hijunoさんのクチコミ(5ページ)全1,181件

お醤油の蔵だったクラテラスと同じ敷地にあります。
１９２４年大正１３年の建築の建物がありますが、レトロな建物で１階のみを見学できます。１階にはお醤油やそうめん、皮製品の地場産業の説明、龍野の観光の説明もありました。レトロでモダンな大正時代の雰囲気が素敵でした。
かつては龍野醤油同業組合の組合事務所の建物でした。

龍野のお醤油の歴史は古く、１５８０年ごろから始まったと言われています。
特色は「うすくち」で、豊かな水や良質の小麦や大豆、近くの赤穂の塩、、とその材料と穏やかな気候が美味しいお醤油を産み出したのだとおもいました。
全国各地から、貴重なお醤油に関しての道具や資料などが寄贈されるそうで、お醤油づくりの工程もよくわかりました。

小さなショップもあり、様々なお醤油や調味料も販売していて、お土産を買いました。

入館料は１０円でした。

鉄砲師や鍛冶職として仕えていた家系の、柴辻平左衛門の屋敷だそうです。
主屋は江戸時代、離れは明治から昭和にかけて修復されたそうですが、お庭も端正で、きりりと上品な雰囲気、格式の高さが伝わってくる屋敷でした。

幕末に江戸上屋敷に居住していた脇坂安斐氏が龍野に戻り居住とした場所が公開されています。見学はフリーです。
元々は、龍野藩士の屋敷だったそうで、一時期、カトリック教会にもなっていたそうです。
敷地は広く、公園として整備されているとのことでした。

屋敷内は新しく修復されたようでした。

龍野ゆかりの人々の展示がありました。
とくに、三木露風の展示に関して、実母の碧川かた氏のコーナーもあり、ゆかりの品々が展示されていました。彼女は三木露風が幼いころに別れたあと、優秀な看護師となり、また婦人参政権運動にも参加しています。
年表もあり、露風の母親の波乱万丈な一生もわかりました。

「あかとんぼ」の歌詞も、露風が３２歳の時に北海道のトラピスト修道院で竿の先に止まっている赤とんぼを観て作ったことも初めて知りました。

１６７２年に信州の飯田から龍野へ入った脇坂安政によりお城や周囲の屋敷も修復されました。
当時は外様大名でもあったことから、江戸幕府に遠慮して、御殿式のお城を修復しています。
以前戦国時代には鶏籠山（けいろうざん）という背後の山の山頂にお城が築かれ、いまの御殿では日常生活を送っていたようです。

御殿は昭和５０年に修復されたようですが、周囲の櫓や埋門、石垣なども５年ほどの歳月で修復されています。
品格のある御殿、その周囲の庭園も緑が豊で美しく整備されていて、気持ちよく散策できました。

ランチはお豆腐のハンバーグで、ハンバーグの中には野菜など具材がゴロゴロ入っていて
とても美味しかったです。お野菜たっぷりで、彩もきれいで、ごはんには卵がついてきます。
卵もフレッシュで、お醤油も地元の特産のお醤油がいろんな種類が用意されていました。
人気のようで、お昼どき、満席で１０分ほど待ちました。
テラスにも席があります。

食後にはお醤油のソフトクリームをいただきました♪
ほんのりお醤油の香りと甘さがマッチして美味しかったです♪

おみやげ物のショップが建物内にあり、特産のお醤油の種類も多く、フレッシュな地元の野菜もありました。

龍野城の多聞楼のそばに建つ資料館で、外回りにもお城に関しての遺構が展示されていました。
脇坂氏が２００年に及ぶ統治の時代の資料も多く展示されており、龍野城と城主の歴史がよくわかりました。
脇坂氏の歴代藩主の肖像画などもあります。
１６７２年に脇坂安政が龍野城の基礎をつくり、城下町をつくり、薄口醤油などの産業の推進にも寄与したこと、また五男の安照がその後、第二代藩主になりますが、赤穂事件後の赤穂城受け取りの正使となり、次の藩主が赴任するまでの間、在藩の任務を行ったことなど、興味深く思いながら見学できました。

忠臣蔵で浅野内匠頭が勅使饗応役を務めたことで知られていますが、脇坂正照も同じく１６９７年に勅使饗応役を務めています。
忠臣蔵の歴史や物語を思い出しました。

こちらの場所もかつては長岡宮の内裏があった場所でした。
日蓮宗のお寺で、江戸時代には１００人を超える僧侶が生活を共にしながら学んだ「檀林」がありました。
本堂はかつての「檀林」の講堂だったところで、江戸時代の様子を伝えています。

温水プールの工事を行っていて、中に入ることはできませんでした。
平安京への遷都を決意した桓武天皇が仮の内裏としていた場所で、正殿跡や後殿後が復元されているそうです。
入口あたりには、とても迫力のある鬼瓦がありました。
周りの歩道にもタイルで出土品や遺構の画もありました。

入口には儀式に用いた宝幢（ほうどう）が復元されています。
広い敷地の公園です。大極殿は、天皇が政治を司った大極殿があった場所で、天皇が休憩をとった後殿は復元されていました。
園内には石碑や地図、礎石の展示などもされていました。

築地塀は都の中の貴族の邸宅や役所などを囲む土の塀のことで、長岡宮でも発見されています。長岡宮でも幅２メートルほど、高さ４．５メートルほどの築地塀が約南北８０ｍにわたって見つかりました。
築地塀には瓦も使われていますが、藤原宮、平城宮、難波の宮で使われていた瓦がここでも用いられたようで、また、平安京への遷都の際には、この長岡宮で使われた瓦が運ばれ、用いられたそうで、瓦のリサイクルされていたことが興味深かったです。

現地に土手のような場所があり、詳しい説明板がありました。

履中天皇陵は全国３位の規模をほこる古墳です。
ビュースポットがあると聞いて訪れました。
お濠の大きさにも驚きますが、水の中に浮かぶ森のような光景にしばし釘付けになりました。神々しい雰囲気の天皇陵でした。
お濠の外周りは散策ができるようになっています。
歩いていると、その規模の大きさが実感できました。

履中天皇陵古墳と深いながりのある古墳と考えられています。
碧玉製の琴柱形石製品が出土したそうです。
円墳のようですが、本来の古墳の形状とは異なるといわれています。
直径が約３２．５ｍで、高さは約３．８ｍ、５世紀前半の築造です。

グヮショウ坊古墳の西側にある帆立貝形古墳で、濠が盾形につくられ、周りには葺石と埴輪列がある堤があったのではないかと考えられています。
円筒埴輪や石見型埴輪などが出土しています。
墳丘には、樹々が茂っていました。

履中天皇陵古墳の外堀に接して築かれています。
方墳です。
墳丘の周りの濠の一部が履中天皇陵古墳の外濠と重なっており、履中天皇陵古墳との関わりが深いのではないかと考えられています。
５世紀初めの築造と考えられ、家形埴輪や囲形埴輪、須恵器などが出土しています。

５世紀後半の築造。
周囲には濠があり、葺石と埴輪が確認されています。
公園の造成寺にはすでに墳丘上部は削平されていたそうです。
注目する点は、墳丘には、かたまりで掘り出した土を天地さかさまに積み上げる盛土工法で造られている点です。古墳の強度を増す築造技術があったということがわかりました。

帆立貝形古墳で須賀、現在は前方部が削平されているので、円墳のようにも見えました。
埴輪が出土し、５世紀中ごろから後半の築造と考えられているそうです。
学校の中にあり、見学はできませんでした。
外のフェンスから眺めました。

季節の花々の種類も多く、きれいに整備された庭園が見応えがあり、温室もあり、自然の中でとても気持ち良い施設でした。
学習のスペースもあり、休憩もできます。
見学はフリーです。
そばには大仙公園もあり、古墳巡りの際に訪れました。再度訪問したいと思う施設でした。

仁徳天皇陵と同じ向きで造られた古墳で、仁徳天皇陵と関わりの深い陪塚と考えられています。大きな濠が印象深いです。
前方部が短い帆立貝形前方後円墳としては、百舌鳥古墳群の中では最大の規模だそうです。
円筒埴輪も出土しています。