2012/11/16 - 2012/11/23
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旅人のくまさんさん
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ヤズドでの見学を終え、次に向かったのはイスファハンです。道路混雑もなく順調に到着しましたので、翌日見学予定のヴァンク教会を今日の内に見学できました。この地のアルメリア人のために造られたキリスト教会です。(ウィキペディア)
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ヤズドでの見学を終え、イスファハンに向かう途中の車中からの光景です。荒涼とした大地の光景が続きました。砂砂漠ではなく、土砂漠と呼んでみたくなる荒涼とした光景です。(同上)
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荒涼とした景色に中にも、電柱の姿がありました。通信線ではなく、電気を供給する線路のようです。低い屋並みの姿も見えましたが、全体としては、荒涼とした土砂漠です。半ば冗談で『土砂漠』と紹介しましたが、実は砂漠の正式な分類の一つです。後ほどこの話の続きを紹介します。(同上)
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イスファハンに向かう観光バスの車内光景です。女性の方達は、外出中はルーサリと呼ばれるスカーフの着用が、1979年のイラン・イスラーム革命以後に義務付けられました。国籍を問わない義務付けです。(同上)
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道路脇に建っていた電柱の光景です。やはり通信線ではなく、電力線でした。通信線が併架されたり、並行して施設されることも多いようですが、その設備は見当たりませんでした。通信は有線ではなく無線かも知れません。(同上)
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雲が掛かった高い鉄塔は、アンテナ用の鉄塔のようです。放送施設か、軍事施設のアンテナ基地のようですが、軍事施設の可能性が高いように見受けました。(同上)
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昼食のレストランに到着しました。アラビア文字の下に、『NAIN INN』の文字がありました。シックなグレー一色の外壁に、白い縁取りがあった建物です。(同上)
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この日の昼食です。長粒米のご飯には、いつも通りサフランで着色と香り付けがされていましたが、干しブドウがたっぷりと混ぜ込んでありました。予想通り、かなり甘い味でした。ワインが好きですし、干し葡萄も好きですが、ご飯と一緒の経験はしたことがありません。(同上)
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食事をしたレストランの近くの光景です。砂漠の中のオアシスのような一帯でした。オアシスとしての条件だけでなく、水遣りなどの手入れがされているのか、樹木の緑が溢れていました。(同上)
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昼食が終わった後、また『土砂漠』のドライブの始まりです。昼食のレストランに近いこの辺りは、まだオアシスのといった場所の光景です。干しレンガではなく、コンクリート造りの街並みが続いていました。(同上)
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いったん打ち切った、『砂漠』の話しの続きです。『砂漠』は、『降雨が極端に少なく、砂や岩石の多い土地のこと。 年間降雨量が250ミリメートル以下の地域 、または降雨量よりも蒸発量の方が多い地域など』、の定義があります。(同上)
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小休止のガソリン・スタンドに到着しました。砂漠の話しに戻ります。砂漠は、次の4種に分類されています。いずれも厳しい自然環境です。(同上)
1、礫(れき)砂漠:石がごろごろとした砂漠
2、岩石砂漠:岩がごつごつ出ている砂漠
3、砂砂漠:砂の砂漠
4、土砂漠:土や粘土の砂漠 -
砂漠の話しの締め括りです。それまで砂漠ではなかった場所が砂漠となることを『砂漠化』と呼んでいますが、地球上では、毎年600万ヘクタールの規模で『砂漠化』が拡大しています。その要因は、気候による影響だけではなく人間の活動にともなう要素が大きいとされます。ところで、日本語のゴビ砂漠は『砂漠・砂漠』の意味と中国の方から教えてもらったことがあります。ゴビは、モンゴル語で砂漠の意味です。(同上)
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アルメリア人のために造られたキリスト教会、ヴァンク教会に到着しました。見学する前に、アルメニア人と、アルメニア共和国について簡単に説明しておきます。インドヨーロッパ語族に属するアルメニア語を使用し、アルメニア人の6割はアルメニア共和国の外に暮らし、共和国に暮らす人は4割ほどとされます。ユダヤ人と似た点のようです。(同上)
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イチオシ
ヴァンク教会の建物光景です。外観はモスクに似ていますが、装飾は控え目でした。古代から国家を建設し、301年に世界で初めてキリスト教を国家宗教としました。アルメニア人は非カルケドン派のアルメニア使徒教会の信者がほとんどです。アルメニア共和国は、黒海とカスピ海に挟まれていますが、接してはいません、イランの北西部と、南東部が国境を接しています。(同上)
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小雨が降り続く、ヴァンク教会の境内光景です。12世紀に東ローマ帝国によってアルメニア王国が滅ぼされますと、人々は各地に拡散しました。そのことで、商工業の担い手として各地にネットワークを広げて活躍しました。文化面では、ソ連時代に活躍した作曲家のハチャトゥリアンは、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチと共にソヴィエト3巨匠の一人と称されました。(同上)
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ヴァンク教会の境内光景が続きます。ハチャトゥリアンは、アルメニアに多い姓の一つとされます。その検索から、作曲家のアラン・ハチャトゥリアン(1903~1978年)に行き着きました。ロシア帝国支配下にあったグルジア(現:ジョージア)のティフリス(トビリシ)でアルメニア人の家庭に生まれ、甥に作曲家で指揮者のカレン・ハチャトゥリアン(1920~2011年)がいます。(同上)
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ヴァンク教会は、1605年に創建され、現在の建物は1655年に再建されたものです。その建物の前に置かれていた、ネクタイ姿の胸像の光景です。名前は読み取れませんでしたが、1915年生まれの方です。亡くなったのは1991年でしょうか、はっきりとは読み取れませんでした。推測ですが、著名なアルメニア人の方のようです。(同上)
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こちらの銅像も、ヴァンク教会の入口付近に置かれていました。生年は1924年、亡くなったのは1971年です。生年は、アルメニア系の著名なシャンソン歌手の『シャルル・アズナブール(1924~2018年)』と同じです。聖職者ではないような雰囲気の方です。ところで、アッバース1世をはじめとするサファヴィー朝歴代の皇帝は、彼らや彼らの信仰するアルメニア正教の保護に努めてきました。現在も、イスファハンやイラン国内に多数在住するアルメニア人コミュニティーの精神的な拠り所として機能しています。(同上)
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ヴァンク教会の正面入口光景です。ヴァンク教会は、イスファハンのジョルファ地区に13箇所あるアルメニア使徒教会の内の一つです。元々は、サファヴィー朝のアッバース1世の治世の16世紀から17世紀にかけてイスファハン造営を目的にアラス河畔(現在のアゼルバイジャンとイランとの国境付近)から動員されたアルメニア人のための教会でした。(同上)
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ヴァンク教会の一番の見どころは、壁や天井一杯に描かれたキリスト教を主題にした絵画の数々です。最初に、絵画で埋め尽くされた室内の雰囲気を紹介しておきます。旧約聖書の場面も多と紹介されていました。(同上)
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この絵は、上が天国、下が地獄を表しているようでした。最後の審判で上と下の天国と地獄に振り分けられているようです。(同上)
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別の場所に描かれていた、天上の様子のズームアップ光景です。明るく輝く光背を背にした人が、イエス・キリストのようです。空に浮かんだ天使の姿も見えます。(同上)
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イチオシ
正面の絵は、中間で上下に分けられ、更に柱の部分で分けられ、八つの場面になっているようです。それぞれに主題が異なっているように見えました。(同上)
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イチオシ
黄金色を多く使って、華麗な装飾が施されたドーム天井の光景です。絵画の意図は、四方の円の中に描かれているようですが、読み解くことは出来ませんでした。(同上)
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同じく、別のドーム天井の華麗な装飾の光景です。幾何学風のアラベスク文様が主体ですから、イスラーム教の国を意識した装飾のようにも見えます。こちらも黄金色を多く使ってありました。(同上)
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ドーム天井が二つ並んだ、ヴァンク教会の室内光景です。ところで、2008年に『イランのアルメニア人修道院建造物群』として世界遺産に登録されています。この地域は、『古代アルメニアの地域』と呼ばれるイラン北西部です。聖タデウス修道院(西アーザルバーイジャーン州)、聖ステファノス修道院(東アーザルバーイジャーン州)、生神女マリア聖堂から構成されています。(同上)
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周りの絵画とは少し違った雰囲気のキリスト座像のように見えます。背景などの絵が簡略化され、なんとなく醒めた感じの雰囲気です。描かれた年代が後年の感じもします。(同上)
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右下の絵は、マリアに抱かれた幼子イエスと、『東方三博士の礼拝』の図のようです。これは、新約聖書ではなく、新約聖書での出来事です。キリスト教のイエス誕生の主題の名前とされ、『マギの礼拝』とも呼ばれます。『マタイによる福音書』2章1~12に記されています。マギは、イラン西部から興ったメディア王国起源の祭司階級です。(同上)
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この絵は、はっきりと分かる、キリストの磔刑図です。左下の女性に光背が描かれていますから、聖母マリアのようです。これも新約聖書の重要な部分です。(同上)
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これで、ヴァンク教会の室内に描かれた天井画と壁画の紹介はお終いです。引き続いて、隣接する展示室を見学しました。(同上)
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