ミロヒさんのクチコミ(43ページ)全2,910件

両国 回向院の山門を潜った駐車場の先の一段高くなった所に力塚があります。江戸時代に回向院では勧進相撲興行が行われていました。それに因んで力塚が建立されました。一番大きな力塚の他にも４基の石碑が建てられており、何れも碑も相撲に関係するものです。力塚の基台の周りには赤い字で横綱の名前が刻まれており、それを見るのも面白いです。

両国の回向院にある力塚の傍に加藤千蔭墓の説明板があります。加藤千蔭は江戸時代中期の国学者・歌人で、「万葉集略解」等の著書を書いた人だそうです。全く知らない人で勉強になりました。説明板の傍には墓はなく、何処に墓があるのか、探してみましたが、どこにあるのか分かりませんでした。

両国の回向院にある力塚の傍に岩瀬京伝墓の説明板があります。岩瀬京伝というよりも山東京伝と言った方が知っている人も多い戯曲家です。説明板の傍には墓はなく、何処に墓があるのか、探してみましたが、どこにあるのか分かりませんでした。お墓のある傍に説明板は建てて欲しい物です。
後で調べてみると鼠小僧次郎吉の墓のそばだったみたいです。予め調べて行けば良かった。

両国の回向院にある力塚の傍に岩瀬京山墓の説明板があります。岩瀬京山は江戸時代の戯曲家 山東京伝の弟で同じく、戯曲家。説明板の傍には墓はなく、何処に墓があるのか、探してみましたが、どこにあるのか分かりませんでした。お墓のある傍に説明板は建てて欲しい物です。

両国を東西に流れる堅川に架かる橋の一つが一之橋です。堅川に架かる橋で隅田川から一番目の橋なので一之橋と呼ばれています。現在の橋は首都高速の下にあり、一見橋の様には見えません。
赤穂浪士が吉良邸を襲撃した後に、この橋を渡って泉岳寺に向かいました。橋自体は見応えはありませんが、赤穂浪士が歩いた後を辿って通ると、光景が思い浮かびます。

両国橋の東岸袂を南に入って50m程の所にある駐車場のフェンスに3枚の立て札が並んで掛けられています。その内の一つ赤穂浪士休息の地がです。赤穂浪士が吉良邸を襲撃したあと休息したのが旧両国橋の東詰にあった広小路であるとされています。しかし、実際に歩いてみると10分も掛からずについてしまう場所であり、その後両国橋も渡らず、一之橋を渡っていることから、休息したのではなく、追っ手を待ち構えた場所なのではないかと私は思いました。実際に現地を歩いてみるとこの様なことが想像でき面白い。

両国橋の東岸袂を南に入って50m程の所にある駐車場のフェンスに3枚の立て札が並んで掛けられています。その内の一つが旧両国橋 広小路跡です。江戸時代の両国橋は現在の両国橋の南側50m程の所に架けられており、その袂には火事の際に延焼防止を目的（火除け地）として広小路が設けられていました。その場所が正に駐車場の場所でした。
武蔵と下総を結ぶ両国橋は往来も多く広小路は茶屋、屋台、芝居小屋が並び現在で言う繁華街の様だったそうです。浮世絵にも描かれていますが、今は駐車場です。

両国橋の東岸袂を南に入って50m程の所にある駐車場のフェンスに3枚の立て札が並んで掛けられています。その内の一つが石尊垢離場跡です。石尊とは丹沢山系にある大山阿夫利神社のことで、大山参りの大山講の人々が江戸を出発する際に身を清める場所が垢離場で、それが旧両国橋の南側袂にあったそうです。今はただの駐車場で何もありません。立て札だけです。

両国橋の東岸たもとを南に入ってすぐの所に3枚の立て札があります。その中のひとつが「駒留橋跡」の立て札です。江戸時代、現在の両国橋の南側に両国橋は掛けられており、その橋詰北側の入り堀に架けられていた小さな石橋が駒留橋です。立て札にある古地図を見ても本当に小さく描かれています。旧安田庭園にある駒止稲荷と関係があったのか気になりました。

両国橋の東岸たもとを南に入ってすぐの所に3枚の立て札があります。その中のひとつが「藤代町跡」の立て札です。現在の両国橋の南下流側に両国橋があり、その橋詰の北側に藤代町はありました。竪川の上流猿江に材木置き場を所有していた者毛利藤左衛門の土地を幕府が召し上げた代わりの代替え地として与えられた土地で、それ故、藤代町となった土地がここなんだそうです。由来の残る地名は残して欲しいものです。

両国橋の東岸たもとを南に入ってすぐの所に3枚の立て札があります。その中のひとつが「片葉の葦」の立て札です。本所七不思議の一つである「片葉の葦」は駒留橋があった入堀に生える葦がなぜが方葉であったことに因み話された、お駒の話です。今では葦などは一切なくその面影は隅田川位です。

両国橋の両国側袂にある両国橋児童遊園の歩道沿いに「日の恩や　忽ちくだく　厚氷」と詠まれた石碑が建てられています。これが大高源五句碑です。吉良邸に討ち入った赤穂四十七士の一人である大高源五の辞世の句と言われていますが、どのような気持ちでこの句を詠んだのか気になりました。

両国橋の両国側袂にある両国橋児童遊園の奥側に大きくそびえる石碑があります。それが表忠碑です。明治40年に起きた日露戦争の戦没者を悼んで建てられた石碑で、揮毫は日清、日露戦争で陸軍大将として指揮した大山巌です。裏側には戦没者の名前が刻まれ、児童公園には不釣り合いですが、大山巌が戦没者に敬意を表していたことが分かる石碑です。

両国駅に近い総武線鉄橋の近くから両国橋のたもと辺りまで、隅田川の東岸壁の護岸のために打たれた杭が百本杭跡です。明治時代以降それらの杭は新たな護岸工事によって抜かれて行き電材はその姿はありません。説明板は2か所にありますが、杭の姿はまったくなく、案内板を読むだけです。

両国にある回向院の山門を西に100m程行った先の隅田川に架かる橋が両国橋です。現在の橋は昭和7年の架橋された3径間ゲルバー橋で、橋上には国道14号線が通り車の往来がとても多い橋です。そして、両国橋と言えば江戸時代の浮世絵や錦絵に多く描かれた江戸の名所。沢山の人がこの橋から両国の花火を見たのだろうと思うと、両国散策が楽しくなります。

JR両国駅から回向院に向かう国技館通りの歩道に歴代横綱の手形のパネルが貼られた台座の上に力士像が乗ったモニュメントが6か所の設置されています。各手形を見ると昔みた横綱や誰？と言った横綱の手形があり、手を合わせてみたりすると、その手の大きさが良く分かります。また、力士像はとても精巧に作られており中々見応えもあります。
相撲の街、両国に相応しいモニュメントです。

JR両国駅の改札を出てすぐ右手にある江戸NORENの中に両国観光案内所があります。カウンター、パンフレットコーナー、土産物販売所の3か所に分かれています。カウンターには勿論案内人が居り両国観光の相談ができ、パンフレットコーナーでは地図を始め両国の見所のパンフレットが沢山あります。両国の街歩きをするときには、ここで地図を貰ってから街歩きすると良いです。

JR両国駅の北側、両国国技館の東側にある変わった形をした建物が江戸東京博物館です。今回は特別展「江戸ものづくり列伝」もやっていましたが、余り面白そうではなかったので、常設展を観にいきました。館内では江戸から東京に渡る東京の変遷が写真、実物、模型等で展示されています。特に再現された日本橋は圧巻。こんな浮世絵で見た姿と同じ橋が再現されており見事です。

両国国技館の正門の右手に鉄製の櫓が建てられています。これが太鼓櫓です。大相撲中継の終わりに流れる太鼓は、呼出しによってこの櫓でならされます。以前来たときは現在の様なエレベーター付きの常設櫓ではなく、木を縄で組んだ櫓で趣きがありましたが、現在の櫓は今一に感じました。

JR両国駅の北側すぐの所に両国国技館があります。大相撲の興業が行われる施設で相撲の殿堂と言って良い施設です。行った時は相撲の場所は開催されていませんでしたが、売店は空いており正門の脇から入場することができました。売店では力士のグッズや相撲菓子などが売られ結構面白いです。また、記念撮影場所もあり記念になります。