さいたまさんのクチコミ(110ページ)全2,813件

銀座のマロニエ通りを東に進み、昭和通りを越えると、高速道路環状線の上を越えます。
高速道路を越える橋が亀井橋です。
昔は、下を築地川が流れていましたが、現在は、埋め立てられ、高速道路になっています。
亀井橋を越えて進むと道路は、聖ルカ通りに続きます。
築地川は、埋め立てられた際、亀井橋の北側の高速道路上部に、築地川亀井橋公園が造られました。
高速道路上に公園が造られる形は、築地川の隣接各橋梁に共通しています。

新富復興稲荷社は、銀座の新富橋の東側にあります。
新富橋公園の一角にある五重塔の石塔の傍にひっそりと建てられています。
中央区役所に向かう道路の交差点の角にあります。
中央区役所の記録によりますと、関東大震災の後、学校等の公共施設の復興事業が実施され、その折に、各所において復興の関連施設が建てられたそうです。
新富復興社もそれら復興の願に基づくものと考えられます。
現在の社は、他の銀座の神社と同様に、コンパクトになっています。

旧大日本帝国海軍　司令部(海軍省　軍令部)の石碑は、厚生労働省、環境省が入っている霞が関の中央合同庁舎５号館の敷地内にあります。
旧大日本帝国海軍においては、統帥権を補弼することから軍令部が天皇に直属して、軍令面を担当し、海軍省は、総理大臣のもとで、人事や予算分野の軍政面を担当しました。
中央合同庁舎５号館の敷地内にある石碑の中央には、軍令部の名称が刻され、海軍省は、右側に刻されています。
陸軍でも同じですが、軍令系統が優先されていました。

戒行寺は、江戸時代以前から四谷にある寺院で、広い知行地を有する大きな寺院です。
傍の坂は、戒行寺坂と呼ばれている古いお寺です。
江戸時代の火付け盗賊改め方の歴代菩提寺でもあります。
特に、鬼平犯科帳等の時代劇で有名になった長谷川平蔵が眠っています。
彼は、受刑者に手業を教育し、技能を授け、その積立金を出所時の開業資金にする等の矯正施策を進め、成果が認められています。
その功績を顕彰する碑と解説があります。

鉄砲坂は、赤坂離宮の西、学習院初等科の裏手にある坂です。
坂を降って行くと、四谷の寺町通りに通じています。
江戸時代の絵地図によると、鉄砲坂の周辺には、鉄砲衆の御持組の住居地域が多数あり、その中には射撃練習場もあったようです。
また、以前には、赤坂の鈴降稲荷があったことから、稲荷坂とも呼ばれていたそうです。
いずれにしましても、曲がり角があり、傾斜のきつい坂で老齢者の歩行には、つらい坂です。

勝鬨橋之記の記念碑は、勝鬨橋のたもとの晴海通り沿いの歩道上にあります。
勝鬨橋記念碑は、同じく、勝鬨橋のたもとにありますが、隅田川沿いにあります。
勝鬨橋之記はとても大きい碑ですが、勝鬨橋記念碑は小さい碑です。
昭和１５年に、東京市長により、勝鬨橋竣工に際して、勝鬨を以って戦勝の祈念するために建てた記念です。
もともと勝鬨橋は、日露戦争時の勝利を勝鬨を以って祝った経緯があるためと思われます。

合歓の広場は、ＪＲの有楽町駅から日比谷公園に進む道沿いにあります。
広場の地表面に有名人の手型が残されている広場です。
合歓の広場は、東宝系の旧日比谷映画劇場・有楽座の跡地再開発により出来た経緯もあるようで、東宝系の有名人の手型が多く残されています。
シルベスター・スタローン、ジャッキー・チェン、トム・クルーズ等の手型もあるそうです。
有名人ばかりでもなく、ドラえもんの手型もあるとのことです。(７６番目)

「はな」の像は、椿の花を持っている少女の像で、花椿通り沿いの昭和通りの近くの歩道上にあります。
花椿通りは、江戸時代、出雲藩屋敷があり、出雲通りと呼ばれていました。
その後、通りが花椿通りと呼ばれるようになった時代に、出雲から出雲椿が贈られ、街路樹として植えられました。
「はな」の像は、そのような経緯を伝えるために町の有志が作製したとのことです。
資生堂は、商売繁盛の願いを込め、地縁のある出雲大社のお札をお客様に配布するとともに、マークを椿に変えました。

日比谷シャンテは、旧日比谷映画劇場・有楽座の跡地を再開発により、シャンテビル(現:TOHOシネマズシャンテ)、合歓の広場及びショッピングモールからなります。
低層階のショッピングモールのみを指すこともあるようです。
１９８７年１０月に開業しました。
１８階建ての高層ビルにも、シャンテの標識が付けられています。
近くには、帝国ホテルや東京宝塚劇場、日生劇場があり、それらの利用客が、日比谷シャンテを利用しているようです。

映画で有名なゴジラ像は、有楽町駅から帝国ホテルに向かう合歓の広場にあります。
合歓の広場の近くには、日比谷のシャンテや東京宝塚劇場があります。
合歓の広場に置かれているゴジラ像は、約１．５ｍ程度の像です。
映画では、７０ｍ程度あったようですが、置かれているゴジラ像は、その１／５０位です。
しかしながら、ゴジラの顔つきや雰囲気は、極めて凶悪で恐ろしい感じを受けます。
ゴジラ像には、現実的な圧迫感、迫真感があります。

勝鬨橋は、船の通航を容易にするため、橋の中央が八の字に持ち上がる構造の橋です。
勝鬨橋記念碑によれば、日本国内唯一の橋だそうです。
現在は、船の通行が無く、持ち上げる機能は使っていないようです。
現在の勝鬨橋も、中央が分離できるようになっていて、中央部の両側には、巻き上げのための動力室が残っています。
また、巻き上げ時、交通を止めるための信号機が付いています。
橋の中央が固定されていないため、中央部では揺れを感じます。

勝鬨橋記念碑は、勝鬨橋のたもとにあり、勝鬨橋を紹介しています。
勝鬨橋は、中央部が、ハの字に開き、船舶の通航を容易にする形式です。
勝鬨橋記念碑の碑文は、東京都知事の石原慎太郎氏の揮毫により書かれています。
勝鬨橋記念碑には、建築の計画概要、果たす役割、構造、諸元等が記載されています。
また、勝鬨橋が、日本国内で唯一の双葉型可動開閉橋として、日本国重要文化財として指定されていることを紹介しています。

かちどきの渡しの跡の碑は、晴海通りの勝鬨橋のたもとにあります。
近くには、海軍経理学校の碑や勝どき橋の資料館があります。
かちどきの渡しは、日露戦争の間、旅順要塞を苦戦の末陥落させた際の勝鬨を挙げ、歓喜したことから、京橋の有志が浄財で、月島との間に渡し場を造り、東京市に寄付したことを記念しています。
実際の渡し場は、波除神社の近くだったとのことです。
かちどきの渡しは、月島との間に、勝鬨橋が完成するまで存続しました。

海軍経理学校の碑は、晴海通りの勝鬨橋のたもとにあります。
かちどき橋の資料館の晴海通り寄りの場所となります。
近くには、かちどき渡しの碑や勝鬨橋記念碑等が置かれています。
その中で、海軍経理学校の碑は、際立って端整な感じがしています。
築地地域は、軍艦操練所や海軍発祥の地の碑、海軍兵学寮の碑等の海軍関連の施設が多くあります。
関東大震災後に、築地市場が日本橋から移転して来て、関連施設の整理・移転等がされました。

軍艦操練所は、ペリー来航以降、海防の重要性に気づいた江戸幕府が開設した軍艦の操艦等に関する教育のための施設です。
当時、築地には築地講武所がありましたが、この付近は、軍艦操練所専用地域となりました。
軍艦操練所では、オランダから寄贈された観光丸で乗員訓練が行われました。
江戸末期には、海軍奉行が置かれ、勝海舟も海軍奉行に名を連ねています。
その後、海軍所と発展して行きます。
また、築地には、海軍省が置かれました。

波除稲荷神社は、築地の埋め立ての折に、建てられたそうです。
江戸幕府の創設期の急務は、八重洲が名前通りの海岸線であった江戸湾の埋め立てでした。
築地海面の埋め立てが、荒波のため堤防が流され、難工事でした。
築地の海中にあった稲荷ご神体を引き揚げ、埋め立て現場に祀ったところ、荒波が収まり、埋め立て工事が進捗したそうです。
その後、波除の稲荷神社として信仰を集めたとされています。
波除稲荷神社にまつわる由来です。

魚河岸水神社(遥拝所)は、魚河岸の中にあり、築地市場の守り神様とされています。
また、入口付近に、海軍発祥の地とされる旗山の石碑もあります。
訪れた際には、見るからに魚河岸の人と思われる人が、熱心に拝んでいました。
この場所は、松平定信が築いた浴恩園という庭園の跡地だそうです。
関東大震災の後、魚河岸が築地に移転して来て、出来た遥拝所が水神社だったそうです。
遥拝所のせいか、周囲よりも一段と高くなっている神社です。

八官神社は、銀座８丁目の外堀通りの１本東側の通りにあります。
もともとは、八官町と呼ばれたこのエリアの氏神で「穀豊稲荷」として親しまれていましたが、区画整理で町名がなくなることを嫌った町民が八官神社と改称して町名を残したことが、八官神社の名前の由来です。
戦火による焼失や移転などを経て、現在のビルに納まったとされています。
商売繁盛、金運アップのご利益があるとされ、宝くじファンにはおなじみの神社です。

安平神社は、昭和通りと高速道路(昔の築地川)の間にあります。
安平神社は、江戸時代の三十三間堀の傍にあった新庄美濃守の屋敷に祀られていた稲荷神社です。
近くには、京橋公園があります。
この場所は、後に料亭となり、庭に安平神社として祀られるようになりました。
料亭がなくなった現在は、ビルの谷間にひっそりと鎮座しています。
安平神社の周りには、緑の樹々もあり、喧騒の地である銀座の中にあって落ち着いた世界となっています。

幸稲荷神社は、銀座の桜通りと柳通りの間にあり、外堀通りから２本東側になります。
銀座八丁神社巡りの第一番目の神社になっています。
元来は、京都の伏見稲荷神社から遷座されたとのことです。
江戸時代から、この付近の鎮守の神社として信仰されてきたようです。
江戸時代は、太刀の市がたったとことから太刀売り稲荷とも呼ばれていました。
現在は、商売繁盛や縁結びのご利益がある神社として有名になっているそうです。