2013/12/03 - 2013/12/06
3352位(同エリア5547件中)
まりも母さん
レトロ探して三都の旅3日目北野洋館とルミナリエ編1
http://4travel.jp/travelogue/10846562
(新神戸駅〜萌黄の館)
の続きです。
”北野町公園”のベンチでひとやすみ。
つぎに公園の前にある”風見鶏の館”を見学します。
塔屋の目立つ大きな洋館です。
さすがにここは見学の人も多いです。
細部まで、こだわった見ごたえのある すばらしい洋館でした。
建物内部を見て、坂を下り、北野通りを歩きます。
”風見鶏の館”の内部を中心に
次の”ラインの家”見物までを
北野洋館とルミナリエ編2に書きます。
表紙画像は、”風見鶏の館”に飾られた大きなクリスマスツリーです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス スカイマーク JRローカル 私鉄 徒歩
-
”風見鳥の館”(旧トーマス住宅)明治37年(1904)
国指定重要文化財
ドイツ人 ゲオルグ・デ・ラランデ設計
この建物は、昭和58〜60年に本格的な保存修理が行われ、復元できるものは可能な限り再現されていましたが、
1995年の阪神淡路大震災ではほぼ全壊という被害が出ました。
震災被害後 元の建材を70%使い、1年8ヶ月かけて再建されたのが現在の建物です。 -
入り口はやや高い場所の玄関まで石段になっています。
階段の途中 下にもに窓が見えます 建物には半地下があります。 -
土台の上は一部が石ですが、基本的には木造の煉瓦張りだそうです。
震災の被害は、煉瓦の亀裂や煙突の落下など深刻だったそうです。 -
入り口にクリスマスリースがかけられていました。
ここは土足のまま入ることができます。 -
1階 応接間です。
家具は再現されたものだと思われます。
ドイツ人の家族が住んでいた時の様子が感じられる
素敵なインテリアになっています。
カーテンと壁紙が同じ柄なのは、昔は、壁紙ではなく生地が貼ってあったのかも?
いや そこ、本当に昔通りなのだろうか・・・。 -
天井がかなり変わっています。
あまり見かけないタイプだと思います。
ペンダント(シャンデリア)の上部にはアカンサスのモチーフがついています。
格子状のレリーフ風な装飾が全面についているのも珍しいと思います。
四つの電球が、シーリングライト(もしくはダウンライト風に)が配線埋め込みでついているのは、明治の建物では私は見たことがありません。
忠実に再現したっていうのだから、これもついていたのですよねぇ。 -
ドアの上の木彫りの飾りもすごい。
シャンデリアもいいです。
これは当時としてはかなりの贅を尽くした住宅だと思います。 -
居間です。
マントルピースがあります。
この館の建築主、ゴッドフリート・トーマス氏ご家族に関する色々な展示物があります。 -
居間の天井も凝っています。飾りの梁が印象的です。
壁紙やシェードはピンクで揃えてあります。 -
角の部分は、一段高くなっていて、天井もここだけアールがつけられています。
小さなお部屋のような、落ち着くコーナーのようです。
この椅子には座る事が出来、私たちも写真を撮りましたよ。
平日は、空いてるので、他の人の居ない時に写真が撮れるのがいいです。 -
ここは、ベランダと表記されています。
窓で囲われたサンルームのようなお部屋です。
今は、ご家族に関する資料の展示室になっています。
夫妻と娘のエルゼさんで楽しく暮らしていたものの、
ドイツに一時帰国している間に第一次世界大戦が勃発し、
神戸の家に帰れなくなってしまったそうです。
館も戦争の間に没収され、ご家族がここでもう一度暮らすことは出来なかったという事です。
何十年も経ってからエルゼさんは来日し、ここを訪れる事ができたそうです。
ちょっとの留守・・・と思った家にそのまま帰ることが出来なくなるなんて・・・
原発事故で帰宅できなくなった福島の方たちの事も重なります。
思い出の家に帰れない・・・どんなに悲しかった事でしょう。 -
広い食堂です。
ドイツのお城のようなインテリア。
腰壁の高さは腰壁なんて言えない位高いですし、その上部は城壁のようなデザイン。
キャビネットも作り付けで、お揃いのデザインです。 -
天井の梁のデザインもすごいです。重厚です。
食事の部屋、と言うより、晩餐の部屋と言った方がいいですね。 -
窓も美しいです。
格子の入った大きなアーチ窓。 -
食堂のマントルピースの左右の小窓にはステンドグラスが入っています。
貿易商だったトーマス氏ですから、品物に対しても目利きでしょうし、
輸入も自身の会社で行えたでしょうから、部材やインテリアは当時の日本では驚くべきクオリティーと意匠だったでしょうね。 -
1階のホールの天井です。
ここも桟が入った天井になっています。
照明器具は繊細なデザインです。 -
書斎の照明です。
書斎はこじんまりした部屋ですが、奥の一角が一段あがっていて、八角のコーナーになっています。 -
コーナーは、ボウウインドウとパラソルのようなデザインの天井で、不思議な空間になっています。
小さなコーナーなので、主人一人だけの憩いの場所なのかもしれません。
そして、そこに置かれている椅子の彫刻がものすごい。
テーブルの上の説明書きに、
>エルゼ夫人より贈られた家具 昔この建物でつかわれていたものです。
とあります。
日本のものでは無さそう、中国のもので、トーマス氏が自身で買い付けされたものなのかも。 -
2階へ上がる階段です。
折れ階段になっています。 -
2階へ上がる階段の踊り場の上の窓です。
アーチ型で、食堂の窓のデザインと通じるものです。 -
2階のゲストルーム。
ここは、全面 柄の壁紙とお揃いのカーテン。
インテリアの感じがちょっと違います。 -
2階にはなんと、朝食の間があります!
1階のドイツっぽい食堂のインテリアは、朝食には重過ぎる感じがありますが、
2階に 明るい 朝食用の部屋があるとは・・・
いや、ベッドルームに近い多目的な部屋で朝食を取る事が多かったからそう呼ばれただけで、朝食専用ではなかったかもしれませんけど・・・。 -
ここにも暖炉があります。
使用人の人たち、冬は広いお屋敷のあちこちに火を用意しなくてはならず、大変だったろうなぁ。
当時の日本人は、あっても火鉢がせいぜい、外国人との生活の差はすごいですね・・・。 -
これは2階の子供部屋。
広々しています。
ここにもクリスマスツリーが飾られていました。
今年は、お店のディスプレイでもビッグボールのオーナメントを良く見かけました。
ツリーに対して大きすぎる位のボールが沢山ついているの。
トレンドなのかな。 -
2階の寝室。ここも壁紙は柄のものです。
今は、雑貨やお土産のショップスペースになっています。 -
2階から階段を見下ろした所。
途中、踊り場の間にも段があります。
そして、1階の下にも階段が見えます。
地下に下りる階段です。 -
玄関ドアも格子とガラスがあり、食堂や階段の窓とデザイン的に似た部分がありました。
見れば見るほど、細部にこだわった意匠の多い、すばらしい建物だという事が判ります。
震災でひどいダメージを受けた館ですが、修復できてよかったです。 -
”風見鶏の館”はすばらしかったです。
天神坂を下り、
”パラスティン邸”の前を通ります。 -
”パラスティン邸”
明治末期
ロシアの貿易商パラスティン氏の邸宅として建てられたそうです。
現在は食事や喫茶のできるティールームとして営業しています。
ウィディングもできるそう。
外観もきれいに手直しがされています。中もきれいにしてあるのでしょう。 -
その近くに”旧パナマ領事館”(旧ヒルトン邸)
明治後期にヒルトン邸として建てられたもの。
サンタがあちこににくっついています。
>元パナマ領事の住居で執務室もそのままの洋館
マヤと中央アンデスで発掘された土器や土偶各所に展示されてる
と
南米文明は興味あるけど、今日の目的はそれより建物なので、
中にまでは入る気になりません。 -
通りの反対側にも似たような色の洋館が見えます。
”英国館””洋館長屋””ベンの家”が続くあたりです。
こちらの建物にもサンタが張り付いています。 -
”英国館”(旧フデセック邸)
明治40年(1907)
イギリス人のフデセック博士が住んでいた当時そのままに保存公開されているそうです。 -
”洋館長屋”(旧ポシー邸)明治37年(1904)
元は外国人向けのアパート。
現在はフランスの美術品や調度品が展示
”ベンの家”(旧アリソン邸)明治35年(1902)
英国人狩猟家ベン・アリソン氏の旧邸で、剥製のコレクションが展示されています。 -
”ベンの家”の屋根からは、滑り落ちそうになったサンタ。
これらサンタの張り付いた建物は全部、観光・飲食・お土産などの販売をする
「うろこの家グループ」の管理する異人館です。
9館ありますので、単館の入場券だけでなく、4館、5館、9館などの特選入場券も発売されています。
しかし~、建物を見たい私には、中の変った展示よりサンタ人形の居ない建物が見たかったり、
それぞれの建物の外で客引きの声掛けをしているお姉さんが、いかにも観光施設って感じでどれも入る気がしませんでした・・・。
神戸に来て、それぞれ入館料がかかるのは知っていたので、それでも見たい建物は入ろうと思って来たのですが~
なんとも、このデカイサンタと客引きにゲンナリしてしまったのです。
次は、サンタのくっついていない、”ラインの館”を見ることにしました。
この続きは
レトロ探して三都の旅3日目北野洋館とルミナリエ編3
(ラインの館)へ続きます。
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