2013/03/08 - 2013/03/11
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新北市にある新北市立鴬歌陶瓷博物館の紹介です。台湾では唯一の陶磁器博物館とされます。立地している鴬歌地区は、台湾随一の陶磁器生産の町です。
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三峡地区の見学を終えて、次の見学地の鴬歌地区にやって起案した。最初に見学したのは、『新北市立鴬歌陶瓷博物館』です。因みに『鴬』は日本では『ウグイス』ですが、こちらでは『オウム(鸚鵡)』の意味とされます。
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ガラスが多用された近代建築の鴬歌陶瓷博物館の建物光景です。鶯歌での陶磁器生産が始まったのは、約200年前、中国。清朝時代とされます。
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『台北県立鴬歌陶瓷博物館建館史略』のタイトルがあった説明パネルです。建物外壁にも表札があったように、『台北市立』と『台北県立』の2枚看板のようです。中華民国の年号で建設史が記されていました。
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『台北県立鴬歌陶瓷博物館建館史略』のタイトルがあった説明パネルの後半部分です。日付は中華民国89年11月26日、台北県長・蘇貞昌の名前の落款でした。因みに中華民国89年は、西暦2000年になります。民国元年は、辛亥革命が起きた翌年の1912年になります。
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ロクロ(轆轤)作業を表現した人形のようです。右にいる人が、ロクロを足で蹴って回し、日狩りの人がロクロ成型作業を担当しているようです。
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実際に使われていたらしいロクロの展示です。木製の円形のテー物が三脚で支えられ、その中心部に回転軸の金属棒があるようです。『日式足蹴轆轤』の表示がありました。
(注)蹴の文字は難しい漢字置き換えて表現しました。 -
イチオシ
こちらも使い古されたロクロ台です。三脚ではなく、くり抜かれた大きめの木製の心棒の中に回転用の金属棒が仕込まれているようです。
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轆轤の種類には、棒、足、もしくは速度を制御できる電動機を用いて回転させる方法があるようです。これも足で回す方式のようです。回転台の上部は鏡台と呼ばれるようです。『中式足蹴木架轆轤』のタイトルがありました。中国式のようです。
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釉薬の説明パネルです。中段の3枚は日本の『楽焼』の釉薬です。左から白色系、中が銅発色、右が『気化』と説明されていました。
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こちらも釉薬の説明パネルです。白色系から赤や青まで、さまざまな焼き上がりの見本です。
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イチオシ
マキの山です。随分昔のことになりますが、あるTV番組で加藤藤九郎さんが登り窯で火入れをされた時のドキュメントが放送されていました。気の遠くなるような作業だったことを覚えています。現在でも登り窯は使われていますが、マキを焚くのが5日間、炉を冷ますのに1週間と紹介されていました。
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現代の実用品の展示コーナーのようです。芸術品ではなく、実用品を強調するためでしょうか。敢えて荷造り姿での展示もあります。
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『第1回・新北市陶芸奨・2013』の会場案内です。新進作家と、ベテラン作家の2クラスに分けての展示会でした。
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『陶芸・創新奨(ジ・イノヴェーション・アワード)』のタイトルがあった展示会場の入口案内です。新進の陶芸家の作品展のようです。
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『陶芸・成就奨(ジ・アチーブメント・アワード)』のタイトルがあった展示会場の入口案内です。ベテランから大家クラスの陶芸家の作品展のようです。
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イチオシ
展示会場の光景です。作品の写真撮影も許可されていました。作品を直近で見ることができる近代美術館の趣でした。
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展示品は纏めて補遺で紹介しましたが、いくつかの作品を紹介します。実用組の金奨作品です。クン・ウェン・イーさんの作品、『機能構件―食趣No.1』です。
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こちらの作品も実用組の展示だったようです。右側の作品は、渋い深緑の遊楽の茶器セットです。
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『新北市立鴬歌陶瓷博物館』の室内光景です。『瓷』の文字は、日本で使われる『磁』の文字と読み替えても構わないようです。
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高い吹き抜けを持った、開放的な造りの近代博物館の室内光景です。ガラス窓を多用し、明るい室内となっていました。
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実際に使われている窯の断面モデルのようです。内側の前面に耐火煉瓦が使われているようです。
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お洒落なコインロッカーの光景です。それぞれの扉に異なった文様が描かれていました。使う必要はありませんでしたが、使ってみたくなるようなコインロッカーでした。
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少し大がかりな展示コーナーの状況です。照明器具の写り込みが多く、何を映したのか分からない写真になってしまいました。
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少し分かり難いフロアー表示です。現在位置は1階のはずですが、その表示がありません。白杭表示された部分に1Fと表示すればもっと分かりやすくなりそうです。
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鴬歌陶瓷博物館の展示室の光景です。時間がたっぷりありましたので、一回りした後、もう一度気に入った場所を見学することが出来ました。
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博物館内のパネル展示状況です。写真やイラストのパネルだけではなく、実物の焼物展示もありました。
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博物館の予定表が、各階の展示会や行事ごとに細かく案内されていました。中々活発に行事が行われているようです。
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展示館内にあったショッピング・コーナーです。陶磁器作品や書籍類が展示販売されていました。
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ガラス戸越しに展示してあった窯の光景です。『水里蛇窯』の文字が読み取れました。中国の福州から技術導入し、1926年に建設されたものです。
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展示してあった『小蛇窯』に関する説明パネルです。『蛇窯(じゃがま・へびがま)』は、登窯の原始的な形態で、蛇が丘陵を蛇が這い登るように30〜40メートルの長さで築かれるものです。『小蛇窯』は、その小型のもののようです。
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