中欧･東欧14　チェコ(オロモウツ1)

2008/04/14 - 2008/07/09

テルチのバスターミナルからブルノへ(運賃92ｺﾙﾅ)。
ブルノでバスを乗り換えてオロモウツへ(運賃92ｺﾙﾅ)。

オロモウツでは町外れの幹線道路沿いで降ろされて右往左往。
親切な人々に助けられ、トラムでオロモウツ駅に向かいました。
駅のインフォメーションでは宿の紹介はやってないとのことで、街中で探すしかなさそうです。
とは言え荷物からは一刻も早く解放されたく、とりあえず駅で荷物を預けて、世界遺産『三位一体の碑』を観に旧市街へ向かいます。

駅の隣に郵便局があったので、ずい分前に書いた絵葉書を出しました。

エリア オロモウツ(チェコ)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: 大韓航空

駅から旧市街へは少し距離があるので、トラムを利用するのが便利だと思います。
しかし私はムリーンスキ川沿いを歩いてみたかったので、徒歩で向かいました。

人に尋ねつつ、広い道路を逸れてムリーンスキ川沿いの道に出ました。
景色が激変します。

右手に古い城壁、左手に川を眺めてのんびり歩きます。

この辺りは『ベズルチョヴィ公園』といって、人々の憩いの場になっているようです。

緑が濃く、とても雰囲気のいい散歩道。

城壁に穿たれた小窓は銃眼でしょうか？

こちらは見張り塔かな？

ここから公園を出て旧市街の広場へ向かいます。

中はこんな感じです。

あの緑濃い公園から階段を登っただけでこの街並み。

あちらに見える聖カテジナ教会(多分)に寄ってみました。

教会内部の通路です。
教会の方に｢写真を撮ってもいいですか?｣とお尋ねしたところ、快くOKして下さいました。

教会の模型。よく出来ています。
多くの絵画も飾られています。
トイレもお借りしました。

地下へ降りる階段。
真っ暗なのでビビッて途中で引き返しました。
未だにめちゃくちゃ気になります。

教会の天井部分。

パイプオルガン。

ホルニー広場にやって来ました。

広場では奇妙なイベントが行われていて、みんな『三位一体の碑』そっちのけでそちらに集まっています。

何をやっているのかなーと、私も世界遺産そっちのけでそちらに向かいました。

イルカを抱く男性の像に男性が抱きついてクネクネしています。
（後に『アリオンの噴水』と判明）
正直非常に不気味です。
解説をするおじさんの赤いマントも意味不明です。

理解不能なため、早々に立ち去りました。

この日の旅日記では「キモかった」との一言で片付けていました。
貧弱すぎる語彙力をなんとかしたいです。

そっちのけにされている『三位一体の碑』。

1754年に完成した『三位一体の碑』と市庁舎の塔。
市庁舎の塔の高さは75ｍあります。

『三位一体の碑』の高さは35メートル、とても立派で美しいです。

最上部に三位一体像、その下には聖母の被昇天の像、その他聖人像やレリーフなどで飾られ、最下層は礼拝堂になっています。

「像だらけ」と言っても過言ではありません。

ホルニー広場にある『ヘラクレスの噴水』

６つあるバロック様式噴水群のひとつで、1688年に造られたオロモウツ最古の噴水だそうです。

広場の真ん中に建つ市庁舎。
15世紀に創建されたゴシック様式の美しい建物です。

市庁舎の仕掛け時計。

背景のモザイク画には、400万枚ものガラスの立方体が使われています。
上部に描かれているのは『王の乗馬』、側面や下部に描かれているのは当時の主要産業に従事する労働者の姿です。

仕掛けの人形はそれぞれとても可愛くて微笑ましいのですが、チェコスロバキア時代の共産主義を反映しています。
1950年代、かつては天使や聖職者だった人形が鍛冶屋などの労働者の姿に置き換えられたそうです。

毎正時の仕掛け自体はシンプルで、これまたプラハと同様に少々拍子抜けです。

広場にあるオロモウツの旧市街の模型。

手前が市庁舎、一番奥の建物は聖ヴァーツラフ教会です。