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スピシュケー・ポドフラディエから9:25のバスに乗り込み、コシツェへ向かいました(バス料金:115SK)。<br /><br />この街を訪れた一番の目的は、もともと牢獄として使われていた建物を利用した『コシツェ歴史博物館』。<br />独房跡や拷問用具などを展示しているとのことで、とても楽しみにしていました(人格的に問題あり)。<br /><br /><br />*****************************<br /><br />【コシツェ歴史博物館】訪問記<br /><br />この建物は元々牢獄として使われていたらしく、地下には当時の牢屋が残っているという。<br />人一倍ビビリのクセにそういう場所には行ってみたくなる。<br /><br />近くの別の博物館の受付で入場料を支払う。<br />係の女性が私を連れて戻り、入口ドアの鍵を開けてくれた。<br />私のためだけに開けてくれたので、もちろん見学者は私一人だ。<br />彼女は入口脇のカウンターで読書を始めた。<br /><br />私は博物館の類にはまず行かない。なぜなら英語がロクに理解できないからだ。<br />ここの一階はごく普通の歴史博物館で、当然の如く陳列内容はさっぱり理解できず。<br />正直なところ一階はすっ飛ばしてとっとと地下を見学したいが、ここで脇目もふらず地下を目指すのは、「私はちょっとしたヘンタイです」と公言しているようなものだ。<br />あくまでも「歴史に興味があって立ち寄ってみたら予想外の・・・」という感じを装わなくてはならない。<br /><br />頃合を見計らってさりげなく地下に降りる。<br />まずは数々の拷問道具が、使用法の図解付で並んでいる。<br />人形で示したものもあり、人形のちゃっちぃ様子が余計に怖い。<br />というか、とにかく一人ぼっちなのがマジで怖い。<br /><br />奥に進むと薄暗~い中に牢屋が並んでいた。<br />恐ろしいほど静かだ。<br />何だかものすごく怖い。壁の色が怖い。壁の傷が怖い。変なニオイが怖い。嫌な想像をかき立てる。<br /><br />ふと牢屋の中を見ると骨のようなものが散らばっている…<br />あ、あかん。怖すぎる。<br /><br />そのとき一階の玄関扉が閉まる音がした。<br /><br />もしや置いていかれたのでは!!!?<br />私は半泣きで一目散に一階を目指した。<br />階段の2段飛ばしなんて20年ぶりくらいだ。<br /><br />入口カウンターの女性は男性と交代していた。<br />そして、必死の形相で現れた私を見て、彼はニヤつきながら「もっとゆっくり見学するように」と言う。<br />私がマゴマゴしていると、男性が一緒に地下へとついて来てくれた。<br />地下に降りて振り向くと、男性は途中でこっそり上に戻っていた。<br />…お茶目か!<br /><br />が、怖いものは怖い。1人では無理だ。<br />私は後ろ髪を引かれつつ博物館を後にした。<br />見学者でギュウギュウ詰めの博物館もイヤだけど、誰もいない拷問博物館もなかなか厳しいものがあると学んだ。<br /><br />後から知ったことだが、牢屋に散らばっていた骨は本物の囚人の骨だということだった。合掌。

中欧・東欧26 スロバキア(コシツェ)

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2008/04/14 - 2008/07/09

19位(同エリア38件中)

旅行記グループ '08 中欧・東欧(前編)

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小心者

小心者さん

スピシュケー・ポドフラディエから9:25のバスに乗り込み、コシツェへ向かいました(バス料金:115SK)。

この街を訪れた一番の目的は、もともと牢獄として使われていた建物を利用した『コシツェ歴史博物館』。
独房跡や拷問用具などを展示しているとのことで、とても楽しみにしていました(人格的に問題あり)。


*****************************

【コシツェ歴史博物館】訪問記

この建物は元々牢獄として使われていたらしく、地下には当時の牢屋が残っているという。
人一倍ビビリのクセにそういう場所には行ってみたくなる。

近くの別の博物館の受付で入場料を支払う。
係の女性が私を連れて戻り、入口ドアの鍵を開けてくれた。
私のためだけに開けてくれたので、もちろん見学者は私一人だ。
彼女は入口脇のカウンターで読書を始めた。

私は博物館の類にはまず行かない。なぜなら英語がロクに理解できないからだ。
ここの一階はごく普通の歴史博物館で、当然の如く陳列内容はさっぱり理解できず。
正直なところ一階はすっ飛ばしてとっとと地下を見学したいが、ここで脇目もふらず地下を目指すのは、「私はちょっとしたヘンタイです」と公言しているようなものだ。
あくまでも「歴史に興味があって立ち寄ってみたら予想外の・・・」という感じを装わなくてはならない。

頃合を見計らってさりげなく地下に降りる。
まずは数々の拷問道具が、使用法の図解付で並んでいる。
人形で示したものもあり、人形のちゃっちぃ様子が余計に怖い。
というか、とにかく一人ぼっちなのがマジで怖い。

奥に進むと薄暗~い中に牢屋が並んでいた。
恐ろしいほど静かだ。
何だかものすごく怖い。壁の色が怖い。壁の傷が怖い。変なニオイが怖い。嫌な想像をかき立てる。

ふと牢屋の中を見ると骨のようなものが散らばっている…
あ、あかん。怖すぎる。

そのとき一階の玄関扉が閉まる音がした。

もしや置いていかれたのでは!!!?
私は半泣きで一目散に一階を目指した。
階段の2段飛ばしなんて20年ぶりくらいだ。

入口カウンターの女性は男性と交代していた。
そして、必死の形相で現れた私を見て、彼はニヤつきながら「もっとゆっくり見学するように」と言う。
私がマゴマゴしていると、男性が一緒に地下へとついて来てくれた。
地下に降りて振り向くと、男性は途中でこっそり上に戻っていた。
…お茶目か!

が、怖いものは怖い。1人では無理だ。
私は後ろ髪を引かれつつ博物館を後にした。
見学者でギュウギュウ詰めの博物館もイヤだけど、誰もいない拷問博物館もなかなか厳しいものがあると学んだ。

後から知ったことだが、牢屋に散らばっていた骨は本物の囚人の骨だということだった。合掌。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
大韓航空
  • コシツェはスロヴァキア第二の規模をもつ大都市で、とても洗練された美しい町。<br />鉄道駅に隣接したバスターミナルから公園の中の道を抜けて、旧市街へと向かいました。

    コシツェはスロヴァキア第二の規模をもつ大都市で、とても洗練された美しい町。
    鉄道駅に隣接したバスターミナルから公園の中の道を抜けて、旧市街へと向かいました。

  • 道路沿いに建つ優雅な建物『ヤコブ宮殿』。

    道路沿いに建つ優雅な建物『ヤコブ宮殿』。

  • フラブネー広場の噴水と、ネオバロック式の建物『国立劇場』。<br />この広場には音楽が流れていて、噴水は曲に合わせて形を変えます。

    フラブネー広場の噴水と、ネオバロック式の建物『国立劇場』。
    この広場には音楽が流れていて、噴水は曲に合わせて形を変えます。

  • 噴水ごしに眺める『聖アルジュベティ教会』。<br /><br />公園のベンチに座って両親に電話しました。<br />手持ちの携帯電話で国際電話ができる時代です(化石的発言)<br />オカンは「ほうか。チェコスロバキアにおるんか」と言ってました(化石的発言)

    噴水ごしに眺める『聖アルジュベティ教会』。

    公園のベンチに座って両親に電話しました。
    手持ちの携帯電話で国際電話ができる時代です(化石的発言)
    オカンは「ほうか。チェコスロバキアにおるんか」と言ってました(化石的発言)

  • 『聖アルジュベティ教会』は、1506年に完成したスロヴァキア最大のカテドラル(大聖堂)です。<br /><br />とても存在感のある建物で、内部も見ごたえがあります。

    『聖アルジュベティ教会』は、1506年に完成したスロヴァキア最大のカテドラル(大聖堂)です。

    とても存在感のある建物で、内部も見ごたえがあります。

  • 写ってませんが、一部修復中。

    写ってませんが、一部修復中。

  • 教会の壁の彫像も見事です。<br />そろそろ「ヨーロッパの人は異様に像が好き」という認識が深まりつつあります。

    教会の壁の彫像も見事です。
    そろそろ「ヨーロッパの人は異様に像が好き」という認識が深まりつつあります。

  • 聖アルジュベティ教会のすぐ南にある『聖ミハエル礼拝堂』

    聖アルジュベティ教会のすぐ南にある『聖ミハエル礼拝堂』

  • 聖アルジュベティ教会のすぐ北に建つ『ウルバン塔』。<br />現在は博物館になっているようです。

    聖アルジュベティ教会のすぐ北に建つ『ウルバン塔』。
    現在は博物館になっているようです。

  • 両側の建物が美しい広々とした石畳の通り。

    両側の建物が美しい広々とした石畳の通り。

  • フラブネー広場に面したファーストフード店で食べたチキンカツ。<br />付け合せはジェスチャーで減らしてもらいました。<br /><br />お店は混んでいましたが、一人客の女性が向かいのシートを勧めて下さり、ありがたく相席させて頂きました。<br />ちょっとお顔が怖めの方だったので緊張しましたが、去り際に挨拶してくださり、和みました。

    フラブネー広場に面したファーストフード店で食べたチキンカツ。
    付け合せはジェスチャーで減らしてもらいました。

    お店は混んでいましたが、一人客の女性が向かいのシートを勧めて下さり、ありがたく相席させて頂きました。
    ちょっとお顔が怖めの方だったので緊張しましたが、去り際に挨拶してくださり、和みました。

  • 食後、また公園で休んでいると、うまそうなアイスクリームを食べている人を発見。<br />店の場所を問い詰めて白状させ、『AIDA』というデザート屋さんへ。<br /><br />さきほどのファーストフード店と同じ並びにあり、常に客で混みあっていました。

    食後、また公園で休んでいると、うまそうなアイスクリームを食べている人を発見。
    店の場所を問い詰めて白状させ、『AIDA』というデザート屋さんへ。

    さきほどのファーストフード店と同じ並びにあり、常に客で混みあっていました。

  • アイスクリームの他にも、たくさんの種類のケーキが並んでいました。<br />店内には椅子とテーブルが並べられていて、飲み物やケーキを頂くことも出来ます。<br /><br />

    アイスクリームの他にも、たくさんの種類のケーキが並んでいました。
    店内には椅子とテーブルが並べられていて、飲み物やケーキを頂くことも出来ます。

  • ダブルはヤリ過ぎかと思いましたが、つい・・・。<br />上がベリー系、下はピスタチオのアイスクリームです。16SK(約80円)<br />おいしい!<br /><br />甘いものを食べると人は幸せになるようで、隣に座ったおばあちゃんと一緒にニコニコしながらいただきました。

    ダブルはヤリ過ぎかと思いましたが、つい・・・。
    上がベリー系、下はピスタチオのアイスクリームです。16SK(約80円)
    おいしい!

    甘いものを食べると人は幸せになるようで、隣に座ったおばあちゃんと一緒にニコニコしながらいただきました。

  • かわいい色のチューリップが咲いていました。

    かわいい色のチューリップが咲いていました。

  • フラヴナー通りに建つ『カフェ・スラーヴィア』。<br />1900年に建てられ、元はホテルとして使われていたそうです。<br /><br />堂々と『HOTEL』と書かれているけど、今はホテルとしては使われてないと思われます。

    フラヴナー通りに建つ『カフェ・スラーヴィア』。
    1900年に建てられ、元はホテルとして使われていたそうです。

    堂々と『HOTEL』と書かれているけど、今はホテルとしては使われてないと思われます。

  • いよいよ楽しみにしていた『コシツェ歴史博物館』を訪れます。<br /><br />博物館の受付は少し離れた建物内にあり、見学を申し出ると、係の人が一緒について来て入り口を開けてくれます。30SK。<br /><br />それにしても奥の牢屋はホントに怖かったです。<br />びびりは2人以上で訪れるべきです。

    いよいよ楽しみにしていた『コシツェ歴史博物館』を訪れます。

    博物館の受付は少し離れた建物内にあり、見学を申し出ると、係の人が一緒について来て入り口を開けてくれます。30SK。

    それにしても奥の牢屋はホントに怖かったです。
    びびりは2人以上で訪れるべきです。

  • 歴史博物館では不甲斐なさが炸裂しましたが、パン屋のおねえさんも駅の車掌さんも感じがよく、コシツェはとても良い思い出になりました。<br /><br />というか、この街に限らず、スロヴァキアは人々が優しくて親切なのが印象に残りました。<br />首都ブラチスラヴァは少し治安が悪いと耳にし、ビビって訪れなかったことを後々まで悔やみました。<br /><br /><br />次はブダペストへ向かいます。<br />https://4travel.jp/travelogue/10269141

    歴史博物館では不甲斐なさが炸裂しましたが、パン屋のおねえさんも駅の車掌さんも感じがよく、コシツェはとても良い思い出になりました。

    というか、この街に限らず、スロヴァキアは人々が優しくて親切なのが印象に残りました。
    首都ブラチスラヴァは少し治安が悪いと耳にし、ビビって訪れなかったことを後々まで悔やみました。


    次はブダペストへ向かいます。
    https://4travel.jp/travelogue/10269141

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 鯨の味噌汁さん 2022/04/28 05:26:56
    いい旅してますなぁ
    バックパッカーデビューが2008年だったのね。今更ながら読み返してますわ。
    ワシも…海外に行き出したのが2007年でした。でもって2008にはこの辺りを歩いてる。

    にしても3ヶ月かぁ…帰れなくなる寸前だったでしょ。
    ワシ、ひとつの旅は長くても2週間かなぁと。それ以上だとそのまま人生捨ててもいいやーなんて考え出しそうで怖いのよ。旅は戻ってナンボ。

    東欧ってなんでか惹かれるよね。ロシアは自由に旅できないんで行く気にならんけど(今回の件は置いといて)、周辺国は歩きがいありそうな国がいっぱい。スロバキアもいつか行ってみたい。

    >「私はちょっとしたヘンタイです」

    自覚がたらん。
    ヘンタイ大盛全部乗せ、くらいだなー。

    小心者

    小心者さん からの返信 2022/04/28 12:39:49
    ふらふら旅、万歳

    味噌汁大先生、おはようございます。
    大昔の旅行記までご覧いただき、ありがとうございます。
    わたしも先日「おんなじ2008年!」と、ひっそり盛り上がってました。

    で、更に2007年の旅行記を「写真少なっ!」と思いつつ拝見したのですが、いやはや、めちゃくちゃ面白くて驚きました。
    しかも、不覚にも感動までしてしまい、まことに遺憾でした。

    確かに、写真なんて検索すれば「プロ級」のやつがいくらでも出てくる。しかし「体験談・失敗談・感じたこと」なんかはその人だけのもので、唯一無二。
    なるほど、これこそが『旅行記』や! と目からウロコでした。
    とは言え、わたしには到底真似できそうもなく、「やはり文筆業の方なのか?」という疑念が拭えません。

    3ヶ月も旅行すると、体調は崩すし中弛みはするし、仰るとおり帰国したくなくなるし。したらしたで、税関で『ロマンス詐欺被害者』の疑いはかけられるし、ちょっとした浦島太郎状態やし…

    体力が無くて怠け者のワシには1ヶ月くらいがベストです。


    (やはりあとがツライが)また旅行記じっくり読ませていただきます!

    …て、待て待て。
    だだだ誰が「ヘンタイ大盛全部乗せ」やねん。上手い。

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