murenekoさんにとって旅行とは
ネコバス連れて一人旅中。
「全部、自分で判断して決めているうちに、自分の人生は自分でクリエイトしていたのだという感覚がよみがえってくる。自分以外の全てを置き去りにする旅では、否が応でも、自分自身と向き合わされてしまう。だからこそ、日常に麻痺して自分を見失いそうになたとき、私はひとり旅に出ずにはいられなくなるのだ。」
〜たかのてるこ『ガンジス河でバタフライ』〜
「旅先で出会った人からいろいろ教えられたり、新しい経験をすることで、私はいつも「その旅をした自分」になっていることを感じるのだ」
〜たかのてるこ『ダライ・ラマに恋して』〜
「若いうちに旅をしよう。できれば一人旅。たった一人で見知らぬ場所に行ってみたらいいと思うよ。そしてね、なにを体験するかって、さびしさを体験するんだよ。旅の醍醐味はね、さびしさにあるの。一人旅はほんとうにさびしいの。じわっとさびしい。特に夕方から夜になるとそこはかとなくさびしい。人恋しい。この、ああ、誰かがいてくれたらなぁ・・というさびしさを、旅先で経験することがとてもいいんだ。都会で一人でいたってさびしいけれど、旅先でのさびしさはちょっと違う。なにが違うって、それはうまく言えない。行って、自分で体験してみれば分かる。旅に出て、一人でさすらって、言葉もうまく通じなくて、親切にしてくれる現地の人がありがたくて、一杯のビールを飲みながら、夕暮れを見て、ああ、いい旅だなぁと思いつつ、でも、すごくさびしい。この静かなさびしさと、友達になっておくと、きっといいことがある。このさびしさと友達になると、なにかが変わる。絶対に。このさびしさを知っている人と、知らない人では、カラダにまとっている雰囲気が違う。」
〜田口ランディ『旅人の心得』〜