与一さんのクチコミ(20ページ)全1,520件

　称名寺の境内から裏山に上る遊歩道があり、金沢文庫駅方面に抜けられるので入ってみます。最初は急な石段が続き、日が暮れてだいぶ暗くなってきた道を進むと石碑が並んでいて、尾根に出ると八角堂があり、金沢八景の方向の海が見下ろせます。
　尾根道を西に進むと台の広場があり、その先で住宅地を見下ろす高台に出て、横浜横須賀道路の街灯が点々と続いています。石段を降りると住宅地で、カーブした坂を下って金沢文庫駅に戻りました。

　能見堂赤井温泉に入って金沢文庫駅に戻るとまだ明るいので、駅名の由来になった金沢文庫がある称名寺に行ってみます。駅の東口から住宅地の中の坂道を進むと台地の上に出て、参道のひとつ前に近道がありそのまま進むと近代的なビルになった金沢文庫があり、住宅地の裏の墓地を通って、称名寺の仁王門の前に出ましたがが、門が閉まっています。
　横の道を進むと境内は公園として整備されていて、本堂や鐘楼の前に阿字ヶ池があり、太鼓橋がかり対岸に渡ると仁王門を入ったところに出ました。浄土式庭園は復元されたものですが、平等院や毛越寺のような庭園が、住宅地から少し入ったところにあるのが不思議です。

　上高地バスターミナルに到着して、バスの窓口で次に出る整理券に変えてもらうと１６時発のバスで、３０分ほど時間があるので河童橋まで行ってみると、午前中の雷雨からうって変わって奥穂高岳から前穂高岳に続く吊尾根が良く見えています。

ニューホタカで温泉に入った後、林道を下っていくと新穂高ロープウェイへの近道で、橋を渡ると新穂高温泉駅に着きました。平湯温泉行きのバスまで時間があるので、ロープウェイ乗り場の１階にある喫茶笠ヶ岳でお昼を食べていきます。
　券売機でカレーライス(720円)の食券を買って、セルフサービスの店で、サラダ付のカレーライスはレトルトカレーをかけたような感じです。

　新穂高温泉のバス停で下車すると観光案内所と登山指導所があって笠ヶ岳への登山計画を出して８時３０分に出発します。蒲田川にかかる橋を渡ると抜戸岳に続く稜線が見えていて、車道を進むと無料の駐車場があり、ナンバーを見ると全国から登りにきています。

　平岩駅からの近くで大糸線が鉄橋で大所川を渡り、合流点の先でカーブして姫川を渡っていて、姫川の対岸にある姫川温泉に行くと、日帰り入浴施設の瘡の湯（くさのゆ）があり料金600円で、さらに進むと道端の岩から源泉が滝のように流れ落ちて、そのまま側溝に流れ込んでいて湯量が豊富なのが分かります。

平岩駅から歩いてホテル朝日荘に行くとチャイムがなってフロントで温泉に入りたいと言うと料金600円を払い、利用時間は１時間と言われます。フロントの前から階段を降りた先が浴場ですが、露天風呂の扉があるのでサンダルを履いて、錆びていて急な階段を上ると屋上に出て、男女別の露天風呂があり、姫川を見下ろして対岸には大糸線の鉄橋が通っています。横に籠があり、湯船に入ろうとすると激熱で、高温の源泉が掛け流されていて誰もは入っていないので、ホースから水で埋める水量が少なく熱くなったようです。水量を増やしてもすぐに入れそうにないので、水をホースから多めに出して後で入ることにします。
　フロントの前に戻って、階段を下ると増設した新館で、さらに階段を下ると浴室があり、脱衣場に入ると籠が並んでいて、壁に大きな岩が出ていてそのまま浴室に続いています。自然の岩を利用したようで、湯船の上からパイプで引かれた源泉が勢いよく落ちて、打たせ湯のように湯の滝の下に入ると勢いが変わって頭から背中に当たる場所が変わります。
　岩の奥に行ってみるともう一つ入口があり混浴のようで、入口には夜の８時から９時は女性専用になると書いてあり、やや熱めの無色透明の温泉で、天井から日が差して明るい雰囲気の温泉でした。
　大岩風呂に入った後、階段を上がってフロントに戻って、露天風呂に向かいます。先ほどホースの水量を増やして源泉の注ぎ口の反対側にホースを伸ばして３０分ほど水で埋めたので、今度はやや熱めですが無色透明の温泉に入ることができました。
　露天風呂は姫川を見下ろして開放感があり、大糸線の線路が正面にあるので、時刻表を見ると２０分ほどで糸魚川発の列車が来るので上がって待っていると、音もなく姫川の鉄橋を渡り始めて、２両編成の気動車が通過していくのを眺めることができました。

　平岩駅から大糸線沿いに南に進みスノーシェルターのトンネルの先に巨大なホテル國富翠泉閣が見えてきました。１４時少し過ぎに玄関を入ると想像以上に格式のあるホテルで、フロントで温泉博士８月号を見せると料金1,000円が無料になり、近くのヒスイ峡にちなんでグリーンの色調に統一されています。
　靴を脱いで本館から通じる畳敷きの廊下を進むと浴室の入口があり、籠が並んでいる横に貴重品ボックスがあり、浴室に向かうと貸切で、中央に楕円形の湯船があり、壷から源泉があふれ出していて、大きな窓の先には姫川の谷が見えています。温泉は湯量が豊富で無色透明で大きい方がぬるめで、隣に小さめの熱い湯船があります。入口近くの階段を下ると露天風呂があり、こちらは２時３０分からということで、岩風呂に源泉が掛け流されていて、やや不透明です。
　周囲には人工物が見えないので、静かなリゾートホテルの温泉を堪能して、湯上りに廊下にあるマッサージチェアを利用して、庭の見える休憩所で冷水を飲んで水分を補給しまして、大糸線に沿って平岩駅に戻りました。

河童橋から上高地バスターミナルに戻り１週間有効の往復乗車券(2,050円)を買って、７時発の平湯温泉行きのシャトルバスに乗込みます。この路線は、マイカー規制で岐阜方面から上高地に行くためのシャトルバスで日中は３０分毎に走っていて、アルピコ交通と濃飛バスの共同運行です。上高地を出て大正池から焼岳と穂高連峰が見えています。

上高地バスターミナルに着いて、翌日の夕方のバスの整理券を発行してもらい、次に乗る平湯温泉行きのシャトルバスの発車まで時間があるので、遊歩道を歩いて近くの河童橋に向かいます。小梨平のあたりは観光客も来るところで、梓川のほとりに出ると朝霧が晴れて奥穂高岳から前穂高岳に続く吊尾根から岳沢がよく見えて、振り返ると焼岳が聳えています。

　嵐山渓谷バーベキュー場から槻川橋を渡って坂を上ると元いた平成楼に戻り、玄関を入ると靴ロッカーがあり、受付で温泉博士８月号を見せると館内着、フェイスタオル、バスタオル付の１日コース980円が無料になり、靴ロッカーの鍵と交換にロッカーキーを渡されます。
　売店の横を通り浴室に向かうと、脱衣場は縦長のロッカーが並んでいて、浴室に入ると中央に円形のジェットがあり、周囲の壁に沿ってカランが並んでいて、以前行った武蔵野健康ランドと似ている気がします。重忠の湯という温泉で鉄分やマンガンで多少の臭いと濁りがありますと書いてありますが、無色透明で温泉らしくなく、奥の方には、ブルーの薬湯と、人工温泉トゴール湯、茶色の薬湯が並んでいて、備長炭・トルマリン鉱石サウナのドライサウナがあり、マイナスイオンが豊富との分析表がありますが、効果は分かりません。
　露天エリアには、やや熱めの湯と、２箇所の打たせ湯があり、落下する湯量が豊富でかなり効き、隣には広い寝転び湯もあります。
　１時間ほど入って館内着に着替えて２階に行ってみると、食堂は地元のお年寄りのカラオケ大会場になっていて大音響の音楽で落ち着かず、奥の休憩室に行くとリクライニングシートが並んでいて、毛布を借りて３時間ほど昼寝しました。他にもシアタールームがあり、３階は宿泊が出来る施設があり、１階にはインターネットとマンガ本がある休憩室もあり、プールもありますが、東日本大震災で休止になっています。再び浴室に向かいひととおり湯船に入ってから、帰りの送迎バスの時間より早く外に出ました。
　開業２２年記念とのことで平成の初めに出来た施設で少し古くなっていますが、ホームページにあるクーポンを印刷していくと１日料金が760円と格安になり、地元のお年寄りで賑わっていました。

　二瀬から台地の上に向かう道に入ると斜面に蝶の里公園があり、森の中に遊歩道が続いています。途中に東屋があり黒い蝶が飛んでいますが、夏場は薮蚊が寄ってきます。道路の反対側にも公園が続いていて、流れに沿って下っていくと、水辺の湿地がホタルの里になっていました。

　蝶の里公園から階段を上っていくと菅谷館跡で、中世の城郭の遺構が残っています。南の郭から堀を進むとヤマユリが咲いていて、土塁を上ると広い本郭に出ました。
　土塁の先には堀があり、県立嵐山史跡の博物館にある三の郭から、二の郭に向かうと空堀にかかる復元された橋があり、規模の大きな遺構でした。

平成楼に入る前に近くの嵐山渓谷に寄っていきます。一段高くなった畑の中の道を進むと車止めがあり、未舗装の林道になりだんだんと下っていくと槻川の渓谷のほとりに出て、さらに進むと冠水橋があり、渡ってみると渓流で釣りをしていて、この先に槻川が屈曲して１８０度流れを変えています。対岸に渡ると嵐山渓谷バーベキュー場に続く道があり、少し進むと車道に出ました。

　南小谷駅からは非電化でJR西日本の管轄になる糸魚川行きを待っていると、隣のホームに特急の南小谷行きが停車します。新宿駅７時３０分発で、１日１往復になった大糸線直通の特急で、終着駅の南小谷駅まではるばる走ってきた列車です。
　直通特急の到着からしばらくすると、２両編成の糸魚川発の列車が入線して発車すると姫川に沿って下っていき、何度から姫川を渡って長いトンネルを抜けていきます。

　アルピコハイランドバス扇沢線の信濃大町駅発扇沢行きで上原（うわっぱら）バス停で下車して、特別養護老人ホームカトレアに続く道に入って、やや下り気味に水田の中に道を進むと、太陽光発電の工事をしている横を通って進むと東側に湯小屋のような建物があり、看板がないので近所の人に聞くと行き過ぎていて、少し戻って先ほどの湯小屋のような建物は四季演劇資料館で、すぐ近くに大町市民浴場上原の湯がありました。
　９時から営業開始で、受付で温泉博士８月号を見せると料金400円が無料になり、ロッカーに靴を置いて廊下を進むと脱衣場で、かごが並んでいて100円返却式の貴重品ロッカーがあります。浴室に入ると、日が差して明るい湯船があり、葛温泉から引いた無色透明の源泉が掛流されています。他に施設はありませんが、地元の人が朝風呂に来ていています。
　玄関の横にコミュニティバスの市民ふれあいバスのバス停があり、平（高瀬入方面）ルートで信濃大町駅まで200円で平日一日５往復のバスがありますが、この日は日曜日で運休のため１５分ほど温泉に入って、上原バス停に戻りました。

　白馬駅でしばらく待って、信濃大町行きの２両編成の普通列車に乗って信濃大町駅に向かいます。白馬駅を出ると、白馬岳の山頂が見えて青空がのぞいてきて、分水界を越えると仁科三湖の青木湖が見えてきて、最寄駅の簗場駅に着きました。

　青木湖の近くのゆーぷる木崎湖の温泉に入った後、次の信濃大町行きまで少し時間があるので、近くの木崎湖に行ってみると、湖畔に芝生の公園がありアジサイが咲いていて、青空が広がって静かな湖面が広がっていました。

　長野駅に到着し、東京行きの長野新幹線に乗るまで２０分ほど時間があるので、駅そばを食べていきます。特上かき揚げそば(410円)を注文し、３分ほど待って出来上がり、ホームのベンチに座って、熱いそば急いで食べると汗だくになり、新幹線の発車時刻に余裕で間に合いました。

　松本駅から長野行きのリゾートビューふるさと号に乗込むと、ハイブリッド気動車の２両編成の全車指定席のため空いていて、すぐに発車すると蓄電池で静かな走り出しですが、気動車の運転になると大音響のエンジン音が響き渡ります。
　しばらくは梓川に沿って進み、ちょうど日暮れ時で雲間から光芒が広がっています。聖高原駅で運転停車して、次はスイッチバックの姥捨駅で停車して、善光寺平に向かって下っていき、篠ノ井駅は通過して終点の長野駅に到着しました。