この旅で必ず見てみたいと思っていた『スピシュ城』を訪れました。<br /><br />プレショフのバスターミナルのインフォメーションでバスの時刻と乗り場を尋ねました。<br />少し時間があったのでターミナル前のお店でアイスクリームを買い、バス乗り場のベンチで知らないおばさんと並んで食べました。<br />言葉はまるっきり通じなくても、身振りの会話で心が通じ合いました。<br />別れ際にキャンディを2個手渡され、手を振り合ってバスに乗り込みました。<br />こういうふれあいは宝物です。<br /><br />スロバキアでは小さなアイスクリームSHOPをよく見かけました。<br />結構流行っていて、シングル7～9SK(40円～50円くらい)と、とても安い！<br />お腹を壊すほど食べました（ほどほどにしとけ）。<br /><br />バスは10:55発。<br />スピシュ城のふもとの町『スピシュケー･ポドフラディエ』までは約50分で63SKでした。

中欧･東欧24　スロバキア(スピシュ城)

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2008/04/14 - 2008/07/09

24位(同エリア61件中)

エリア

スピシュ城周辺(スロバキア)

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 30万円 - 50万円

交通手段: 鉄道高速・路線バス

航空会社: 大韓航空

広場にあるインフォメーションは閉まっていました。
着いたのが丁度昼頃だったのでお昼休みかと思って1時間半くらい待ちましたが、開くことはありませんでした。

町を歩いていたご婦人に紹介していただいたペンション『PODZAMOK』。
バス･トイレは共同ですが、ツインルームで1泊250SKと格安です。
部屋には洗面所もついていました。
部屋を出たところの共用スペース。
大きな冷蔵庫があって便利です。

しかし、滞在中に2回ほど閉め出されて号泣しました。
宿泊者がいるのに、なぜ門に鍵をかける！
町の教会。

町を歩いていると、人懐こい子供達にいたるところで手を振られます。
大人からはめっちゃジロジロ見られます。
教会の庭からスピシュ城を望みます。

初めてお城を見たときは感動しました。
朽ちるにまかせた廃屋。
とても素敵です。
宿の近くから眺めたスピシュ城。
う、美しすぎる･･･。

嘘か真か、あの名作アニメ『天空の城ラピュタ』のモデルになったとも言われています。

今回の旅程を考えた際、絶対に外せなかった廃城です。
インフォメーションなどがある広場にあったレストランで夕食。
言葉がまったく通じなくて、｢何でもいいので食べさせて下さい｣とジェスチャーで伝えました。

どんな料理が出てくるのか見当もつかない状態というのはなかなかスリリングでしたが、杞憂に終わりました。

とても美味しかったチキンステーキ、100SK。
近くのスーパーマーケットで甘い物を調達して宿に戻りました。

このオレンジゼリーの入ったチョコクッキーはふにゃふにゃしていますがなかなか美味しく、チェコでも食べました。

あと、買ってくる水がことごとく炭酸水なのはなぜですか。
翌日の朝食。

この宿にはレストランも併設されていて、そこで『スピシュケーホットドッグ』を食べました。
メニューでは35SKなのに、実際は50SK…
ペンションそばの墓地の横の道を登ってお城に向かいます。

上り坂が思ったよりもキツイです。
坂を上りきったところの門は閉まっていて、「入れないの!?」と絶望。
もちろん諦められず、右側の細い道を通って向こう側へと回り込みます。
途中でヘビに遭遇し、噛まれて死ぬ自分の姿が脳裏にチラつきましたが、今度は門が開いていて中に入ることが出来ました。
良かった！
スピシュ城は1209年から建造が始まり、大きな城になったのですが、1780年の火災で焼け落ち、廃墟となってしまいました。

1993年、世界遺産に登録。
地形も利用して建てられています。
石造りの急な通路を登って内部を見学します。
窓から眺めるのどかな風景。
いくつかの部屋が石の壁で区切られています。
屋根はありません。

きれいに修復された城より、断然こっちがいいです。
遠くからでもよく目立つ円筒形の塔。
変わった形をした窓枠。
塔に登ってみました。

とても年季の入った石の階段。石がずい分磨り減っています。当時のままなのでしょうか。
塔の上からの眺め。
「焼け落ちた」という史実を実感します。
城壁に囲まれた庭に出ました。
庭に小動物が。
ねずみかな、イタチかな？
庭から眺めたお城。

柵が設けられた城壁の上を歩くことができます。
ベンチに座ってのんびり風景を楽しみました。

この贅沢な時間の使い方！
一人旅バンザイ！