さいたまさんのクチコミ(112ページ)全2,813件

昭和通り銀座歩道橋(ときめき橋)は、７丁目から８丁目の交差点を、襷状のＸ形に跨ぐ高架の歩道橋です。
東京都が造った公共歩道橋としては珍しい上下双方向のエスカレーターが、計８本付けられています。
愛称として、ときめき橋と呼ばれています。
相愛の男女が、銀座の歩道橋における逢瀬を期待し、胸をときめかせる思いから、「ときめき橋」と名付けられたそうです。
現在でも、眺望の良い銀座の名所として親しまれています。

新橋跡の親柱は、銀座中央通り沿いにあります。
銀座８丁目から銀座中央通り沿いに、新橋駅側へ高速道路の下を抜けるとすぐの場所にあります。
高速道路は、昔の汐留川を埋め立て、建設されました。
江戸時代は、汐留川に「新橋」が架けられていました。芝口御門が出来た段階で、芝口橋と名前が変わりましたが、芝口御門の焼失に伴い、新橋の名前に戻された経緯があります。
新橋の親柱は、この新橋の両端にあった親柱が保存されているものです。

銀座３丁目の高速道路に近い木挽町通りに、宝珠稲荷神社があります。
宝珠稲荷神社の歴史は、板倉内膳匠重昌の江戸屋敷内に、家内安全、火除の神として祀られたことに始まります。
重昌は、武勇に富み、敬神の念が厚く、大阪冬の陣や島原の乱等に追討軍として戦闘に参加しましたが、不幸にして島原の乱において、年令５０歳で戦死しました。
明治維新の後、宝珠稲荷神社は、地元木挽町の氏子に寄進され、社殿及社務所が建設されました。

京橋公園は、中央区立の公園で、昭和通りの東側の銀座１丁目にあります。
京橋公園は、中央区立の施設である京橋中央プラザの横にあります。
比較的、広い公園で、中央区の防災拠点の一つに指定されています。
遊具が多数配置されているため、いつも子供と保護者によって賑わっています。
園内には、蜊河岸の説明板が建てられていて、江戸時代の京橋川をはじめとする河川や堀との関連が説明されています。
また、銀座の柳２世も植えられています。

銀座の木挽町仲通りは、昭和通りの１本、東側の通りで、昭和通りと並行しています。
木挽仲通りには、戦前の出桁造りの町家や銅板やモルタル吹き付けの看板建築などが点在して残されています。
木挽町仲通りには、桁を側面より外に出し、桁を出した出桁造の町家が目につきます。
戦前の銀座に多い構造です。
周りの建物は、戦後に建て替えられているため、新旧の対比が目立ちます。
木挽町仲通りには、戦前からの酒屋が残っています。

銀座の銭湯で営業しているのは、銀座１丁目の銀座湯と銀座８丁目の金春湯の２軒だけです。
銀座湯は、銀座桜通り沿いの水谷橋公園と高速道路の間にあります。
昭和通りの近くです。
また京橋消防団の倉庫の横にあります。
銀座湯の建物は、水谷橋公園の中に入り込んでいますので、公園から銀座湯の裏側が良く見えます。
銀座の入口は、通りから奥に入っていますので判りにくいかもしれません。
通り沿いの銀座湯の電灯標識が目印になると思います。

汐留遺跡の手水鉢は、昭和通りと花椿通りの交差点の銀座８丁目側にあります。
ときめき歩道橋の階段の下に、解説板とともに置かれています。
珍しいことですが、夜間照明用のライトが付けられています。
手水鉢は、一部が損傷しており、完全な姿ではありませんが、龍野藩(兵庫県)脇坂家上屋敷内の祠の参道跡から出土したとの解説があります。
手水鉢の表面には、「奉献」という白色の文字が刻されているとともに、団扇の紋章が彫られています。

汐留遺跡から出土した間知石と手水鉢が、昭和通りの銀座７丁目のときめき歩道橋の階段の下にあります。
間知石とは、石垣用に削られた石で、四角錐の形をした石のことです。
幅が１尺半あり、六個並べると１間になるため、１間の長さを知ることが出来る石を、間知石と呼んでいるそうです。
汐留の大名屋敷の一部が、浜屋敷として銀座にあり、そのため間知石や手水鉢がときめき歩道橋下に置かれているとのことです。

銀座の柳の碑は、銀座中央通り沿いに進み、銀座８丁目を過ぎ、高速道路の下を潜り抜けると、東側にあります。
ＪＲ新橋駅までは、徒歩約５分の所です。
西条八十が作詞し、中山晋平が作曲した「銀座の柳」を記念した歌碑です。
明治２０年頃に街路樹として銀座の街に植えられた柳は、銀座の街の発展と共に銀座の名物となりました。
現在は、歌碑の傍に、柳の木の２世が残っています。
その柳を歌ったこの歌は、全国を風靡しました。

まるごと高知は、銀座１丁目の外堀通りに面したアンテナショップです。
入口に坂本龍馬の銅像を配し、よさこい音頭を正面に出して、土佐のイメージを強調するとともに、高知県の特産物を展示販売しています。
同じビルの地下の関連店舗を含んで、高知県をまるごと紹介しています。
野菜等の生活必需品からお土産のお菓子、酒類等まで幅広い商品を揃えています。
また新鮮な魚類を刺身で提供する等の飲食店もあり、高知県の味を主張しています。

狩野画塾跡は、みゆき通りの傍で、銀座５丁目の昭和通りに面した場所にあります。
昭和通りとみゆき通りの交差点の角の高層ビルの壁際に建てられています。
みゆき通りを挟んだ斜め向かいには、佐久間象山塾の跡があります。
狩野画塾は、江戸幕府に召し抱えられた奥絵師の狩野家一族が歴代、営々として修業の場として培った画塾です。
狩野４家が営んだ画塾からは、多くの奥絵師が輩出し、狩野芳崖や橋本雅邦は、その門下生達です。

佐久間象山の塾跡が、昭和通りの傍、みゆき通り沿いにあります。
佐久間象山は、海防の方策に専心し、兵学及び砲術を教授し、海防方策の講義などを行うため、木挽町に塾を開きました。
この塾の門下には、勝海舟・吉田松陰・橋本佐内・河井継之助など、多くの有能な人材が集まり、土佐藩士坂本龍馬の名も確認することができます。
その後、吉田松陰の事件に連座して、象山は国許に蟄居を命ぜられてて塾も閉鎖されました。

銀座にある東京商工会議所発祥の地の石碑は、采女橋の西側にあります。
時事通信社の向かいの位置です。
新橋演舞場の北側の場所に当たります。
歩道上のつつじの植え込みの中にありますので、注意しないと見落とすことになります。
赤褐色の石碑で、碑文は、石碑の斜めになった斜面部にあります。
つつじの植栽に遮られているため、良く見ることが出来ません。
なんともはや、残念ながら、見る人に対して不親切な石碑となっています。

演舞場通りは、昭和通りから新橋演舞場へ延びている通りです。
名前が示すように、新橋演舞場前の通りです。
晴海通りや１本横のみゆき通りと並行しています。
演舞場通りは、演舞場前で高速道路に突き当たるため、演舞場から先は直角に曲がり、中央市場通りに繋がっています。
演舞場通りは、新橋演舞場で公演が開催されている間は、観客等で賑やかになります。
演舞場通りの近くには、演舞場関係者の稽古場、準備のための施設があります。

新橋演舞場は、歌舞伎、新喜劇、芝居など時代を超えて伝統を受け継ぐ演舞場との役割を担っています。
新橋演舞場が新築されたのは、新橋芸者の技芸向上を披露する場として建設されました。
歌舞伎、新派劇、松竹新喜劇、新国劇、前進座や歌手芝居等を上演し続け、東京のの主要劇場として現在に至っています。
その後、１９８２年新装されたのが現在の演舞場で、ゆとりある客席空間や正面玄関のレンガなどが゛受け継がれています。

銀座の木挽町通りは、昭和通りの南側に、昭和通りと並行している通りです。
江戸幕府を開いた徳川家康の大きな目標は、江戸城の大改築と城下町の建設でした。
そのため諸国から木挽き職人が集められた。
木挽き職人というのは、山から伐り出した丸太を、大鋸と呼ばれるのこぎりを駆使して、柱や梁、板などに製材する職人のことです。
従って、大工と並んで木挽きは、建築の重要な役割を担う技術者集団でした。
木挽き職人が住んだのが、木挽町通りでした。

三十間堀跡の碑と石が、御門通り沿いに残されています。
三十間堀は京橋川から汐留川にいたる横堀川でした。
江戸幕府は、西国大名に堀の開削工事を命じました。
堀幅が三十間あったために三十間堀と呼ばれました。
幕末から明治時代にかけて、船宿が並び、屋形船や屋根船が往来し、賑わっていた様子が紹介されています。
三十間堀は、戦後、灰燼（はいじん）の山を処理するために、埋立てが始まり、その後は店舗やオフィスなどの立ち並ぶ街になりました。

芝口御門跡の碑が、銀座８丁目の御門通りにあります。
江戸時代、東海道(現在の銀座中央通り)が、日本橋から新橋に通っていました。
朝鮮通信使の江戸来訪に際し、新井白石は、接遇のための門を新橋の北に造ることを献策し、芝口御門が建設されました。
完成された芝口御門の前の橋は、新橋から芝口橋と呼び替えられましたが、１５年後に芝口御門が火事で焼失すると、芝口御門は復元されませんでした。
石垣も撤去され、橋の名前も新橋に戻されました。
御門通りの名前は、残っています。

銀座出世地蔵尊は、明治のはじめ頃、現在の銀座三原橋辺りを流れていた三十間堀川の工事中に発見されたといわれるお地蔵さまです。
戦災の中で、再び行方不明になりましたが、その後またひょっこりと見つかったことから、今度こそ行方不明にならないようにと三越屋上に祀られました。
土の中から見つかったお地蔵さまが、百貨店の屋上まで”出世”したことから「銀座出世地蔵」と呼ばれるようになり、多くの人が出世を願ってお参りされています。

商法講習所は、駐米代理公使勤務を終えた森有礼により私塾として設立された後、東京商業学校等と改称・改編を繰り返し、１９４９年に現在の一橋大学となりました。
このため商法講習所は、一ツ橋大学の起源とされ、森有礼は同大学の建学の祖とされています。
商法講習所設立趣意書は、福澤諭吉が執筆しています。
福沢諭吉は、貿易において外国商人との戦いで勝つためには商学校を設立して敵の商法を研究しなけれはならないと強調しています。