2011/09/01 - 2011/09/04
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旅人のくまさんさん
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今回の私の旅行の一番の目的は、2008年に世界遺産に指定された福建土楼の見学です。客家土楼(はっかどろう)の呼び方もあります。アモイ市内が交通渋滞をする8時前にホテルを出発しました。ユネスコのリストには、次の10箇所が世界遺産として登録されています。いずれも2008年の登録です。
☆初渓土楼群(Chuxi Tulou Cluster):Property(14.72 Ha)
☆洪坑土楼群(Hokgkeng Tulou Cluster):Property(29.87 Ha)
☆高北土楼群(Gaobei Tulou Cluster):Property(9.44 Ha)
☆衍香楼(Yanxiang Lou):Property(2.41 Ha)
☆振福楼(Zhenfu Lou):Property(1.56 Ha)
☆田螺坑土楼群(Tianloukeng Tulou Cluster):Property(8.85 Ha)
☆河杭土楼群(Hekeng Tulou Cluster):Property(17.4 Ha)
☆Huaiyuan楼(Huaiyuan Lou):Property(1.44 Ha)
☆和貴楼(Hegui Lou):Property(1.75 Ha)
☆大地土楼群(Dadi Tulou Cluster):Property(65.21 Ha)
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アモイ市は、アモイ島と島に隣接する中国本土から構成されます。アモイ島は直径13キロほどの島ですが、市街の中心地は、この島にあります。泊まったホテルを8時前に出発し、港が見える場所まで来ました。10分程の距離です。
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アモイ島と対岸の中国大陸側の海滄区を繋ぐ海滄大橋を渡るところです。アジアで最長、世界でも2番目とされる長スパンの橋です。
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海滄大橋を渡って、大陸側の海滄区に入りました。目指す福建土楼の承啓楼は、福建省竜岩市の永定県高陂鎮高頭村にあります。福建省の西南部に位置します。
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福建土楼までの路は、高速道路が整備されていました。海滄大橋を渡って間もない場所の光景です。旗が立ち並んでいました。文様が単色の幡です。
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中層住宅街の光景です。シャープな色合いの外観で、まだ新しい建物のようです。アモイ地区は経済特区の一つですから、経済発展も進み、裕福な地域のようです。現地ガイドさんは、『工場に勤める若い人が多い街』と強調していました。
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2時間ほど走って、休憩所に到着しました。2008年に世界遺産に登録され、急遽建設が始まった施設のようでした。賑わいを見せるのは、これからでしょう。
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休憩所の正面玄関です。世界遺産マークと、『福建土楼』の文字がありました。世界文化遺産に指定されたことで、これから観光客が大幅に増えそうです。
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入口の門を振り返っての撮影です。中央の門の上に、展望台らしい円形の施設がありました。来客増を見込んでの期待の門構えのようです。
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雨はほとんど上がり、傘も要らなくなりました。雨上がりの山並みをバックに、こちらにも建設中の建物がありました。土楼風の建物のように見えますが、ホテルでしょうか。
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福建省とアモイ市の人口の話しです。福建省の人口は約3580万人、アモイ市の人口は約260万人ですから、7.3%程が居住しています。また、中心地のアモイ島には、アモイ市の約3分の2に当たる約170万人が住んでいます。
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福建省の話です。この省は中国大陸南東に位置します。北は浙江省、南西は広東省、西は江西省と隣接しています。一番の地理的な特徴は、台湾海峡を挟んで台湾と接していることです。
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2時間程走った福建省の南西部のこの辺りは、過疎地と言った雰囲気です。広々とした土地に観光施設が建設されていました。土楼観光に懸ける期待は大きいようです。
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今回のツアーメンバー18名を乗せた地元旅行社のチャーターバスです。元気のよい若い運転手さんでしたから、スリリングなドライブを楽しみました。
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小休止を終わって、バスの駐車場所に戻りました。ここから福建土楼の見学場所までは、車で20分程度とお聞きしました。
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福建土楼の見学地に到着しました。時刻は11時半をまわったところです。福建土楼は約二万戸が現存するとされますが、世界遺産の対象として登録されている建物数は、46戸ほどとされます。その中でも『圓楼之王』と称される承啓楼と、付近の土楼の見学です。
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『大世界基尼暫之最』の文字が刻まれた石碑です。福建省の永定県には最も多くの土楼があることなどが記されています。その数は二万三千座とあります。
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福建土楼の世界遺産標識の石碑です。『永定客家土楼』の赤い文字がありました。『永定県の客家土楼』の意味のようです。世界遺産の土楼は、ほとんどが永定県とショウ州にあります。
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『圓楼之王』とも称される承啓楼の光景です。1986年に中国で発行された『中国民居』シリーズの切手の一つとして採用されました。侵略の時に地下トンネルを掘られないような大きな岩が埋められているようです。
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石碑を手前にして、承啓楼の入口付近の光景です。明代の崇禎年間に基礎が打たれ始め、清代の康熙年間(1654〜1722年)の1709年に出来上がったとされます。完成してからも300年以上が経ちます。
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土楼と結び付けられているのが客家(ハッカ)人です。そのルーツは紀元前に遡り、周から春秋戦国時代にかけての古代中国の王族とされます。追われて次第に南下し、この地に住むようになったようです。
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客家(ハッカ)人の話題を続けます。出自は正当な漢民族です。現地ガイドさんは、優秀な人材が輩出しているとして、孫文、朱徳、障ナ小平や台湾の李登輝氏等を例として挙げていました。孫文については、客家人ではないとの説もあるようです。
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承啓楼の額のアップ光景です。もう少し、客家(ハッカ)人の話題を続けます。中国と台湾の国外で暮らす華僑(在外華人)の人達の人口の約3分の1を、客家人が占めるとされます。シンガポールの初代首相のリー・クァンユー(李光耀)氏も客家人 とされます。
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承啓楼の正面前の敷石の光景です。この部分にだけ、丸い文様が描かれていました。土楼と客家人との関係では、現地ガイドさんは、必ずしも客家人が建設したものではなく、地元の人に依頼して造ったり、出来上がったものを購入したケースも多いと説明されていました。
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左側が承啓楼の側面光景です。承啓楼に入場しての見学は、後ほどのこととなりました。すっきりしない空模様ですが、途中の土砂降りを思えば、十二分です。
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承啓楼の軒下光景です。2階建以上の高さがあります。足がかりにならないよう、これも防御のための工夫のようです。
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承啓楼の壁面光景です。表面が風化し、横に渡した木材や、それを支える位置に木材があることが分かります。分厚い土壁には小石も混ぜてあります。
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基礎部分の光景です。現地ガイドさんの説明によれば、地下1〜2階相当分に亘って、基礎工事が施されているようです。
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承啓楼の軒下と、開け放たれた窓の光景です。高い位置にある野樹ですが、窓も高い位置に小さなものが設けられています。ネット情報では、盗賊に侵入され、放火された土楼もあったようです。
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窓のアップです。承啓楼の入場収入は、一族の土楼の修復費用に充てられているようです。この窓の白い枠は、外層の仕上げの漆喰が残っているようです。修復された跡ではないようです。木枠らしいものが見えています。
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こちらの窓は、周りの漆喰は残っていません。木枠は残っているようですが、剥がれた土壁を上塗りした跡が見えます。
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