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桜木町駅前から新港地区を経由して山下公園へと続き、フランス橋から港の見える丘公園までつながっているみなとみらい地区の見所をずっとつなげた散策ルートです。
特に山下臨港線プロムナードは、新港地区から山下公園にかけて残されていた鉄道高架橋を利用していてとても眺めがよく気持ちのいい散歩道になっていておすすめです。

山下公園内にあります。
フィリピン陸軍の父と呼ばれたアルテミオ・リカルテ将軍の石碑です。
アルテミオ・リカルテって誰・・・？というくらい聞いたことのない名前でしたが、昔、一時期日本に亡命していたことがあるらしく、そのとき横浜に滞在していた縁があるようです。
横浜の歴史の深さを感じます。

みなとみらいのシルクセンターのすぐ近くに立っている飾りのない石碑です。
この場所はかつて外国人居留地の一番地だったそうです。昔ここにあったイギリス人の設立した「ジャーディン・マセソン商会」は「英一番館」の通称で知られていたためにこの石碑の名前があるようでした。
開国後、ここから外国人の居留が広まっていったんだなと思いました。

明治4年から明治32年までこの場所を本拠地にしていた居留地消防隊の防火貯水槽として建造されたものの遺構です。整備されて見学できるようになっていますが、ぱっと見ただけではその歴史はいまいちわかりませんでした。同じ場所が消防の発祥の地とされています。

山手の洋館めぐりの途中にありました。
外国人墓地と元町公園の間に細く続く坂道（というか、石段）です。
かすかに潮のにおいがする気がする風を感じながら港町の風情を楽しみつつ上り下りできる散策に適した道です。

○○の発祥、が多い横浜。消防救急という今では当たり前の「109」もここから生まれたようです。
横浜都市発展記念館の横に旧居留地消防隊地下貯水槽の遺構がひっそりとあり、その横の石碑があります。日本発の消防車や救急車はここにあったみたいです。

日本大通りと元町通りの交差点に面している横浜港郵便局です。
入り口近くには地球にまたがって高らかにラッパを吹き鳴らしている天使が乗っかった石造りのポストが・・・ここは明治8年に外国郵便を日本で初めて開始したところだそうで、さすが「外国関連の事柄日本ではじめて」が多い横浜らしいなぁと思いました。

港の見える丘公園のフランス山地区にあります。
アートっぽい鉄の骨組みは、1860年代フランスのパリに建てられ1973年まで100年余り 存続したパリ中央市場の地下の一部で、再開発のために取り壊されるときに横浜市が譲り受けて「フランス」の名を冠するここに設置したのだそうです。横浜では毎年フランス月間もやるし、つながりが深いんですね。

山下公園内にあるけっこう大きな人頭の像です。
正直なところ、なんでこんなの作っちゃったの？という気分です。文明開化の象徴、ザンギリ頭をあらわしているようではあるんですが・・・・もうちょっと他に表現の仕方があったのではないかという気持ちになります。

普通に新卒採用もしているような今も営業している会社なのに観光スポットになっているのはひとえにジブリの映画「コクリコ坂から」の影響ですね。何があるというわけではないのですが、港の見える丘公園に隣接していて、青空に赤と白の塔が映えて美しいです。

日本の思想家、文人として有名な岡倉天心といえば六角堂で有名な茨城県がゆかり深い土地として思い浮かびますが、生まれはなんと、ここ横浜の、それも現在は開港記念会館となっている場所だそうです。敷地内の歩道わきにひっそりと碑が立っていました。

開港広場内に柵とガラスパネルのようなもので覆われて保存されています。
明治10年頃に作られたレンガ造りのマンホールと下水管だそうです。
日本人が設計した日本発の近代的な下水道の跡地ということですが、ガラス越しに見る分には正直あまり価値がよくわかりませんでした。ただ横浜にはさまざま歴史あるものがあるなと思いました。

横浜の開港広場に植えられています。
2004年に執り行われた「日米交流150周年記念式典」で植えられたハナミズキです。
改めて150周年記念、という文字をみて、これほど関係の深いアメリカとのかかわりがまだそれだけなのか、という気持ちと、この150年の間に両国の間にいろいろなことがあり、立場が変わり、今があるんだなぁという気持ちになりました。

日本新聞博物館（ニュースパーク）が入っている横浜情報文化センターの敷地内にひっそりと立っています。よく知らなかったのですがこういった新聞配達の少年像は日本全国各地にあるらしく、それだけ昔は新聞配達をする勤労少年の姿が多かったということだと思います。隔世の感があります。

横浜・山下公園の中にある碑です。童謡として有名な「かもめの水兵さん」ですが、作詞家の武内さんが親戚を見送るために横浜港の大さん橋に行ったときにかもめを見たことがヒントになって生まれたそうで、まさにここが発祥の地だそうです。知りませんでした。

横浜の山下公園はさすが横浜有数の観光スポットなだけあってとても綺麗に整備されています。冬場は少し雰囲気が殺風景で寂しいですが、春先になってくるとどんどん花が咲いてきて色彩が鮮やかになります。ここの花壇も綺麗に手入れされていて、ちょっとしたお散歩に気持ちがいいです。

みなとみらい線の日本大通り駅から徒歩3～4分。大さん橋や山下公園にもほど近いところにある比較的大きなビルです。建物自体はかなり古そうですが現役のオフィスビルで、事務所やショップのほかパスポートセンターなども入っています。

神奈川県庁本庁舎の敷地内にひっそりとあります。
決して小さい碑ではないのですが、気づかずに通り過ぎてしまう人も多そう。
運上所って何をしていたのかといえば、横浜が開港しさまざまな事物（や、人）が出入りするようになったのを管理する場所だったらしい。当時の名残はないけれど、横浜が日本でも早くに開かれた港だったことがよくわかります。

横浜開港資料館の中庭に立っている木です。これといって大きな特徴はありませんが、昔からこの地に立ち続けてきた古木だそうで、江戸時代、横浜がちいさな農漁村であったころからこの地にあって今までさまざまな横浜を描いた絵などにも登場しているそうです。

1854年（安政元年）、この場所で日本とアメリカは日米和親条約を締結し、徳川の鎖国の時代は終止符を打ちました。その記念の碑が開港広場にひっそり立っています。球体の飾り気のない碑はあまり大きくなくて目立ちません。