旅猫さんのクチコミ(49ページ)全1,124件

龍源寺間歩の出口から佐毘売山神社の建つあたりにかけての地名で、往時は、たくさんの寺院や集落、間歩が点在していた場所。石見銀山には、最盛期20万人もの人が住んでいたそうです。佐毘売山神社の参道周辺には、集落跡の石垣が緑に埋もれるようにして残っていました。

第二代石見銀山奉行竹林丹後守が大檀那となり、慶長6年(1601)に創建された寺。境内には、竹林丹後守ら6人の歴代石見銀山奉行の墓があります。明和9年(1772)の山門修理の際に地元の宮大工・石賀小平治良信により彫られた阿吽の獣や龍の像は、棟方志功も絶賛したものだそうです。そのうち、竜は、「夜な夜な水を飲むため抜け出すので、目に釘を打って動けないようにした」との云い伝えがあるそうです。

創建年代は不明ですが、大森代官所の祈願所だったお寺。境内は岩盤の上にあり、岩を削って造られた階段を登って行きます。現在の建物は万延元年(1860)に再建されたものだそうです。境内からは、大森の街並みを眺めることができます。

標高414mの要害山の頂上に築かれていた石見銀山支配の拠点だった山吹城の貴重な遺構。廃城となった後、追手門が改造の上、龍昌寺の門に転用され、後に現在の西本寺へ移築されたそうです。石州瓦が載った門は、かつて城門だったとは思えない風情があります。

江戸時代初めの銀の精錬遺跡です。発掘調査により、鉛を利用した灰吹法と呼ばれる精錬法で銀を取り出していたことがわかったそうです。この方法は、現在のものと同じ原理だそうだ。近くから、銀鉱石を砕いた要石や選別のための水を溜めていた跡などを見ることができます。

元箱根港や箱根神社の鳥居がある一角に忘れられたように佇んでいるのが賽の河原。この辺りは、地蔵信仰の霊地だったそうで、江戸時代には、東海道を行き交う人々の信仰を集めていた場所だそうです。当時は、湖畔一帯に石仏などが建ち並んでいたそうですが、明治の廃仏毀釈やその後の観光開発失われ、僅かにここだけに残っているそうです。中央の石塔は、鎌倉時代後期のものらしい。

昭和レトロな雰囲気が漂うロープウェイですが、途中からの景色はなかなかです。特に、下りの第一鉄塔を過ぎたあたりからの芦ノ湖の眺めは、立山黒部アルペンルートの大観峰から黒部平に降りるときに見える黒部湖のような感じ。雄大さは無いですが（笑）高さの割には素晴らしい景色が望めるロープウェイです。箱根フリーパスを見せれば2割引きで乗車できます。

箱根十七湯のひとつで、点在する仙石、俵石、元湯場、上湯、下湯の総称。自家源泉を持つ宿もあるが、大涌谷や姥子からの引き湯の宿も多いです。泉質は、大雑把には硫酸塩泉、硫黄泉、単純泉があり、一部を除いて白濁した湯が楽しめます。周辺には、多くの美術館や箱根湿性花園、ススキで有名な仙石高原などがあり、観光拠点として利用できますし、新宿からの高速バスや芦ノ湖への路線バスなども通り、アクセスも便利です。

新潟市内古町通にある老舗の蕎麦屋。昭和初期にあった『東京庵やぶ』の味を受け継いでいるそうで、二八の江戸前蕎麦を提供。今回は、もりそばを食べましたが普通かな。せいろのほうが、どうも美味しそうだった。汁は、濃い目で少し甘さも感じました。蕎麦湯は、さらりとした感じ。お酒は飲みませんでしたが、つまみ類もあり、ゆっくり出来そうな店です。また、『とりかつ』というメニューがあり、２枚で２００円。揚げたて、自家製のたれが程よくからんでいて美味しかったです。

奥宮の家康公の墓所の左側に建つ樹齢約600年という杉の木で、洞に願い事をすれば叶うと云われているらしい。今回、奥宮に参拝をしに行ったところ、石段途中から渋滞していたが、その原因がこの叶杉だった。拝殿に参拝している人はほとんどいないのに、この杉にはしっかりと参拝する人が多いのにはびっくり。
奥宮に参拝するのが目的の人は、叶杉にお参りする人の列に巻き込まれないようにするのがポイントです。拝殿と家康公の墓所は、ハイシーズンを除けば、渋滞なしで参拝できますので。

輪王寺三仏堂の裏手に建つお堂で、江戸初期に建てられた輪王寺で最も古い建物です。本尊は、毘沙門天、大黒天、弁財天の三天。日光山の護摩祈願所で、以前はお札やおみくじが授与されていたそうだが、隣に立派な護摩堂が出来たため、今は静かに佇んでいます。

かつて『柳都』と呼ばれた江戸時代から料亭が軒を連ねていた街。古町芸妓の名は、全国に伝わっていたそうです。この界隈には、戦前の建物が数多く残り、その中には三業（料亭、茶屋、置屋）建築のものが十数棟もあり、現在でも料亭として営業しているほか、改修されお洒落な飲食店となっているものもあります。中でも、弘化３年(1846)創業の『鍋茶屋』は規模が大きく、広大に敷地に建つ７棟が国の登録文化財になっています。狭い路地がたくさんあり、町屋建築とは違う趣のある建物を見ながらのそぞろ歩きは面白いです。

ＨＰの源泉１００％掛け流しの文字に魅せられて、旅の当日に予約したのですが、実際に泊まってみると、大浴場の壁に「循環濾過装置を使用しています」としっかり書いてありました。さらに、塩素剤使用についても。湯船も思ったよりも小さかったので、期待した分ちょっとがっかりしました。

龍王峡の虹見の滝の前に鎮座する小さなお社。主祭神は、竜王神である高龍命（たかおのみこと）。学問や人生開運などのご利益があるそうですが、願い事は口に出してお参りしなくてはならないそうです。龍王峡自然探勝路の入り口にあるので、お参りしてから散策するのが良いでしょう。

鬼怒川温泉街の外れ、鬼怒川に面してそそり立つ大きな一枚岩が楯岩です。高さは約１００ｍ。鬼怒川に架かる鬼怒楯岩大吊橋から見ることができますが、名前の由来となった楯らしい姿を見るには、鬼怒川沿いの遊歩道から見るのがおすすめです。

川治温泉の鬼怒川と男鹿川が合流する場所に建つ宿で、温泉は単純泉でさらりとした湯ですが、川に面した露天風呂が気持ち良かったです。そして、何と言っても料理が美味しく、久しぶりに宿の食事で満足しました。宿の方の対応も気持ちよく、のんびりと過ごせました。

川原町は、稲葉山城下の長良川に面した古い街並みが残る場所で、湊町、玉井町、元浜町と続く町の通称。昔は中河原と呼ばれていたそうで、斎藤道三や織田信長が領主だったころには、市場があったそうです。長良川の川湊として栄え、美濃和紙や木材を取り扱う商人の大きな町屋が軒を連ねていたころの風情が良く残っています。

天明元年(1781)に建立されたと伝わる神社で、云われはさらに古く、松前氏の祖先である武田光広が弁財天を祀るように命じたことが始まりとされるそうです。現在の社殿は、明治3年(1870年)に建てられたものですが、石の鳥居は江戸時代のものでした。

稚内市抜海地区の日本海沿いに広がる原生花園。
人家はほとんどなく、どちらかといえば荒涼な風景ですが、夏の時期はハマナスが咲き、緑豊かな景色が見られます。日本海に面しているので、晴れていれば利尻富士の雄姿を望むこともできます。

宗谷岬の背後に続くなだらかな丘陵で、約1～2万年前に氷河の移動によって形成されたもの。枝葉のような谷が幾筋もできていて、独特の景観を造っています。そんな風景を堪能できるフットパスが整備されていて、発電用風車が立ち並ぶ宗谷岬ウインドファームや放牧地などの景観が楽しみながら歩けます。