中欧･東欧09　チェコ(カルロヴィ･ヴァリ)

2008/04/14 - 2008/07/09

往路（仁川→プラハ）の機内でプラハ在住の日本人女性Oさんと隣同士になり、12時間を共に過ごすうちにジワジワと打ち解けました。
物静かな彼女から「良かったら週末うちに来ませんか？」とお誘いを受けた時は、正直かなり驚きました。
しかし、私が「この人は信用できる」と直感したように、Oさんもそう思ってくださったようです。

プラハで過ごす週末、『デヴィツカ』駅そばのホテルのロビーまでOさんが車で迎えに来てくださり、彼女のお宅に伺いました。
見ず知らずの怪しげな私を三日間もてなしてくださり、車で観光にまで連れて行って下さいました。
彼女の用意してくれた日本食はとても嬉しく、感謝の気持ちは言葉ではとても足りません。

帰国して「何か恩返しがしたい」とメールを送りましたが、返信が途絶えてしまいました。
何ひとつご恩を返せず、ずっと心に引っかかっています。
願わくは、もう一度彼女にお会いしたいです。

エリア カルロビバリ(チェコ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: 大韓航空

Oさんのご自宅から近いこともあり、チェコで最も有名な温泉保養地『カルロヴィ･ヴァリ』へと車で連れて来てくださいました。

テプラー川に沿って瀟洒な建物が建ち並びます。

生憎の雨模様で、気温は多分0℃位だと思われます。
Oさんが防寒着を貸してくださったのでギリギリ耐えられます。

カルロヴィ･ヴァリで最も有名なホテル『Grandhotel　Pupp』。
美しくて豪華な建物です。

たぶん金持ちしか泊まれません。

空は暗いですが、建物は美しく、高級感が漂っています。

とりあえず『ヴジーデルニー･コロナーダ』を見学します。
このコロナーダは間欠泉が有名です。
暖かい室内でホッと一息。

ここにはこのような蛇口が5本並んでいて、それぞれ温度が違います。

適温の蛇口を見つけ早速飲んでみたところ、鉄分の豊富そうなお味でした。
おいしくはありませんが、何となく体に良さそうな気がします。
気のせいかもしれません。

間欠泉ヴジードロ。
12メートルもの高さまで噴き上がります。

温泉水のお陰で暖かく、ガラスが曇っています。

名物スパ･ワッフルのお店。
こちらもヴジーデルニー･コロナーダ内にあります。
丸いウェハースにクリームがサンドしてあるお菓子で、気軽に1枚買ってその場で食べることが出来ます。
仲良く並んだご夫婦の後ろ姿が微笑ましいです。

クリームの種類が選べ、私も柑橘系(多分)を試してみました。ちょっと湿気ったような印象･･･別に温泉の蒸気で湿気ったわけではなく、こういうものなのだと思います（思いたいです）。1枚7ｺﾙﾅ。

『ムリーンスカー･コロナーダ』

カルロヴィ･ヴァリで最も美しいと言われているコロナーダ。
100以上ある柱が優雅な神殿のようです。

『サドヴァー･コロナーダ』

それにしても寒いです。
ヨーロッパの4月を舐めてはいけないと思い知りました。

カルロヴィ･ヴァリ名物『ベヘロフカ』という薬草酒のお店。
瓶そのものな店構えがとっても分かりやすいです。

そろそろ凍えそうなのでカルロヴィ･ヴァリを後にしました。

｢近くに廃城があるけど行ってみますか？｣とのお言葉に
｢は、廃城ぅ!!?　是非っっ!!｣と図々しくお願いして連れてきて頂きました。
お城への山道は霧が立ち込め、まさに廃城日和(?)です。

おおぉ。なんて美しい、と寒さも忘れて感動です。
しかし、さっきまでの『いい感じの霧』はいずこへ？

お城の名前が分からなくてすみません。

だーれもいません。

少し霧がかかった塔。

ここは何に使われていたのでしょう？

風車にも立ち寄っていただき、ご自宅へと戻ります。

サンドイッチとビールとコーラで早めの夕食。
たくさんお話ししました。

本当にさんざんお世話になりました。
ありがとうございました。
もう一度お会いして、ご恩を少しでもお返ししたいです。