2012/05/17 - 2012/05/24
5208位(同エリア8626件中)
kojikojiさん
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コンポン・クリアンからの戻り道に遅めの昼食をとりました。ロリュオス遺跡の手前(シェムリアップからだと先)にある店ですが、川沿いの伝統的な造りの店で普通のテーブル席以外にハンモックが吊るされていて、その上で寝っころびながらビールを飲んでいる地元の人や昼寝をしたり楽しい店でした。我々も食事の後しばらくハンモックで休憩しました。ソテウさんを待たせたらと思って車に戻ると彼もハンモックで一休みしていました。ロリュオスの遺跡は最初に北側のロレイの見学からスタートします。プリア・コーの見学の後にリトル・エンジェルと言う子供の生活支援のスパエク工房や機織り工房も見学しました。アーチザンダンコールみたいな規模の大きな設備の整った工房ではありませんが、素朴で良い物があったので数点買い求めました。すると機織りしていた女の子の1人が「ありがとう。」と日本語で言ってくれました。たったそれだけなのですが購入したストールがかけがえのない物のように思えました。最後のバコンの手前にはロ・ユウユウという窯元(炉・悠々)にも立ち寄りました。ここは日本人の方が始めた窯らしいのですが、大きさと重たさから購入は諦めました。ベトナムからカンボジアを廻ってトランクは4個を越え危険な状態になっています。ロリュオスの観光ではそんな周辺に数件のお店や工房があるので立ち寄りたいものです。1週間ちょっとのシェムリアップに滞在した一番最後の観光がロリュオス遺跡でした。アンコールの遺跡では古い時代の物で石積みではなく煉瓦積のうえ規模も小さいので年代順と言う考えからも最初に見れば良いのかなと思いました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー 徒歩 バイク 飛行機
- 航空会社
- ベトナム航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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コンポン・クリアンからロリュオスの近くまで戻ってから遅い昼食を摂ります。STOENG TRORCHEAKというレストランでです。ソテアさんのお勧めで、カンボジアの村のような建物で好感が持てます。こんなレストランを4トラに紹介したいと思ってもウェブアドレスが無いと登録できないのでつまらないです。
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川沿いのテラス風の席でビールをいただきます。天井のファンが気持ち良いです。
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トンレサップ湖へ行ったので魚のソテーを頼んでみましたがこれが絶品の美味しさです。久し振りに美味しい魚を食べた気がします。
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本当はシェアしたく無かったけど、嫌とは言えません。
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妻はトムヤンクンを注文して、ご飯を入れて雑炊風にして食べたかったようです。
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大満足の昼食の後はシェイクです。今回毎日のように飲んでいました。
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食事の後別棟のハンモック小屋で一休みしました。ハンモックがこんな気持ち良いものだと思いませんでした。すぐにウトウトしてきます。
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気持ち良い風が通り抜けていきます。マーケットでもハンモックは売っていましたが、日本で楽しむのはなかなか難しそうです。
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伝統的な家屋の中で寛いでいると本物の村にいるような気分になってきます。待たせたら悪いと思ってソテアさんを探すと、彼も運転手さん用のハンモック小屋で寛いでいました。
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午後の観光の最初は国道6号線の北側のロレイ遺跡に向かいます。
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ここは小さな遺跡で祠堂が4基残っているだけです。
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煉瓦積みの古い遺跡だと言う事が分かります。アンコール遺跡が造られる数百年前のものです。ベトナムのミーソンで見たチャンパの遺跡を思い出します。
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遺跡は崩壊寸前のようで崩れないようにワイヤーで固定してあります。
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長いアンコール周辺の遺跡観光もこのロリュオス遺跡群で終わりです。
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ニッチの金剛力士やアプサラの彫刻部分は砂岩が埋め込まれています。同一材で積み上げられたアンコールの遺跡と違うようで、レリーフは1枚の岩を彫りあげてあります。
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時代が遡る分アプサラも全体にふくよかな感じがします。
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まぐさの彫刻も時代が下がる分アンコール周辺で見られるものとデザインが違います。中央にガルーダで両腕でナーガを抑え込み、尚且つ口からもナーガを出しています。
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こちらは後年の遺跡でも見掛けるカーラと頭上に座るシヴァ神です。馬に乗った神様がたくさん舞い遊んでいます。
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レリーフが1枚の砂岩から彫りぬかれているのが分かります。この場合は彫刻したものを煉瓦を積むと同時に嵌め込んだのでしょう。
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こちらのアプサラーもふくよかで穏やかな表情です。
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こちらの金剛力士像もおだやかなお顔です。
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ガルーダとナーガの彫刻が状態良く残っています。
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砂岩の種類が違うのでしょうか。こちらは黒ずんだアプサラーです。
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眉をひそめて口元から牙を覗かせた表情豊かな金剛力士像がありました。
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火炎樹が美しく咲き誇っていました。
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遺跡ばかり見ていた後で周囲の緑や花を見るとホッとします。
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火炎樹と言うとトニー・ブイ監督の映画「季節の中で」のエンディングの印象が強くてベトナムを想像してしまいますが、今回の旅ではカンボジアの火炎樹の美しさを深く感じました。
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ロレイ寺院の入り口にはスパエクの実演を見せている人たちがいました。
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本当はこの日の晩にシェムリアップの最後にアンコール小児病院でスパエク・トムを観ることになっていました。市内のレストランで見るトーイでは無く、かがり火を焚いて屋外で見せるトムのほうです。これはめったに見られないので楽しみにしていたのですが、夜半に降った雨のために1日順延になってしまいました。
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警備のおじさんにまた来てくださいと言われたけど、不定期に年に数回しか公演しないのに…。アンコール・ビレッジ・ホテルのアプサラダンスで始まったシェムリアップの夜は小児病院のスパエク・トムで閉める筈だったのですが。
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プリア・コーの見学の前にリトル・エンジェルに立ち寄りました。ここは学校にもなっていて、売り上げの40%は子どもたちに、その他は学校の教育費や食費や運営費に当てられるそうです。
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沢山の子供たちが作業をしています。作品は安いのですが子供の手作り感が残っていて、協力はしたいけれど買いたいとは思えませんでした。
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隣ではシルクの織物工房がありました。こちらも女の子たちが一生懸命機織り作業をしています。
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作品を見ているとおばさんがいろいろ説明してくれました。15色に色糸を使ったコットンのストールがとっても綺麗だったので色違いを2つ買いました。
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するとこの女の子が笑顔で「サンキュー」とか「ありがとう。」と日本語で声を掛けてくれました。それだけでここに立ち寄って良かったと思いました。
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続いて参道からプリア・コー遺跡に入ります。ここはアンコールも含めた遺跡で1番古いものだそうです。
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誰もいない遺跡に6基の祠堂がポツンと建っています。
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周壁は壊れて門の一部だけが残っています。
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1番古い遺跡でありながら煉瓦積みの凄い迫力を感じます。ロリュオスの3つの遺跡の中では一番印象に残った所です。
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祠堂の前にはナンディンと呼ばれる聖なる牛の像が並んでいます。寺院の名前プリア・コーは聖なる牛だそうです。
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ベトナムのニャチャンのボーナガル遺跡を思い出しました。リバークルーズに申し込んだら参加者が1人だけで、ガイド綺麗な女の子と2人でデートしているような気分でした。その時に行った遺跡なので記憶に残っていた訳です。
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聖なる牛に対峙するように獅子像も並んでいます。
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カーラとナーガの彫刻が美しいです。
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非常に綺麗にレリーフが残っています。ここのレリーフは砂岩に彫ったものと漆喰の2種類があります。
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こちらは漆喰で造られたレリーフです。煉瓦造りの場合はそれを覆う漆喰が必要だったのでしょう。出来た時は白く輝いていたのではないでしょうか。
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金剛力士像の肉体は立体的に彫る事は出来ても槍までは彫り抜くことは出来なかったのでしょう。
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レリーフは見事に残っているのでついつい見とれてしまいます。
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象に噛みつくのは獅子でしょうか。
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こちらはカーラでシヴァ神を頭に載せています。
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時間の経つのも忘れて見入ってしまいます。こんな時にツアーでなくて良かったと思います。
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同じモチーフでも1体1体を見ていくと姿が違っていて面白いです。
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この彫刻のルーツはどこにあるのでしょうか?インドからその技術は伝わったのでしょうか?
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ギリギリ牛の姿と分かる石像です。
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獅子の姿もいつまで保たれるのでしょうか。
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プリア・コーの前には石彫の工房もありました。
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プリアコーの模型もありました。奥にはロレイ遺跡も並んでいます。
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遺跡を見ていて石を積み上げてから彫刻を施したであろうことは分かりましたが、新たな疑問として間違えたり、失敗したらどうするのだろうと思いましたが、ここで子供たちが彫っているのを見たらそんな事は余計な杞憂だと分かりました。
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この技術がいずれ遺跡の修復に繋がっていくのでしょう。
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バコンへ行く前にもう一つのお店に寄りました。LO-YU-YUという陶器の工房です。日本人の方が始められた窯のようで、炉・悠悠という日本語が由来だそうです。素敵な器もあったのですが何しろ重いです。これに料理を盛ったら重くて持てないし、何より日本へ持って行く気力がありませんでした。
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表に出るとジャックフルーツが生っています。一応バスケットで隠してあるのでしょうか。
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1週間かけた遺跡巡りの最後はバコン遺跡です。
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美しい環濠に囲まれた寺院です。妻はもう冷房の効いた車から降りては来ません。
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東側から参道を進みます。午後遅い時間なので完全に逆光になりますが、かえって迫力があります。
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東楼門から伽藍に入ります。
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基壇から祠堂を望みます。
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祠堂までは5層の基壇がピラミッド状になっています。
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最上段から西側を望みますが、ここを降りて周る気力も体力も残っていません。
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基壇の割に祠堂は小さく距離感のバランスも悪いような気がします。
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後年建て直されたのかもしれません。
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西からの階段をシンハ像(獅子)が守っています。
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1週間の遺跡巡りも灼熱と言う言葉が似合う暑さでしたが、体の芯からカンボジアを体感できたような気がします。
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この1週間で一体幾つの遺跡を巡ったのか、もう思い出せません。
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そしてまだ見ていない遺跡は幾つあるのか。地球の歩き方に掲載された遺跡の主だったところはほぼ制覇していると思います。
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多分遺跡巡りではもうシェムリアップに来ることは無いでしょう。
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旅行記としては遺跡の写真ばかりで面白くないかもしれませんが、今後アンコールへ行こうと思われる方のきっかけになればと思います。
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この暑い中を文句も言わずについて来てガイドブックを読んで見どころを案内してくれた妻に感謝です。最後は車から降りて迎えに来てくれました。
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