトで再現されているのは、強制移住(もしくは抑留)中に亡くなった20数人の遺体が並べられている場面。当時のこの出来事は、作者にとって忘れられない記憶なんだろう…。
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続いて3階展示場へ。しかし展示のない場所は暗くて陰鬱な館内だ…
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3階は黒一色の廊下が印象的な、戦争などに関わる展示。
ラトビア20世紀の歴史。ラトビアが2度の独立を勝ちとるまでどんな苦難の連続であったか、このトピックの多さだけでも分かるかと思います。 -
ラトビア独立戦争の歴史。ナチス・ドイツとソ連との板挟みになりながら、1940年にソ連に併合されることになった。
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ドイツ民族でラトビアからドイツへと行った人とリガ市民の名簿。
バルトの地域には、歴史的経緯もありドイツ民族が結構住んでいると知って、なんだか納得。バスの時刻がきっちりしてるところや、東欧に比べて整然といているところは、ドイツ人譲りなんだろうな、と。 -
有名なラトビア将校とその持ち物。『物と人』の関係を問うのが3階のテーマらしい。
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ピストル。1905年に自分たちで作られたもの。この時期はロシア帝国からの独立を模索していた頃。
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こちらは10個の物をテーマに、その持ち主であった影響力のあった人(主に軍事関連)を浮かび上がらせるという展示です。
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小窓の向こうに並ぶ10個の品々。色々な人からの提供品。
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そして展示全体で1番印象的だったコーナーがこちら、【ラトビアのスーツケース】
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室内にはスーツケースと中身が展示されている。これは旅行ではなく、ラトビアから様々な理由で移住した人が持ち出していった、その中身なんです。
今住んでいる場所を離れなくてはならない時、人は何を持っていくのだろうか、という問いかけがここにある。
ラトビアの移民についてはこの辺りに詳しくある。
http://pedas.lapamuzejs.lv/?page_id=1172&lang=en -
多くは家族の写真など、アイデンティティに関する物や替えがきかない物を持っていったようです。
でもそれ以外に例えば、何故かマッチ箱を持ち出した人も。…大事なものは人それぞれ。 -
衣類を持っていく人もいる。多くは女性物。その気持ちはよく分かる。
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手織りと思われるラグやショール。自分や家族が作った物だと思われる。ひょっとして代々受け継がれてきたものかもしれません。
-
食料品。当時から風化したものが。
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最後に『貴方が移住するとしたら、スーツケースには何をつめていきますか?』との問いが。皆さん思い思いの品物を書いていましたが、やはり家族の写真を持っていく、と答えてる人多数。日本人の方が書いた用紙もいくつか見かけました。
さあ、貴方なら何をつめていきますか? -
最後の階・4階には絵画の展示が。当時描かれた絵や、当時の状況について描かれたものです。
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部屋が並び、絵画の展示がなされてました。
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兵士と子供たち、占領と独立戦争。やはり暗いものが多い。
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展示の中で奥の奥にひっそり飾ってあったのが、タイトル『their have city name』。コソボの子供たちが、大アルバニア主義等の影響でアルバニアの町の名前を付けられた、という現象の紹介。ティラナ、サラット、ギロカスタルetc...
いわゆる珍名だけど、民族主義の現れとなっているという。民族ってなんなんだろうと、バルカン旅行の際に感じた問いがここで再び。 -
これで展示はお終い。
このKGB跡の、壁紙がところどころ破れた廊下にボロの絨毯、朽ちていくドアなど…ラトビア独立に伴いラトビアからKGBが去った後においても、この建物が忌み嫌われてきたのが分かる。
建物に罪は無いのですが、ここで幾人もの同胞が殺されたかと思うと、感情的に割り切れない部分もあるんだろうな。 -
それでも、こうして負の遺産を大々的な展示会場として公開したことに、ラトビアの新しい意志が見える気がします。
今年からユーロ加盟を果たした、ニューユーロなラトビアが今後どのような方向へ向かっていくのか。引き続き追いかけていきたい国だと思いました。 -
番外編…ラトビア土産
ラトビアミトンとミトンのポストカード、KGB跡で貰った新聞やチケットなど。ラトビアではあまり買い物をしませんでした。ホビーウール 専門店
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この旅行記へのコメント (2)
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- ホワちゃんさん 2014/11/20 19:43:49
- KGB
- パンスキュさん
KGB...
マニアックですね。
興味ありますが^^;
ビールの種類も多いですね〜。
お魚料理も美味しそう⤴
海外の方って体感温度が違うのか、薄着だと思いませんか?
寒いのに半袖だったり。。。
ホワちゃん
- ぱんスキュさん からの返信 2014/11/21 23:36:21
- RE: KGB
- ホワちゃんさま
お久しぶりです★
このKGB跡は某ガイドブックにも載っておらず、
現地で見つけたスポットでした。
なかなか行く人はいないんじゃないでしょうか・・・。
ラトビアはエストニアよりもさらにお酒の種類が増えた感じです。
次のリトアニアはもっと増えるんですが…^^;
私が行ったときにはラトビアはすでに寒く、
昼なのに20度を下回るお天気でびっくりしました。
特に雨が降ると…ブルブル。
さすがに現地の皆さんは秋の装いをされてました。
むしろ自分の方が夏のアジアから来た!雰囲気全開で、
めちゃくちゃ寒そうな格好をして歩いていたのでした…
コートを買おうかと3日に1回は本気で悩んでいました。
ぱんスキュ
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