中欧･東欧15　チェコ(オロモウツ2)

2008/04/14 - 2008/07/09

オロモウツには多くの見所があり、何泊かしたいと考えていましたが、ジワジワと宿探しが面倒になり（往々にしてその傾向あり）、その日の夜行列車でオシフィエンチムに向かうことにしました。
駅に荷物を預けてあったことも敗因の一つですが、初っ端の宿で断られると小心者ゆえに人一倍ダメージを喰らい、「今夜は野宿に違いない」みたいな極端なネガティブ思考に突き進みます。

こうしてチェコの素敵な街々を足早に通り過ぎてしまったことは後々までずっと悔やみました。


オロモウツ駅からオシフィエンチム駅までは約4時間強。
ぐっすり寝る時間も無さそうなので2等座席の切符を購入しました。327ｺﾙﾅ(12.8ﾕｰﾛ)

エリア オロモウツ(チェコ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: 大韓航空

広場で行われていた謎のイベントも終わり、こちらにも人が集まってきました。

謎のイベントが行われていた噴水。
ガイドブックには載ってなく、もしかして新しいものなのでしょうか？

お腹が減ったので、ガイドブックに載っていた『ウ･ケイクリージャ』というレストランにやって来ました。

しかし店員さんは携帯メールを打つのに一生懸命です。
愛想が良くないというより「眼中にない」

注文したポークステーキ(ホワイトマッシュルームソース)とライス。両方で109ｺﾙﾅ。
お味はなかなかおいしかったです。

お腹も大きくなり気温も下がってきたので、そろそろ広場を後にします。
やはりここでも夕方以降イッキに人がいなくなりました。

聖モジツ教会。
15世紀の建物だそうです。

聖モジツ教会の塔。
こちらは16世紀になって付け足されたものだそうです。

マリア教会。

既に19時を過ぎているのでどこもかしこももう閉まっています。残念。

６つのバロック様式噴水群の一つ、トリトンの噴水。

駅へと向かう石畳の道。
向こうに聖ヴァーツラフ教会の尖塔が見えます。

大好きな時間帯。
「やっぱり泊まるべきか」と葛藤します。
しかしホステルがなかなか見つけられません。
しかも「宿を探してから駅に戻って荷物を取ってくる」という一連の流れを思うと「おえー」と萎えます。
思ったより早い『宿探しイヤイヤ期』の始まりです。

短絡的に目先の面倒を避けて、結局ドツボにはまるというパターンです。

聖ヴァーツラフ教会までやって来ました。

尖塔の高さは100メートル（数字にこだわるタイプ）。

とても美しい教会です。

随所に施された彫刻も見事です。

葛藤しながらオロモウツ駅まで戻ってきました。

夜の駅にはとても旅情をかきたてられます。

この駅の待合室は夜中でも暖房が入り、人もたくさんいるので心細くありませんでした。
夜10時位まで開いているコンビニもあり、ここでチェココルナ（硬貨）を使い切りました。

荷物預かりも遅くまでやっていて、便利です。
ここでは荷物受け取り時に料金を払います。
私の荷物は軽くて小さいので15ｺﾙﾅ。
先程コンビニで硬貨を使い切ったので涙が出ました。
が、怖そうな係の方がとても優しくて救われました。

私の乗る列車は0:26発クラクフ行き急行です。

車内はガラガラ、コンパートメントには1人ぼっち。
車両全体にも恐らく3人ほどしか乗ってないと思われます。

インターネットでこの列車で強盗に遭った人の話を読み、かなりビビっています。

コンパートメントは少々ボロイですが、一人占めなので横になることができました。
（ビビっている割にはウトウト眠りました）