2013春、台湾旅行記8(18：補遺1)：鴬歌陶磁博物館(3/3)：蔡榮祐作品集、徐美月個展・『深海』

2013/03/08 - 2013/03/11

　鴬歌陶磁博物館で展示されていた作品の紹介です。1990年に開設された新北市立の地上3階、地下2階に展示室を持つ博物館です。2つの特別展示作品を紹介します。

エリア 新北(台湾)

蔡榮祐
(1944〜)
函

上広がりの函型の作品です。色とダイナミックな形の変化がある釉薬が見事です。釉薬が裾からはみ出した光景も印象的です。元資料の写真が消失したため、作品の呼び方は、正式名ではありません。

蔡榮祐
(1944〜)
函

上の作品と同じ形の箱型の作品です。小川のせせらぎを連想させるような青色系の釉薬です。

蔡榮祐
(1944〜)
函

上部に穴が開けられた箱型の作品です。地肌の石ハゼ風の光景が魅力的です。

蔡榮祐
(1944〜)
広縁容器

蔡榮祐
(1944〜)
広縁容器

蔡榮祐
(1944〜)
細頸瓶

上から波を打つように掛けられた釉薬が印象的な細頸瓶です。波の中に漣が立つような斑点があります。

蔡榮祐
(1944〜)
短頸瓶

茶色の下地にどっぷりと掛けられた釉薬がダイナミックな作品です。短い頸の周りは、藍色の釉薬です。

蔡榮祐
(1944〜)
細頸瓶

少し歪んだ細頸が、何とも言えない愛らしい風景となった作品です。釉薬の変化も見飽きない景色です。

蔡榮祐
(1944〜)
短頸壷

どっしりとした姿の短頸壷です。上から流れる釉薬の変化が今でも続いているようで、いつまでも見飽きません。

蔡榮祐
(1944〜)
壷

赤っぽい色の地肌と、青色系の釉薬が不思議なハーモニーを醸しています。

蔡榮祐
(1944〜)
短頸瓶

朦朧とした釉薬の効果が、幻想的な雰囲気を作っている作品です。

蔡榮祐
(1944〜)
短頸瓶

不思議な立体感を持った釉のかけ方です。その前後の貫入も景色です。

蔡榮祐
(1944〜)
壷

落ち着いた姿の壷と、それを包み込んだ控えめの釉薬が、穏やかな雰囲気を醸し出している壷です。

蔡榮祐
(1944〜)
蓋付壷

どっしりとしながらも、品格を持った蓋付壷です。茶葉入れなどに使いたくなる雰囲気です。

蔡榮祐
(1944〜)
頚無壷

蔡榮祐
(1944〜)
頚無壷

蔡榮祐
(1944〜)
広口壷

上部がやや赤みを帯びた茶色系の釉薬、下が濃い青色系の釉薬です。それぞれ、霞がかかったような斑文様が出ています。

蔡榮祐
(1944〜)
広口壷

艶消しした黄色味を帯びたとブラウンの釉薬の広口壷です。全体に丸みを帯びた端正な形です。

蔡榮祐
(1944〜)
広口壷

艶消しした青色とブラウンのコントラストが落ち着いた雰囲気を醸し出した、やや角を持たせた横長の広口壷です。

作品展示の場所に置かれていた大きなパネルです。蔡榮祐氏のプロフィールです。日本でも個展を開かれたことがある、台湾を代表する陶芸作家の1人です。

『深海』出品作
徐美月(Hsu Mei-yueh)
(1970〜)

『深海』出品作
徐美月(Hsu Mei-yueh
(1970〜)

『深海』出品作
徐美月(Hsu Mei-yueh)
(1970〜)

『深海』出品作
徐美月(Hsu Mei-yueh)
(1970〜)

『深海』出品作
徐美月(Hsu Mei-yueh)
(1970〜)

『深海』出品作
徐美月(Hsu Mei-yueh)
(1970〜)

『深海』出品作
徐美月(Hsu Mei-yueh)
(1970〜)

『深海』出品作
徐美月(Hsu Mei-yueh)
(1970〜)

徐美月(Hsu Mei-yueh) さん出品の特別展、『深海』の案内パネルです。

入口に置かれた、徐美月(Hsu Mei-yueh) さん出品の陶芸個展、『深海』の案内パネルです。開催期間が2013年2月初めからの約1ヵ月半でした。