はちのすけさんのクチコミ(42ページ)全3,565件

　高梁市中を流れる紺屋川の近くにある神社だ。門前に掲げてある由来書きによると、往時は臥龍山山頂に社があり、備中松山城の鎮守社として信仰を集めた。その後、現在地へ移転し、平成に入ってから現在の社殿が建築された。そう大きな社殿ではないが、周辺に寺社が多く、雰囲気のある場所だ。

　岡山シティホテルはキムラヤが運営するホテルで、ここの店舗はホテルの一階に入居している。店舗そのものは岡山県内で展開するショップと同じ内容だが、根強いファン層に支えられている。このホテルで会議するたびに、出席者が懐かしそうにパンを買っている姿を何度も見かけた。特徴は２４時間営業だろう。店舗の前に専用の駐車場がある。

　入り口の看板周辺の外壁に焼杉があしらってある。正当な雰囲気のする珈琲店だ。入ったところにテーブル席が、奥には中庭が望める大きな丸テーブルがある。入店した時に、禁煙ですがよろしいですかと尋ねられ、だから喫茶店ではなく珈琲店なのかと合点した。各種あるブレンドコーヒーの中からサワーとカフェオーレをオーダーした。

　岡山市北部の中山間地にある観光農園だ。岡山特産のマスカットなどブドウ狩り農園が代表的だが、バーベキューやキャンプなどの体験活動もできる。我が家は主に農産品直売所として利用している。野菜や果物販売だけでなく、軽食コーナーもある。

　持ち帰り専用の洋食レストランだ。原材料を厳選し、化学調味料や保存料を使用していないという。何より食事そのものがおいしいのがいい。メニューはサラダとパンかライスがつく「セット」がナポリタン、ビーフシチュー、黒毛和牛デミグラスハンバーグなど（単品可）。そのほかチキンライス、オムライス、かしわめし、カレーなどの単品がある。この日は奥さんと２人でビーフシチューとハンバーグのセットと単品でオムライスをオーダー。ビーフシチュー、ハンバーグともまっとうな洋食でソースがおいしい。オムライスはデミグラスソースと中のライスが最高だ。見た目も、いかにも「ごちそう」。セットのパンは倉敷の「おはようナーム」だ。オーダーは空いていればその場でも受け付けてくれるが、電話での予約が無難だろう。

　岡山市の山中にある牧場直営のジェラート店だ。ミルクや抹茶などベーシックなフレーバーに加え、季節限定の味がある。牧場でしぼりたてのミルクをジェラートにしているという。甘さが控えめで、おいしいジェラートだ。牧場も一部開放されており、少しだが散策も楽しめる。問題はアクセス道。道が狭いルートをたどったので少しストレスだ。広い道があるので行くときはホームページで確認するといい。

　JR岡山駅の商業施設にある中華料理店だ。中華各種単品のほか、定食セットがある。この日は奥さんがあんかけ焼きそばの単品、当方は麻婆土鍋ごはんとワンタンスープのセットをオーダーした。麻婆土鍋ごはんは、ごはんに麻婆豆腐をかけたメニューだが、なかなか辛く、汗だくに。全国の交通ターミナルや大型商業施設にテナント出店している際グループの店舗。コスパはエキナカショップだが、マニュアルが行き届いており、客の回転は速い。

　本殿まであと46段の場所にある。積羽八重事代主神、味鉏高彦根神、加夜鳴海神の三柱を祭るこんぴらさんの境内摂社だ。いずれも大国主の子供として神話に登場する。大国主には180人の子供がいたが、この三柱は皇室を守る神とされる。国譲りの神話に登場する事代主は「エビスさん」に比定され、商売繁盛の神様として有名。味鉏高彦根は農業の神様だ。

　厳島神社の名の通り海に関係があるこんぴらさんの境内摂社だ。宮島の厳島は「いつくしま」と読むが、現地の立て看板には「いちきしま」とルビが振ってあった。神話に登場する宗像三女神の一人である市杵島（いちきしま）姫を祭っている。市杵島姫は弁天さんと習合していることでも有名で、本殿や摂社など石段沿いの神社で七福神めぐりができそう。

　最近、行きつけの店で「塩」で食べてほしいというケースが増えた。蕎麦、トンカツなどで、素材の味をかみしめてほしいという店主の思いからだ。ここの店のお好み焼きもそうだ。一番のおすすめが肉玉そばで、さらにおすすめが、ソースではなく岩塩だ。最初は岩塩でキャベツや肉、そばの味わいを楽しみ、その後、ソース、マヨネーズ、激辛ソースと味変していく。初めて訪問なのでいきなりオール岩塩ではなく、岩塩とソースのハーフをオーダーした。細打ちの焼きそば麺。細切りのキャベツが甘い。塩で、という店主の思いがよくわかる。ダイナミックなソースに比べ、岩塩は上品な味わいだ。関西、広島、香川に囲まれた岡山は意外に粉もんやうどんが発達しているが、その中でも評価したいお好み焼きだ。駐車場は隣接したボウリング場と供用で、入り口でチケットを取り、店内で決済するタイプ。

　桃太郎大通りの西川緑道公園交差点を南に入ったところにこの店はある。外観からは想像できない広さで、一つ一つの席も割にゆったりとしている。この日はパーティー後の二軒目だったので食事は控えめだったが、気軽に使える雰囲気だ。コスパが高いのが印象的。

　旧国道2号に面した道路沿いのラーメン店で、店の横に駐車場がある。店内は長方形のカウンターで三方に丸い固定された椅子が並ぶ。「どさん子」という名の店舗で、何度も見たような光景だ。昼時になると車で乗り付けたサラリーマンや近くのオフィスからと思しき人々が入ってくる。この日は味噌ラーメンをオーダーした。出されたのは昔通りの味噌ラーメン。「どさん子」で食べるのは久しぶりだが、こんなにあっさりしていたかな、という印象。最近のラーメンはトッピングも味も派手になっているので、ここのシンプルさが印象に残った。

　JR岡山駅から1駅離れた少し郊外にある。うどん店にしては珍しく、二階建て建物の二階に入居する空中店舗だ。岡山は讃岐うどんが近いだけに、多くのうどん店がその影響を受けているが、この店は少し距離がある。凝ったエントランス、植物をメインにレイアウトした店内にはゆったりとしたカウンター席と扉がついた個室席が並ぶ。BGMはジャズだ。メニューも創作料理的。かけうどん、ざるうどん、カレーうどんなどスタンダードのほか、炙りベーコンクリームチーズカルボナーラ、明太子釜玉うどんのほか、納豆温玉うどん、牛肉温玉うどん、豚角煮温玉うどんなどなど多彩だ。この日は大きなカツがのったカツカレーうどんと奥さんは牛ホルモンのつけ麺をオーダー。無料で大盛りができるので両方とも大盛りにした。カツカレーは辛口のルーにボリュームが魅力。つけ麺は味わいが濃いつけ汁がとてもいい。このつけ汁はいろいろなうま味が調合された複雑なおいしさだ。

　こんぴらさんの境内摂社の一つだ。手水舎を過ぎた辺りで、ここを過ぎれば本殿に向かう最後の石段が待ち受けている。掲示板には「祭神はスサノオノミコトと妻のイナダヒメ」とあるのみだ。「真」の文字があるので確定でないが、須賀神社であれば全国に点在するスサノオを祭った神社だ。ヤマタノオロチを退治したのちに「すがすがしい」としてその地に宮を建てたことに由来する社名だ。こんぴらさんの祭神である大物主神はオオクニヌシの異名とされるだけに、ゆかりが深いスサノオを勧請したのかもしれない。

　こんぴらさんの本宮に参拝する石段を途中でそれ、琴平海洋博物館の方面へ歩いていくと整備された広場がある。それが琴平公園だ。展望台や遊歩道が整備され、桜やツツジ、アジサイ、紅葉などの風情が楽しめる。あまり観光的な場所ではないが、眼下の瀬戸内海や丸亀平野の展望は美しい。

こんぴらさんの長い石段の半ばにある大門をくぐると白い傘と紅い毛氈の野点のような店舗が見える。これが五人百姓だ。変わった名称だが、こんぴらさんの代表的なお土産である「加美代飴」を売っている商人の通称だ。境内で物を売ることを許されている五軒の商人に与えられた特別な称号だという。「加美代飴」はシンプルな味だが、食べ方がユニーク。長方形の飴を附属の金色のハンマーで砕いて食べる。もっと派手なお土産はあるのだが、ここしかないというイメージでついつい買ってしまう。

　どうも本店ではないようだが、JR琴平駅前の店舗に行った。行ったというよりも、駅から出ると必ず勘亭流でデザインされた店名が目に飛び込んでくる場所にある。ヨモギ、アワ、白、豆餅、キビの五色餅が少しクラシカルなパッケージに入って並んでいた。イマドキのおしゃれな餅ではないが、ずっしりとした大福もちらしい大福だ。わらび餅など色んな商品があるが、冬だったのでのし餅も売ってあった。

　「一生に一度はこんぴら参り」とお伊勢参りと並んでこんぴら参拝が盛んになったのは江戸時代という。各地からこんぴらさんを目指す陸路や海路が四通八達したが、そのうちもっとも有名だったのが「こんぴら五街道」だ。五街道の中でも丸亀港から金毘羅さんに向かう丸亀街道が最も栄えた。起点は丸亀港の太助灯籠で、終点が高灯籠。そしてこんぴらさん参りのメイン舞台である参道へとつながる。二つの灯籠を初めて見た時「なんでこんなに大きいのかな」と思ったが、丸亀街道のことを調べてようやく腑に落ちた。

　岡山県側から乗り入れる瀬戸大橋はテレビ番組『サンダーバード』の有名なオープニングのような迫力がある。５，４…とカウントダウンし、トンネルを抜けたら巨大な橋梁が目に飛び込んでくる。そしてダイナミックな橋が海上をカーブしているのだ。逆に香川県側からの瀬戸大橋はたおやかな曲線が延びていく。次第に橋に上がっていく感じで、ゆっくりと四国に別れを告げていく。「さようなら～」と手を振りたい気分だ。特に夕方は、夕日がきらめく穏やかな瀬戸内海が美しいので必見。西側に見えるひょっこりひょうたん島のモデルとされる島が印象的だ。四国土産は与島PAでも買える。

　こんぴら参りで余りに腹がすいたので中途半端な時間に軽食。メニューを見て驚いたが、店名の骨付鳥と焼き鳥だけでなく、一品、揚げ物、ご飯もの、ランチの定食、スイーツなど何でもある店だ。幅広い観光客のニーズにこたえるうちにメニューが増えたのだろうか。車だったのであきらめたが、ビールが飲めたら楽しい店だ。