xiaomaiさんのクチコミ(22ページ)全483件

イタリア租界地にあった建物を保護し残しているエリア。建物は確かに美しいし、イタリアへ来たような気にもなるが、なにしろ観光客の数が夥しい。ロマンチックさを求めるなら、海河のほとりで夜景を見るほうがいいかもしれない。狗不理の肉まん、煎餅、炸糕などの天津の名物を売る店もある。

天津の古い街並を模した商店が並ぶ通り。各種の天津名産や工芸品を売る店のほか、狗不理の肉まん、回教徒のスイーツや焼き肉などを販売する店などがひしめき合っている。また、実演販売している店もあり、非常に活気がある。天后宮観光（参詣）のついでに訪れることができる。

北京京劇院による京劇のほか、中国の地方戯曲公演などが観られる劇場。字幕は中国語のみだが、立ち回りを中心とする芝居であれば、字幕がなくても楽しめる。北京駅からも十分徒歩圏内。チケットカウンターや劇場内で英語が通じるかどうかは不明。外国人観光客向けではないものを観たい場合はここをチョイス。ほぼ毎日何かしらの公演がある。

ここはとにかく広い！とても1～2時間や半日で十分楽しめるところではない。早朝に訪れ、閉園時間に退園するくらいの心づもりでいいように思う。酷暑の夏や酷寒の冬もいいかもしれないが、花が咲き乱れる春が最適であるように感じる。歩き疲れたら、ベンチに座って湖を眺めるもよし、船に揺られて湖水をのんびり進むもよし。団体パックツアーではあまり訪れることはなさそうだが、ぜひ訪れて歴史を感じたい。

ここは夜に訪れたい。歴史ある建物と現代的な高層ビルが織りなす風景は美しい。海河の遊覧船に乗ってもいいとは思うが、運行距離はそれほど長くないから、むしろ川沿いにのんびり散策するほうがよいように感じる。ロマンチックさを求めるなら、イタリア風情区ではなく、断然こっち！

広東会館の中に中国戯曲の舞台がある（北京の広東会館の舞台に類似）。そして、内部の周りには京劇の衣装をまとった人形が無数に展示してある。一体ずつ見ると、かなりの時間がかかるが、興味があるのであれば、それも楽しい。舞台の奥のほうには京劇に関する展示があるが、写真を主としたもので、中国語だけによる説明しかない。

この鼓樓は階上へ行って、景色を眺めるだけの場所ではなく、内部は鼓樓博物館となっていて、天津の歴史の概略を知ることができる。自分が行ったときは、京劇俳優の展覧をしていたが、何かしらの特別な展示も見ることができるようだ。

龍馬の足跡を訪ねて歩く道。しかし、それはいつまでも続く階段。体力が十分にあるのであれば、下から上ってくるのもよいが、そうでない場合は、バスで風頭まで行き、風頭公園の龍馬像から歩き始めるのがよい。ただ、下りであっても、膝が弱い人には厳しいだろう。しかし、龍馬好きであれば、長崎に行ったら、必ず行かねばならない場所だ。

長崎の町の歴史や文化を知るには、とてもよい博物館。長崎に着いたら、まずはじめに行くのがいいかもしれない。説明は大人向けと子ども向けの二種類があり、子どもでも十分楽しめる場所だ。また、今では跡形もない唐人町などのジオラマは見応えがある。ボランティアガイドさんがいて、聞けば多くのことを教えてくださる。解体新書の実物も展示されていて、そのコピー版を手に取って見ることができる。この博物館は、長崎奉行所があったところに建てられており、その一部が復元されている。長崎奉行の職務や歴代奉行の紹介などは興味深く学べた。歴史に興味があるならば、見学にはどんなに少なくとも2時間以上必要だ。

展示物の充実度の低さが否めない。当時の面影を感じるのも難しい。和服着用サービスがあるが、その必要性を感じない。それなりの金額を投資しているのだろうし、日本人なら誰でも知る「出島」なのだから、もっと内容を充実させることが強く期待される。今のところ、長崎旅行をする際、必ず行かなければいけないというところでは決してない。

稲佐山展望台に行く方法はいくつかあるが、バスツアーを薦める。自分の宿泊しているホテル（あるいはその近くのホテル）まで送り迎えをしてくれるほか、直接展望台まで行ってくれるので、ロープウェイを待つ時間も必要ない。さらに、ガイドさんが乗車し、展望台への行き来の間、ガイドもしてくれる。特に、高齢者や足腰の弱い人はバスツアーを選択するとよいだろう。それから、中国におけるPM2.5などによる深刻な大気汚染の発生し、その影響を受け、長崎のPM2.5濃度も上昇することがよくある。この数値が高いと、よい夜景も見られないようだ。天気予報で確認してから、夜景を見る計画を立てたほうがよいだろう。

皇族や文豪、美空ひばりなどに愛される格式のある宿だが、スタッフには若い人が多く、肩肘張らずに過ごせる。雲仙地獄のすぐ隣にあり、散策に便利。温泉は硫黄のにおいが強く、好む人が多いだろう。建物自体は古いが、特に目立った不便さはない。長崎駅および諫早駅と旅館の間に一日一便の送迎シャトルバスがあるのも便利。長崎からだと2時間ほどかかるが、街中、山間、海沿いと風景の異なるなかを走るので、景色を楽しめる。ただ、食事にはもう一工夫欲しい。夕食にビーフシチューが供されたが、やはり純和食をいただきたいと思った。

地下鉄御堂筋線および堺筋線の動物園前駅から徒歩数分のところにあり、交通の便がよい。開園してから既に100年を越えている老舗動物園には、いるべき動物がほとんどいる。説明などが手書き且つ大阪弁で書かれているのは、地元以外の者には微笑ましく感じさせる。ただ、酷暑の時期に行く場合は、熱中症対策を十分にしたい。クーラーの効いた部屋はほとんどないから、日陰を利用することになる。獣医によるレクチャーや各種イベントもある。また、夏季は21時までの夜間公開も日にち限定で行なわれている。日頃の仕事に疲れている人が、一人で行って動物に癒されるのもいいと思う。

ここは人吉相良藩の家老であった新宮家の屋敷跡地で、道路に面してあるのは、以前城内にあった堀合門で、壊される前に移築された。武家蔵という名称だが、実は球磨郡錦町にあった藩主の御仮屋を移築したもので、西南戦争期には西郷隆盛の宿舎として使われた。新宮家は父子が官軍と薩摩軍に分かれ戦ったというエピソードもある。管理者によると、庭園は江戸末期に造成され、水前寺公園のつくりによく似ているらしい。小さい建物だが、古に思いを馳せていた結果、つい長居をしてしまった。焼酎工場や幽霊が出たという永国寺は武家蔵のすぐ近く。

日本百名城に認定されている人吉城。残念ながら、建物は廃藩置県の際に取り壊されてしまい、一部が復元されているのみ。それでも、武者返しのある石垣や三の丸から眺める景色などを十分楽しめる。実際に城に登る前に人吉城資料館を訪れ、予備知識を得ておきたい。そうすることにより、想像力を働かせながら、見学をすることができる。入場は無料。

大規模ではないが、歴史好きであれば、見学に1時間はかかる。展示内容は中世から明治初期まで人吉を治めた相良氏や人吉城に関わるもの。井戸のある地下室が近年発見され、そこにこの建物はある。入館料200円というのも良心的だ。ただし、館内の撮影は一切できない。オフシーズンの平日に行ったためか、来館者は非常に少なく、ゆっくり見学できた。人吉城見学の始めにまず訪れたい。

妙見温泉は鹿児島空港からバスで30分ほどの距離にある。バスの本数が少ないため、時間チェックをしておく必要があるが、空港に近い温泉ホテルだと言える。湯量は豊富で、湯治のために長く逗留する人もいるようだ。夕食は「ミニ会席」であったが、量は十分で、新鮮なキビナゴをたくさん食べられた。客室もこのクラスであれば十分だ。すぐ脇を流れる天降川の音が耳に心地よい。建物の古さは否めないが、昭和的な感じを楽しむのもまたいい。龍馬夫婦が訪れた犬飼の滝へはホテルから徒歩で往復1時間。

泊まった宿の仲居さんによると、人吉で有名な食べ物は「うなぎ」「ラーメン」「餃子」らしい。そのうち、旅に出る前から予定していたうなぎを食べに地元民の誰もが知る上村へ行った。創業110年で既に4代目だと言う。この店は平日でも並ばないと行けないらしいが、すぐに入れた。大きなテーブルでの相席で、先客は3組。熊本県北から人吉に用事があって来られたご夫婦や地元で働いていらっしゃる方など。よそ者は自分だけであるように感じた。うなぎは鹿児島や宮崎のものを使っているとのことだ。そして、それを注文が入ってから捌いて焼く。肉厚で皮もしっかりしている。味付けは江戸前うなぎのようにこってりした感じはなく、あっさり目。さまざまな鰻料理が食べられる会席コースもある。人吉へ行ったら、やはり食べておいたほうがいいだろう。

鹿児島空港からバスに乗って、「丸尾温泉」で下車すると、目の前にある。節分を意識した手間をかけた料理、リンゴのグラタンのような創作料理などがあり、料理に力を入れていることがわかる。温泉浴場は5つあり（屋内2つ、露天3つ）、すべて貸し切っての使用となる。もっとも大きいのは露天「犬飼の湯」で、ゆったりと満天の星を眺めながらの入浴は格別だろう。鹿児島というと、黒豚料理が出されるのが多いが、和牛生産量は鹿児島がトップで、全国の20％を占める。このホテルでは、黒牛会席膳というプランもある。出される料理は味がよいだけでなく、ボリュームもかなりあるので、昼食は控えめにしたほうがいいかもしれない。

有形文化財の建物を大切に管理している、昭和9年開業の旅館。まずなんと言っても、泉質がよく、肌が荒れている人や乾燥肌の人にはぜひ試してもらいたい。食事には郷土料理が出され、味も量も文句なし。韓国出身の美人女将は人なつこい性格の方で、日本人以上におもてなしの心を解していらっしゃる。近いうちに、また訪れたいと思う極めて良質な宿。