2012/05/17 - 2012/05/24
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kojikojiさん
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ベンメリアからバンテアイ・スレイを廻ってこの日の見学は終了でした。汗びっしょりで歩き疲れていたのですが、運転手のソテアさんから「バンテアイ・サムレは素晴らしいから見たほうが良いよ。興味があれば立ち寄りますよ。」と提案されました。本当は遺跡見学の2日目に行きたかったのですが、少し離れているので諦めた場所でもありました。地図で見るとバンテアイ・スレイからシェムリアップへ戻る途中なので立ち寄ってもらうことにしました。ところがこれが行ってみたら調べていたときの印象と違って素晴らしい所でした。規模も大きすぎずレリーフも美しく、更に見学に来ていたのはフランス人の団体さん1組だけだったので静かに見学できたことも良かったです。ここでロリュオスを除いたアンコール周辺の遺跡見学は最後でした。旅の無事のお礼も兼ねてお参りもしました。ここの修行者の方のお祈りの声はとても美しく印象に残りました。そして表に出た所で可愛らしい女の子からアンシエント・アンコールというガイドブックを買いました。コピー本ですが、今までで一番安く6ドルでした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 バイク 飛行機
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アンコール滞在4日目のバンテアイ・スレイの見学が終わってシェムリアップに向かって戻ります。近郊の遺跡の観光も翌日のロリュオスを除いてほぼ終わりました。
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戻る車の中でソテウさんからバンテアイ・サムレに寄る提案がありました。遺跡巡りの2日目のアンコール・トム周辺の遺跡観光の時に、場所が離れているのでパスした遺跡でもありました。どうしても行きたい訳では無かったけれど、時間もあったので寄ってもらうことにしました。
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今回の旅では空港到着時にホテルへ送ってもらったタクシーの運転手のソテアさんに1週間のチャーターをお願いして案内してもらいましたが本当に良かったです。普通超過になる早朝や夜遅くの送迎まで気持ち良く応対してくれましたし、超過や追加料金もありませんでした。
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参道の先にバンテアイ・サムレの遺跡が見えてきました。環濠は既に跡形も無く埋まっています。
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先客はフランス人の団体さんだけでした。その人たちもすぐに立ち去ってしまい、妻と2人だけで見学できました。
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入口の東門の破風を見ただけでこの遺跡のレリーフの素晴らしさを感じました。
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非常に深い彫でラーマヤーナの物語が語られています。まるで日光の東照宮の陽明門を初めて見たときのようです。
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アプサラ・ダンスショーで観た場面もここで確認できます。
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イチオシ
羅刹王ラーバナです。10面の顔を持つ巨大な悪魔でランカー島を支配しています。破壊神シヴァの召使いだったこともあります。
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ラーマと戦車の上で一騎打ちしています。
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上では猿軍団が応援しています。
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入口からレリーフに見入ってしまいます。
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軽く一周してくる程度に考えていた見学時間が長くなりそうです。
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東門を抜けると更に東塔門が現われます。
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イチオシ
規模は大きくないですが堂々とした立派な伽藍が目の前に広がります。
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アプサラダンサーはポーズがアップアップです。写真を撮るのに邪魔!
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透かし彫りと見間違いそうな彫りの深さです。
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イチオシ
柱の足元にも神様が瞑想をしているようです。夕方の日差しが彫刻があることを教えてくれました。
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妻もこの遺跡が気に入ったのか最後まで真剣に見学してくれました。一緒に旅した甲斐があるというものです。
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中央祠堂も非常に良い状態で残されています。実際にこうやって歩いてみるとアンコール・ワットと似ていることが肌で感じられます。
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連子格子の連続も美しいです。中央祠堂は東面が開口になっています。
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経蔵はほぼ完全な形で残っています。
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何故ここがこれだけ完全に残っているのか不思議です。
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このバンテアイ・サムレには「ソムエラの砦」という意味があるそうです。そして、ソムラエ族の伝承で「甘いキュウリの王」と言う話があります。
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ソムラエ族の美しい娘を見初めた隠者がその情念で妊娠させてしまいます。生まれた子供バウが森に入って隠者と出会いキュウリの種をもらいます。そのキュウリが甘くて美味しいので王様に献上します。
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イチオシ
王様はバウに自分のためだけにキュウリを作り、泥棒は殺すように命令します。天候不順でキュウリが献上できなくなると王様は畑に忍び込んでキュウリを盗んでしまいます。泥棒と間違えたバウは王様を殺してしまいます。
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王様には子供がいなかったので白い象に王様を選ばせ、バウが王様になってしまいます。そしてバウはバンテアイ・サムレを建立したそうです。
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しかし王宮の高官がバウに敬意を払わなかったために処刑してしまいます。王宮は混乱したため、隠者は呪いをかけてアンコールを都にしないようにしました。そしてアンコールは人々から忘れ去られたそうです。カンボジアでは良く知られた話だそうです。
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踊るアプサラたち。
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この面のレリーフもラーマヤーナなどの叙事詩から出典していると思うのですがストリーが分かりません。
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ナーガに乗る神々や獅子に乗る神々は不思議なレリーフです。
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ヒンドゥーの神々のことについて深く知っていたらレリーフをもっと読み解けて楽しいだろうなと思いました。
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ここだけでしか見ないレリーフがたくさんあります。
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妻も遺跡の一部になってしまったようです。
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一番西の門では阿修羅たちと戦うヴィシュヌ神の姿があります。
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ヴィシュヌは八臂の姿で表わされています。実際は4本の腕なので、腕の動きを表しているのだと思います。
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他に見ないレリーフと言う意味ではバンテアイ・スレイにも引けを取らないと思います。スレイの帰りにぜひ立ち寄ってもらいたい遺跡です。
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イチオシ
祠堂にいらした修行者の方にお祈りを上げてもらいます。肝心な時に妻はどこかに行ってしまったので戻ってくるのを待ってもらいます。
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ここで最後のお祈りをしてもらいました。今回の旅では何か所でお経をあげてもらったでしょうか。家内安全と長寿、ここでは旅の無事のお礼も祈りました。
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数十円の布施でもきちんとクメール語と英語でお祈りしてくれるので何か所でお祈りしてもらいました。なにか巡礼している気分になってきました。そんなアンコールの遺跡巡りも良いと思います。
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阿修羅のお尻を猿が噛みついています。
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大蛇に横たわるヴィシュヌ神。
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これでこの日の遺跡見学も終わりです。
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思っていたよりもすばらしい遺跡だったので見学時間が伸びてすっかり遅くなってしまいました。
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ここで最後にガイドブックを買いました。本物は23ドルで海賊版でも他の遺跡では安くても8ドルだった本は6ドルでした。翌日のロリュオスでは売っていなかったので最後に買っておいて良かったです。
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後はシェムリアップに向けてカントリーサイドを車で走るだけです。
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それでも途中の集落などでカメラを向けてしまいます。
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観光客には縁の無い籠や魚獲りの道具が売っています。
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運転手さんの提案で見学したバンテアイ・サムレは時間があればぜひ立ち寄っていただきたい遺跡のひとつです。
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