2012/05/17 - 2012/05/24
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kojikojiさん
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アンコール・ビレッジ・ホテルにチェックインして、ロビーでホテルの施設などのレクチャーを受けている中でアプサラダンスのディナーショーを勧められました。もちろんこのホテルに宿泊した一つの理由にはここでアプサラダンスを観るためです。何しろロケーションが良いです。伝統家屋の中でゆっくり食事をいただいてからショーを観ることが出来ます。「いつ予約をいれましょう?」と尋ねられたので「この1週間の中で中央の列の一番前の席が予約できる日をお願いします。」と答えると電話を掛けて「今晩に席が確保できます。」との回答でした。多分他のお客さんの席をずらしたのだと思います。その晩2列目の席には同じホテルのフランス人の女性が2人座っていました。ちょっと心苦しかったです。10年前に滞在した時はフィルムカメラで撮影したのですが、完全にブレブレで帰国後に悲しい思いをしました。今回はデジカメですのでしっかり収めることが出来ました。他の劇場には行ったことはありませんが、料金は25ドルと倍以上します。でも名だたるホテルから送迎付きでみなさん観に来られています。差額13ドルの約1,000円でラグジュアリーな観劇が出来るお勧めの劇場です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 バイク 飛行機
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ホテルを表に出ると通りを挟んだ正面に大きな劇場が建っています。伝統的な家屋が木々の中に建っているので幻想的な雰囲気です。そして伝統的な衣装を着たホテルの女の子が迎えてくれます。
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妻は何か貰っています。よく見ると蓮の花のようです。
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女性には蓮の花が1本と洒落たサービスです。花はすぐに咲いてしまわないようにいちばん外側の花弁を折り込んでいます
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日本語の立派なパンフレットが配られます。ホテルのホームページにも詳しく書かれていますが、アプサラダンスを観る前の予備知識としては必要な事がまとめられた良い冊子です。
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ステージには籠に入った蓮の花が置かれてあります。3列あるテーブルの中央列の一番前の最高の席を予約してありました。
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料理はまとめて大きなお盆でサービスされます。アンコール・ビレッジ・ホテルの食事はとても美味しいので味は間違いありません。
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揚春巻とサマサとてんぷら、レモングラス風味のチキンスープ、グリーンパパイヤとマンゴサラダ、カンボジア風ポークカレー、バナナリーフで包んだ蒸し魚。どれも美味しいです。
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キンキンに冷えた白ワインを1本開けて楽しいディナータイムが始まります。
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イチオシ
写真を撮るには後で邪魔になりますが綺麗です。
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お花をいただいて満足そうです。
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食事中は可愛らしい男の子がロニー・クエという木琴を演奏してくれます。
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お腹も一杯になりました。この日は早朝にハノイを出て、ルアンパバーン経由でシェムリアップに入ったので少しお疲れです。
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音楽が始まってそろそろショーの始まりです。ロニー・クエはチーク材で出来た船型の木琴のような楽器です。斜めに傾いた太鼓二つがスコー・トムと呼ばれるものです。
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伝統的な楽器の演奏に乗ってダンスが始まります。カンボジア語で「冠」という意味を持つモコットを被っています。衣装の中で最も神聖なもので、昔は純金製のものもあり、重いもので2キロもあったそうです。
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反り返った指先の角度が大きいほど優れたダンサーの証しだそうです。
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インドネシアのバリ島のダンスに比べると顔の表情をあまり変えないような気がします。
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イチオシ
パンフレットに詳しく書いてあった指先に目が行ってしまいます。腕と掌が平行になるくらいに反っています。長年練習しないとこうはならないでしょう。
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指先の動きは植物の形から来ているようです。
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パンフレットには5種類ほどの指の動きがありますが、きっと手話のようなバリエーションや組み合わせがあるのだろうと想像できます。
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穏やかな音楽に穏やかな踊りです。
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インドネシアやタイの舞踊にも似ているようですが一番地味だと思います。例えが悪いかもしれませんが歌舞伎と能くらい違うような気がします。
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妻は今日初めてカンボジアに着いたばかりで遺跡を見ていませんので、先に舞踊を見てからデバダーを見た方が良いのか考えましたが、本人はどっちでも良かったようです。
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遺跡に置かれた石の彫刻の中から抜け出てきたような感じです。花を持ったデバダ―がいたのはどこだったか…。プルメリアはカンボジアではチャンパでラオスでも同じだったと思います。
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穏やかな時間が過ぎていきます。
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衣装が袴のような形なので能の足さばきの様な印象を受けたのかもしれません。
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アプサラダンスはアンコール王朝時代に儀式や祝い事で廻れたそうです。アプサラは女性の姿をした神で素晴らしい踊り手だったそうです。
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イチオシ
円を描くような動きや静止した姿は天上界と地上の間を漂っている姿だそうです。優雅な舞踊でした。
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ここでデザートが届きます。かぼちゃプリンと新鮮なフルーツサラダでした。
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次は「漁師の踊り」悪戯な青年たちがはにかむ女の子をからかうコミカルな踊りです。「ロバム・ネサット(フィッシング・ダンス)」この民族舞踊は天然資源、特に水の重要性を強調しています。 水があるところには魚があり、魚がいるところには人間の生命を支えることができます。
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女の子は笊を持ち、青年たちは魚を獲る竹籠を持っています。この踊りはクメールの正月や伝統行事のときに踊られるそうです。一番良く使われているのはアングルット(釣鐘形に編まれた竹のワナ)とチニャングと呼ばれる編んだ竹箕(たけみ)です。
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この組み合わせはお土産で見掛けました。ミニチュアの竹細工が胡椒とセットになっていました。
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伝統衣装が可愛らしい女性たちです。
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カンボジアではこのようなコミカルな劇がうけるようです。カルチャー・ビレッジの出し物でそう思いました。
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このお嬢さんが一番美人さんでした。
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イチオシ
この巻きスカートは最後に後ろ側から前の腰辺りへ布をまくしあげます。チェック柄のクロマーを襷掛けにした姿が可愛らしいです。
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若者が女の子から取り上げた笊でちょっかいを出します。
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最後には仲直りです。そして大団円で踊ってハッピーエンド。
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「メカラダンス」
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水の女神メカラが雷光を放つクリスタルの玉を武器に戦います。
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戦う相手は雷鳴を呼ぶ斧を持つ悪魔です。
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レアム・イサウと呼ばれる悪魔です。
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この悪魔を退治する勧善懲悪の物語です。
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イチオシ
スピード感があって楽しい演目です。
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戦っていると言ってもチャンバラのようには見えません。
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この踊りは乾季の後にやってくる恵みの雨が降る様子を暗示したものだそうです。まさに6月から雨季になる今の時期です。
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そしてレアム・イサウは敗れ去りました。
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めでたし、めでたし。
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「ココナッツダンス」この踊りは以前この劇場に来たときも観た記憶があります。
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これも若い男女の楽しい踊りで、結婚式のときに踊られるそうです。
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ココナッツの乾いた音が印象に残ります。
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イチオシ
カッポカッポとリズミカルです。
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見ているだけでこちらも楽しい気分になっていきます。
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最後は「リアムケーの伝説」でクメール版のラーマヤーナ叙事詩の一節です。
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ラーマ王子はビシュヌ神から強さ・優しさ・完璧さを受け継いだ7番目の化身です。
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リアムの弟レアク(ラクシュマナ)が登場しました。
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ラーマの義理の弟でビシュヌ神を守っている蛇の神ナーガの化身です。
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さらわれたシータ姫を奪還すべく思案します。
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そして猿の王スグリーヴァに助けを求め、スグリーヴァは全世界にシータ姫の捜索隊を派遣します。
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風神ヴァーユの子であるハヌマーンが登場しました。
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猿の軍団の大将です。
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イチオシ
以前アンコールを訪ねた時はまだたばこを吸っていました。そのとき愛飲していたのがハヌマーンというたばこです。1週間吸っていたら歯が黄色くなって止めました。ひと箱30円くらいだったと思います。パッケージはかっこよかったのですが。
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脱線しましたがハヌマーン建ち猿の手助けを受けてシータ姫がランカー島にいることを突き止めます。
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ランカー島へ遠征です。当時のインドとスリランカの関係を暗示しているように思います。昔モルディブで知り合った人がスリランカは怖くていけないよ。インドなんて行こうと思ったことも無い。と言っていたことを思い出しました。平和で小さな国であるモルディブから見たスリランカとインド感が垣間見られて面白いと思ったことがありました。
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さあ、悪役の登場です。
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羅刹王ラーバナは10面の顔を持つ巨大な悪魔で、ランカー島を支配しています。破壊神シヴァの召使いだったこともあります。
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シータ姫はショデュヤ王の娘でシヴァの持つ弓を曲げることの出来る唯一の人です。そのためラーマの妻になります。その美貌は魔王ラーバナをも魅了し、ランカ(現在のスリランカ)島に囚われてしまいます。
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頑張れハヌマーン。ハヌマ―ンは中国渡って孫悟空になります。
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魔王ラーバナの手下たちは悪そうな赤鬼と青鬼といった感じでしょうか。
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劇中には出てきませんが、この戦いの発端はラーバナの妹のサパナカーです。
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彼女がラーマを誘惑しようとして弟のラクシュマナに阻止されます。その腹いせに兄のラーバナをシータに夢中にさせて誘拐させます。
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どうも魔王の軍団の方がキャラは立っているし強そうです。
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大見栄を切ります。
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決めのポーズ。
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ラーマとラクシュマナには猿の軍団が応援に加わります。
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魔王軍団は整然としています。
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イチオシ
決まった!
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魔王のお出ましです。
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イチオシ
ラーマと一騎打ちです。
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子ザルが見守ります。思い出しました。この子ザルは前に見たときもいました。うろちょろするだけで戦いには加勢しません。中は幼稚園くらいの子供です。
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魔王は降参します。ラーマとラクシュマナの勝利です。
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シータ姫が助け出されました。
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めでたし。めでたし。
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ハヌマ―ンも大役を終えました。
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ラーマ王子、シータ姫、ラクシュマナ。
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イチオシ
ラーマは王位に就くのでした。
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大団円でショーは終わりです。見応えありました。写真でそれが伝わると良いのですが。
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ショーが終わって表に出ると昔ながらのクラシックな屋台が出ています。ここで人形の仮面が売っています。小さい物は3ドルくらいからあります。これが結構良く出来ています。
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こちらはホテルのショップに並んでいるもので大きさもあるのでもう少し高いです。
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物語と登場人物を理解していると欲しくなります。
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以前バリ島へ行く前にラーマヤーナ叙事詩の本を買っていたので、読み返しておいたのが良かったです。
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今から思い返すと仮面も買っておいても良かったかなと思います。
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ホテルのフロントに飾られた絵です。このホテルに泊まられていなくてもお勧めのシアターです。
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やっぱりはぬまーんの人気が強いですね。
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