琉球熱さんのクチコミ(12ページ)全3,993件

前を通ったことは何度かあれど、喫茶の利用すら一度もなかったのですが、今回登山鉄道を途中下車して寄ってみました。
エントランスやフロントロビーの案内係に敷地内を見学したい旨を伝えた時の対応は、見学のみ(笑)の訪問者も相応に多いことをうかがわせる見事な対応でした。
100点満点の営業スマイルで快諾、おすすめのポイントを簡潔に説明、実に見事です。
敷地内はとても広く、入り組んだ面白さもあります。建物も歴史を感じさせる重厚さがあり、随所に見られる細工が秀逸です。
滞在自体が目的となりうるホテルだと思います。

国立競技場の前（神宮球場側）にあるオリンピックに特化した施設です。
入館料は大人500円、1階と2階だけですが、展示内容は非常に充実しています。
屋外にも聖火台のレプリカやクーベルタン男爵の銅像など、いくつかモニュメントが設置されています。
これまでの大会のトーチやバッジ、広報宣伝物などがズラリと並び、選手が使用した用具も一部展示されています。
体験コーナーでは世界トップクラスの跳躍力や速さを体感できるコーナーもあり、大変興味深いものとなっています。
1時間程度のつもりで入館しましたが、時間が足りませんでした。
お薦めの施設です。

都営地下鉄大江戸線ができたおかげで、アクセスが分散され混雑が緩和されたのではないかと思います。大江戸線の国立競技場前駅の真ん前、JR信濃町からもすぐ。反対側には徒歩圏に東京メトロの外苑前駅もあります。
何も開催されていなければガラガラで、周囲に配置されたモニュメントや東京大会のレリーフなどをゆっくり見ることができます。
やはり新旧の聖火台は目立っていました。

強羅公園の中に設けられた純和風の一画です。華やかな公園の中にあって、侘び寂びの世界を味わえる場所となっています。
広い庭園ではなく、築山の中に遊歩道を設えたような造り、樹木に覆われてしっとりとした雰囲気の中に、茅葺きの日本家屋、茶室。とても落ち着く場所になっています。

箱根登山鉄道強羅駅から徒歩7～8分。ケーブルカーの「公園下駅」からだともう少し短縮されるようですが、そのためだけにケーブルカーに乗る必要はないでしょう。
強羅駅からは急坂を登ることになります。
入園料は大人550円ですが、登山鉄道のフリー切符を持っていると無料です。
正門から入ると意外に奥行きがあり、熱帯植物園や体験工房、カフェなど盛りだくさん。じっくり見て歩くと相応に時間がかかります。
ちょうど「あじさい展」を開催していて、多種多様なあじさいを見学できました。

箱根湯本と強羅を結ぶ鉄道で、急勾配を登るためスイッチバック方式を採用しています。そのため、進行方向に正対してもしなくても、途中で入れ替わるので、それほど気になりません。
沿線には多くのあじさいが植えられており、花の時期は「あじさい電車」と銘打って運行されます。夜もライトアップして「夜のあじさい号」を運行する念の入れよう。
確かにこの時期は平日でも多くの人が訪れ大変な混雑です。

湯河原温泉街のちょうど真ん中あたりにある公園で、湯河原観光の定番スポットです。
今回は初夏のイベント「ほたるの宴」を目当てに訪問。入口も園内もずいぶん整備されました。
ここのほたるはゲンジボタルで、幼虫まで公園内の“ほたる小屋”で飼育、3月上旬に放流され、その後成長したほたるを鑑賞するというもの。
したがって、年によって数が違うそうです。
今年の会期は6/14まで。6/7夜はやや少なめの印象でした。

規模も料金も手頃な宿です。湯河原駅間の送迎バスもあります。
客室は洋室もありますが、割り当てられたのは川側の和室、広さも充分で概ね快適でしたが、ドアが内側に開くタイプで外に出る時に不便、客室と玄関の間に扉があれば尚よいと感じました。
浴場は内湯・露天があり、朝夕で入れ替わります。脱衣場も浴室も広いです。
朝食バイキングは質・量ともに可もなく不可もなく。
増築を重ねてきたのか、館内は迷路のようで、高齢の方は迷子になりそうです。

大菩薩峠から南に長く伸びる山塊は小金沢連嶺と呼ばれており、その途中、大菩薩峠と牛奥ノ雁ヶ腹摺山との間にある山です。標高2014mでこの山塊の最高峰です。
山頂は南側に富士山を望み、もともと人が大勢押し寄せる山ではないので、さほど広くない山頂でも狭く感じることはありません。
今回、昼食で大休止を取りましたが、最初見えなかった富士山が雲の合間から姿を見せてくれました。

大菩薩峠の登山口である「上日川峠」に行くには、甲斐大和駅から栄和交通のバスしかありません。道路が狭いこともあり、マイクロバスでの運行ですが、多客期には通常の観光バスでの運行、臨時便の増発等々柔軟に対応しています。
甲斐大和駅のバス発着場所は、以前は駅舎の前でしたが、今回は多客期ということもあってか、反対側の車道を渡った場所(バスプール。公衆トイレ有り)になっていました。
係員も多数詰めており、適切な誘導をしてくれます。

上日川峠から大菩薩峠に向かい、最初の分岐（上日川峠から約20分、唐松尾根との分岐）にある山小屋です。
休憩用のベンチも多数、軽食から多種の飲み物(ビールもあり)、ソフトクリーム等々、下山したら思わず手を出してしまいそうなメニューが並びます。
山小屋でありながら風呂があるのは特筆すべきことでしょうし、天皇陛下が皇太子時代に休憩で立ち寄ったとか、さらに遡れば、あの赤軍派が駐留したとか、報道界でも有名な山小屋です。

大菩薩峠に立つ山小屋です。誰もが記念撮影する「大菩薩峠」の大きな標柱がすぐそばなので、峠に来た人は必ずふらっと寄ってしまうような導線になっています。
昼の食事処としても使えるほか、雨の日には重宝する無料の休憩所も併設されています。それに何と言っても、お土産の種類の多さには目を見張るものがあります。
汗をかいて登って来た身に、ソーダ味のアイスキャンディーがすこぶる美味・・・
勢いでスタッフバッグも購入してしまいました。

大菩薩「嶺」と大菩薩「峠」、紛らわしいですが、百名山は当然「嶺」の方です。
ところが、大菩薩嶺の山頂は木々に囲まれ眺望は全くありません。そのため、山頂に留まる人はほぼ皆無、百名山の山頂とは思えないほど閑散としています。
一方でこちら「峠」の方は眺望もよく、広くて開放的、記念撮影に最適な大きな標識や山小屋もあるため、一年を通じて人が絶えることがありません。
ここから「嶺」までの稜線は、大菩薩湖や富士山も見え、とても良い景観が続きます。

上日川峠にある山小屋です。JR甲斐大和駅からのバスの終着点になっており、大菩薩峠への起点・終点となっています。
下山後の甲斐大和駅行きのバス待ちの合間に、軽く飲食したりお土産などを購入することもでき、とても便利です。
オリジナルの手ぬぐいはデザインも洒落ていて秀逸です。

JR甲斐大和駅から上日川峠(大菩薩嶺)行きのバスに乗り25分ほど。
敷地がとても広く、BBQ場やコテージも併設されており、駐車場も余裕があります。牛奥ノ雁ヶ腹摺山の登山口が目の前で、山頂への最短ルートになっています。
食堂や大浴場は宿泊者以外でも利用可能というのは嬉しい点です。

JR中央線の大月駅は、特急停車駅でもあり、富士急への乗換駅でもあります。
にもかかわらず駅周辺に宿泊場所がないのは非常に不思議でしたが、2022年3月、東横インがオープンしてようやくその問題が解決しました。
できたばかりなので、館内どこもキレイで、設備面は文句なしです。Wifiも良好、コンセントの数も充分、チェックイン/アウトも機械でスムース、朝食も無料ということを考えれば充分。
一点だけ。水まわりの配管の関係か、他の部屋の排水の音がかなり響きます。
それでも、大月というロケーションや駅までの距離を考えると、中央線沿線の登山のベースとなることは間違いなく(特に前泊用)、実際に登山客も複数見受けられました。
このエリアで登山を計画したら、再訪すると思います。

大菩薩嶺を含む「小金沢連嶺」の中にある標高1997mの山です。
日本一長い名前の山として有名です。
2000m級の山にしては登りやすい山で、山頂の南側に展望が開け、富士山の眺望が良いことでも知られています。
今回はここから大菩薩峠へ縦走しましたが、天気のよい週末とあって、山頂は賑わっていました。

百名山で有名な深田久弥氏終焉の山としても有名な二百名山で、標高は1704m。
比較的手軽に登れる山なので、週末はバスが混みます。
深田記念公園からの登山道は概ね歩きやすい道ですが、女岩と呼ばれるポイントから急登が続きます。
山頂は広く、南アルプスの山々、八ヶ岳、金峰山・瑞牆山に富士山と、360度の大展望です。
隣の金ヶ岳を経由して周回ルートとするのも変化があって面白いです。
ただし、金ヶ岳の登山口に降りてからバス停（クララ館前）まで、30～40分ほどの舗装路歩きは気持ち的にも応えます。

塩山駅から徒歩10分ほど。塩山温泉そのものが小さな温泉郷で、個人経営の小ぶりな宿が5～6軒かたまっています。
今回、茅ヶ岳登山の後に宿泊、翌日の小金沢連嶺登山の前泊として利用しました。
周囲には飲食店がほとんどありませんので、素泊まりの場合は駅周辺で調達するしかありません(駅周辺も店はあまりない)。コンビニもないので要注意です。
部屋は充分な広さ、ビジネスホテルより寛げます。
温泉は少々ぬめりのある気持ち良いお湯でした。
食事は、個人経営としてはできすぎなくらい上等でした。静かに過ごしたい人には良い宿です。

JR韮崎駅から山梨峡北交通バス「深田記念公園行き」に乗り終点まで。所要時間は約20分。
茅ヶ岳への登山口にもなっており、あずまや、ベンチ、記念碑が設置されています。
記念碑には深田久弥氏の略歴と功績が記されており、氏の終焉の地となった茅ヶ岳に登る前に(もちろん下山後でも良いのですが)立ち寄って、氏を偲ぶのも良いでしょう。
この登山口から登っていくと、山頂まであとわずかという地点に「深田先生終焉の地」という碑が建てられていますが、目と鼻の先の山頂に立てずに急逝したのはさぞ無念だったろうと思います。