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揚州市観光の続きです。

2025年 三度目の中国出張 (19) 揚州市 その7 揚州中国大運河博物館

3いいね!

2025/11/22 - 2025/11/23

142位(同エリア147件中)

kirinbxx

kirinbxxさん

揚州市観光の続きです。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス タクシー
旅行の手配内容
個別手配
  • 博物館に入る前に荷物をコインロッカーに預けます。ロッカーは沢山あるのですがどこが開いているのかは、いちいちQRコードを読まないとわからないのが面倒です。

    博物館に入る前に荷物をコインロッカーに預けます。ロッカーは沢山あるのですがどこが開いているのかは、いちいちQRコードを読まないとわからないのが面倒です。

  • 揚州中国大運河博物館です。2021年6月にオープンした現代的な博物館で、敷地面積が13.3万平米、博物館は約7.9万平米、春秋時代(紀元前770‐紀元前403年)から現代に至るまでの運河をテーマにした古書、文献、書画、碑刻、陶磁器、金属器、雑品など各種文化財が展示されているそうです。

    揚州中国大運河博物館です。2021年6月にオープンした現代的な博物館で、敷地面積が13.3万平米、博物館は約7.9万平米、春秋時代(紀元前770‐紀元前403年)から現代に至るまでの運河をテーマにした古書、文献、書画、碑刻、陶磁器、金属器、雑品など各種文化財が展示されているそうです。

  • 「小河霊・安瀾(アンラン)」という公式キャラクターです。 運河の伝説に登場し、水脈を司るとされる伝説の瑞獣「蚣蝮(はふ)」がモデルだとか。

    「小河霊・安瀾(アンラン)」という公式キャラクターです。 運河の伝説に登場し、水脈を司るとされる伝説の瑞獣「蚣蝮(はふ)」がモデルだとか。

  • この博物館は予約制です。人気の博物館なので、早めの予約がお勧めです。障害者や70歳以上の高齢者、軍人などは優先予約が可能です。

    この博物館は予約制です。人気の博物館なので、早めの予約がお勧めです。障害者や70歳以上の高齢者、軍人などは優先予約が可能です。

  • 大運塔、唐塔の様式で設計された高さ100mの塔です。

    大運塔、唐塔の様式で設計された高さ100mの塔です。

  • 館の屋上に建設された「長虹臥波」式の長廊を通って高塔に入ることができます。

    館の屋上に建設された「長虹臥波」式の長廊を通って高塔に入ることができます。

  • いかにも現代の博物館です。

    いかにも現代の博物館です。

  • 天井が高い!

    天井が高い!

  • 中国語で「大运河(ダーユンホー)」と呼ばれるこの運河は、北京・天津・河北・山東・江蘇・浙江を縦断し、黄河・淮河・長江など中国の主要河川を南北に連結する巨大な水路システムです。総延長:約2500km(世界最長の人工運河)。2014年に世界遺産登録されました。長さもそうですが、何よりも一国の歴史と深く結びついている、重要な史跡です。<br />

    中国語で「大运河(ダーユンホー)」と呼ばれるこの運河は、北京・天津・河北・山東・江蘇・浙江を縦断し、黄河・淮河・長江など中国の主要河川を南北に連結する巨大な水路システムです。総延長:約2500km(世界最長の人工運河)。2014年に世界遺産登録されました。長さもそうですが、何よりも一国の歴史と深く結びついている、重要な史跡です。

  • もの凄い人の数。

    もの凄い人の数。

  • ひときわ迫力ある展示が・・・・この展示は「河南開封州橋遺跡の汴河(べんが)の断面」と呼ばれています。

    ひときわ迫力ある展示が・・・・この展示は「河南開封州橋遺跡の汴河(べんが)の断面」と呼ばれています。

  • なんと、河南省開封市にある州橋遺跡から実際に切り出し、博物館へと運ばれた本物の地層だそうです。日本でも地層を切り出したものの展示はありますが、さすが中国、巨大ですね。<br /><br />壁面にある白い線や円形のラベル(唐、宋、元、明など)は唐代から清代に至るまでの大運河の堆積層や変遷を視覚的に示しています。

    なんと、河南省開封市にある州橋遺跡から実際に切り出し、博物館へと運ばれた本物の地層だそうです。日本でも地層を切り出したものの展示はありますが、さすが中国、巨大ですね。

    壁面にある白い線や円形のラベル(唐、宋、元、明など)は唐代から清代に至るまでの大運河の堆積層や変遷を視覚的に示しています。

  • 江蘇省丹陽市にある南朝の斉・梁両王朝の皇帝陵墓群の入り口にある石獣の中で最大級の2体、天禄(てんろく)と麒麟(きりん)のレプリカです。どちらも古代中国から伝承されている神獣です。 <br /><br />

    江蘇省丹陽市にある南朝の斉・梁両王朝の皇帝陵墓群の入り口にある石獣の中で最大級の2体、天禄(てんろく)と麒麟(きりん)のレプリカです。どちらも古代中国から伝承されている神獣です。

  • 壮大な壁画です。

    壮大な壁画です。

  • 「第二部分」は技術面の展示でした。中・英・日・韓の四カ国語でタイトルが書かれていました。日本語では「神業と知恵の光 中華民族の勲業 大運河の科学的成果」となっていました。

    「第二部分」は技術面の展示でした。中・英・日・韓の四カ国語でタイトルが書かれていました。日本語では「神業と知恵の光 中華民族の勲業 大運河の科学的成果」となっていました。

  • 浚渫を行ったり、臨機応変に川筋を変えたり、それをあの時代に素朴な道具を使ってやったんですねぇ。

    浚渫を行ったり、臨機応変に川筋を変えたり、それをあの時代に素朴な道具を使ってやったんですねぇ。

  • 沢山の観覧客が大掛かりな展示に感心していました。

    沢山の観覧客が大掛かりな展示に感心していました。

  • 中国の伝統的な木造帆船「ジャンク船」。中国大運河の物流(穀物・塩・布などの輸送)に活躍しました。

    中国の伝統的な木造帆船「ジャンク船」。中国大運河の物流(穀物・塩・布などの輸送)に活躍しました。

  • 石硪(せきが)という道具です。現代のロードローラーやランマー(土突き機)の先祖にあたり、重さおよそ50kg、 通常、10人一組で石硪に結んだ紐を引き、呼吸を合わせて一斉に地面に叩きつけて地固めをしたそうです。

    石硪(せきが)という道具です。現代のロードローラーやランマー(土突き機)の先祖にあたり、重さおよそ50kg、 通常、10人一組で石硪に結んだ紐を引き、呼吸を合わせて一斉に地面に叩きつけて地固めをしたそうです。

  • 運河の石積みの復元模型です。

    運河の石積みの復元模型です。

  • 大運河に架かる伝統的な橋の再現です。この博物館は、「没入型体験」が大きな売りの一つになっています。背景の大きなスクリーンには、大運河の地図や歴史的な風景がデジタル映像で映し出されており、参観者は橋の上や下から運河の歴史を体感できるようになっています。模型もあるので全体像も把握しやすく、良い展示手法です。

    大運河に架かる伝統的な橋の再現です。この博物館は、「没入型体験」が大きな売りの一つになっています。背景の大きなスクリーンには、大運河の地図や歴史的な風景がデジタル映像で映し出されており、参観者は橋の上や下から運河の歴史を体感できるようになっています。模型もあるので全体像も把握しやすく、良い展示手法です。

  • 大運河の歴史と管理についてのコーナーです。日本では大運河=隋の煬帝、みたいになってますが、大運河の国家管理は紀元前8世紀に始まり、6世紀末から10世紀初頭にかけて普及し、13世紀後半から19世紀に全盛期を迎えました。ある程度南北に広い地域を支配する王朝ができると運河の開発や効率的な管理に取り組んで南北の交易を盛んにするものの、衰亡するとそれどころではなくなって放置されてしまう。これを繰り返しながら、それでも少しずつ運河は伸張していきました。

    大運河の歴史と管理についてのコーナーです。日本では大運河=隋の煬帝、みたいになってますが、大運河の国家管理は紀元前8世紀に始まり、6世紀末から10世紀初頭にかけて普及し、13世紀後半から19世紀に全盛期を迎えました。ある程度南北に広い地域を支配する王朝ができると運河の開発や効率的な管理に取り組んで南北の交易を盛んにするものの、衰亡するとそれどころではなくなって放置されてしまう。これを繰り返しながら、それでも少しずつ運河は伸張していきました。

  • 「魯荒王墓木俑儀仗類明器」のレプリカです。明の初代皇帝・朱元璋の第10子である魯荒王(朱檀)の墓(山東省鄒城市)から出土した木製の儀仗俑ですが、木製で非常にデリケートなもののようで、オリジナルは山東省に保存されているとのこと。

    「魯荒王墓木俑儀仗類明器」のレプリカです。明の初代皇帝・朱元璋の第10子である魯荒王(朱檀)の墓(山東省鄒城市)から出土した木製の儀仗俑ですが、木製で非常にデリケートなもののようで、オリジナルは山東省に保存されているとのこと。

  • 2012年から始まった考古学調査によって、洛陽の都があった現在の河南省西部で広大な穀物倉庫跡が発見されました。東西1140メートル、南北355メートルの敷地に、内径10m、深さ10mほどの倉庫700ほどが整然と建ち並び、倉城全体では17万7500トンの食糧が貯蔵できます。残念ながら穀物と思われるものは発掘できませんでしたが、考古学調査で確認済みのものとしては世界でも最大の食糧倉庫です。

    2012年から始まった考古学調査によって、洛陽の都があった現在の河南省西部で広大な穀物倉庫跡が発見されました。東西1140メートル、南北355メートルの敷地に、内径10m、深さ10mほどの倉庫700ほどが整然と建ち並び、倉城全体では17万7500トンの食糧が貯蔵できます。残念ながら穀物と思われるものは発掘できませんでしたが、考古学調査で確認済みのものとしては世界でも最大の食糧倉庫です。

  • 「各地から食糧を輸送してきて国庫の食糧貯蔵量は十分」だそうです。この倉庫に満杯の穀物があれば、洛陽の全人口を1年近く楽々と養えたというのですから、確かに十分です。地下深く(約10メートル前後)に作ることで、年間を通じて温度を低く一定に保ちました。これにより、害虫の繁殖や穀物の呼吸による劣化を最小限に抑えたのでしょう。<br />

    「各地から食糧を輸送してきて国庫の食糧貯蔵量は十分」だそうです。この倉庫に満杯の穀物があれば、洛陽の全人口を1年近く楽々と養えたというのですから、確かに十分です。地下深く(約10メートル前後)に作ることで、年間を通じて温度を低く一定に保ちました。これにより、害虫の繁殖や穀物の呼吸による劣化を最小限に抑えたのでしょう。

  • こちらは別の場所で発掘された宋の時代の井戸。

    こちらは別の場所で発掘された宋の時代の井戸。

  • 大量のかわらけ。

    大量のかわらけ。

  • 元の時代の副葬品です。

    元の時代の副葬品です。

  • これは南宋の頃の窯跡、実物です。無錫市宜興(ぎこう)の鳳凰村で発掘された17基の宋代の窯跡のうち、1基が丸ごと搬送され、展示されていました。

    これは南宋の頃の窯跡、実物です。無錫市宜興(ぎこう)の鳳凰村で発掘された17基の宋代の窯跡のうち、1基が丸ごと搬送され、展示されていました。

  •  重さは約33トン、操作室、窯の門、火床、窯床、煙道の5つの部分から構成されています。宜興は陶磁器製造の長い歴史を持ち、水網が発達していたことから、運河文化と深く結びついているとのこと。

    重さは約33トン、操作室、窯の門、火床、窯床、煙道の5つの部分から構成されています。宜興は陶磁器製造の長い歴史を持ち、水網が発達していたことから、運河文化と深く結びついているとのこと。

  • 「貿易が往復で船舶が行き交う」・・・要するに河上貿易が盛んで、舳先と艫が接するほど、船がひしめき合っていた、ということですね。

    「貿易が往復で船舶が行き交う」・・・要するに河上貿易が盛んで、舳先と艫が接するほど、船がひしめき合っていた、ということですね。

  • 第二ユニットへ。このセクションは、「百業新態 興衰与共」、英語だとRise and Fall of Industries Along With The Canalと題されでいます。大運河が沿線地域の経済や手工業、商業の発展にどのような影響を与えたかを紹介するセクションです。<br /><br />日本語は「百業新態 盛衰を共にする」・・・そのまんまです。<br />大運河は王朝が支配力を強めると改修工事が行われたり、拡張されたりしましたがその王朝が衰退期に入ると破壊されたり、管理が疎かになったりしていきました。

    第二ユニットへ。このセクションは、「百業新態 興衰与共」、英語だとRise and Fall of Industries Along With The Canalと題されでいます。大運河が沿線地域の経済や手工業、商業の発展にどのような影響を与えたかを紹介するセクションです。

    日本語は「百業新態 盛衰を共にする」・・・そのまんまです。
    大運河は王朝が支配力を強めると改修工事が行われたり、拡張されたりしましたがその王朝が衰退期に入ると破壊されたり、管理が疎かになったりしていきました。

  • 城門の模型。日本の城にもこういう水門のあるところがありますね。

    城門の模型。日本の城にもこういう水門のあるところがありますね。

  • 大運河が巨大な物流インフラとなっていることの説明。北京、天津、河北、山東、江蘇、浙江、河南、安徽の「8つの省と直轄市」や、主要水系を結んでいることをしめした地図のようです。

    大運河が巨大な物流インフラとなっていることの説明。北京、天津、河北、山東、江蘇、浙江、河南、安徽の「8つの省と直轄市」や、主要水系を結んでいることをしめした地図のようです。

  • 江蘇省揚州市邵伯鎮で発掘された鉄牛。

    江蘇省揚州市邵伯鎮で発掘された鉄牛。

  • 鎮水獣という、中国の伝承にある、水の氾濫を鎮めるとされる架空の生き物の象です。山東省で発掘されたもの。

    鎮水獣という、中国の伝承にある、水の氾濫を鎮めるとされる架空の生き物の象です。山東省で発掘されたもの。

  • こちらはちょっと損傷が大きいですが、牛さんですかね?

    こちらはちょっと損傷が大きいですが、牛さんですかね?

  • 「古今を貫いた千秋の業」とはなかなか詩的な表現です。<br />洗手間はお手洗いです。さて、次はいよいよ「運河上の船たち」の展示です。

    「古今を貫いた千秋の業」とはなかなか詩的な表現です。
    洗手間はお手洗いです。さて、次はいよいよ「運河上の船たち」の展示です。

  • いろんな形の船の模型がずらりと並べられていました。

    いろんな形の船の模型がずらりと並べられていました。

  • 煬帝が建設した大運河を象徴する存在、龍船です。第一の通済渠の工事には100万人の民衆が動員され、女性までも徴発されて苦役の末に5か月で完成、そこをこの豪華絢爛な船に乗った皇帝がゆくのですから、怨嗟の声はあったでしょうし、後世に「煬帝の暴政の典型」にされてしまうのも仕方ないでしょう。

    煬帝が建設した大運河を象徴する存在、龍船です。第一の通済渠の工事には100万人の民衆が動員され、女性までも徴発されて苦役の末に5か月で完成、そこをこの豪華絢爛な船に乗った皇帝がゆくのですから、怨嗟の声はあったでしょうし、後世に「煬帝の暴政の典型」にされてしまうのも仕方ないでしょう。

  • 翔螭舟(しょうちしゅう)は后妃やなどの舟だそうです。煬帝は大運河を使っての巡行を好み、多くの舟を連ねて行幸、同時に多くの役人や人夫がそれに従って川岸を歩かされたり、舟を引かされたりして多数の死者も出たという記録があります。(まぁ唐代になっての誇大な記述もあるでしょうが)

    翔螭舟(しょうちしゅう)は后妃やなどの舟だそうです。煬帝は大運河を使っての巡行を好み、多くの舟を連ねて行幸、同時に多くの役人や人夫がそれに従って川岸を歩かされたり、舟を引かされたりして多数の死者も出たという記録があります。(まぁ唐代になっての誇大な記述もあるでしょうが)

  • いっぽう、こんな簡素な舟もあります。舟ではなく筏もあれば、本体に帆を1枚立てただけのものも。

    いっぽう、こんな簡素な舟もあります。舟ではなく筏もあれば、本体に帆を1枚立てただけのものも。

  • 春秋時代の軍船です。

    春秋時代の軍船です。

  • こちらは時代が下って漢の時代の軍船です。

    こちらは時代が下って漢の時代の軍船です。

  • 太湖での淡水漁業に用いられた最大の漁船です。7本のマストに貼られた長方形の帆が特徴的で、太湖七扇子と呼ばれていました。原型は南宋の忠臣岳飛の軍が使った軍船で、1990年代まで実際に漁に使われていました。

    太湖での淡水漁業に用いられた最大の漁船です。7本のマストに貼られた長方形の帆が特徴的で、太湖七扇子と呼ばれていました。原型は南宋の忠臣岳飛の軍が使った軍船で、1990年代まで実際に漁に使われていました。

  • 明朝の万暦帝の御座船。10才から始まった治世の最初の10年は張居正の言うことをよく聞き分けた名君、そのあとの40年近くは「怠政」でついに後世「明朝は万暦に滅ぶ」と言われてしまったお方です。舟は煬帝の龍舟とくらべれば遥かに質素、運河を使っての行幸はお好みではなかったそう。

    明朝の万暦帝の御座船。10才から始まった治世の最初の10年は張居正の言うことをよく聞き分けた名君、そのあとの40年近くは「怠政」でついに後世「明朝は万暦に滅ぶ」と言われてしまったお方です。舟は煬帝の龍舟とくらべれば遥かに質素、運河を使っての行幸はお好みではなかったそう。

  • 清の西太后の御座船。クーデターで皇帝を幽閉して実権を握り、海軍予算を流用して豪勢に自分の庭園を飾ったりした人ですが、舟は割とすっきりしています。

    清の西太后の御座船。クーデターで皇帝を幽閉して実権を握り、海軍予算を流用して豪勢に自分の庭園を飾ったりした人ですが、舟は割とすっきりしています。

  • 清の盛期には多数の提灯や装飾を施した豪華な遊覧船も現れました。

    清の盛期には多数の提灯や装飾を施した豪華な遊覧船も現れました。

  • この博物館ご自慢の没入体験エリア。沙飛船が実物大に近いスケール(1:1.4)で復元されており、実際に船内に入って体験することができます。

    この博物館ご自慢の没入体験エリア。沙飛船が実物大に近いスケール(1:1.4)で復元されており、実際に船内に入って体験することができます。

  • 沙飛船は、清代に蘇州、杭州、揚州、湖州、寧波を結ぶ大運河や、長江の下流域で主に使用されていた高級客船です。康熙帝の南巡(南方への視察)の際には随行船として使われ、乾隆帝の時代には正式に御舟(皇帝専用の船)の一つに指定されました。

    沙飛船は、清代に蘇州、杭州、揚州、湖州、寧波を結ぶ大運河や、長江の下流域で主に使用されていた高級客船です。康熙帝の南巡(南方への視察)の際には随行船として使われ、乾隆帝の時代には正式に御舟(皇帝専用の船)の一つに指定されました。

  • おつぎは、「運河から生まれたー大運河の街通りの印象」だそうです。中国の大きめの博物館ではお馴染みの歴史的な街並みを再現したエリアです。

    おつぎは、「運河から生まれたー大運河の街通りの印象」だそうです。中国の大きめの博物館ではお馴染みの歴史的な街並みを再現したエリアです。

  • 土産物屋に喫茶室。「緑楊春」は主に揚州産の緑茶を指し、看板には「宋代の貢茶(皇帝への献上茶)として運河によって名声を得た」という歴史的な背景も書いてあります。

    土産物屋に喫茶室。「緑楊春」は主に揚州産の緑茶を指し、看板には「宋代の貢茶(皇帝への献上茶)として運河によって名声を得た」という歴史的な背景も書いてあります。

  • 博物館自体でかいのですが、中庭も広い。

    博物館自体でかいのですが、中庭も広い。

  • お次は世界にも目を向けて「世界屈指の運河と運河の町」です。

    お次は世界にも目を向けて「世界屈指の運河と運河の町」です。

  • ということで、世界有数の観光都市ヴェネチアのゴンドラが登場します。

    ということで、世界有数の観光都市ヴェネチアのゴンドラが登場します。

  • ヴェネツィアのカーニバルで使用される伝統的な仮面も。

    ヴェネツィアのカーニバルで使用される伝統的な仮面も。

  • 左上から右へ、ヴェネチア(イタリア)、アムステルダム(オランダ)、ミディ(フランス)、エリー(米国)、リドー(カナダ)、スエズ(エジプト)、サントル(ベルギー)、キール(ドイツ)、パナマ(パナマ)の各運河の紹介です。

    左上から右へ、ヴェネチア(イタリア)、アムステルダム(オランダ)、ミディ(フランス)、エリー(米国)、リドー(カナダ)、スエズ(エジプト)、サントル(ベルギー)、キール(ドイツ)、パナマ(パナマ)の各運河の紹介です。

  • カナダのリドー運河の閘門式運河の模型。門と門の間で水位を調節して登ったり下ったりする運河です。総計47基の閘門を持つ、北米で最も保存状態の良い19世紀運河です。建設は1826~1832年で、現在は世界遺産。

    カナダのリドー運河の閘門式運河の模型。門と門の間で水位を調節して登ったり下ったりする運河です。総計47基の閘門を持つ、北米で最も保存状態の良い19世紀運河です。建設は1826~1832年で、現在は世界遺産。

  • 書店もありました。

    書店もありました。

  • とても広々としていて驚きました。

    とても広々としていて驚きました。

  • 「運河の湿地で楽しみを探る」と題した展示場。まぁ本物があれば楽しいと思いますが。。。。

    「運河の湿地で楽しみを探る」と題した展示場。まぁ本物があれば楽しいと思いますが。。。。

  • こちらは「大運河の無形文化遺産」となっています。何があるんでしょうか?

    こちらは「大運河の無形文化遺産」となっています。何があるんでしょうか?

  • まずは「活気あふれる民間芸能」だそうです。<br /><br />運河や交易路は、京韻大鼓、漫才、山東琴書、揚州の清曲、蘇州の評弾などの舞台芸術の伝承において重要な役割を果たしました。運河の岸辺には専門の役者たちが集まり、卓越した演技、歌、踊りで観客を楽しませるために競い合ったそうです。

    まずは「活気あふれる民間芸能」だそうです。

    運河や交易路は、京韻大鼓、漫才、山東琴書、揚州の清曲、蘇州の評弾などの舞台芸術の伝承において重要な役割を果たしました。運河の岸辺には専門の役者たちが集まり、卓越した演技、歌、踊りで観客を楽しませるために競い合ったそうです。

  • 中国の伝統的な打弦楽器である揚琴です。装飾が美しい、高級品。運河による交易で栄えた揚州の茶楼(カフェ)ではこのような楽器を使って弾き語りをする芸人も多く、人気を博していたそうです。

    中国の伝統的な打弦楽器である揚琴です。装飾が美しい、高級品。運河による交易で栄えた揚州の茶楼(カフェ)ではこのような楽器を使って弾き語りをする芸人も多く、人気を博していたそうです。

  • そしてその近くの広場などで盛んに行われていたのが、人形劇。上段は上から糸で操るマリオネット、下は「杖頭木偶戯」つまり棒で操る人形を使っての西遊記です。

    そしてその近くの広場などで盛んに行われていたのが、人形劇。上段は上から糸で操るマリオネット、下は「杖頭木偶戯」つまり棒で操る人形を使っての西遊記です。

  • 次のコーナーは「河之恋」・・・Romance of the Canalとな?

    次のコーナーは「河之恋」・・・Romance of the Canalとな?

  • 360度のパノラマシアターでした。

    360度のパノラマシアターでした。

  • お次は「紫禁城と大運河」というタイトルです。

    お次は「紫禁城と大運河」というタイトルです。

  • 運河から漂ってきた紫禁城???それではまるで紫禁城が桃太郎の桃のようです。<br /><br />これは紫禁城を建設する際に巨大な木材や数億個の煉瓦などの膨大な資材が、南方の産地から大運河を使って数千キロの距離を運ばれた、ということを意味します。時代劇を見て育った私の世代なら、産地で切り出した木材を川を使って必要な場所に送るという話はお馴染み、ああ、あれか、と思いますね。<br /><br />このあとの説明パネルは中英二カ国語で「1406年、明の永楽帝が元の大都(現在の北京)に新首都を建設するよう命じました。運河を利用して、江南地方などから建設資材や食料が大量に運ばれました。この運河輸送の様子から、「紫禁城は運河を漂ってきた」という言葉が生まれました。」とちゃんと説明がありました。<br /><br />中国語テキストの日本語訳<br /><br />    運河を通って絶えず紫禁城へ供給されたため、かつて「運河を漂ってきた紫禁城」という言い伝えがありました。

    運河から漂ってきた紫禁城???それではまるで紫禁城が桃太郎の桃のようです。

    これは紫禁城を建設する際に巨大な木材や数億個の煉瓦などの膨大な資材が、南方の産地から大運河を使って数千キロの距離を運ばれた、ということを意味します。時代劇を見て育った私の世代なら、産地で切り出した木材を川を使って必要な場所に送るという話はお馴染み、ああ、あれか、と思いますね。

    このあとの説明パネルは中英二カ国語で「1406年、明の永楽帝が元の大都(現在の北京)に新首都を建設するよう命じました。運河を利用して、江南地方などから建設資材や食料が大量に運ばれました。この運河輸送の様子から、「紫禁城は運河を漂ってきた」という言葉が生まれました。」とちゃんと説明がありました。

    中国語テキストの日本語訳

    運河を通って絶えず紫禁城へ供給されたため、かつて「運河を漂ってきた紫禁城」という言い伝えがありました。

  • これがその紫禁城の模型。<br />東西2.5km南北3km、総面積は7万2千平方mの世界最大の木造建築群です。

    これがその紫禁城の模型。
    東西2.5km南北3km、総面積は7万2千平方mの世界最大の木造建築群です。

  • 剔紅、日本では堆朱と呼ばれている彫漆工芸です。中国では宋の時代に始まったとされていますが、最盛期は清朝中期から。これも清朝のものです。

    剔紅、日本では堆朱と呼ばれている彫漆工芸です。中国では宋の時代に始まったとされていますが、最盛期は清朝中期から。これも清朝のものです。

  • 清代には陶磁器も新しい技法が加わるとともに、生産量も増大しました。左は黄釉を好んだとされる康煕帝の時代のもの、右は「雍正単色釉」の中でも特に流行した緑のものです。

    清代には陶磁器も新しい技法が加わるとともに、生産量も増大しました。左は黄釉を好んだとされる康煕帝の時代のもの、右は「雍正単色釉」の中でも特に流行した緑のものです。

  • 杯に一輪の花が描かれ、胴体の片面には彩色、もう片面には唐代の詩歌を含む詩が刻まれています。底には、二重の輪を持つコバルトブルーの刻印があり、「大清康熙年間製」と楷書で二行記されています(説明パネルより)<br /><br />さすがにこれはレプリカでしょう。なにせ、中国の陶磁器の中でも最高傑作と言われている名品です。

    杯に一輪の花が描かれ、胴体の片面には彩色、もう片面には唐代の詩歌を含む詩が刻まれています。底には、二重の輪を持つコバルトブルーの刻印があり、「大清康熙年間製」と楷書で二行記されています(説明パネルより)

    さすがにこれはレプリカでしょう。なにせ、中国の陶磁器の中でも最高傑作と言われている名品です。

  • これらもみな清の時代に作られたやきものです。

    これらもみな清の時代に作られたやきものです。

  • 清の時代、ガラス工芸も飛躍的な進歩を遂げたそうです。中央の黄色は「呆玻璃」と呼ばれるものですが俗称はなんと「鶏油黄」だとか。まぁ・・・そうですね。

    清の時代、ガラス工芸も飛躍的な進歩を遂げたそうです。中央の黄色は「呆玻璃」と呼ばれるものですが俗称はなんと「鶏油黄」だとか。まぁ・・・そうですね。

  • もちろん玉も。これは清朝中頃のものだそうです。

    もちろん玉も。これは清朝中頃のものだそうです。

  • こちらは青白玉、乾隆期の作品。

    こちらは青白玉、乾隆期の作品。

  • 10番に来ました。ここは「隋の煬帝と大運河」ですか。

    10番に来ました。ここは「隋の煬帝と大運河」ですか。

  • 生身の人間や馬を殉死させる代わりに、土で作った人形を副葬品とする風俗は春秋戦国時代(前5世紀)から始まっていました。この儀礼用兵馬俑は、北朝末期から隋代にかけての典型的な作風を呈しています。盾を構えた将軍、甲冑を身につけた武人、文官、侍従などで構成され、鋳型と手作業の技巧を駆使して制作されています。顔立ちや衣装は写実的で生き生きとしており、姿勢は荘厳で威厳に満ちており、北朝末期の壮大な軍事行列の情景を如実に表現しています。

    生身の人間や馬を殉死させる代わりに、土で作った人形を副葬品とする風俗は春秋戦国時代(前5世紀)から始まっていました。この儀礼用兵馬俑は、北朝末期から隋代にかけての典型的な作風を呈しています。盾を構えた将軍、甲冑を身につけた武人、文官、侍従などで構成され、鋳型と手作業の技巧を駆使して制作されています。顔立ちや衣装は写実的で生き生きとしており、姿勢は荘厳で威厳に満ちており、北朝末期の壮大な軍事行列の情景を如実に表現しています。

  • これで「天下統一」という意味なんですね。次のパネルでは隋の文帝・楊堅についての説明がありました。「古来、天下を得るの易き。未だ隋文帝の如き者有らざりき」と後世の史家に云わせた幸運の人で、中国を再統一しました。非常に優れた統治者だったそうですが、中国の皇帝に多いパターンで、猜疑心が強く功臣や旧主の一族、息子達を正しく遇せず、結局は隋は短命王朝に終わってしまいました。

    これで「天下統一」という意味なんですね。次のパネルでは隋の文帝・楊堅についての説明がありました。「古来、天下を得るの易き。未だ隋文帝の如き者有らざりき」と後世の史家に云わせた幸運の人で、中国を再統一しました。非常に優れた統治者だったそうですが、中国の皇帝に多いパターンで、猜疑心が強く功臣や旧主の一族、息子達を正しく遇せず、結局は隋は短命王朝に終わってしまいました。

  • 白玉組佩、白翡翠のペンダントセットです。上、中、下の三つの翡翠のペンダントと、その両側にそれぞれ三角形の翡翠の装飾が施されています。簡素で装飾がなく、唐代の翡翠のペンダントの典型的な様式で、真珠は後から付け加えられたものとのこと。実際にはどうつけていたんでしょう?

    白玉組佩、白翡翠のペンダントセットです。上、中、下の三つの翡翠のペンダントと、その両側にそれぞれ三角形の翡翠の装飾が施されています。簡素で装飾がなく、唐代の翡翠のペンダントの典型的な様式で、真珠は後から付け加えられたものとのこと。実際にはどうつけていたんでしょう?

  • 隋の皇帝が使用した鐘と鐘石の組み合わせを復元したもの。

    隋の皇帝が使用した鐘と鐘石の組み合わせを復元したもの。

  • ぐるぐると沢山の展示室を巡って、やっと屋上に到達しました。

    ぐるぐると沢山の展示室を巡って、やっと屋上に到達しました。

  • 奥で大運塔とつながってました。安瀾(アンラン)ちゃんもいます。中庭も見えます。

    奥で大運塔とつながってました。安瀾(アンラン)ちゃんもいます。中庭も見えます。

  • 広い屋上庭園というかなんというか、ススキが生い茂ってたりします。

    広い屋上庭園というかなんというか、ススキが生い茂ってたりします。

  • これにて無事揚州市観光の終了です。バスターミナルの食堂で遅い昼食を頂いて帰ります。

    これにて無事揚州市観光の終了です。バスターミナルの食堂で遅い昼食を頂いて帰ります。

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