2013/05/21 - 2013/05/26
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プリ・ルキサン美術館の紹介です。展示品だけでなく、建物や庭も見応えがありました。1956年にオランダ人画家ルドルフ・ボネと、ウブド王家末裔のチョコルダ・グデ・ラカ・スカワティによって創立された美術館です。現在は王宮博物館の位置付けのようです。(ウィキペディア、るるぶ・バリ島)
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イチオシ
『割れ門』を潜った後で、振り返って眺めた入口付近の光景です。バリ島の全てのヒンドゥ寺院、各街や村の入口に『割れ門』が置かれているようです。この割れ門は、プリ・ルキサン美術館の入口門です。
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精緻な彫刻が施された扉の光景です。先ほどの『割れ門』は、一つの山を縦に真二つに割り、左右対称の形をしています。この門を潜る事により、その人の心の邪悪の部分が浄化され、清らかになると信じられています。
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開けられた扉と、その左右を守る石造の光景です。石像は、仏教寺院で例えれば、仁王様のようでした。バリ島はヒンドゥ教の島ですから、そちらの神様が門を守っているようです。
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手に剣を持った、仁王様のような石像のズームアップ光景です。門衛という仕事柄、厳しい顔つきになっているようです。格子模様のお洒落な腰布に帯を締めていました。
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ここからは、プリ・ルキサン美術館に入場してからの撮影です。コンクリート屋根の上に置かれていた小さな祠の光景です。日本で例えれば、氏神様か稲荷社当たりのようです。
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プリ・ルキサン美術館の敷地の中にあった茅葺風の屋根を持った建物光景です。展示館の建物ではなかったようです。
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プリ・ルキサン美術館の中庭光景です。石段を登った先に、メインの展示館がありました。庭内の景色を考慮した、石段と石垣の配置のように見えました。
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石段の上から眺めた、入口門方面の光景です。最初に潜った『割れ門』は、その先にありました。この石門も風格を感じました。
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正面入口横に置かれた石像は、阿吽の呼吸で対になった仁王様のようでしたが、こちらの石像は、例えれば『狛豚』のようでした。厳しい顔つきの像が多い中、癒しの役割を担っていました。
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一対で置かれた、『狛豚』の光景です。イスラム教では豚の肉を食べることは禁忌とされていますが、ヒンドゥ教では、神聖な牛は食べてはならないとされます。イスラム教では、皮膚の表面が毛で覆われていない生物は、人間の健康に害を及ぼす汚れが皮膚に付いてしまっているとして、豚を食べることを禁じています。同様に、表面がウロコで覆われていない海産物のイカやタコも同様の理由により禁じられています。
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名前:『オーキッド・ツリー』
分類:マメ科ハカマカズラ属の熱帯性落葉低高木
分布:インド原産。
その他:オーキッド・ツリーのピンクの花です。高木、低木、つる性と様々で、白からピンク、紅紫と多様な植物です。 -
名前:『アデニウム』
分類:キョウチクトウ科・アデニウム属の常緑低木。
分布:原産地がアフリカ東部、アラビア半島とされます。
その他:白やピンク、濃い赤などがあります。『砂漠の花』の呼び名もあります。 -
名前:『ヤハズカズラ(矢筈葛)』
分類:キツネノゴマ科ヤハズカズラ属のつる性植物
分布:アフリカ南部の原産。
その他:白いヤハズカズラの花です。熱帯アジア原産のベンガル・ヤハズカズラかも知れません。 -
蓮池の光景です。所々にピンクの花が咲いていました。バリ島はヒンドゥ教の島、仏教と同じように蓮を神聖な植物としているようです。インドでの広義のヒンドゥ教には、キリスト教やイスラム教などインド以外の地域で発祥した特定宗教以外のすべての宗教が相当します。仏教もヒンドゥ教の一派とされています。(ウィキペディア)
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同じく、場所を変えて眺めた蓮池の光景です。ヒンドゥ教の説明の続きです。ヒンドゥ教には極めて様々な信仰、霊性や風習が包括され、かつ体系化されています。預言者も居なければ、纏まった形の共通の聖典も存在しません。したがってヒンドゥ教徒は多神教、汎神論、一神教、不可知論、無神論、ヒューマニズムを自身の思想として自由に選ぶことができるとされます。(同上)
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ここからは、プリ・ルキサン美術館に入場しての見学です。『プリ・ルキサン』とは、インドネシア語で『優れた芸術の宮殿』という意味とされます。美しい庭に面した2棟からなる常設展示館内では、1930年代以降のバリ人画家の絵を中心に展示されています。
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小物の作品の展示は、ガラスケースに納められていました。自在な加工は、一見、金属を使った作品の様に見えましたが、すべて木製品のようです。
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イチオシ
作品や作者名のプレートもありましたが、文字が読み取れませんでした。豚かと思いましたが、デフォルメされた馬のようです。長い脚は、折り曲げていました。
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『ガネーシャ』
(1950年)
IDA BAGUS SADRA
(1924~1976年)
MAS、UBUD
ヒンドゥ教に関連する、ガネーシャ像です。少し怒ったような顔付きです。 -
『MONKEYS IN SANGEH』
(1952年)
I WAYAN PENDET
(1924~1998年)
NYUH KUNING,UBUD
ジャックフルーツ・ウッド
猿の群像です。 -
『ヘビを食べるガルーダ鳥』
(1930年)
イ・チョコット
(1886~1971年)
テガララン、ジャティ
アカール・ウッド -
雨曝しで、年代を経ているようですが、展示館の作品にも負けない石造の光景です。両腕を後ろに引いた独特のポーズです。
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入口の階段脇に置かれていた、もう一体の石像の光景です。こちらには、紫の腰布が巻かれていました。顔の向きは違いますが同じポーズでした。
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屋根が付いた、石碑のような光景です。文字は読めませんでしたが、プリ・ルキサン美術館の創立に貢献された人の顕彰碑かも知れません。一番の功績者と言えば、オランダ人画家のルドルフ・ボネです。
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展示館は、離れた場所に複数ありました。その一つの入口付近の光景です。第三展示館だったようです。
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ここからは、次の展示館に入場しての見学です。絵画のほかに木彫作品も展示されていました。
『PRIEST DHARMASWAMI』
(1976年)
PANDE KETUT JAMPRAH
(1935~2011年)
PANGGAL BUAYA WOOD -
イチオシ
『PRIEST DHARMASWAMI』
(1993年)
I WAYAN
(1916~2001年)
WA*U WOOD
部分的に、素材の樹をそのまま生かした作品のようです。 -
室内照明もありますが、高い天井部分から外光を十分に採り入れた展示館の光景です。木彫作品や、絵画が展示してありました。ゆったりとした鑑賞空間です。
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同じく展示室内の光景です。天井は木材でしたが、柱などは石造でした。全体に、空間を生かした、すっきりとした展示室内の造りでした。
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オープンな場所にあった売店の光景です。絵葉書などが販売されていました。時間さえあれば、ゆっくりと半日程度を楽しめる規模の美術館でした。
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