chieko2014さんのクチコミ(8ページ)全627件

デボット神殿あたりをぶらぶらしていたら、テレフェリコの駅を発見。気の向くままに乗車します。
行き先はここ、カサデカンポ。緑の潅木が広がる草原という感じ、ジョッキングをしている人とときどき、すれ違う程度の静けさです。
テレフェリコの駅にあるカフェで、ゆっくりとマドリードの街を眺めます。

マヨール広場から、ぶらぶとやって来たのがこの広場。
ドンキホーテの像を見ながら、近くのベンチに腰掛けしばし休憩。
いつの間にか、ウトウトとしてしまいました。
人ごみもなく、静かな公園。
治安が悪いことは決してありません。こういう旅行ができることに、ただ、ただ感謝です。

決して、ここを目指して来たのでなく、偶然にたどり着いた広場です。
お昼の３時ごろ、ちょうどシエスタの最中だからでしょうか、広い敷地には、四方を囲む建物の他には、カフェの白いテントがぽつり、ぽつりとあるだけ。何ら際立ったものもありませんでした。
夜間など、賑わう時間帯に訪れたら、きっと違う印象をもったことと思います。

偶然にも5月18日にマドリードに滞在していたおかげで、無料にて見学することができました。前日の夜間無料も行ってますので、かなりの時間、プラドにいたことになります。無料、まして人気の美術館、相当込むことは覚悟していたのですが、取り越し苦労、いずれの日もゆったりと、心ゆくまで鑑賞することができました。
２０ユーロ近くのガイドブックも購入、かなりの重さのお土産になりましたが、やはり鑑賞する上で必須、とても役に立ちました。
なお、この先にボッシュの特別展が開催されるとのこと、それだけが心残りです。

カテドラル周辺には多くの観光名所があり、東西どちらかわからなくなるとき、遠くからも目立つこの塔を目印に、地図を確認していました。
塔自体も綿密な彫刻がされていて、見る価値は十分にあると思いますが、何せ向かいにはあのメスキータ、立ち寄る人も少なく、皆さん、ここを通り抜けていきます。

バエサからコルドバに向かったバスは終着はセビリア。コルドバで乗客のほとんどが降りると同時に、セビリアに行く人でまた満車になって出発しました。
ここのバスターミナル、よく見る長方形の建物と違い、扇型。真ん中が緑地になっていて、ごちゃごちゃした感じもなく、とても感じがいい構造です。
市街から大分離れていますが、鉄道の駅も同じ場所にあり、同じ立地なら、利便性、経済性の点からも、バスでの移動が賢明かと思います。

メスキータの写真を見て、アンダルシアの憧れは高まっていきました。グラナダのアルハンブラ宮殿よりも、どちらかというと、見たかった場所だったかも知れません。
構内に入り、薄暗い中に凛と立つアーチ型の柱の森の空間にいることに、写真を撮ろうという気持ちも薄れ、暫し、見惚れてしまいました。

ローマ橋を渡るときに、入口にどんと構えて建っている門。いかにもどっしりと重厚感のあるつくりは、イスラムの芸術とはとてもかけ離れている気がします。
全体に、細かな彫刻やレリーフなどが一切なく、繊細な幾何学的な文様もほどこされていないことで、まるで要塞の一部のようにも見えてもしまいます。

アルカサルといえば、つい宮殿に期待を寄せてしまいますが、宮殿自体にはそれほど魅力は感じませんでした。
それよりも整備された庭園、多くの池が点在し、彫刻も配置されています。ゆっくりと歩いても小一時間、外の喧騒から離れて、しばし散策するのも楽しいものです。

コルドバの旧市街からローマ橋を渡ったところにある砦です。塔の上からはローマ橋が一望でき、この橋を守るために作られたことがよくわかります。
塔には、この塔を歴史を語る展示がされていますが、スペイン語のみならず英語も理解できない私たちには無用でした。
残念ながら、頂上の展望を除いては、あまり見るべきものがなかったように思えます。

ただ、ただ広い広場。
偶然歩いていて、広場に入ったときには、やはりその大きさに驚いてしまいます。
広場では多くのテントの下、カフェがあり、これだけの人、よく集まったと思う位に混雑していました。
ただカフェで時間を楽しむため？。日本なら何かの催しがないと、こんな光景はありえないでしょうね。

コルドバには広場が多いような気がします。
街歩きの途中、途中で、新たな広場に出会います。
ここの広場、パティオ巡りの帰り道、通りかかった広場で、ライトアップされた騎馬の像がとても印象的でした。
とても、治安のいいコルドバ、この時間まで楽しく過ごせます。

ローマ橋より北東にあるごく普通の橋。ローマ橋を遠くから眺めようと川沿いの道を散策。いつのもにかこの橋のたもとに到着しました。
この橋から眺めるグアダルキビル川とローマ橋や旧市街、とても素敵です。
川沿いの道も楽しいし、お時間があったら、ちょっと足を延ばしてみてください。

コルドバには向いにあるバスターミナルにバエサからの長距離バスでやって来ました。
そしてコルドバ中央駅よりＡＶＥでマドリードに出発です。
バスターミナルもそうですが、ここ中央駅も比較的新しい建物で、駅としての設備等は充十分ですし、その利用はとても分かりやすく便利です。
ただ、旧市街からは離れていて、移動はタクシーに頼るしかありません。

コルドバの駅で切符を買いましたが、希望の便は１等しか空席がないとのこと、しぶしぶの購入となりました。
前もって予約しておけば２等のみならず１等でも格安で乗車できるとのこと。予約は必須ですね。
なお、乗車にあたり、手荷物検査があります。
改札の時間までと待っていたら、時間通りに改札したものの、なかなか列が進まず、乗り遅れそうになりました。しかたなく、係員に切符を見せて、優先的に改札をしてもらいました。
改札時間前でも、並んでいた方がいいみたいです。

ただ、止めどもなく歩くことです。地図をたよりにしても、入り組んだ迷路、方向感覚はマヒしていますから、役にたちません。
パティオ祭りの最中、多くのパティオも集中しているので、途中、途中にパティオに立ち寄りながら、気の向くままに街を散策しました。

アラブ浴場とは、今まで行ったことのない場所だったので、多少は期待しつつも入場したのですが、石を積み上げれ作られた部屋が点在しているだけで、その歴史的な意味がなければ、観光として見る価値があるようには思えませんてせした。

コルドバを訪れた時期が春爛漫のとても気候のよい時、パティオ祭りも開催され、街中が花で飾られています。
また、食の祭典も同時に開催されていて、見てよし、食べてよしの街歩きを堪能できました。
メスキータやアルカサルなどの大きな観光スポットもありますが、旧市街を散策することも、コルドバ観光の大きな目玉の一つです。

コルドバもやはり城塞都市、街歩きの中で、色々と城壁の一部を見ることが出来ましたが、アルカサルに沿って、入口あたりまで続いている城壁が、とても見応えがありました。
今まで、色々な城塞都市を見てきましたので、とても普通の光景として、すんなりと眺められるようになっています。

街歩きが楽しみな私たちには、このお祭りは最高の贈り物です。
素敵な中庭を見つけたら、中に入って見学できるのですから。
パティオの会場となっている場所は、市街の広域に点在し、とても多くの会場があります。私たちは、あまり欲張っても楽しめないと、無計画に、ぶらぶらと、気の向くままに見学しました。
このことが、かえってとても印象深い時間になったと思います。