2011/12/03 - 2011/12/06
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1974年、20世紀を代表する考古学の上での世界的大発見となった、世界遺産の兵馬俑坑の紹介です。最初は陶俑、陶馬合わせて約6千体が発掘された1号坑の紹介です。今回で3回目の訪問となりました。秦の始皇帝陵の一部として、1987年、世界文化遺産に登録されています。
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『秦始皇兵馬俑博物館』の文字が刻まれた石碑です。揮毫者の葉剣英の名前がありました。葉剣英(1897〜1986年)は、中国人民解放軍の創立者の一人とされ、元帥の称号を持った軍人で、政治家でした。江青ら四人組追放を実質的に指導、文化大革命の終焉に大きな役割を果たしたとされます。
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1974年に最初に兵馬俑が発見された1号坑です。発掘・修復された兵馬俑の保護と、見学用に造られた建物光景です。発掘と修復作業が、一番進んでいます。
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入口付近から眺めた、兵馬俑の1号坑の全景です。1号坑は、東西に伸びる長方形をしています。東西の長さは230メートル、南北の幅は62メートル、深さが5メートルです。総面積は1万4260平方メートルです。
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入口付近から眺めた兵馬俑の光景です。四列縦隊の兵士が並んだ光景です。左手前に一体だけ頭の無い兵士俑が見えます。
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同じく、入口付近から眺めた兵馬俑の光景です。四列縦隊が乱れた個所があり、最後部の更に後ろには、発掘作業途中の状態が見えています。
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左斜め前から眺めた兵馬俑の光景です。1号坑は、半分ほど発掘作業が済んだ時点で、一旦中止されていました。発掘した兵馬俑の色彩がみる間に消え去ったためとされます。
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全員が丸髷を結った頭の形をした兵士俑の一群です。同じ部族、同じ民族を示しているようです。一番右手前の兵士の頭は、髪を折り返し、それを結束した造作です。
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日本の展示会でも紹介されたことがある兵馬俑は、非常に硬く焼き締められていたことが分かった事件がありました。誤って俑を倒して割れた時、その割れ口は、全て修復作業で接着されて部分だったとされます。
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更にアップした、兵士俑の上半身です。右手が丸まった形をしていますが、これは手に武器を持っていたためのようです。武器の柄が木製だったようです。
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斜め前から見た、1号坑の前方部分の光景です。区画を示すらしい番号札には、18番の数字がありました。1号坑の隊列は、全部で38列とされます。
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左斜め前からアップした兵士俑群の光景です。馬の姿も見えます。消え去った彩色の内、赤色だけは微かに残っているように見えます。
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右斜め前からアップした兵士俑群の光景です。この一軍は、鎧とは違う服装に見えます。鎧特有の鋲が見えません。
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右斜め前から兵馬俑坑の光景です。一番手前の高くなった部分には、19番の番号札があります。建設当初は、兵士俑の上には覆いがあったとされます。
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最前列の武士俑と、その後方の光景です。後方には、馬の姿も見えます。史記や漢書など、数々の歴史書に秦の始皇帝陵の存在は記されていましたが、数々の動乱などにより、存在そのものが長い間忘れ去られていました。
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直立した兵士俑の光景です。直立できるのは、足の部分が、平板の上にくっ付けられた造作になっているためです。
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現在も修復作業が続く区域の光景です。今日は日曜日ですから、修復作業の人達はお休みと、現地ガイドさんが説明されていました。
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東を向いた兵馬俑の最前列の光景です。部隊を率いる指揮官たちの列でしょうか、三列に整列していました。
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発掘作業に続いて、修復作業が進められている区域の光景です。縄が張られたり、番号札がつけられたりしています。復元作業のための目印となるものでしょう。
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作業区域内にはロッカーのような容器も置かれていました。修復作業を効率的に進めるため、必要な機材などが収められているのでしょうか。
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発掘した場所から取り上げられて、修復作業途中の武士俑の一団です。完全に修復作業が住めば、元の坑の中に納められるようです。
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同じく、シルエットになった修復作業中の武士俑の一団です。その手前にある坑からも武士俑の一団の頭部が見えています。
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通路から近い場所にあった武士俑群のアップです。こちらは、概ね修復作業が完了しているようでした。顔かたちや髷の結い方などで民族名まで特定できるようです。
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近くから撮影できましたので、兵馬俑の幾つかをアップして紹介します。武士俑の横顔です。鋲のような文様場見えますから、鎧を身に着けているようです。
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発掘された時には、彩色が残っていたことを強く感じさせる顔の色です。鼻の下には髭を蓄えたような造作があります。指揮官当たりでしょうか。
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髷を横にした頭の形が印象的な兵士俑です。顔に白い部分が残っていますが、彩色の痕のようです。鎧の肩当ては、半袖くらいの長さです。
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顔には白く彩色されていたような跡が残っています。きりりとした眉元が印象的な顔付です。五分五分に分けたように見える髪型です。
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馬車の御者らしい俑のアップです。両手を自然体で先に伸ばした姿は、手綱を握るポーズに見えます。御者でも鎧を身に着けています。
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御者らしい俑の横には、馬俑が並んでいました。修復作業途中の像ですから、修復作業が済んだ後には、人馬一体となって展示されるかもしれません。
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同じように口を開けて並んだ、5〜6頭の馬俑です。全身像からのイメージは、蒙古馬のように、脚が短く頑丈そうな姿態をしています。競走用に品種改良されたサラブレッドとは、かなりイメージが異なります。
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