何を思っていらっしゃったのでしょう?
ユキゴローさん、初めまして。 千葉県在住のヨレヨレジジイです。
奥様を偲ばれての旅行記、胸が詰まりました。 最後のご旅行、奥様は何を思っていらっしゃったのでしょう? 言動の一つひとつに意味があったようで、思い出されるたびに悲しさと懐かしさが同時に沸いてくるのではありませんか?
結果的には、良いご旅行をなさいましたね。 奥様があれもこれも時間をかけてじっくり見ていらっしゃったご様子が目に浮かびます。
実は私と妻は2016 年の5月に東北旅行に出かけ、妻は6月に癌が見つかり、入退院を繰り返して翌年の5月に死にました。
あとになって思うと妻のやること言うことが一々意味があったように思えます。 妻は自分の命が長くないことを知っていたのだろうと思うのです。 私は妻が不安を感じないように精一杯明るく振る舞ったつもりでいましたが、妻はそれを承知の上であえて私に合わせていたのだと思います。
妻の死後、私の生活は一変しました。 旅行には出かけていますが、基本的に一人旅、いや、妻との二人旅です。 妻と行った所では心の中で「ここに来たね」と話しかけ、妻が行っていない所では「ここには初めてだね」と話しかけています。
私はもうじき80歳になりますので、先は短いのですが、妻が待っていると思うと、昔のように死ぬのが嫌だとは思わなくなりました。 妻が先に行って「こっちもまんざら悪くはありませんよ」と言ってくれているように思います。
ユキゴローさんご夫妻の旅行先での写真、どれもすてきで、時間をかけて拝見しました。 奥様の楽しそうなご様子に万感が胸に迫ります。
どうぞユキゴローさんご自身のお体に留意され、奥様へのお土産話を沢山作られてください。 幸い次の世には「時間」という制約がないようですから、奥様はゆっくりとお待ちくださっていると思います。
ねんきん老人
Re: 何を思っていらっしゃったのでしょう?
ねんきん老人さん
心のこもったコメントありがとうございました。
毎日お骨相手におしゃべりをしているのですが、声をかければ返事が返ってくるような錯覚にとらわれます。ねんきん老人さんも私と同じような思いをされたことでしょう。こういう気持ちはどのくらいたてば薄らいでいくのか、今の私には全く見当がつきません。そのせいか納骨などもする気にはなれず、当分傍に置いて暮らしたいと思っています。
まだまだ前向きな気持ちにはなれないのですが、妻は飛騨高山の新緑が見たいと言っていたので、6月には大好きだった上高地とともに連れて行ってあげようと思っております。