2025/07/20 - 2025/07/20
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kojikojiさん
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この旅行記のスケジュール
2025/07/20
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前の晩は「南翔」のホテルからタクシーを飛ばして「豫園商城」と「外灘」と「南京路」の夜景を楽しんできましたが、この日は朝から別の楽しみがありました。ホテルの近くには「古猗園」という古典園林がありました。これはここに来て気が付いたのですが、午前7時開園ということなので午前9時の出発には間に合いそうです。6時30分にホテルを出て15分くらいで入り口に着きましたが、後から後からたくさんの人がやってきます。それもすごいカメラを持った人ばかりです。そしてチケットはネットで購入しているようです。時間になってチケット売り場が開き、一般料金の12元とパスポートを見せると60歳以上だということが分かり、2元返してくれました。とうとうシニア料金の世界に足を入れてしまいました。園内に入るとカメラの謎が分かりました。園内にはたくさんの種類の蓮の花が咲き乱れ、その花を目当てに来たカメラマンだったわけです。蓮という花の特性からも朝一番に来る必要があったのです。1999年の年末に初めて「上海」に来たときは自分の写真を撮ってもらおうと近くにいた人にカメラを渡そうとしても、使い方が分からないので悲しそうな視線で胸の前でつを横に振りました。実際「外灘」には古いフィルムカメラを持ったカメラマンがたくさんいて、観光客の写真を撮って、急いで現像に走る姿が見られました。それが家電を通り越して携帯電話の世界に突入してスマホの時代を迎えています。昔は羨望の目でカメラを眺めていた人たちは今やこっちが千部の目で見るようになりました。調べてみると「古猗園」は上海五大古典園林の1つで、元々は「猗園」呼ばれ、明の嘉靖年間に、当時の河南省通判の職にあった閔士籍により創建されました。「猗园」の名は詩経(しきょう)の「緑竹猗猗(りょくちくいい)」という竹が美しく盛んに茂る様を形容した句よりつけられたようです。蓮池や竹林のある庭園の周りにはいくつもの建物も点在し、かなり広大でしたが何とか1時間で見学を終えてホテルに戻ることが出来ました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス 船 タクシー 徒歩
- 航空会社
- 中国東方航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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前の晩は「南翔」のホテルからタクシーを飛ばして「豫園商城」と「外灘」と「南京路」の夜景を楽しんできましたが、この日は朝から別の楽しみがありました。ホテルの近くには「古猗園」という古典園林があり、午前7時開園ということなので開園前に並びました。
ウィンダム上海南翔 (上海南翔希〓〓逸林酒店) ホテル
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午前7時にあるとチケット売り場が開き、一般料金の12元とパスポートを提示すると60歳以上ということでシニア料金の10元となり、2元を返してくれました。
古猗園 広場・公園
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入口には周敦頤(しゅうとんい)の「愛蓮説」は古文真宝に収録されている有名な漢詩がありました。高校の漢文の授業でも習った記憶が思い出されます。
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開園前にキャノンやニコンの高級カメラに巨大なレンズを付けた人たちがたくさんいましたが、その理由はこの「古猗園」の庭に咲く蓮の写真を撮りに来ていたのだと分かりました。
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20年前に「外灘」で自分の写真を撮ってもらおうと近くにいた人に身振り手振りでカメラを渡そうとしましたが、みんな使ったことが無くて怖いのか受け取ってくれなかったことが思い出されます。それに比べると時代は変わったものです。いいカメラを持っていても羨望の眼差しを感じなくなったのは何年前のことでしょうか。
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「愛蓮説」
水陸草木の花、愛すべき者甚だ蕃し。
晋の陶淵明は独り菊を愛す。
李唐より来、世人甚だ牡丹を愛す。 -
予は独り蓮の淤泥より出でて染まらず、清漣に濯れて妖ならず、中は通じ外は直く、蔓あらず枝あらず、香遠くして益清く、亭亭として清く植ち、遠観すべくして褻翫すべからざるを愛す。
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予謂へらく、菊は華の隠逸なる者なり、牡丹は華の富貴なる者なり、蓮は華の君子なる者なりと。
蓮を之れ愛するは、予に同じき者何人ぞ。
牡丹を之れ愛するは、宜なるかな衆きこと。 -
晋の陶淵明はただ1人菊の花を愛し、菊は花の中の隠者であり陶淵明以後は聞くことがほとんどないと言い、唐王朝以来今に至るまで世の中の人々は牡丹の花をひどく愛していますが、牡丹は花の中の地位や財産を有する富貴なる者であり、蓮は花の中の君子であると説いています。
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これまで蓮にいろいろな種類があるとは知らなかったので、八重咲だったり黄色い色だったり驚くことばかりです。朝一番なので花は咲いたばかりのすがすがしさを感じます。
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やはり一番シンプルな蓮が美しいと思えます。
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これまで東南アジアの国々を旅していて、蓮の花にはいろいろな思い出があります。今回の旅でも「杭州」では「西湖藕粉」というでんぷんの葛湯のようなお菓子を買い求めました。
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ベトナムの「フエ」ではドラゴンボートに乗って郊外へ出て、そこから自転車で田園地帯を走り、伝統工芸の村を幾つも巡り、蓮の花づくりを見学したこともありました。
フエの伝統工芸:https://4travel.jp/travelogue/11148711 -
カンボジアのシェムリアップでは郊外のコンポン・クリアンへ行く途中に蓮の実をタクシーのドライバーさんに買ってもらって食べたことがありました。若い緑色の花托が生食によく、花托は堅牢そうですがスポンジのようにビリビリと簡単に破れます。柔らかな皮の中に白い蓮の実が入っていて、種は緑色のドングリに似た形状で甘味と苦みがあり、生のトウモロコシに似た食感がありました。
コンポン・クリアン:https://4travel.jp/travelogue/10677436 -
同じくシェムリアップでは郊外のトンレサップ湖に行く途中では延々と続く蓮畑を見て、あまりの美しさにバイクを止めてもらって写真を撮ったことがありました。その時カラーフィルムを忘れて、白黒写真しか残っていないのがいまだに悔やまれます。
トンレサップ湖:https://4travel.jp/travelogue/10359370 -
左側にある花が咲いた後の花托がもう少し大きく育つと美味しく食べられるのですが、ここの蓮は食用には向いていないと思います。
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ハノイでは有名な蓮茶というものがあり、茶葉に蓮の雄しべを揉み込んで香りをつけるものがありました。
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「古猗園」は上海市嘉定区南翔?に位置し、上海五大古典園林の1つでもあります。「古猗园」は初め「猗园(いえん)」と呼ばれ、明時代の嘉靖年間に当時の河南省通判の職にあった閔士籍(ミンシセキ)により創建されました。
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「猗园」の名は「詩経」の「?竹猗猗」という竹が美しく盛んに茂る様を形容した句よりつけられました。明時代の嘉定の地の竹細工の名匠といわれた朱三松(シュサンショウ)によって設計され、「十畝(セ)の庭園、五畝(セ)の邸宅」といわれるほどの規模を誇りました。
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清時代の1746年の乾隆11年に洞庭山出身の叶?(ヨウキン)が買い取った後、大規模な土木工事による改築が行われました。そして一時代を経て「古猗园(こきえん)」と名づけられました。1789年の乾隆53年には、この地の名士らが募金を募り、この「古猗园」を買い取って鎮守の社(ヤシロ)としました。
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同治年間から光?年間にかけて園内にはホールや祠堂、庵が増築され、更にはレストランや茶室も開かれ、祀り事や集会や見物に来た人々のための憩いの場となりました。新中国成立後になると「古猗园」は幾度もの改修拡張工事を経て東部拡張工事が行われ、面積はさらに広くなりました。
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園全体はそれぞれ異なる景観を持つ4つの区域に分かれ、「猗园」「花香仙苑」、「曲溪?影」「幽篁烟月」と呼ばれ、古風な趣きと清楚で洗練された気品が漂っています。
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園内にある唐時代の経幢と呼ばれる経文が刻まれた石柱、宋時代の普同塔、南庁、微音閣等の文物及び、歴史的遺跡はいずれも非常に珍しいものとされます。
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偶然のことではありましたが、満開の蓮の花を眺めていると暑さに閉口していた今回の旅も良いものに思えてきます。今朝はこんな景色が見られるとは思わず、妻をホテルに置いてきて沁みましたが、久し振りに1人旅の気分も味わえました。
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ゆっくり座って蓮の花を眺めたり茶館に寄りたいところですが、午前9時の主多敦を考えると滞在時間は1時間しかありません。
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今回のツアーでは古典園林の見学は昨日の「蘇州」でいった「藕園」だけでしたが、ここの見学はとても有意義でした。
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この季節に江南を旅しないとこの蓮池を見ることは出来ませんでした。それにしてもまだ午前7時過ぎだというのに35度を超えていると感じます。
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こんな池に小舟を浮かべて蓮を愛でたり、中秋の月を眺められたら幸せだと思います。
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池の中に立つ石柱のデザインも蓮の花を模しています。その組み合わせの妙にこの邸宅の主のセンスのよさを感じます。
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この周りの蓮の花はバラのような八重咲で、色も同じような深紅の色をしています。子供の頃に庭にあった母が大切に育てていたバラの花も同じような色をしていました。
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八重と一重の花の識別は子葉の形や色で判断出来るようです。葉が大きく楕円形のものが八重咲きで、小さく正円に近いのが一重咲きだそうです。また、葉色の薄いものが八重咲きで、濃いものが一重咲きともいわれます。
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個人的にはこれくらいの普通の蓮が美しく思えてきます。
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「古猗園」は地元の人たちの憩いの場所でもあり、彼らは特に入場料は必要ないようです。地元だという理由なのか、年齢的なものなのかまでは分かりませんが。
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これも古典園林ではよく見掛ける植木です。生きた植物を成長に合わせて編み上げて「瓶」の形に整えています。ここまで育てるのにどれくらいの年月がかかるのでしょう。
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咲いた後の蓮の花弁などが浮いていないので不思議に思っていましたが、ちゃんと園丁の方々がいて、網で落ち葉や花弁をすくっていました。
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元の名前の「猗园」が詩経(しきょう)の「緑竹猗猗(りょくちくいい)」という竹が美しく盛んに茂る様を形容した句から名付けられたということが感じられます。
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園林の言語は中国の伝統文化芸術の言語であり、その中で詩書画が園林に対する影響は最も重要で、特に明清以来の江南の園林は、この道に精通した文人が直接参加して造ったものが多いといわれます。
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園主の多くも芸術教養の高い士大夫であり、築山の職人も同じように画理に精通していました。
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西洋の庭園とは大きく異なることの1つに園林にはたくさんの字があるということです。これも中国特有の書道芸術の表れであると考えられます。 これらの字は園の至る所で見かける扁額や対聯、碑刻や壁に嵌め込まれた書条石から読み取れます。いくつかの書道といくつかの古文を知っていないと、これらの字を読めても園主の趣味と追求を理解することもできません。
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空間に対する造営手法が非常に豊富で、平遠、高遠、深遠の画意は園林の中ですべて検証できるので、築山も常に造園の重点と考えられます。
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園中には四季の花の香りが絶えず、春になると蘇州の拙政園では花海棠を鑑賞できますし、夏には芸圃の蓮が美しいです。秋には各庭園で菊花展が催され、冬には蝋梅の香りも楽しめます。
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今回は園林の蓮の花を存分に楽しむことが出来ました。
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園内の案内図を見てもとても1時間で見学が終わるようには思えません。それでも急ぎ足でいくつも繋がる池の橋を渡って進みます。
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園内の洞門や漏窓から見ると庭園の風景は絵画のように切り取られてみることも出来ます。
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ほとんど迷路のようします。な庭園を写真を撮るだけになってしまい勿体ない気がします。
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また新たな石柱が池の中にそびえています。
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この円形の門は古典園林には欠かせないデザインです。このタイプの門はほぼどこの庭園でも見ることが出来ますが、装飾を施した回廊の窓はどれ1つ同じものはありません。
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やはりこの邸宅の主は蓮の花が好きだったのだと感じます。
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「五老峰」と名付けられた太湖石が並んでいました。五老峰は中国江西省にある「廬山(ろざん)」の南東部に位置する峰の名前ですが、ここでは龍仙、鶴仙、鹿仙、鳶仙、鵞仙の五人が揃って天上で琴を弾いていると孤独を感じ、人間界に降りてきました。その風景が天上よりも美しいことに気が付き、ここに住むことに決め、中秋節にはまた集まって琴を弾いたと説明にありました。
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そろそろ蓮の花も見納めです。
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この庭園の九曲橋はキョンシーでも真っすぐ進めるほどの緩やかさです。
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太湖石を組み上げた名rのような築山があります。時間はありませんが迷い込んでみることにします。
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迷路のような石段をあがるとさらに太湖石が組み上げられています。ここでタイムアップです。もうホテルに戻らないと朝ご飯を食べられなくなります。
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広場で龍の姿をした布を振っている男性たちがいたので、伝統的な祭りか何かの練習をしているのだと思いました。後でグーグルレンズで検索してみると、これは健康器具のようで、アマゾンでも売っていました。
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駆け足でホテルに戻ったので大汗をかいてしまいました。予定外だったので慌てて着替えてさっぱりしたところで1階のレストランに向かいます。忙しかったのですが、この庭園を見学できて良かったです。
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