K.Tomyさんのクチコミ(51ページ)全1,014件

八景島シーパラダイスは、西武グループ、京急、清水建設、横浜銀行等が出資する株式会社横浜八景島が、横浜市金沢区にある横浜市の人工島で運営している。横浜八景島は、横浜市との契約に基づき、八景島の指定管理者となっていて、島内の緑地、砂浜、護岸や施設等の維持管理も行っている。
八景島は無料で開放されているが、夜間から早朝は出入口が閉鎖される。
八景島には3つの橋が架かっている。国道357号線は横須賀市の夏島の日産追浜工場付近へつなぐ計画があるが、夏島から先の計画は未定で、米軍や海自の基地があるなど横須賀中心街への接続は多難であり、金沢湾や平潟湾および海の公園や野島など沿岸等の環境影響、高速湾岸線が並木で横須賀横浜道路への接続していて横須賀市街等へすでにつながっていて、投資効果が限定されるなど課題が多い。
八景島シーパラダイスの水族館アクアミュージアム関連は人気が高いが、その他のアミューズメント施設やアトラクションは苦戦している印象である。ジェットコースターはリニューアルしたが事故が発生し、かつて名を馳せたブルーフォールも3月末で老朽化等により閉止してしまった。アクアミュージアム関連だけでなく、新しいアトラクションの創出に期待されるところであるが、休日の家族連れや若年層のためのアミューズメントパークとしてだけではなく、日常の地域住民の憩いのスペースとして、新しい生活様式にマッチするような運営が望ましいであろう。
レストランの数と種類は充実しているが、かつて西の海の公園側の水上にあった唯一の本格的的イタリアンレストランは、平日の集客の低迷に痺れを切らしたのか契約を更新せずに鎌倉大船駅近くへ移転してしまい、ビュフェスタイルやファーストフード的なレストランばかりとなっている。水上の店舗跡は使用されてなく、最近金沢区が力を入れているクラフトビールの本格的ブルワリーレストランなどへリニューアルして欲しいものである。

八景島シーパラダイスは現在まだコロナ禍のため休園中で、八景島にも立ち入れない状況が続いている。この時期は薔薇や紫陽花の名園でもあり、海の公園とともに良い散歩コースなので再開が待ち遠しい限り。北側の松林などの昨年台風で被災した箇所などの手入れがなされているようで成果か期待される。八景島より広い野島の展望台から眺めて、次のイベントが無事に開催されることを想像して楽しむべし。

金沢北条氏が代々収集し、菩提寺の称名寺に引き継がれた貴重な古書「文選集注」「称名寺聖教」や古文書「金沢文庫文書」(いずれも国宝)、称名寺に伝来した仏像彫刻、青磁などの工芸品や絵画などを、昭和5年から神奈川県立となった金沢文庫が、中世歴史博物館として調査・研究した成果を公開している。新たにデジタルアーカイブの取り組みも始められている。展示室は小さめだがカフェや図書館も併設されている。専用の駐車場や駐輪場は無い。コロナ禍のため8月末まで休館予定で、再開と次の企画展示が待ち遠しい。

称名寺の境内を囲む金沢三山(金沢山、稲荷山、日向山)に、広さ約11haの市民の森として散策路が整備されている。称名寺境内の入口からの急な階段の途中には多くの石仏群がある。最も高い金沢山頂上には眺望の良い広場があり、昭和10年(1935)に北条実時六百六十年忌の記念事業として建てられた観音八角堂が建っている。金沢文庫駅方面、海の公園方面の尾根にも散策路がある。途中の急峻な断崖には安全性が確保された鋼製の歩道が整備され、ちょっとした登山気分と充実した森の散策を味わえる。

金沢北条氏一門、北条実時(さねとき)・顕時(あきとき)・貞顕(さだあき)等の菩提寺で、五輪塔があり供養されている。六波羅探題をつとめたのち第15代執権となった貞顕は、称名寺の伽藍や庭園の整備につくしてその最盛期を築いたが、1333年新田義貞の鎌倉攻めで北条氏一族が滅び鎌倉幕府が崩壊したことを契機に次第に荒れてしまったようだ。大正時代に国指定史跡となり、昭和53～62年の10年間に横浜市の管理で国庫補助により、史跡の中心にある庭園苑池の保存整備事業が実施され、発掘調査と称名寺絵図に基づき鎌倉時代の造営当初の姿に平橋・反橋を復原、植栽・石組等の修景がなされた。10年前、平成19～20年度にの平橋・反橋が架け替えられていて、自由に回遊することができる。広い池の周辺に華美な白砂等の敷き詰めはなく、自然な良い印象である。江戸期までに失っている塔を含めた伽藍全体の復原はなされていなく、有力者の寄進などによる復興事業に期待されるところである。

例年無料で潮干狩りができる横浜市の海の公園の砂浜は、ＧＷや大潮前後の週末は大盛況で混雑し、駐車場にも入れない状況となるが、今シーズンは潮干狩りも砂浜への立ち入りも禁止で、ネットが張られて規制されている。砂浜以外にも外出自粛要請の効果で人出は少ない。
そのような状態のためか、最近立てられた津波避難の案内板が目についた。東京湾外からの津波は、湾口の浦賀水道が狭くなっているので金沢湾での高さは抑制されそうだが、対岸にあたる木更津付近の沿岸の海底に急峻な段崖があり、地震でここが地滑りを起こすと巨大津波が発生する可能性があるらしい。
幸い公園内にも高台はあるが、巨大津波の発生が予測された時は公園から離れた更に高い内陸の高台まで避難する必要がある。
また、電気クラゲと俗称される有毒なカツオノエボシという海洋生物が近隣の海岸に漂流しているのが観察されていて、砂浜に打ち上げられた状態も含めて触れないよう警告、およびアナフィラキシーショックへの注意の掲示が見られた。
厄介なウィルス感染症以外にも、海の公園には潜在的な危険があり油断できないようだ。

野島公園最寄駅の道路をまたぐ歩道橋の補修が春に完了しリフレッシュした。
金沢湾と平潟湾を結ぶ航路である野島運河に接した駅舎で、設置から約30年間潮風にさらされてきた特異な地形であり、2019年秋から全面通行止めにしてリニューアルされた。
またぐ道は、国道357号線の八景島以南が未成で横須賀の夏島方面へ通じて無いことも影響しているのか交通量が多い。長期の歩道通行止めは不便であったが、剥離落下等の危険もあり、今後も計画的な保守を大切にしたいものである。
歩道は野島公園と反対側であり改修実績に興味を持つ方は少ないと思われるが、最新の補修技術や工夫を紹介する説明板などを設置して安心感を醸成するとなお良いのではないか。

鳳月堂は横浜市金沢区の京急線と新交通システム金沢シーサイドラインの接続駅である金沢八景駅前のターミナルに接する立地です。
端午の節句に食される季節の和菓子である本格的柏餅はもちろん満足だが、試しに初めて食してみた定番和菓子「麩まんじゅう」が美味だった。
付して頂いたパンフレットに商品レパートリーや名称の由来が紹介されているので、ぜひご覧になり実際に口にして頂きたい。

琵琶島は横浜市金沢区の平潟湾に築かれた周囲数10mの円形の小島であるが、北条政子が琵琶湖竹生島から弁財天を勧請して治承4年(西暦1180年)に創建したと伝えられる琵琶島神社があり、瀬戸神社から平潟湾に突き出た参道と朱色の橋で結ばれている。
広重の版画で有名な「金沢八景」の一景である「瀬戸の秋月」は、この辺の夜景の美しさを描いたものであり、現在でも景勝地となっている。

京急線「金沢八景駅」から徒歩2分ほどの瀬戸神社の権現造りの本殿の東側の境内に、恒例の珍しい紫陽花コレクションが観覧できるよう準備されていた。
瀬戸神社のWebにリンクされているブログによると、すでに開花しているものがあり長い見頃が始まっているようだ。
瀬戸神社は道路、住宅に囲まれ、北側には散策コースなどは無い険しい丘状の森が残っている。「社叢林」と称し、平成７年に横浜市指定文化財に登録され保護されている。

横浜市金沢区の洲崎地区の海岸線はかつて浅瀬が続き多くの入り江があり、江戸時代から始まった埋め立てにより新田となり、島を利用した汐除堤が築かれ、島と堤の間に水門が設けられていた。昭和の造成で撤去されたものが、走川プロムナード整備事業の一環で水門が復元されている。
大きく育った街路樹に囲まれていて目立たないが、一段下がったところに説明板があり、川下側に跳ね上げる方式の水門が江戸時代に作られ利用されていたことが分かる。
夕照橋に続いて「手づくり郷土賞」に選定されている。

幕末から明治の激動の歴史を感じられる横浜市金沢区のウォーキングコースにあるスポット。洲崎町の交差点の一角に松が植えられた広場があり、通りに向いて大きな石碑が建てられている。昨年度、全長約13kmのウォーキングコースの随所に案内板が新たに設置され、健康作りと完歩に向けた意識が醸成されている。

横浜市金沢区洲崎町の知足山龍華寺の石壁が白壁へリニューアルされ美しい景観となっている。泥亀新田の開拓家の菩提寺であり、金沢区の花である牡丹の庭園でも有名である。北西側の一部に古い石壁が残っているので比較すると違いが明確である。面する通りのアスファルト舗装も補修され、歩道も広く、散策やサイクリングに適している。

2019年秋から通行止めにして工事していた野島山南側の階段が、上部はコンクリート製、下部は金属製へ全面的に改修され、とても歩きやすくなりました。
大雨の際に泥水が階段へ流れ込んだり周囲に崩落があったりと、とくに災害時の利用の安全性にまだ課題がありそうですが、頂上まで239段を登り、さらに展望台へ上がると360度のパノラマを楽しめます。
北側の登り口付近にある古そうな横浜市の広域避難場所の案内図も「野『鳥』公園駐車場」などの誤記があり苦笑ですが、皆で大切に利用してより良い公園にしたいものです。