中欧･東欧27　ハンガリー(ブダペスト1)　

2008/04/14 - 2008/07/09

コシツェから列車でブダペスト東駅へ。2等680SK、約4時間の移動でした。
独り占めだったコンパートメントでしたが、少しずつ混んで5人に。
更に、途中から空模様が怪しくなり、到着した19:00頃にはしっかりした雨が降っていました。

駅にあったインフォメーションで『女性用ドミトリー』のある宿を尋ねてみたのですが、ミックスドミトリーしか空いてないと言われました。
他には、30ユーロ出せばアパートメントの個室を紹介してくれるとのこと。

少し考えた末、もしもの時のためにメモしてきた 日本人経営の『アンダンテホステル』に直接行ってみることにしました。
道中雨はどんどん強くなり、途中の教会の庇の下で雨宿り。
そうこうするうちにすっかり夜になってしまいました。
バックパックも靴もびっしょり濡れてしまい、ちょっと泣きそうでした。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 航空会社: 大韓航空

すぐ近くまで来ているはずなのに目当ての『アンダンテホステル』をなかなか見つけることが出来ず、電話してみました。
この時点でかなり心細くなっていたのですが、明るく丁寧な応対（日本語！）に心底ホッとさせて頂きました。

スタッフの方が通りまで出て来て下さり、無事チェックイン。
電話番号を控えておいて良かった！

ここは経営者の方もスタッフの方もゲストの方々も全員が日本人。
何もかも日本語で事足りるので、言葉の出来ない私にはとても有りがたかったです。
しかも皆さん親切な方ばかりで、とても快適に過ごさせていただきました。

但し、リラックスしすぎて『旅魂』が少々萎えることは否めません。
ここを去る時はけっこうな不安に苛まれることになりました。

翌日は雨も上がり、良い天気になりました。

ブダペストは重厚で美しい建物が目立ち、通りにはこんなオープンカフェのテーブルがたくさん並んでいます。

まずは『聖イシュトヴァーン大聖堂』に向かいます。

この大聖堂は収容人数が8500人という巨大さで、ドームの高さは96メートルもあるそうです。
感想としては「とにかくでけぇ」。

主祭壇。
祭壇中央で白く輝いているのは、初代ハンガリー国王『聖イシュトヴァーン』の像です。

天井にも多くの美しい絵が描かれています。

正直言わせてもらえば、もっと「ボロッ」とした雰囲気が好みです。

聖堂内奥にある『聖なる右手の礼拝堂』。
ステンドグラスが並んでいます。

このガラスケースには聖イシュトヴァーンの右手のミイラが保管されているらしいのですが･･･。暗くて見えません。
宿で『お金を入れるとライトが点いて見ることが出来るらしい』と聞き、張り切って後日再訪しましたが、礼拝中で中に入れませんでした。

『ミイラ』に執着しすぎです。

鎖橋の上から眺めたドナウ川と国会議事堂。
カメラにズーム機能が付いていることを知っていますか？

鎖橋のたもとにあるライオンの像。

王宮の丘へは徒歩で登りました。
なかなかいい感じの道です。

丘を一周する道。
水のみ場やベンチが設けられ、眺めもいいです。

ところで、この水って飲んでも大丈夫なのでしょうか。

細い路地を通って三位一体広場へ。

18世紀に建てられた三位一体の像。
ペストの終焉を記念して建てられたものです。
もちろん聖人らしき像がてんこ盛りです。

広場中にいい匂いを振りまくお店。

思いっきり修復中のマーチャーシュ教会。
こんなにスッポリ足場で覆わなくてもいいと思います。

外観のことは諦め、内部を見学しました(700Ft)。

ネオゴシック様式（知らんけど）の主祭壇。

天井や壁も芸術的な美しさです。

丸い天窓に小さなステンドグラスが嵌っています。

見事なステンドグラス。

精巧な彫刻が美しい祭壇。

そろそろ内部も修復されそう。

漁夫の砦から見たマーチャーシュ教会の裏側。
辛うじて教会らしい外観を拝むことができました。

白い石灰石で出来ているという『漁夫の砦』。

漁夫の砦からの眺め。

砦のすぐそばに建つ『聖イシュトヴァーン騎馬像』。
台座の四隅には、王のシンボルのライオンが鎮座しています。

漁夫の砦からの下り階段。
タイムスリップできそうな雰囲気です。