2023年4月9日(日)、JR長崎本線吉野ヶ里公園12:44発鳥栖行の電車(下の写真1)に乗車、鳥栖で鹿児島本線の区間快速に乗り継ぎ、13:30に博多駅に到着(下の写真2)。ほぼ1年振り。<br />https://4travel.jp/travelogue/11873296<br /><br />ついでに福岡市と福岡県についても書いたものがある。<br />https://4travel.jp/travelogue/11879900<br />https://4travel.jp/travelogue/11875277<br /><br />まずは筑紫口前のホテル(下の写真3)にチェックインした後、博多バスターミナル(下の写真4)から西鉄バスで博多の森へ移動する。<br /><br />午後の2時35分過ぎ、東平尾公園入口のバス停に到着。東平尾公園は「博多の森」の愛称で親しまれている総合運動公園。Jリーグ・アビスパ福岡のホームグラウンドでもあるベスト電器スタジアム(博多の森球技場)、3万人の観客を収容できる博多の森陸上競技場の他、プールや体育館を備えたアクシオン福岡、博多の森テニス競技場、博多の森弓道場など市民が気軽に利用できる施設から国際レベルの競技会が行われる施設が揃う。<br /><br />1990年のとびうめ国体の会場として整備されたが、1972年までは米軍板付基地だった場所。アクシオン福岡や球技場は1995年のユニバーシアードに合わせて造られた。以後、1997年の陸上世界グランプリファイナル、1998年の陸上アジア選手権、2001年の世界水泳、2019年のラグビーワールドカップなどが開催された。<br /><br />東平尾は地名だが、1889年(明治22年)の町村制施行以前は席田郡平尾村だったことから来ている。町村制施行により席田村大字平尾となり、1933年(昭和8年)に福岡市に編入されたが、その時点で既に現在の中央区にあたる那珂郡平尾村が福岡市になっており、福岡市平尾となっていたため、東側の平尾と云うことで東平尾となった。<br /><br />バス停から南に少し進むとベスト電器スタジアム。正式には東平尾公園博多の森球技場。上述のように1995年夏季ユニバーシアードに合わせて開場した。サッカー・ラグビー専用スタジアムで、ピッチサイズは144m×80m。最大収容人員は21562人で、メインスタンドとバックスタンドは屋根付きの個席。両側のサイドスタンドにフルカラーLED方式の大型映像装置が設置されている。<br /><br />ここへ来るのは2009年5月以来2回目。その時はナイトゲームで、J2のアビスパ福岡とコンサドーレ札幌の試合を見た。コンサドーレのMFダニルソンが後半半ばに一発退場したこともあり、アビスパが押し気味だったが、結局はスコアレスドローだった(下の写真5)。ちなみにこの時はシャトルバスが走っていたので、来る時は博多駅からスタジアムまでのシャトルバスで来て、帰りは福岡空港からのシャトルバスを利用した。<br /><br />アビスパ(Avispa)福岡は福岡市をホームタウンとするプロサッカークラブ。1982年創部の静岡県藤枝市に本拠地を置いていた中央防犯サッカー部が前身。1991年に中央防犯ACM藤枝フットボールクラブへチーム名を変更、1992年にはJFL2部で優勝。<br /><br />1994年には中央防犯FC藤枝ブルックスと改名し、Jリーグ準会員となるが、藤枝市内にJリーグ基準を満たすスタジアムが存在しなかったことなどから翌年福岡市に移転し、福岡ブルックスへ改名し、JFL優勝を果たし、1996年にJリーグ加盟するとともにアビスパ福岡へ改称した。改称理由は「ブルックス」が他社の商標権侵害になる恐れがあった為。<br /><br />1999年のJ2発足後は、3年間J1をキープするが、以後はJ2降格とJ1昇格を繰り返す。2021年にJ1昇格するまでは22シーズン中、16シーズンがJ2だった。しかし、2021年以降はJ1に5シーズンJ1に留まっており、2025年シーズンも12位で、残留した。2023年にはJリーグYBCルヴァンカップを制している。<br /><br />アビスパは、スペイン語で「熊ん蜂(スズメバチ)」を意味し、ハチの持つ集団的行動や俊敏性が「軽快で統制のとれた多様なグループ攻撃」という、チームの目指すスタイルを象徴している。<br /><br />ホームタウンは福岡市1市のみだが、ホームスタジアムのベスト電器スタジアムがある東平尾公園の近郊に位置する宇美町、志免町とフレンドリータウン協定を締結している。最多動員数は2006年J1第7節(4月9日)のレッズ戦(0-1)で21545人。<br /><br />トリニータやレッズで活躍した田中達也(92年生れ)や現在は怪我で離れているが日本代表の冨安健洋(98年生れ)はアビスパアカデミー出身。<br /><br />スタジアムの北西部にあるサッカーをモチーフにしたモニュメントは「PIM PAM POOM」と名付けられた作品で、「ボ－ルは風に吹かれて回転し、彫刻全体がサッカ－プレ－中の動きと試合運びの様子を表現する。キックのたびにボ－ルの表情は変化し、プレ－ヤ－の動きはそれに連動する。」世界を旅しながら絵画や彫刻、壁画を制作する放浪アーティスト、チリ系アメリカ・フランス人、フェデリカ・マッタ(Federica Matta；55年生れ)の作品。<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.33105555249087749&type=1&l=223fe1adec<br /><br />観戦した試合は2023年J1第7節のアビスパ福岡vs京都サンガの試合。3時から始まった試合は後半11分にサンガがパトリックのゴールで先制するが、後半30分を過ぎて立て続けに失点し、逆転負けした。勝つと思ったのになあ・・・<br />https://www.facebook.com/media/set/?set=a.9319099801493294&type=1&l=223fe1adec<br /><br />帰りは約25分かけて地下鉄の福岡空港駅まで歩く。福岡空港駅と乗車した地下鉄空港線については1年前に利用したので、書いた。<br />https://4travel.jp/travelogue/11874598<br /><br /><br />博多駅に戻り、ホテルのロビーで友人と合流するが、続く

福岡博多の森(Hakata no Mori Park,Higashi Hirao,Hakata,Fukuoka,Japan)

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2023年4月9日(日)、JR長崎本線吉野ヶ里公園12:44発鳥栖行の電車(下の写真1)に乗車、鳥栖で鹿児島本線の区間快速に乗り継ぎ、13:30に博多駅に到着(下の写真2)。ほぼ1年振り。
https://4travel.jp/travelogue/11873296

ついでに福岡市と福岡県についても書いたものがある。
https://4travel.jp/travelogue/11879900
https://4travel.jp/travelogue/11875277

まずは筑紫口前のホテル(下の写真3)にチェックインした後、博多バスターミナル(下の写真4)から西鉄バスで博多の森へ移動する。

午後の2時35分過ぎ、東平尾公園入口のバス停に到着。東平尾公園は「博多の森」の愛称で親しまれている総合運動公園。Jリーグ・アビスパ福岡のホームグラウンドでもあるベスト電器スタジアム(博多の森球技場)、3万人の観客を収容できる博多の森陸上競技場の他、プールや体育館を備えたアクシオン福岡、博多の森テニス競技場、博多の森弓道場など市民が気軽に利用できる施設から国際レベルの競技会が行われる施設が揃う。

1990年のとびうめ国体の会場として整備されたが、1972年までは米軍板付基地だった場所。アクシオン福岡や球技場は1995年のユニバーシアードに合わせて造られた。以後、1997年の陸上世界グランプリファイナル、1998年の陸上アジア選手権、2001年の世界水泳、2019年のラグビーワールドカップなどが開催された。

東平尾は地名だが、1889年(明治22年)の町村制施行以前は席田郡平尾村だったことから来ている。町村制施行により席田村大字平尾となり、1933年(昭和8年)に福岡市に編入されたが、その時点で既に現在の中央区にあたる那珂郡平尾村が福岡市になっており、福岡市平尾となっていたため、東側の平尾と云うことで東平尾となった。

バス停から南に少し進むとベスト電器スタジアム。正式には東平尾公園博多の森球技場。上述のように1995年夏季ユニバーシアードに合わせて開場した。サッカー・ラグビー専用スタジアムで、ピッチサイズは144m×80m。最大収容人員は21562人で、メインスタンドとバックスタンドは屋根付きの個席。両側のサイドスタンドにフルカラーLED方式の大型映像装置が設置されている。

ここへ来るのは2009年5月以来2回目。その時はナイトゲームで、J2のアビスパ福岡とコンサドーレ札幌の試合を見た。コンサドーレのMFダニルソンが後半半ばに一発退場したこともあり、アビスパが押し気味だったが、結局はスコアレスドローだった(下の写真5)。ちなみにこの時はシャトルバスが走っていたので、来る時は博多駅からスタジアムまでのシャトルバスで来て、帰りは福岡空港からのシャトルバスを利用した。

アビスパ(Avispa)福岡は福岡市をホームタウンとするプロサッカークラブ。1982年創部の静岡県藤枝市に本拠地を置いていた中央防犯サッカー部が前身。1991年に中央防犯ACM藤枝フットボールクラブへチーム名を変更、1992年にはJFL2部で優勝。

1994年には中央防犯FC藤枝ブルックスと改名し、Jリーグ準会員となるが、藤枝市内にJリーグ基準を満たすスタジアムが存在しなかったことなどから翌年福岡市に移転し、福岡ブルックスへ改名し、JFL優勝を果たし、1996年にJリーグ加盟するとともにアビスパ福岡へ改称した。改称理由は「ブルックス」が他社の商標権侵害になる恐れがあった為。

1999年のJ2発足後は、3年間J1をキープするが、以後はJ2降格とJ1昇格を繰り返す。2021年にJ1昇格するまでは22シーズン中、16シーズンがJ2だった。しかし、2021年以降はJ1に5シーズンJ1に留まっており、2025年シーズンも12位で、残留した。2023年にはJリーグYBCルヴァンカップを制している。

アビスパは、スペイン語で「熊ん蜂(スズメバチ)」を意味し、ハチの持つ集団的行動や俊敏性が「軽快で統制のとれた多様なグループ攻撃」という、チームの目指すスタイルを象徴している。

ホームタウンは福岡市1市のみだが、ホームスタジアムのベスト電器スタジアムがある東平尾公園の近郊に位置する宇美町、志免町とフレンドリータウン協定を締結している。最多動員数は2006年J1第7節(4月9日)のレッズ戦(0-1)で21545人。

トリニータやレッズで活躍した田中達也(92年生れ)や現在は怪我で離れているが日本代表の冨安健洋(98年生れ)はアビスパアカデミー出身。

スタジアムの北西部にあるサッカーをモチーフにしたモニュメントは「PIM PAM POOM」と名付けられた作品で、「ボ－ルは風に吹かれて回転し、彫刻全体がサッカ－プレ－中の動きと試合運びの様子を表現する。キックのたびにボ－ルの表情は変化し、プレ－ヤ－の動きはそれに連動する。」世界を旅しながら絵画や彫刻、壁画を制作する放浪アーティスト、チリ系アメリカ・フランス人、フェデリカ・マッタ(Federica Matta；55年生れ)の作品。
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観戦した試合は2023年J1第7節のアビスパ福岡vs京都サンガの試合。3時から始まった試合は後半11分にサンガがパトリックのゴールで先制するが、後半30分を過ぎて立て続けに失点し、逆転負けした。勝つと思ったのになあ・・・
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帰りは約25分かけて地下鉄の福岡空港駅まで歩く。福岡空港駅と乗車した地下鉄空港線については1年前に利用したので、書いた。
https://4travel.jp/travelogue/11874598

博多駅に戻り、ホテルのロビーで友人と合流するが、続く