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夏の近代建築を訪ねての関西遠征。7ヶ所目の訪問先は神戸。はじめて訪れる街ですが、何故かそんな気がしません。どうしてだろう・・・? そうか、自分のホームグランドの横浜にとても似ている街だったからです。<br />メリケンパーク=山下公園、ハーバーランド=みなとみらい、ポートタワー=マリンタワー 元町=元町 北野異人館=山手西洋館 南京町=横浜中華街 旧居留地=関内、山下町周辺外国人居留地 坂道、港町、政令指定都市と数え上げればきりのないほどの共通点がある街って、日本全国探しても絶対ほかにないのでは・・・そんな気がしてなりません。<br />ここで紹介する近代建築も共通するものがありました。

近代建築を訪ねて~神戸編~

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2007/08/16 - 2007/08/17

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旅行記グループ 近代建築散歩(関西エリア)

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ぬいぬい

ぬいぬいさん

夏の近代建築を訪ねての関西遠征。7ヶ所目の訪問先は神戸。はじめて訪れる街ですが、何故かそんな気がしません。どうしてだろう・・・? そうか、自分のホームグランドの横浜にとても似ている街だったからです。
メリケンパーク=山下公園、ハーバーランド=みなとみらい、ポートタワー=マリンタワー 元町=元町 北野異人館=山手西洋館 南京町=横浜中華街 旧居留地=関内、山下町周辺外国人居留地 坂道、港町、政令指定都市と数え上げればきりのないほどの共通点がある街って、日本全国探しても絶対ほかにないのでは・・・そんな気がしてなりません。
ここで紹介する近代建築も共通するものがありました。

交通手段
JRローカル 徒歩

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  • まずは、ホテルを出ですぐのところにあったレトロな外観の2階建ての事務所。昭和初期の建物のようです。

    まずは、ホテルを出ですぐのところにあったレトロな外観の2階建ての事務所。昭和初期の建物のようです。

  • 2,3軒隣にあった事務所ビル。これも古そうな感じです。

    2,3軒隣にあった事務所ビル。これも古そうな感じです。

  • 海岸通にある旧日濠会館。この建物は、 1911年(明治44年) 兼松商店(現:兼松)の兼松房治郎により建てられました。<br />

    海岸通にある旧日濠会館。この建物は、 1911年(明治44年) 兼松商店(現:兼松)の兼松房治郎により建てられました。

  • 設計は河合浩蔵、施工は旗手組によるもので、外壁は花崗岩で覆われています。 <br /><br /><br />

    設計は河合浩蔵、施工は旗手組によるもので、外壁は花崗岩で覆われています。


  • 表側と裏側の外壁の化粧は全く違っていて、裏側は煉瓦となっています。

    表側と裏側の外壁の化粧は全く違っていて、裏側は煉瓦となっています。

  • こちらは、旧日本郵船神戸支店<br />1918年(大正7年) 曾禰中條建築事務所の設計、ああ坂橋本組の施工により4建てられたもので、震災の1年前に耐震補強をしたため、震災の被害はほとんどなかったそうです。<br />

    こちらは、旧日本郵船神戸支店
    1918年(大正7年) 曾禰中條建築事務所の設計、ああ坂橋本組の施工により4建てられたもので、震災の1年前に耐震補強をしたため、震災の被害はほとんどなかったそうです。

  • 今は、紳士服の量販店の入ったテナントビルになっています。

    今は、紳士服の量販店の入ったテナントビルになっています。

  • こちらの建物は、海岸ビル( 旧・三井物産神戸支店 ) 大正7年に河合浩蔵の設計、竹中工務店の施工により建てられたビルで、写真では切れていますが、建物の裏側には高層のオフィスビルに繋がっていて、低層部のみ保存されています。<br /><br />

    こちらの建物は、海岸ビル( 旧・三井物産神戸支店 ) 大正7年に河合浩蔵の設計、竹中工務店の施工により建てられたビルで、写真では切れていますが、建物の裏側には高層のオフィスビルに繋がっていて、低層部のみ保存されています。

  • ここもローラアシュレイの店舗などの入る、テナントビルになっています。

    ここもローラアシュレイの店舗などの入る、テナントビルになっています。

  • 中に入ると、外壁と高層ビルとの空間が、フロント部分のビルの高さまでの吹き抜け構造となっています。

    中に入ると、外壁と高層ビルとの空間が、フロント部分のビルの高さまでの吹き抜け構造となっています。

  • 海岸ビルの道路の向かいには、大正11年(1922年)に建てられた、旧・大阪商船神戸支店 (現商船三井ビルディング)があります。<br /> <br />

    海岸ビルの道路の向かいには、大正11年(1922年)に建てられた、旧・大阪商船神戸支店 (現商船三井ビルディング)があります。

  • 渡辺節建築事務所の設計と大林組の施工により建てられたものです。 <br />

    渡辺節建築事務所の設計と大林組の施工により建てられたものです。

  • 建物の随所におしゃれな化粧を施したなかなか美しいビルです。

    建物の随所におしゃれな化粧を施したなかなか美しいビルです。

  • この建物は神港ビル、昭和14年(1939年)に木下建築事務所の設計、竹中工務店の施工により建てられたものです。 <br /><br />

    この建物は神港ビル、昭和14年(1939年)に木下建築事務所の設計、竹中工務店の施工により建てられたものです。

  • 神港ビルの道の反対にある、旧チャータード銀行神戸支店。このビルは昭和13年(1938年)J.H.モーガンの設計、大倉土木(大成建設)により施工されたものです。 <br /><br />

    神港ビルの道の反対にある、旧チャータード銀行神戸支店。このビルは昭和13年(1938年)J.H.モーガンの設計、大倉土木(大成建設)により施工されたものです。

  • 神港ビルは下の部分はあまり特徴のない建物ですが、角の部分に乗った塔屋のデザインはなかなかのものです。

    神港ビルは下の部分はあまり特徴のない建物ですが、角の部分に乗った塔屋のデザインはなかなかのものです。

  • この神戸市立博物館は、1935年(昭和10)年に建築された旧横浜正金銀行で、その後、東京銀行として利用されてきました。神戸市立博物館としてオープンしたのは1982年(昭和57年)のことです。<br /> 

    この神戸市立博物館は、1935年(昭和10)年に建築された旧横浜正金銀行で、その後、東京銀行として利用されてきました。神戸市立博物館としてオープンしたのは1982年(昭和57年)のことです。
     

  • 設計者は、明治29年に日本の建築家としては初めてイギリスに留学した桜井小太郎。

    設計者は、明治29年に日本の建築家としては初めてイギリスに留学した桜井小太郎。

  • 中央入口の左右にギリシャ・ドリス様式を模した6本の半円柱が並ぶ荘重な外観の建物です。<br />

    中央入口の左右にギリシャ・ドリス様式を模した6本の半円柱が並ぶ荘重な外観の建物です。

  • 十五番館<br /> ビル街の中に唯一残る居留地時代からの商館で、1881年(明治14年)に建てられたものです。<br /> 当初、アメリカ領事館として7年間使用されていた建物ですが、昭和41年、野澤幸三郎氏が買い取り、ノザワ本社社屋として使っていましたが、現在は、カフェレストラン「カフェ・ド・神戸 旧居留地十五番館」として営業中です。<br />

    十五番館
     ビル街の中に唯一残る居留地時代からの商館で、1881年(明治14年)に建てられたものです。
     当初、アメリカ領事館として7年間使用されていた建物ですが、昭和41年、野澤幸三郎氏が買い取り、ノザワ本社社屋として使っていましたが、現在は、カフェレストラン「カフェ・ド・神戸 旧居留地十五番館」として営業中です。

  •  建物は、南側にベランダを持つコロニアルスタイルで、玄関ホールはパラディアン・モティーフと呼ばれるアーチがかかっています。<br /> <br />

     建物は、南側にベランダを持つコロニアルスタイルで、玄関ホールはパラディアン・モティーフと呼ばれるアーチがかかっています。
     

  • 十五番館の入り口にある煉瓦造下水道 <br /> これは、明治2年頃、英国人技師ハートの設計により造られた我国で初めての近代下水施設であり、また初めての煉瓦造構造物のひとつです。<br /> 直径90cmの円形管と径40×54cmの卵形の管からなり、いずれも煉瓦半枚厚を使われ、「十五番館」東横側に91mが現在も雨水幹線として供用されています。<br /><br /> <br />

    十五番館の入り口にある煉瓦造下水道 
     これは、明治2年頃、英国人技師ハートの設計により造られた我国で初めての近代下水施設であり、また初めての煉瓦造構造物のひとつです。
     直径90cmの円形管と径40×54cmの卵形の管からなり、いずれも煉瓦半枚厚を使われ、「十五番館」東横側に91mが現在も雨水幹線として供用されています。


  • 先ほどの旧・大阪商船神戸支店 (現商船三井ビルディング)の裏側の外観です。

    先ほどの旧・大阪商船神戸支店 (現商船三井ビルディング)の裏側の外観です。

  • 旧居留地内の近代建築は、このような銅製のプレートで表示されています。ここは旧居留地の5番だったところです。

    旧居留地内の近代建築は、このような銅製のプレートで表示されています。ここは旧居留地の5番だったところです。

  • 裏口玄関の入り口。中は管理人がいては入れませんでした。

    裏口玄関の入り口。中は管理人がいては入れませんでした。

  • この建物は神戸海上火災保険(現同和火災海上保険)<br />昭和10年(1935年) 長谷部・竹腰建築事務所 の設計竹中工務店の施工により建てられたもので、3階まで届くアーチ型の連窓が特徴のビルです。<br />

    この建物は神戸海上火災保険(現同和火災海上保険)
    昭和10年(1935年) 長谷部・竹腰建築事務所 の設計竹中工務店の施工により建てられたもので、3階まで届くアーチ型の連窓が特徴のビルです。

  • 同和火災ビルの入り口部分

    同和火災ビルの入り口部分

  • 神戸旧居留地38番館(旧ナショナルシティバンク神戸支店 )は、昭和4年(1929年)にヴォーリズ建築事務所の設計、竹中工務店の施工により建てられたものです。<br /><br />

    神戸旧居留地38番館(旧ナショナルシティバンク神戸支店 )は、昭和4年(1929年)にヴォーリズ建築事務所の設計、竹中工務店の施工により建てられたものです。

  • 今回の旅で、京都、大阪、神戸、近江八幡でヴォーリズの作品を数多く見てきましたが、銀行建築ははじめてみました。

    今回の旅で、京都、大阪、神戸、近江八幡でヴォーリズの作品を数多く見てきましたが、銀行建築ははじめてみました。

  • 現在は大丸神戸店・南館第一別館としてテナントビルとして現役で使われています。

    現在は大丸神戸店・南館第一別館としてテナントビルとして現役で使われています。

  • 大丸が店舗として利用する前、商品倉庫となっていた時代もあり、昭和30年代は川崎重工業(株)本社ビルとして利用されていました。

    大丸が店舗として利用する前、商品倉庫となっていた時代もあり、昭和30年代は川崎重工業(株)本社ビルとして利用されていました。

  • デザインは、南側正面にイオニア式の円柱を4本並べ、その両端が目地を目立たせた石積みで引き締めたアメリカン・ルネッサンス様式の建物です。<br />

    デザインは、南側正面にイオニア式の円柱を4本並べ、その両端が目地を目立たせた石積みで引き締めたアメリカン・ルネッサンス様式の建物です。

  • 旧居留地39番館 もともと旧神戸証券取引所だった建物を取り壊し高層ビルに建替えられていますが、アールのついた下層部分は残され、きれいに改修されました。

    旧居留地39番館 もともと旧神戸証券取引所だった建物を取り壊し高層ビルに建替えられていますが、アールのついた下層部分は残され、きれいに改修されました。

  • 昭和9年(1934年) 渡辺節建築事務所の設計と清水組の施工により建てられたこの建物。最初は証券取引所でしたが、戦後、米軍に接収されたのち、昭和28年(1953年)より映画館:朝日会館して使用されていました。現在は、「神戸朝日ホール」というコンサートホールとして生まれ変わりました。

    昭和9年(1934年) 渡辺節建築事務所の設計と清水組の施工により建てられたこの建物。最初は証券取引所でしたが、戦後、米軍に接収されたのち、昭和28年(1953年)より映画館:朝日会館して使用されていました。現在は、「神戸朝日ホール」というコンサートホールとして生まれ変わりました。

  • 半円型の正面部分に並ぶ立派な角柱が特徴の建物です。

    半円型の正面部分に並ぶ立派な角柱が特徴の建物です。

  • こちらの建物は、神戸ムスリムモスク(神戸回教寺院) 昭和10年(1935年) スワガー建築事務所の設計<br />竹中工務店の施工により建てられたものです。 <br />

    こちらの建物は、神戸ムスリムモスク(神戸回教寺院) 昭和10年(1935年) スワガー建築事務所の設計
    竹中工務店の施工により建てられたものです。

  • モスクの全貌を写そうとすると、いやなところに電線が・・・うまく撮れません。

    モスクの全貌を写そうとすると、いやなところに電線が・・・うまく撮れません。

  • でも、隣の時間貸しの駐車場からは側面はきれいに写せます。

    でも、隣の時間貸しの駐車場からは側面はきれいに写せます。

  • 玄関まわりの繊細な装飾と、大小4本の塔や大きな玉ねぎ形ドームが特徴の建物です。

    玄関まわりの繊細な装飾と、大小4本の塔や大きな玉ねぎ形ドームが特徴の建物です。

  • 開いていた窓からちょっとだけ中が見れました。

    開いていた窓からちょっとだけ中が見れました。

  • この建物は、旧第一銀行神戸支店として 明治41年(1908年)東京駅の設計で有名な辰野金吾の設計により、建てられたもので、赤レンガと白御影を使った、辰野氏のもっとも得意とするデザインの建物。震災時は大林組神戸支店となっていましたが、外壁を残すだけで崩れてしまい、現在は、その外壁を修復して一部を神戸市営地下鉄のみなと元町駅の出り口として使用しています。

    この建物は、旧第一銀行神戸支店として 明治41年(1908年)東京駅の設計で有名な辰野金吾の設計により、建てられたもので、赤レンガと白御影を使った、辰野氏のもっとも得意とするデザインの建物。震災時は大林組神戸支店となっていましたが、外壁を残すだけで崩れてしまい、現在は、その外壁を修復して一部を神戸市営地下鉄のみなと元町駅の出り口として使用しています。

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