2012/11/16 - 2012/11/23
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旅人のくまさんさん
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イラン・イラク戦争時にミサイルが撃ち込まれた、イスファハンの金曜モスク紹介の続きです。この戦争に従軍した経験がある現地ガイドさんは、イラン・イラク戦争に関して、殊に熱く語られていました。(ウィキペディア)
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改めて紹介する、イスファハンの金曜モスクです。このモスクは、841年に建設されたイラン最古のモスクです。その後、中央アジア全体でモスクの建築様式の手本とされてきました(國學院大學研究開発推進機構・日本文化研究所・宗教文化教育推進センター)。(同上) 写真は、広場の南側に建つイーワーンの光景です。
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イチオシ
写真は、二本のミナレットが建つ南側のイーワーンのズームアップ光景です。『ササン朝の宮殿建築の特徴である、中庭を囲み4つの門を互いに向き合わせる4イーワーン(玄関ホール)形式を最初に宗教建築に取り入れた例とされる。モスクの総面積は20,000㎡で、76m×65mの大きな中庭を持つ。四つのイーワーンは、それぞれ「主のテラス」「師のテラス」「托鉢僧のテラス」「弟子のテラス」と名付けられ、モスクがすべての人のためのものであることを示している。』、『モスクは、1121年に火災にあい、図書館等が全焼した後、12~14世紀に再建され、以来、増改築を重ねてきた。創建以来1200年もの間の様々な建築様式や装飾技術が混在しているのも特徴的である。』(同上)
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南側のイーワーンから眺めて、左手になる、『西のイーワーン』の光景だったようです。大掛かりなムカルナスの構造が特徴になるようでした。(同上)
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消去法でのイーワーンの紹介になってしまいましたが、南側のイーワーンから見て右手になる、『東のイーワーン』の光景だったようです。入口の近くには、ムカルナス構造が見えませんでした。(同上)
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中庭にある建造物越しの撮影になりましたが、北側のイーワーンの光景になるようです。池にもその姿を映していました。この池は、『浄めの泉』と呼ばれているようです。(同上)
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北側のイーワーンと、その周りの建物光景になるようです。イーワーンの最上部に貫通した部分があるのが特徴のイーワーンと覚えました。(同上)
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南側のイーワーンから見て右手になる、『東のイーワーン』の光景だったようです。入口の近くには、ムカルナス構造が見えなかったイーワーンです。(同上)
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イーワーンの最上部に貫通した部分があるのが特徴のイーワーンですから、北側のイーワーンになるようです。南側のイーワーンから入場する前の撮影です。(同上)
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ここからは、南のイーワーンから入場しての内部見学です。目が慣れるまでは、真っ暗な場所の光景です。現地ガイドさんがライトを全部消灯して、演出してくれました。(同上)
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イチオシ
メッカの方向を示す『ミフラブ』です。周りの部分より精緻な装飾がされていました。荘厳さを感じさせる壁面の造作でした。ネット情報では。『化粧漆喰』とも呼ばれる『スタッコ仕上げ』とも解説されていました。日本の左官屋さんは、専ら『モルタル仕上げ』と呼んでいるようです。(同上)
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南のイーワーンから入場して最初に目にしたのが、絨毯が敷き詰められたこの光景でした。現地ガイドさんが照明を落として特別な光景を見せてくれました。ネット情報で目にしたことですが、モンゴル系の勢力が治世の時代、テントを模した礼拝堂の造りと解説されていたようです。(同上)
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階段のような構造をした『ミンバル(説教壇)』の光景です。『ミフラブ』に向かって左手に置かれていました。(同上)
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こちらは、『ミフラブ』に向かって右手に置かれていた『ミンバル(説教壇)』の光景です。先程は、逆光で模様が見られませんでしたが、側面には、イスラームに特有の幾何学文様を主体としたアラベスク文様が刻まれていました。幾何学的文様の選択と整形・配列の方法は、人物を描くことを禁じるスンニ派のイスラーム的世界観に基づいています。シーア派の場合は、ムハンマド(マホメット)を除いて描くことは認められているようです。(同上)
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モンゴル系の勢力が治世の時代、テントを模した礼拝堂の造りと解説されていたらしい礼拝堂の光景が続きます。イランがモンゴル勢力下におかれたのは、『イルハン朝(1256年/1258年~ 1335年/1353年)』の時代です。現在のイランを中心に、アムダリヤ川からイラク、アナトリア東部までを支配したモンゴル帝国の地方政権で、首都はイラン北西部のタブリーズでした。(同上)
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イチオシ
この辺りの角度での光景は、テントを連想させてくれるようです。『イルハン朝』の『イル』とは、元来テュルク諸語において互いに仲間である人間の集団を意味するようです。特に遊牧民においては遊牧民が支配層を構成する遊牧国家・遊牧政権そのものをこの語によって表現しました。これはモンゴル語のウルスとほぼ同義とされます。(同上)
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少し移動した場所の天井光景です。アラベスク文様らしいものが線描きされていました。ところで、モンゴル帝国では、もともと敵方であった人間集団や都市、国家をモンゴル帝国側に吸収し、また引き入れることに成功したときに『仲間となる』という意味合いで、『イルとなる』と表現しました。(同上)
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美的な評価は措いて、金曜日のモスクの壮大さが想像できる室内光景です。ここも、メッカの方向を示す『ミンバル』の壱つかも知れませんが、詳しいことは分かりませんでした。(同上)
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一旦、中庭に出ました。大掛かりなムカルナスが特徴の、『西のイーワーン』の光景だったようです。繊細なムカルナスの美しさでは、スペインのアルハンブラ宮殿の室内光景が一番印象に残っています。(同上)
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中庭の泉水光景です。二本のミナレットが写り込んでいましたから、南のイーワーンが写り込んでいるようでした。イスファハンの金曜モスクの中には、泉水はありましたが、樹木の姿は見掛けませんでした。(同上)
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再び入場してのモスクの見学です。この場所は、大掛かりに天窓からの採光がされえ散ました。カラータイルによる装飾はありませんが、壁には石造の装飾がありました。(同上)
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ドーム屋根らしい天井に設けられた明かり採りの天窓の光景です。豪壮な造りでしたが、少し殺風景な天井光景でした。(同上)
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中央部分にだけ、礼拝の絨毯が敷かれた礼拝の間の光景になるようです。中央奥がメッカの方角を表す『ミフラブ゙』になるようです。(同上)
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二段になった透かし窓の綺麗なシルエットの光景です。私の勝手な感想ですが、木造建築の日本では、障子越しの明かりが日本美の象徴の一つですが、石造建築では、ステンドグラスや、透かし彫りの窓からの光が見どころの一つになっているようです。(同上)
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真下付近から見上げた、丸天井の光景です。暗くて、はっきりとは確認できませんでしたが、地味には見えるものの、凝った装飾が施されているようでした。上がドーム屋根になっている場所になるようです。(同上)
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同じく、童夢屋根の下と思われる部屋のコーナー部分の壁面光景です。随分と高さがありました。カラータイルなどはなく、壁面の石造彫刻だけが飾りでした。(同上)
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金曜日のモスクの見学を終えて、隣接するバザールのエリアになりました。その屋根越しに、モスクのイーワーンが見えていました。(同上)
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入場した時のイーワーン風の入口門の光景になるようです。特徴のあるムカルナスと、その下のペルシャ文字で確認できました。ムカルナスは、英語では、『スタラクタイト:stalactite』と呼ばれています。『鍾乳石』の意味です。(同上)
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ちらりと、横目で眺めただけのバザールの光景です。この場所は、随分と天井が高い売り場でした。(同上)
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同じく、バザールのお店の光景です。棚にはぎっしりと品物が詰め込まれていました。店先には、衣類の反物らしいものが山積みになっていました。(同上)
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金曜モスクの見学の時には、地下の駐車場で観光バスを降りた記憶です。その駐車場に向かって階段を下りる時の光景です。(同上)
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