2013/10/20 - 2013/10/25
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ワルシャワ軍事博物館に展示されていた中世の刀剣、甲冑類の紹介です。夥しい収蔵品があり、散逸すれば凶器にもなりかねませんので、大勢の警備の方がいました。(ウィキペディア、中欧・東欧ガイドブック)
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中世の武器等のコレクションです。短銃や実用的なサーベル、飾り用のプレートなどです。左端の展示品は、類似のものを個別に紹介します。
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盾のような形をしていますが、ずっと小型で軽量化された金属製品です。実際に使用されたらしい軍馬の飾りです。彫金技術でしょうか、馬車や太鼓など賑やかな絵がありました。ポーランド語で『Blacha』の説明文がありましたが、英語のプレートを意味するようです。
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イチオシ
こちらも『Blacha』の表示があった展示品です。権威の象徴の王冠などが彫金されていました。馬上での飾りのため、薄い金属でできているようです。
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紹介したのは2番と4番の展示品の『Blacha』です。騎馬兵が使用する時の説明用の絵が展示してありました。
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5丁の鉄砲の展示です。右下には撃鉄らしい部品が展示されていました。一番上の銃の説明文だけを紹介しますと、『Handolet Kolowy Jazdy Polskiej』の文字です。ポーランド騎兵の火縄銃のようです。
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馬の鞍と鐙(あぶみ)のコレクションです。鐙が出現するまで、騎乗者は両足の大腿部で馬の胴を締め付けて乗馬していました。不安定な姿勢で武器を使うのは極めて困難でしたが、鐙が出現すると、騎兵の戦闘力は飛躍的に向上しました。また、農耕民族国家の騎兵の戦闘能力も騎馬民族に近付きました。鐙は紀元前のユーラシア大陸を起源とし、7世紀に欧州に達しました。
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サーベルと銃のコレクションです。サーベルは、すべて実用タイプ、銃は5丁の短筒と、1丁の長い筒の銃です。その銃の砲身は円筒ではなく、6角形の金属を束ねたような外観でした。
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こちらもサーベルと銃のコレクションです。日本の江戸時代にも筒が長い火縄銃があったようですが、この銃も随分と大型です。一人では扱い難いほどの大きさです。
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サーベルと、騎馬飾りのプレートのコレクションです。騎馬飾りのプレートは既に紹介しましたが、盾に比べると随分と小型で、軽くなるよう薄い金属で出来ています。
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左側のガラスケースの中の肖像はすでに紹介しました。ポーランド・リトアニア共和国の将軍で、政治家、英雄の『タデウシュ・コシチュシュコ』(1746〜1817年)のようです。
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9本のサーベル風の刀剣の展示です。反りがある剣と、直線の剣の両方がありました。すべてポーランド製のようです。
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重騎兵の騎馬姿です。馬にも甲冑が着せられています。馬の甲冑は、馬鎧と呼ばれるようです。古代の農耕社会における戦場の主役は重装歩兵でしたが、その後、騎馬民族が鎧姿で騎乗する重騎兵が戦場の主役になってきたようです。第一次大戦までは騎兵の役割がありましたが、武器や移動手段の変遷により、第二次大戦時には姿を消してしまったようです。
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昔のウルトラマンではありませんが、子供さんが喜びそうな形をした兜と胴着、盾と剣のセットです。
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こちらの甲冑は、腰の周りを余分にガード下タイプです。兜の方の首周りなども強化されていました。しなやかなサーベルとは違って、豪刀です。
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更にガードが固くなった甲冑と、各種の武器類です。これらの武器が盗難にあったりしたら大変ですから、この付近では警備の方や係りの方の姿を多く見かけました。
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重騎兵の騎馬像です。騎兵の兜だけでなく、馬の頭にも派手な飾りがありました。
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軽騎兵か軽装歩兵が身に着けた甲冑でしょうか、胴着が鎖のように造られ、軽量化と動きやすさが実現しているようです。半面、槍などの具気には弱いようです。日本の甲冑では、鎖帷子が似たような構造です。
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兜と丸型の盾の展示です。盾には、戦いの場面のレリーフ飾りがありました。
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三点セットで展示されていた兜、盾と金属棒です。金属棒は指揮棒かもわかりませんが、武器になるような構造にも見えます。
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英文の説明で、『Polish Hussars』の文字がありますから、ポーランドの軽騎兵の装備です。ハンガリー出身のステファン?バートリ・ポーランド王によって導入されました。
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イチオシ
全身を鋼鉄で覆う重騎兵の甲冑です。ポーランドではより華美を極めた有翼重騎兵が勇名を馳せました。重騎兵用の甲冑は、かなりの総重量がありそうです。
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左の人物像はジグムント1世のスタルィ(1506~1548年)、右の人物がジグムント2世のアウグスト(1529~1572年)です。国内外から多大な尊敬を集めたジグムント1世の治世は、後に『ポーランドの黄金時代』と称されました。ジグムント2世は、父王ほどの存在感のある国王ではなかったものの名君とされます。世継ぎの男子に恵まれず世を去ったため、ヤギェウォ朝は終わりを告げました。
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騎兵を指揮する体調のいでたちです。馬も本人も着飾り、敵は指揮棒があります。軽騎兵の服装でしょうか。英語表示でポーランド軍人の『Hetman Sienlswski Nicholas(1645~1683年)』の解説がありました。
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『Bitwa pod Klusznem』のタイトルがあった挿絵です。ロシア・ポーランド戦争 (1605~1618年)中に起きた、1610年の『クルシノの戦い』の場面のようです。1610年7月4日のクルシノの戦いは、ジュウキェフスキ率いるポーランド軍の騎兵5千騎が、数で勝る3.5?4万人のロシア・スウェーデン連合軍を破った戦いです。
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『Horse trappings』のタイトルがあった挿絵です。17世紀の第二四半期の年代が記されていました。馬に装備した武器類の説明のようです。弓矢に盾、それに斧などです。
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トルコの軽騎兵を描いた絵です。17世紀にRychard Knoterが描いたものです。頭飾りを付け、長い槍を手にしています。
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大きなドラムと大砲などの展示です。どちらも17世紀中頃に使われたものです。ドラムの直径は1メートル、重さは33キロです。
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左がブロンズ製の野砲の使われ方を示した絵、右が大きなドラムの戦場での使われ方を説明した絵です。ブロンズ製の野砲は二輪車に装備されています。
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4門の大砲の展示です。実戦に使われたらしく、穴が開いたものもあり、使い古されていました。
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イチオシ
ピラミッド型に積まれた大砲の砲弾です。持ち去り防止と、見栄え向上のためか、溶接してありました。
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