クラブツーリズム　珠玉の13都市を巡る奥江南大周遊8日間（16）灼熱の上海から阿蘇山と大島の三原山の火口を眺めながら戻った東京も暑かった。

2025/07/21 - 2025/07/21

最終日は「上海南翔ウィンダムホテル」を午前5時40分に出発します。ということで1階のレストランの美味しい朝食は食べられず、空港へ向かうバスの中で用意されたお弁当をいただきます。1時間ほどで「上海浦東国際空港」に到着し、仲良くなったドライバーさんともここでお別れです。チェックインカウンターの長い列に並ぶと昨日のお昼にレストランで見掛けた他のツアーの方たちも並んでいるのが見えます。順番が来てもなかなか発券がされずにやきもきさせられます。一番最後になってしまいましたが、ガイドさんともここでお別れです。後で気が付きましたが、座席は2人バラバラでしたが、窓側の席だったんで良しとします。出国手続きでも引っかかって別のカウンターに連れていかれたり…。免税店で最後の買い物をして搭乗口に向かいます。杵委へはほぼ時間通りに案内されましたが、出発は1時間遅れたので、今度は成田に着いてからの予約したバスの時間が気になります。離陸してしばらくするとお昼になりますが、往路と同じく焼きそばだけで選択肢はありませんでした。これは美味しいので良しとしますがビールが冷えていないのでガッカリ。CAさんがすかさず「氷いりますか？」と尋ねてくれたので「もちろん。おねがいします。」と伝えます。東シナ海を越えて、右側の窓から次に見えてきたのは天草半島とそれに続いて阿蘇山の火口でした。しばらく雲の覆われて、次に見えたのは佐伯辺りのようです。またしばらく雲に覆われ、突然に現れたのは三角形に尖った室戸岬でした。この海岸線は走ったことがありますし、ダイヤモンドプリンセスや東九フェリーでも通過した場所でもあります。これで富士山は見えないことを確信し、外の景色への興味も半減してしまいます。最後に伊豆大島の三原山の火口を眺め、銚子の辺りまで大回りして、1時間遅れで「成田空港第2ターミナル」に到着です。本当ならいつものように「元祖寿司」で寿司をつまんで帰るところですが、ギリギリ予約したウイラーEXPのバスに間に合いそうなので先を急ぎます。ツアーの皆さんとお別れもそこそこに間に合ったバスに乗って家路につきます。

エリア 上海(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: 中国東方航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

「上海南翔ウィンダムホテル」を午前5時40分に出発して「浦東国際空港」に向かいます。

ウィンダム上海南翔 (上海南翔希〓〓逸林酒店) ホテル

遠くに浦東の超高層ビルが霞んで見えました。こうやって見るとその高さの違いがよく分かります。

出発時間が早すぎるので美味しいレストランの食事は食べられず、バスの中でお弁当をいただきました。

だんだんと空が明るくなってきました。

遠くに長江の流れも見えています。今年は三峡下りに始まった長江の旅は武漢から飛んで、最後の河口を見ることも出来ました。

午前6時30分に「浦東国際空港」に到着しました。

上海浦東国際空港 (PVG) 空港

この空港ターミナルビルの1期工事の設計者はパリ・シャルル・ド・ゴール空港を設計し、世界の空港を多数手掛けているフランスの建築家のポール・アンドリューです。中国国内でも「広州白雲国際空港ターミナルビル」を手掛けています。この空港の特徴は吊られた円柱束と撓むケーブルが梁を成し、連続する大きな空間構成だと思います。

搭乗手続きを終えてガイドさんともお別れです。特にお土産を買うこともなく搭乗口に向かいます。ここで気が付きましたが、妻とは席が離れ離れでした。

自分の席が右側の窓側だったのでしばらくお別れです。

後から来たキャセイ・パシフィックの機体は先に離陸していきました。

その背後にはたくさんの機体がスタンバイしています。一番混みあっている時間帯のようです。

搭乗時間は予定通りでしたが、離陸するまでは1時間ほど時間がかかりました。成田空港に着いた後はいつものように「元祖寿司」によるつもりでしたが、予約してあるウイラーEXPのバスにも間に合わないかもしれません。

結局1時間のディレイで離陸しました。しばらく海岸線に沿って南下していきます。

円形の「滴水湖」はどう考えても人工湖ですね。湖の中には「上海滴水湖皇冠仮日酒店」というリゾートホテルがあります。

その先には「東海大橋」が見えました。浦東地区から上海市南東の杭州湾海上に建設された洋山深水港とを連絡する橋です。全長は32.5キロメートルで、海上部約25キロメートルに及ぶ世界で3番目に長い橋（海上の橋としては2番目）となっています。

杭州湾に浮かぶ小さな島がいくつも現れては消えていきます。

東シナ海のこの辺りに島があることは知りませんでした。長江の河口辺りは皮から流れ込む土砂で海は濁っていますが、この辺りは美しい島々が浮かんでいます。

朝ご飯は選択なしの焼きそば一択でした。往路の焼きそばよりは麺が太めですが、こちらもとても美味しかったです。受け取ったビールが冷えていないと思った瞬間にCAさんから「氷いりますか？」と声がかかります。中国東方航空のCAさん気が利いています。

食事が終わるころに長崎半島が見えてきました。北側から南側を見ると普段とは逆になのですぐにどこか分かりません。

有明湾もきれいに見渡せます。

遠くには上天草の島々も見えました。以前にツアーで行った「三角西港」の位置も検討が付きます。鏡のように雲を映し込む海面が海の穏やかさを感じさせます。

熊本上空は雲に覆われていましたが。

阿蘇山のカルデラは雲が切れていました。

「阿蘇中岳」の火口もきれいに見えました。

「臼杵」辺りで九州にお別れして豊後水道上空に差し掛かります。豊後水道は横須賀から新門司に向かうフェリーで通過したこともあるので懐かしく思えます。

四国上空はずっと雲に隠れていたのですが一瞬途切れた眼下には「室戸岬」が見えました。この海岸線もツアーのバスで通過したこともありますし、フェリーやクルーズ船でも通過しています。

続いて和歌山県の最南端の「潮岬」が見えます。隣にある「紀伊大島」を結ぶ「くしもと大橋」のループ橋まで確認できます。

「紀伊大島」の一番東の辺りはトルコのフリゲート艦「エルトゥールル号」が沈没した場所です。

しばらく海上を飛行して、見えてきたのは「伊豆大島」でした。

「阿蘇山」に続いて「三原山」の火口もきれいに見渡せます。

「椅子大島」出身の友人の運転で島を一周した旅や高校移動教室で旅したことを思い出します。

1時間のディレイの影響なのか房総半島をかなり東の会場まで出てから「銚子岬」の辺りまで大回りして「成田空港」に向かいます。

眼下にはきれいに緑色に染まった田んぼが見えます。このまま順調に育って精米の値段が下がってくれるように願います。

久し振りの中国江南の旅は無事に終わりました。到着も1時間遅れたのでお昼を食べることは出来ませんでしたが、予約したバスにはぎりぎり間に合いました。暑い夏は旅行代金も高いので家に籠って、次の旅は9月から始めます。それまでに溜まった旅行記をアップさせないとと思います。

成田空港第2ターミナル 空港

この旅行記へのコメント （7）

• 寄せワンさん 2025/08/13 15:23:09

  長編 旅行記 ありがとうございました。

  私も11月7日出発で同じツアーに申し込んでいます。 出発までにこの旅行記 で何度も机上演習をしておく予定です。孔乙己ゆかりの居酒屋は興味深いですね。 ペットボトルで紹興酒をお土産にするのには 心惹かれました。

  kojikojiさん からの返信 2025/08/14 10:49:35

  RE: 長編 旅行記 ありがとうございました。

  同じツアーの方の話では魯迅記念館はあまり面白くなかったとのことでした。「威亨酒店」までは歩いて数分なので事前にガイドさんに話しておくとよいかもしれません。手前にお土産屋、その数軒先にレストランがあります。寧波の「天一広場」も出来れば到着日の夜に見た方が印象が違うと思います。最後の「南翔」は早朝に行った「古猗園」も良かったですが、「南翔古鎮」もあるようなので、そちらも良かったようです。旅行記が参考になるとよいのですが。

  寄せワンさん からの返信 2025/08/14 15:45:20

  Re: 長編 旅行記 ありがとうございました。

  どちらもホテルから近いようなのでトライしてみます。江南の古鎮は風情があって私好みです。 来年の3月に ユーラシア旅行社が西湖や古鎮を巡るツアーを企画しているので 申し込もうと思っています。中国で長く会社を経営していた方が 古鎮はどんどんなくなっていくので早く見に行った方が良いよ、とおっしゃっていました。

  kojikojiさん からの返信 2025/08/14 15:57:38

  Re: 長編 旅行記 ありがとうございました。

  おっしゃる通りだと思います。20年くらい前に江南の古鎮を巡っていたのですが、どんどん風情が無くなっているというかアミューズメント化されているように思います。中国の国内旅行が奨励されていることもあり、オーバーツーリズムもすごいと思います。ユーラシア旅行社はまだ利用したことないのですが、来年あたりにシルクロードの2週間くらいのツアーに行きたいなと思っています。

  寄せワンさん からの返信 2025/08/15 07:49:30

  Re: 長編 旅行記 ありがとうございました。

  7月31日発の トラピックスのモンゴルツアーに参加します。 当初 避暑代わりに考えていて内容については さっぱり分かっていなかったのですが kojikojiさんの 旅行記で かなり はっきりしてきました。 またまたありがとうございます。来年はナーダムの時期に訪問したいと考えています。新ズーチトラベル という 現地の旅行会社が手配してくれるツアーがあるようです。ゲルにも 宿泊 できるので楽しみです。

  kojikojiさん からの返信 2025/08/15 12:14:03

  Re: 長編 旅行記 ありがとうございました。

  モンゴルツアーいかれるのですね。モンゴルは20年くらい前から一度はと思っていましたが、その頃はツアーも少なく、航空券だけでもヨーロッパへ行くのとあまり変わらない値段だったので長年行けずにいました。トラピックスのThs isシリーズはコスパがよくて迷わず申込しました。その後いろいろアレンジしたツアーも増えたようですね。ゲルにも泊まって見たかったのですが、晩秋に行ったつもりが冬だったという笑えない旅でしたが面白かったのでもう一度行ってみたいくらいです。星空が奇麗でしたが私の中国製のスマホでは上手く写りませんでしたが、もしもiPhoneお使いでしたらいい写真撮れると思いますよ。いい天気で良い旅になりますように。

  寄せワンさん からの返信 2025/08/16 14:45:04

  Re: 長編 旅行記 ありがとうございました。

  エールありがとうございます。今月31日の出発です。 チベット旅行をした折に青蔵鉄道乗車を経験しましたが 人工物が全くない景色というのも 味わい深いものでした。