2013/10/20 - 2013/10/25
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旅人のくまさんさん
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入坑して見学した、ヴィエリチカ岩塩採掘坑跡の紹介です。1996年に商業採掘は終了されました。1978年に世界文化遺産に登録されています。(ウィキペディア、中欧・東欧ガイドブック)
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ヴィエリチカ岩塩採掘坑跡の敷地光景です。後ほど紹介しますが、『キンガ妃の指輪事件』がきっかけで国営企業となったのは1250年です。廃坑になっていない岩塩坑としては世界最古で、同時に世界最古の製塩企業です。
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ゲストハウスらしい建物と、その背後の堅坑櫓の光景です。ウィキペディアの解説ページには、かつてこの岩塩坑を訪れた著名人の中に、コペルニクス、ゲーテ、メンデレーエフ、若い頃のペテロ・パウロ2世等を記していました。
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昔ながらのエレベーターで運ぶことができる人数には限りがありますから、この付近で見学の順番待ちをしました。先生に引率された、小学生らしい生徒さん達も順番待ちでした。
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イチオシ
赤い柵のような形の扉が付いているのが、昔ながらのエレベーターです。これに乗って地下深くに下がります。
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エレベーターは、段違いになった二カ所の乗降口がありました。係りの方が、重々しい扉を開けて、くれました。
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エレベーターが、途中ノンストップで地下階に到着しました。これから地下坑道の見学です。ヴィエリチカ岩塩坑の全長は 300キロに及びますが、見学コースはその内の3.5キロほどです。
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城郭を縮小したような、立派な作りの石壁です。その周りには材木の柱が並んでいましたから、観光地化した時の設備のようです。
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岩塩坑の見学の始まりです。あちらこちらにリアルな人形の姿がありました。これらは観光地化した以降の造りのようです。
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右手の説明看板には、『アントニオ・フォース・シャフト・17世紀中期』の説明文がありました。錘をバランスさせて、効率よく岩塩を運び出す装置のようです。
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黒い鞄を下げた一番左の方が、公務員らしい案内人の女性の方です。その右側が現地ガイドさんです。横顔から、後ろ姿になってしまいました。
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丸太が両脇に積まれた坑道の光景です。落盤防止のための補強のようです。また、岩塩坑でも有毒ガスや爆発性ガスも発生するようです。湧水対策も重要とされます。
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壁面だけでなく、床面も新しく整備されたように見える坑道の部分です。床が新しい板敷になっていました。
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天井の岩盤を支えるように設置された丸太の支えです。岩塩を掘り進みながら出来た坑道か、あるいは岩塩を探しながら掘り進んだ坑道です。
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この付近の木組みは天井や壁を支えるものではなく、滑車装置のために設けられたものでした。太い桟木の上に滑車が載せられていました。
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同じく、滑車装置の光景です。左手に、人力でロープを巻きあげるための回転装置がありました。巻き上げ体験もできました。
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手動式の巻き上げ機です。電気がなかった中世の時代からの装置のようです。岩塩か、湧出した水を運び上げる装置のようです。
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『MIKOLAJ KOPERNIK』と1473と1973年の2つの年号が記された岩塩像です。1473年はミコライ・コペルニクス(1473〜1543年)が生まれた年です。コペルニクスを顕彰する女性像のようです。推測ですが、1973年は生誕500年記念の年です。その記念に彫刻された像のようです。
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イチオシ
コペルニクスを顕彰する女性像のアップ光景です。両手で抱え上げたのは地球でしょうか、あるいは太陽でしょうか、おそらく、太陽の方です。コペルニクスは、天文学者であり、カトリック司祭でした。更に、知事、長官、法学者、占星術師であり、医者でもありました。
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コペルニクスを顕彰する女性像の顔の部分のアップ光景です。コペルニクスの主著、『天体の回転について』の販売は、1543年に死期を迎えるまで許さなかったとされます。1616年、ガリレオ・ガリレイに対する異端裁判が始まる直前、コペルニクスの著書『天体の回転について』は、ローマ教皇庁から閲覧一時停止にされました。数年後に再び閲覧が許可された時には、純粋に数学的な仮説との注釈つきでした。
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がっちりと組まれた構内の木組みのアップ光景です。上からの圧力に対し、強度を最重要視した木組みのように見えます。
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ヴィエリチカ塩坑に残る伝説の場面です。ヴィエリチカの土地の代表から指輪を見せられ、仰天するキンガ妃です。なんとその指輪は、以前、キンガ妃自身が故郷のハンガリーでマラムレシュ岩塩坑の中に放り込んで捨てた指輪そのものでした。ポーランドがマラムレシュより輸入していた岩塩の一時置き場がヴィエリチカにあり、その岩塩の山の中から指輪が見つかりました。
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イチオシ
アールパードハージ・キンガ(1224〜1292年)は、ポーランド王ボレスワフ5世の王妃でした。現在は、カトリック教会のポーランド、リトアニアの守護聖人です。1279年にボレスワフ5世が死ぬと、キンガ妃は所有物を全て売り、金を貧者へ与えました。更に王国の政治から一切身を引き、貧者のクララ会修道院に入りました。1695年には、キンガ妃はポーランド及びリトアニアの守護聖人とされ、聖人に列せられたのは、1999年6月16日のことです。教皇ヨハネ・パウロ2世によるものでした。
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岩塩坑のジオラマ展示の紹介が続きます。ポーランド王室は、指輪発見を偶然とは思わず、国家事業としてヴィエリチカの地中を掘り進めました。その結果、大規模の岩塩床が見つかりました。当時、同じ重さの岩塩と金は同じ価値がありました。ヴィエリチカ岩塩坑は、長い間国家事業として、国の財政を支えることになりました。現地ガイドさんからも丁寧な説明を受けました。
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天井光景だったようです。水滴が天井や壁を伝って滴り落ちる時、水分が乾燥して、含まれた塩分が白い軌跡を描いた光景に見えました。
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広い坑道の脇から、梯子を伝って下りる小さな坑道がありました。岩塩はその小さな坑道から掘り出されていたようでした。
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坑道に取り残されたドラムです。かつては、このドラムに採掘された岩塩が詰め込まれて運搬されたようです。
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岩塩坑で働く人たちのジオラマ展示です。岩塩の運搬にはロバも使われましたが、この場面は人力です。この後で、ロバの荷物に積み替えられるようです。
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こちらのジオラマ展示は、ロバを使って岩塩を運ぶ人です。ロバさんも、暗い地下坑道での仕事は大変だったように思います。歳を取った後の余生を、草原で暮らせたら幸いですが。日本の鵜飼の海鵜は、歳を取ったら、海辺で自然界に解放されるようです。
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壁面に析出してきた岩塩です。真っ白な結晶体でした。長い年月をかけて出現した光景のようです。
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柱には、岩塩がこびりついたように見える坑道の光景です。明かりに照らされて、全体が白っぽく見えました。
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