2013秋、ポーランド旅行記(18/28)：10月22日(7)：ワルシャワ、旧市街、キュリー夫人の生家

2013/10/20 - 2013/10/25

世界文化遺産のワルシャワ旧市街の紹介です。見学中にすっかり暗くなり、冷え込んできました。旧王宮や、ノーベル賞を2度受賞したキュリー夫人の生家も見学しました。(ウィキペディア、中欧・東欧ガイドブック)

エリア ワルシャワ(ポーランド)

ライトアップされた聖アンナ教会の建物光景です。ワルシャワで一番重要なカトリック教会とされます。1454年にマゾフシェ公マゾフシェ公爵夫人が、ベルナルド会修道院として創建したのが起源とされます。

同じく、ライトアップされた聖アンナ教会野正面光景です。王宮に近い場所ですから、ナチス・ドイツに徹底的に破壊された教会です。

オレンジ色に浮かび上がった、旧王宮のライトアップ光景です。旧王宮は、ポーランド王の居城であっただけでなく、国会、大統領執務室、士官学校、国立劇場が置かれるなど、ポーランド、ワルシャワの文化、政治、経済の中心地でした。

旧王宮前広場の同じ場所から、旧王宮とは反対側の光景です。聖アンナ教会とその鐘楼の光景です。左手は、切り立った崖になっています。

旧王宮前広場に建つジグムント3世像です。ポーランド・リトアニア共和国国王のジグムント3世(在位：1592〜1599年)は、ヴァーサ朝第4代のスウェーデン王（在位：1592〜1599年）、エルサレム王、フィンランド大公の称号も帯びていました。

ワルシャワ旧市街は、第二次大戦時にナチス・ドイツにより徹底的に破壊されました。廃墟と化した旧市街は、レンガなどが再使用され、再びポーランド人によって厳密に再建されました。『破壊からの復元および維持への人々の営み』が評価された、最初の世界文化遺産となりました。

ライトアップされたポーランド旧王宮の光景です。ジグムント3世の時代の姿に王宮の復元が完成したのは、第二次戦後43年経過した1988年のこととされます。

ポーランド旧王宮の建物正面の光景です。ライトアップされていない昼間ですと、茶色に見える建物です。

飲食店のようなお店の入口光景です。『Polka Magda Gessler』の看板がありました。テレビ出演が多い有名なレストラン経営者、マグだ・レスラーさんが経営するポルカの名前のレストランのようです。

すっかり日が暮れてしまい、夜のワルシャワ旧市街の散策となりました。アーチ窓に飾られたお土産品の数々です。ハートのマークの表示は、『アイ・ラブ・ポーランド』を意味しているようです。

ガレリア・バルバラの表札があったお店のショー・ウィンドウです。高級ブランドをイメージする名前ですが、イギリスのブランドのバーバリーとは違っていました。メノウらしい高そうな品が並んでいました。

夜の街角光景です。人気のお店があるのでしょうか、行列ができていました。

ショー・ウィンドウの展示品のアップ光景です。地元の焼物らしい品々です。花柄模様が溢れていました。

第二次大戦直後のワルシャワ市内の写真です。瓦礫と化した市街と、その航空写真です。

瓦礫と化した市街写真のアップ光景です。瓦礫の中を歩く人々に笑顔が見えるのは、戦争が終わったことへの安堵でしょうか。

こちらは航空写真と思われるセピア写真です。屋根が崩れ、あるいは壁が崩れ、被害を受けなかった建物が見当たらない光景です。

オレンジ色の看板塔には、紹介した写真の裏側にも写真がありました。この写真は、復興の槌音が始まったころの写真のようです。

同じく、裏面のセピア写真です。復興は、人力、馬車、トラック、貨車等が総員されたようです。前の写真には大型クレーンの光景もありました。

夜のワルシャワ旧市街の光景です。キュリー夫人の生家に向かう途中の光景です。

ワルシャワ旧市街の街並み光景です。4階建ての建物が揃った商店街兼住宅街のようです。周りが工事中でした。

ライトアップされた聖霊教会です。キュリー夫人の生家近くにありました。14世紀の創建とされます。スウェーデンとの戦争で破壊され、1707〜17年にバロック建築で再建されました。1944年のワルシャワ蜂起時に破壊され、1956年に復元されました。

壁にあった石碑の前に置かれた花飾りです。1944年9月26日の日時が記されていました。失敗に終わったワルシャワ蜂起の終結間際に犠牲になった人達かもしれません。この日のことは、ポーランドのアンジェイ・ワイダ監督の『地下水道』の作品でも取り上げられています。ワイダ監督31歳の時の1956年の映画作品です。

ノーベル賞を2度受賞したキュリー夫人の生家です。壁に夫人が発見したラジュウム(Ra：原子番号88)とポロニュウム(Po：原子番号84)のイラストがありました。1903年が放射能の研究でノーベル物理学賞、1911年がラジュウムとポロニュウムの発見等でノーベル化学賞でした。

生家は記念館として開放されていました。見学する時間はありませんでしたが、その入口です。3階建ての2階部分に記念館があります。

ワルシャワ蜂起記念碑から道路を挟んだ反対側にあったキリスト教会らしい建物光景です。正面横に2つの尖塔がありました。教会の名前が特定できませんでした。

ワルシャワ蜂起記念碑です。1944年8月1日に蜂起しましたが、約束があったロシア赤軍の応援がなく、2か月余りでヒトラーの軍に鎮圧されました。その時のワルシャワ市民の死者は20万人前後とされます。

同じく、ワルシャワ蜂起記念碑があった周りの光景です。修復工事中らしく。工事用のシートが張り巡らされていました。背後はポーランド最高裁判所の建物です。

少し離れた場所から撮影した、ポーランド最高裁判所と、右手に見えるワルシャワ蜂起記念碑の光景です。これでワルシャワ旧市街の夜までかかった見学はおしまいです。体がかなり冷え込んできました。

日が落ちた後は、少し寒くなりましたが、熱心なベテラン現地ガイドさんは、フルに説明してくれました。戻ってきたソビエスキ・ホテルの1階ロビーの光景です。

同じく、2泊したソビエスキ・ホテルの1階ロビーの光景です。正面がフロント、こちら側がエレベータ・ホールです。