2013春、インドネシア旅行記2(3/33)：5月21日(3)：チャンギ国際空港からインドネシアのデンパサール国際空港へ

2013/05/21 - 2013/05/26

シンガポールのチャンギ国際空港は、これまでにも何度か利用しましたが、世界でも有数のハブ空港の名に恥じない素晴らしい設備です。私の周りにもチャンギ国際空港を大好きな方達がいます。(ウィキペディア、るるぶ・バリ島)

エリア バリ島(インドネシア)

チャンギ国際空港のターミルビル内の室内庭園紹介の続きです。赤道のすぐ北に位置するシンガポールは、高温性のランの生育には適していますので、室内庭園はランの花の香りで溢れていました。デンファーレ、ファレノプシス、バンダなどです。カトレアの花は見掛けなかったようです。

一面に咲き揃った、ピンク色のランの花です。先に紹介しましたが、デンファーレや、ファレノプシスです。デンファーレは、デンドロビュウム・ファレノプシスのことで、ファレノプシスは、日本では胡蝶蘭(コチョウラン)の名で呼ばれています。デンドロビュウムは、日本では石斛(セッコク)と呼ばれ、世界のセッコクの北限地になっています。

名前：『アフェランドラ』：推定
分類：キツネノマゴ科キンヨウボク属
分布：熱帯・亜熱帯アメリカに70種ほどが分布。
その他：そっくりの写真は見つかりませんでした。

名前：『アフェランドラ』
分類：キツネノマゴ科キンヨウボク属
分布：熱帯・亜熱帯アメリカに70種ほどが分布。
その他：観葉植物として、日本でも見掛けます。　

白と黄色のツートンカラーの機体です。地元シンガポールの格安航空の『フライ・スコート機』でした。2011年6月、シンガポール・エアラインズ・リミテッドの出資により、長距離国際線を運航する格安航空会社として設立されました。『SCOOT』は英語で『走り出す』といった意味です。

建物内から眺めた、その建物の都築になるらしいチャンギ空港の建物光景です。その前が玄関らしく、多くの車が行き交っていました。その光景の中で、少し不思議だったのが、一定の間隔はあいているものの黄色い機材の頭が見えていたことです。先ほど紹介した、地元シンガポールの格安航空の『フライ・スコート機』です。

『フライト・コネクション・インフォーメーション』のタイトルがあったフライト案内の電光掲示板です。旅行計画書では、18時45分発の便でバリ島に向かう予定でしたが、予定変更で15分遅れの19時丁度の出発になっていました。搭乗ゲートは2番ターミナルのF33ゲートです。

先程の電光掲示板を確認したところで、F33ゲートにやって来ました。先程の電光表示板では、SQ948便のバリ往きでしたが、こちらではGA9075便のバリ往きになっていました。コードシェア便のようです。出発時刻は19時00分で、ゲート・オープンが17時45分の表示でした。画面右下の現在時刻が17時18分でした。もうしばらく時間つぶしです。

フライトまで少し時間の余裕がありましたので、ターミナルビル内の散策です。イベントが開催されていないかどうか、散策しながら探してみました。公式サイトには、『ターミナル1と3の屋内プレイグラウンド、シンガポール島で最も高いすべり台、ターミナル2のファミリー・ゾーン』、などが紹介されていました。

ターミナルビル内のイベント探しが続きます。公式サイトからの紹介です。『シンガポール・チャンギ国際空港は、全ての航空便が国際便であり、全ての空港ターミナルビルに出入国管理の設備が整えられ、乗り継ぎ客を重視している』と自己紹介されていました。

二にやら、イベントらしいものがが見つかりました。ここに展示してあった4点は、いずれも実際に使われていた、レトロな道具類に見えました。文字が小さくて耳採れませんでしたが、形状などで判断しますと。上から時計回りに、食材の焼き道具、4段の蒸し器、火種を入れたアイロン、用途不明の木製容器、などでした。

展示品は、ほかにもありました。『What is this？ A pot,　jar,　or　bowl?　(これは何でしょう?　ポット、ジャー　それとも　ボウル？)』のタイトルがあった案内パネルの光景です。因みに、日本では次の意味で使われています。
〇ポット：『円筒形の蓋付き容器』、英語では『丸くて深い容器』です。
〇ジャー：『広口瓶』または、『保温容器』です。
〇ボウル：『鉢』または『碗(椀)』です。

先程の『これは何でしょう?　ポット、ジャー、それとも　ボウル？)』のタイトルがあった案内パネルの写真と類似の品の展示です。実用の品ではなく、元々展示用に造られた巨大な焼物のようでした。持ち運びやすいように造られたのでしょうか、パレット風の金属製の台の上に乗せられていました。描かれているのは、赤地をベースにした花の絵でした。

こちらも持ち運びのための金属製のパレット風の台の上に置かれた、巨大なジャーの焼物のようです。この大きさでしたら、茶碗などの飲物容器ではなく、お風呂ぐらいの大きさのものでなければ、その大きさを持て余してしまいそうです。白地に描かれた青絵は、花鳥風月らしい画題でした。容器の大きさに合わせた、大味の絵でした。

卓上に展示されていた容器の光景です。様々な形をした焼物かと思いましたが、右から二つ目以外は金属製のようでした。一番左の横に倒された容器は、その内部に溜まる液体の様子が図示されていましたが、その目的などは?でした。

卓上に並べられていたいくつかの焼物の中で、右から2つ目の容器のズームアップ光景です。ジャー風の容器の紹介です。少し風変わりな蓋付き、注ぎ口付きの焼物です。太い茶色の線で描かれたつる草風の植物が画題でした。他の3つは金属製のようでしたから、ひょっとしたら、これも金属製かも知れません。

古色蒼然としたカラー写真の展示品です。『Who are the Peranakans?』のタイトルがありました。マレー語の『プラナカン( peranakan)』とは、欧米列強による統治下にあった、現在のマレーシアを中心とする東南アジアの各地域に、15世紀後半から数世紀にわたって移住してきてマレーシアに根付いた、主に中華系移民の末裔を指します。中国語、マレー語、英語などを話す、バイリンガルのエリート層を形成しているようです。(ウィキペディア)

『East Asia(東アジア)』のタイトルがあった説明パネルの光景です。19世紀の東アジアの中国人家屋の扉紹介のパネルです。『東アジア(East Asia)』は、ユーラシア大陸の東部にあたるアジア地域の一部を指す地理学的な名称で、北西からモンゴル高原、中国大陸、朝鮮半島、台湾列島、日本列島などを含みます 。北東アジア(東北アジア)、極東、東亜などとも呼ばれます。(ウィキペディア)

『The Sri Mariamman Temple(スリ・マリアマン寺院)』の書き出しの説明パネルの光景です。スリ・マリアマン寺院は、シンガポールにあるヒンドゥ教寺院です。阿含経の寺院とされ、ドラヴィダ建築様式で建てられています。寺院はチャイナタウンのサウス・ブリッジ・ロード244番地にあり、主にシンガポールに住むインド人等の信仰に役目を果たしています。その寺院のベルのドアの紹介でした。(同上）

『Islamic Lands』のタイトルがあった説明パネルの光景です。『イスラムの国々』の意味になるようです。イスラム芸術の基本形として、二本の平行する線が、三本交わった個所を中心とする六角形を基本形として、色濃く表示してありました。『聖遷』と和訳されている『ヒジュラ』の西暦622年に始まった美術・芸術です。イスラム芸術の基本の一つは、幾何学模様を使った抽象化にあるようでした。(同上)

先ほど紹介した、『What is this？ A pot,　jar,　or　bowl?　(これは何でしょう?　ポット、ジャー　それとも　ボウル？)』のタイトルがあった案内パネル付近の光景です。一番手前には、紹介していない、カラフルな背の高いポットらしいものが見えました。

最後に紹介する、チャンギ空港内の植物の飾り物です。大きな衝立風の造り物に、芸術風に植物や木の輪切りなどが配されていました。花のない観葉植物と、赤い花が咲いた植物も混じっていました。衝立の周りは花壇ですから、水遣りをしても、その余った水の受け手がありました。

イベントの展示品の見学を終えて、出発ゲート付近に戻ってきました。左手に見えているのは、文字の頭が途切れましたが、スターバックスのコーヒー店のようです。スターバックスは、1971年にアメリカ合衆国ワシントン州シアトルで開業した、世界規模で展開するコーヒーのチェーン店です。約90の国と地域で営業展開し、店舗数は約3万2千店とされます。(ウィキペディア)

この場所は、乗り継ぎ案内に表示されていた、トランスファーFの近くになるようです。ここまでが、シンガポールのチャンギ国際空港の紹介です。18時45分発の飛行機で、インドネシアのバリ島にある、デンパサール空港に向かいました。フライト時間は2時間45分の予定で、21時30分に到着予定です。

シンガポールのチャンギ国際空港を飛び立ち、インドネシアのバリ島にあるデンパサール国際空港に到着しました。空港で出迎えてくれたのは、ヒンドゥ教のガルーダ神でした。インド神話に登場する炎の様に光り輝き熱を発する神鳥です。ヴィシュヌ神の乗り物とされます。

中華風の赤い飾りがあった通路脇の光景です。バリ島のデンパサール空港に到着し、入国審査に向かう途中の光景です。バリ島があるインドネシアの人口は、2億6千万人余、世界で最もムスリム(イスラム教徒)が多い国とされます。その中でも、バリ島だけはヒンドゥ教の世界です。

通路脇に並べられた飾り物の光景です。先ほど紹介したヴィシュヌ神の乗り物のガルーダも、この通路脇に飾られていました。ここからは、ヒンドゥ教の世界であることを宣言するような置物でした。初めてのバリ島旅行の時にも、ガルーダ神の飾り物を旅行のお土産にした記憶があります。

シンガポールから、バリ島に到着したのは現地時刻で21時30分頃、この後は、バリのホテルに向かうだけの予定でした。ヌサドゥア地区にあるホテルに到着するのは、旅行計画書では夜中の23時丁度と予定されていました。

デンパサール空港から、ヌサドゥア地区にあるホテルまでは、迎えのバスでの移動です。人気の高い観光地のバリですから、夜の時間帯でも空港は人で溢れていました。これから向かうヌサドゥア地区は、インドネシア政府によって開発された観光エリアで、バリ島で最も整備されたビーチエリアと紹介されていました。

今回宿泊したホテルは、『メリア・バリ・ホテル』です。今回参加したツアーには、『神々の楽園バリ島と、世界遺産ボロブドゥール6日間』のタイトルが付いていました。バリ島で3泊、後はジョグジャカルタを見学した後、ソロでの1泊と、機中泊です。この場所は、まだ空港内か、隣接する場所のようです。空港からホテルまでは、車で20分と案内されていました。