2012/05/15 - 2012/05/29
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jijidarumaさん
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Romantische Strasseロマンチック街道、Schwaebische Alb Strasseシュヴェービッシュ・アルプ街道、Burgenstrasse古城街道の旅
期間 :2012年05月15日(火)〜05月29日(火)15日間の旅
XXX
≪伝説:カール大帝と鳩の泉(フォイヒトヴァンゲン・ベネディクト修道院教会の創建話)≫
FeuchtwangenTaubenbruennlein,Wie das Kloster Feuchtwangen entstand.
写真は鳩の泉Taubenbruennlein
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5月19日(土); 晴、22℃、98km(この日まで5日間で505kmとなった。)
フォイヒトヴァンゲンの町はローテンブルクからは東南方向30kmに位置する。
町の中心であるマルクト広場から西北に歩いて行くと、“鳩の泉”と称する素朴な泉がある。
フォイヒトヴァンゲンの町、つまりはベネディクト修道院の起源を伝える伝説の泉である。
写真はベネディクト修道院教会 -
<伝説:カール大帝と鳩の泉>
或る時、カール大帝(フランク王742〜814年;西ローマ皇帝在位:768〜814年)が狩りに出かけた。Sulzbachズルツバッハ川に沿い、鬱蒼とした松林がある。
そこをカール大帝は獲物を追って、馬を駆け、走り回った。ところが大帝は狩りに夢中になり、たいへん疲れた所為か、急に体が発熱し、このまま馬を走らせて城に戻るわけにいかなくなりました。馬から降り、ぐったりとして松の根元に横たわってしまったのです。
大帝は発熱で死んでしまうかのような、のどの渇きを感じていましたが、狩りに随行した家来たちも水の用意が無く、困って泉が無いかと、近隣一帯をくまなく探したのですが、見つかりません。
すると、泉を探す人の足音に驚いたのか、野鳩が一羽、茂みの中から飛び立ったのです。その茂みに家来(鳩に泉の存在を教えられたように)が入ってみると、隠れた岩の窪みに、清らかな水が湧きでていました。
家来たちは鳩のお陰で泉を見つけたのです。
大帝はこの清らかな泉の水を思う存分に飲み、熱も下がり、元気になったのでした。
写真はカール大帝(デューラー作) -
この天恵を喜び、それへの感謝として、カール大帝はこの地に教会・修道院を建てる事を約束したのでした。
そして、カール大帝により建てられたベネディクト派修道院教会を囲んで町が形作られ、ズルツバッハ川沿いの湿った土地にFeucht(湿った)wangen(頬・側面)という妙な名前の町ができたのだと云う。
写真はマルクト広場のRoehrenbrunnenレーレンの泉 -
“鳩の泉”は今もなお、修道院傍で清らかな水を湧き出させている。
また、言い伝えに依れば、カール大帝が横たわった松の根元はベネディクト修道院教会の主祭壇下に石となっているそうです。
“鳩の泉”傍には、この伝説を数行に刻んだ新しい石板が置かれていると云う。
(2012.08.05. 訳・編集)
写真はベネディクト修道院教会の回廊 -
写真はベネディクト修道院教会
-
<Feuchtwangenフォイヒトヴァンゲン観光>
13:25〜14:00
フォイヒトヴァンゲンの町はローテンブルクからは東南方向30kmに位置する。
この町の小冊子にはIm Herzen der Romantischen Strasse(ロマンチック街道の中心・心臓)と表現されている。確かに街道を人の体に見立てれば、丁度、心臓の位置にあたる。ただ、街道の上下に中世を具現したようなローテンブルクとディンケルスビュールの有名な町があり、残念ながら、世評はそちらが高い。
写真はベネディクト修道院教会のマリア聖壇 -
この町はSulzachズルザッハ 川(ヴェルニッツ川の支流)沿いに、8世紀に設立されたベネディクト修道院を中心に発展し、かつてはフランケン地方の帝国自由都市として、中心都市の一つとして栄えたと云う。
現在では人口12千人のひっそりとした、忘れられたような町となっている。私の以前の旅でも通過してしまう町であった。
カール大帝と“鳩の泉” 伝説が残る町はマルクト広場周辺に“フランケンの祝典の間”と呼ばれるのも納得する、美しい木組み建築の家並みが囲み、小さいながらも趣のある町だ。
写真はベネディクト修道院教会の木彫りの聖歌隊席 -
その広場の中央に1726年作のRoehrenbrunnenレーレンの泉がある。1200年の歴史を記す紋章が泉の周囲の壁に見え、中央にMinervaミネルヴァ(ギリシャ神話の知恵と技芸の女神)の立像があった。
Stiftkircheベネディクト修道院教会はその中心にあって、デューラーの師であったMichael・Wohlgemutsミヒャエル・ヴォルゲムートが1483年に作ったマリア聖壇、木彫りの聖歌隊席が知られている。
いずれも個性的で、見事な作りだ。
教会の前では、結婚式をあげたばかりの新婚さんと、親族・友人たちがにこやかな顔をして写真を撮っていた。
写真はStiftkircheベネディクト修道院教会の前で、新婚さんと祝の客 -
1949年以来、この町は夏の観光シーズンに修道院教会のロマネスク様式の回廊、庭園を利用して、オペラや演劇などの青空劇場になる。
その季節は町が人であふれると云う。
http://www.feuchtwangen.de/
写真はマルクト広場のRoehrenbrunnenレーレンの泉 -
実は何故町の名前がこんな奇妙な名前なのかと不思議に思ったことから、”カール大帝と鳩の泉”の伝承に行き着ついたのだ。
カール大帝が大きすぎた存在なので、伝承を伝える素朴な泉に驚きました。小さな町以上に立派な修道院教会がその分を補っているのかもしれませんけど・・・。
カール大帝はドイツ人に人気の高い王であり、また、46年間の治世の間に53回もの外征をおこない、イタリア南端部をのぞく西ヨーロッパ世界の政治的統一を達成し、全ゲルマン民族を支配しました。
カール大帝の宮廷は1箇所に常在することなく、常に国内を移動していたと歴史書に書かれているし、支配地のキリスト教化を図り、教会・修道院を各地に建てたそうだから、この町の伝説は年代的にも納得もでき、伝説というより実話に近いものかと思ってしまう。
鬱蒼とした松林、岩場の泉、修道院の聖壇下の松の根元など、今はもう確かめようがないが、この町に立ってみると、この伝説の面白さを感じる。
XXX
写真はマルクト広場のRoehrenbrunnenレーレンの泉
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