ミロヒさんのクチコミ(44ページ)全2,910件

両国国技館と江戸東京博物館の間にある施設が両国ポンプ所です。都市化による浸水被害を防ぐために、両国周辺に降った雨水を隅田川に排出する施設として平成14年に設置されたものです。付近を歩いても余り目立つ施設でもなく、見学会も行われているようですが、普段は中も見られないので、見応えもなく観光施設とは思えません。

両国の旧安田庭園の中にある心字池は浜離宮と同じく、海水を隅田川から取り入れ水位の変化を楽しむと言った趣向が施された潮入庭園でした。その海水を取り入れるために設けられた水門の跡です。現在は隅田川の堤防工事によって閉じられてしまっており、その遺構が残っています。水門が残っているだけで水も流れておらず、見応えはありません。

両国にある旧安田庭園の北東側の旧両国公会堂のあった所に刀剣博物館があります。近代的なコンクリート造りの建物の中では「日本刀の見方 パートⅢ 刃文」が開催されていました。名だたる刀剣は刀剣ファンにとっては垂涎の展示で、素人の私ですら刃文の違いは見て分かり、武器でありながら美しさも兼ね備える日本刀の美しさに見とれてしまい写真も撮り忘れてしまう程でした。

JR両国駅から国技館の前を通り北に至った所に回遊式庭園を備えた公園があります。この公園が旧安田公園です。江戸時代、この地には常陸笠間藩の下屋敷があり大名庭園が藩主によって作られました。明治になって安田財閥に所有になり、その後東京都に寄贈され公園として整備されました。緑に囲まれた庭園の池の周りにはベンチが並べら池を見ながらほっこりとできるのがとっても良いです。

隅田川に架かる橋の一つです。両国橋の一つ北側に架かる橋で昭和2年に完成した黄色い三連アーチが美しい橋です。かつて蔵前国技館があったなごりでしょうか、橋の欄干には横綱の土俵入り等の相撲にまつわるレリーフが施されており、歩道を歩きながら歩くと面白いです。両国、蔵前と言う地が相撲に縁が深い場所だと言うことが良く分かります

両国にある江戸東京博物館の北側にある並木道の間にある大きな像が徳川家康像です。亀の様な贔屓の上に建つ徳川家康の鷹狩りの姿を現した立像は台座から8m程はあろうかと思います。平成になってから寄贈されたものであり、新しい像ですが、江戸を作った徳川家康の像が東京にあるのはこれが唯一だそうです。

都営大江戸線の両国駅からすぐの日大一中・高の正門の左手に置いてけ堀 御竹蔵跡があります。この辺りにあった堀で、釣った魚を魚籠に入れて帰ろうとすると堀の中から「置いてけ、置いてけ」と言う声が聞こえたと言う故事になったとのこと。
置いてきぼりの語源となったとも言われています。しかし立て札だけですので、見事はありません。

両国駅から10分程歩いた横網町公園の北東部にある建物が東京都復興記念館です。現在建物はシートに覆われており工事中ですが、内部は公開中です。1階では関東大震災の被害状況、復興の歩み、2階では太平洋戦争の被害状況、復興の歩みが、当時の写真、絵画、被災により損傷した遺物等が展示され東京がどのように復興、発展して来たのかが良く分かる展示になっています。テレビなどで映像を見るよりも実物が見られ勉強になりました。

両国駅から10分程歩いた横網町公園にある東京都慰霊堂を正面に見て右手に野外劇場を小さくした様な形をした建造物があります。これが東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑です。太平洋戦争時の東京空襲の犠牲者を弔うために作られた碑ですが、花壇の花が冬でも綺麗に植えられておりとても綺麗です。

両国駅から10分程歩いた横網町公園の公園管理事務所の左手に鐘撞堂があります。そこに釣られている鐘が幽冥鐘です。中国の仏教徒から関東大震災の死者を追悼するために贈られた鐘だそうです。その為、日本の寺院で見られる鐘とは一風形状が特徴的です。柵が空いており鐘撞堂の中に入れ、鐘を突ける状態でしたが、さすがに突くのは止めました。

両国駅から10分程歩いた横網町公園にある東京都慰霊堂を正面に見て左手に震災遭難児弔魂像があります。関東大震災によって亡くなられた小学校児童約5000人の死を弔うために学校長らによって建立されたものです。しかし、太平洋戦争時に供出され昭和36年に再建されたものが今の像です。この様な慰霊の像まで供出するとは戦争は悲しい歴史です。

両国駅から10分程歩いた横網町公園の正面に建つ大きな建物が東京都慰霊堂です。大正12年に起きた関東大震災、太平洋戦争中の東京空襲で亡くなられた方の遺骨が納められている霊堂です。オリエンタル風な外観の建物の中には広い空間があり、周囲には震災時の写真などが掛けられ当時の様子が伺えます。

両国駅から10分程歩いた江戸東京博物館の北に横網町公園があります。もと軍服等を製造していた陸軍被服廠跡があった場所に作られた都立公園です。横網町公園の中には東京都復興記念館、東京都慰霊堂、震災遭難児童弔魂群像等の震災、戦災の歴史を物語る記念碑が多くあり東京の悲惨な歴史が学べます。子供連れが遊ぶ公園となっており平和な時代で良かったとつくづく実感しました。

北砂通りの亀沢2丁目交差点かた区役所通りを北に30m程行ったマンションの前の歩道に河竹黙阿弥終焉の地碑があります。幕末期から明治期にかけて活躍した歌舞伎狂言作者で以前行った浅草で知った人物です。浅草から明治17年に転居し、明治26年にこの地で亡くなられたそうです。自分がかつて知った人が他の場所でまた出会えた様な感じがしてちょっと感動でした。

両国の野見宿彌神社の北東50m程の所にある亀沢第一児童公園の南西に初代三遊亭円朝住居跡の案内板があります。幕末から明治時代にかけて活躍した落語家で、明治28年に牛込に移り住むまでこの場所ですごしたそうです。公園のベンチの裏、路地側にひっそりと案内板があり、見過ごしそうになります。

清住通りにある両国駅から錦糸町の横十間通りまでの東西を走る約2km程の片側2車線の通りが北斎通りです。南割下水のあった所ことから南割下水通りとかつては呼ばれていましたが、葛飾北斎が誕生した場所がこの通りの近くであったため北斎通りと名づけられました。通りの街灯には北斎の浮世絵が飾られおり、歩きながら浮世絵を楽しめるのが良いです。

北斎通りの両国と錦糸町の中間位に緑町公園があります。公園には滑り台、ブランコ等の遊具があり子供連れの親子が沢山訪れていました。この公園のある場所には江川太郎左衛門屋敷跡、津軽家上屋敷跡、葛飾北斎誕生地の立て札の他、すみだ北斎美術館もあり観光的にも魅力のある公園です。

北斎通りの両国と錦糸町の中間にある緑町公園の南側にすみだ北斎美術館はあります。以前両国にきたときは建設中で気になっており、今回初めて訪れました。開催されてたのは「北斎師弟対決」でした。15冊ある北斎漫画の複製を手に取ってみることができたり、同じ題材を北斎とその弟子で描いた絵を見ることができました。常設展では有名な赤富士やアトリエが再現されているのがみられました。
1000円の料金に対し展示箇所は3か所だけで、期待していたのにがっくりでした。

現在すみだ北斎美術館のある緑町公園の北東部の観光案内板の右手に葛飾北斎生誕の地がありました。この辺りが葛飾北斎生誕の地だとは知っていましたが、以前は北斎通り北側の東あられ本舗の前に立て札があったと記憶しているのですが、場所が変わったのは何故なんでしょう。ここら辺と言うことなのでしょか？

現在すみだ北斎美術館のある緑町公園の一角に江川太郎左衛門屋敷跡前の立て札があります。江川太郎左衛門は世界遺産に登録された韮山の反射炉や品川台場の造築等に活躍した幕末期の役人で、この公園の東側に江戸役宅を構えて居ました（江川太郎左衛門屋敷跡の案内板があります）。
幕末の偉人でよく知る人の邸宅がこんな所にあったとは知りませんでした。