最長片道切符の旅・エピローグ

2024/03/29 - 2024/03/31

新大村でゴールしたあと長崎で2泊してから北海道へ戻ります。
写真は飛行機を乗り継いだ羽田です。
羽田のラウンジから撮った写真で、実際に乗った飛行機ではありません。

エリア 長崎

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JALグループ JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

3月29日15：08、新大村で最長片道切符の旅を終え、向かった先は長崎本線の旧線（通称長与線）の長与駅です。
長与には兵庫の知人の別荘があるのです。彼が長崎市で勤務していたときに建てた別荘なんですが、そこに泊めていただきます。

ちょうどいい時間（新大村滞在34分間）の、15：42発の長与経由長崎行の列車に乗り、16：47に長与で下車します。
意外にも長与駅は大きいし、エレベーターもありました。
知人が借りたレンタカーに乗せていただき長崎温泉喜道庵で汗を流します。

大村湾を一望する素晴らしい温泉です。
泉質も、炭酸が非常に多く素晴らしいし、源泉かけ流しなので塩素の臭いはしません。

温泉施設の休憩室のベランダからの撮影です。

これが知人の別荘です。

ログハウスです。別荘にしては大きくて驚きましたが、焼き物の工房まであり、地下には電気炉までありました。

海のすぐそばの別荘は羨ましいです。

夕食は知人が仕入れた牡蠣で焼き牡蠣と牡蠣鍋でした。

この旅では山形・会津若松・小松・神戸・福岡・大分・大牟田・長崎の8か所で友人・知人と楽しく会食をさせていただきました。なぜか九州に友人が多いんです。曜日が合えば鹿児島でも友人と食事したんですが。
それにしても、ゴールの新大村から1時間あまりの場所に知人の別荘があるというのは幸運ですね。

私は喘息があり、化学物質や煙にとても敏感で、ポータブルの石油ストーブや、石油ファンヒーターなどの排気ガスが室内に出るタイプの暖房機は使用しないようお願いしていましたが、うっかり知人が朝起きてすぐ、石油ファンヒーターを使ってしまい、まもなく消してもらったものの、いくら窓を開けても排気ガスの刺激が残り（タバコ吸った部屋は何日も残るのと同じ）、仕方なく私は外に出ていたのですが、朝ごはんは外のベンチで座って食べれるよう準備していだだきました。
ちなみに、前夜には室内で知人がコーヒーの焙煎をして煙が出て、PM2.5が3ケタになるほどの煙で（PM2.5測定器持参してました）喘息の咳が出ましたが、食品の煙はまだしも、鉱物燃焼の煙は最悪です。

午前中はもう一人のゲスト（愛知の人）と一緒に3人で学術会議をしました。外に長時間いてもさほど寒くない気温なのは幸いでした。3人はある学術研究会のメンバーで、私はその共同代表、愛知の人は研究会の設立メンバーという関係です。
3月14日に大阪で実施した学習会もその研究会のでした。

桜は七分咲きくらいだったでしょうか。

すぐ横はミカン畑です。

3月30日は大村のホテルに泊まります。
午後から北海道に帰ろうとすると北海道に着くのが晩遅くになってしまうし、マイルで飛行機に乗る場合、土日は朝出る便だけ必要マイルが少ないので、もう1泊した次第です。
本当は長崎市内でカントリーミュージックのライブバーに行ったり、軍艦島を見るなどを考えていて、長崎には3泊するつもりでしたが、ライブバーは閉店したと、直前になってわかったし、黄砂が来るということもあって急遽、長崎は2泊に短縮しました。
幸い、マイレージ航空券は1000円のキャンセル料でキャンセルできるし、31日の飛行機はマイルで予約できました。
以前はマイレージ枠が少なく、直前にこういうことはほとんできなかったですよね。
で、30日の昼に知人と別れ、大村駅近くでランチをしたのですが、ここでちゃんぽん食べました。

扇屋食堂 グルメ・レストラン

とっても美味しかったです。

でも、野菜は十分な量でしたが、麺が少なかったかな。750円という適切な価格でした。

大村駅はレトロなままですね。
2008年に長崎空港から鹿児島へ飛ぼうとしたら欠航になり、ここまでタクシーで来てJRに乗ったことがありました。
午後は無人駅ということでした。特急に乗る人は新大村駅に流れた結果でしょうね。

晩御飯ですが、昼に美味しいちゃんぽん食べたし、翌朝は早いので、適当にコンビニ飯をホテルの部屋で食べました。バターチキンカレーだったけど、意外と美味しかったです。実は近くのスーパーに行ったけど、美味しそうなものがなくてコンビニに行ったのです。最近はコンビニ飯も進化して、かえってスーパーより美味しいですよね。

3月31日、7：35長崎発の飛行機に乗りますが、バスで行くと7：02空港着で、時間の余裕がありません。バスは諫早発なので、遅れて来ないか不安もあり、タクシーで空港まで行きました。1930円かかりました。

長崎空港は世界初の海上空港と言われています。ここで言う「海上空港」とは、本土から橋（もしくはトンネル）を使用しないと行くことができないという意味だと思います。
大分空港も大部分が海を埋め立ててますし、長崎空港よりも先に完成していますが、大分空港は「海上空港」とは呼びません。
羽田だって、現在のは全て東京湾を埋め立てて造ったので、そういう意味では海上空港ですが、実際は海上空港とは言いませんよね。

いつもなら離陸前などの飛行機からの写真を撮るのですが、直前に便を変更したので通路側の席しかなく写真がありません。まあどうせほとんど雲の上で景色は見えなかったようですが。

羽田で旭川行きに乗り換えますが、1時間ほど時間があり、ラウンジで休憩します。楽天やイオンのゴールドカードがあれば無料です。

ちなみに、長崎空港のラウンジを利用しようとして楽天カードを出したら「期限切れのカードです」と言われてしまい、イオンではダメなので利用できなかったのですが、どうせ15分くらしか利用時間がなかったし、なにせ普通の待合室が空いていたので問題なかったですが、カードの期限を確認するという教訓を得ました。
楽天カードは実店舗利用しないのが大きな要因でした。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

長崎からの飛行機は、ターミナル南端に着いたのですが、旭川行きの飛行機のゲートは北の方にあって遠いですが、良いものがありました。
自動運転の車いすです。
タッチパネルで目的地を選択するだけです。
降りるときはどこで降りても自動で戻ります。
初めて利用しましたが、とても便利です。
無料なのに誰も使っていなかったです。
100円入れても良いから使いたいですね。

走行中は一時停止のボタンを直ぐに押せる画面です。

試しに一時停止すると再開画面が出ます。

降りたら「戻る」などを指示せずとも勝手に出発地へ戻って行きます。

羽田10：55発の旭川行きです。
長崎→羽田→旭川は、週末でも早朝は10000マイルで乗れます。
福岡→千歳は9000マイルなので、とてもお得です。

長崎→羽田は隣に柔軟剤の臭いがする男性が座っていましたが、羽田→旭川は空席で良かったです。斜め前も空席でした。
日曜の午前に羽田を出る旭川行きは空いていることが多いのですが、春休みのせいか満席近かったですが、隣が空席になる可能性のある座席を指定して、狙い通りになりました。
長崎→羽田は、上空の気圧が低いときに息苦しくなりました。
長崎では黄砂や焙煎の煙、石油ファンヒーターの煙などで気道が狭くなっていたようです。（喘息は気道が狭くなる病気なのです）
柔軟剤の影響もあったのではないかと思います。
昔はタバコ臭い人に困ったものですが、最近はタバコ率が下がったものの、柔軟剤率が上がって困ってます。
旭川便では息苦しさは少なかったです。

自宅に着きました。
まだ25㎝くらい積もっていますが、雪景色が懐かしく、ホッとする気持ちになります。

お土産は長崎空港で買ったクルスという長崎では昔からある銘菓。
九州のお菓子は甘ったるいものが多いですが、これは甘さ控えめで大好きです。

こちらは大村駅近くの観光案内所で買った茹で落花生。
炒ってないないので芋のような触感で、千葉や鹿児島の鹿屋など、落花生の産地でしか買えないのですが、大村も産地とは知りませんでした。
最近は旭川でも生産されていますが。

とちの実せんべいは珍しいので高山で買って2週間持ち歩きました。

旅費は、乗車券がジパングクラブの3割引きで63,670円。
特急券、グリーン券が65,910円。かなり特急に乗ったし、グリーン車もある程度使ったので、乗車券と同じくらい（少し多い）になりました。

乗り越し料金や、自宅から稚内までの分、新大村からの分などを入れると6970円です。帰りの飛行機はマイルで乗りました。

宿泊費は37泊で22万7520円ですが、事前決済でじゃらんのポイントが10%になるのや、東横インは10泊すると1泊無料になるので、実質20万円くらいでしょう。
1泊平均6150円です。
37泊のうち、夕食は10回、朝食は29回付き、温泉は9泊あったのにこの価格で済んだのは、季節的なこともあったし、頑張って安い宿を探した甲斐もありました。安かろう悪かろうの宿もありましたが。

飲食費は、1/4は夕食付の宿だったし、友人にご馳走してもらうなどで、ご馳走食べた割には安く済み、39日間合計で約8万円で、1日あたり2000円程度で済みました。

その他、お土産や観光施設の入場料、バス代などは約1万円かかりました。

しめて約42万円になりました。

もしもこの旅行をしなければ別の旅行をしたり、札幌ドームへコンサドーレの試合を泊りがけで見に行ったりしたし、旅行をしなければ自宅での飲食費や光熱費が多くなる分を差し引くと、この旅行による出費増は20万に満たないでしょう。
また、一部は税金の必要経費にできるので、実質的にはもう少し少ない出費になります。